鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第202話 7/28(木) 決意に燃えるインターハイ

 

 

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セミのけたたましい鳴き声のせいで、嫌でも眠気が取れてくる朝。

 

鴨志田卓率いる秀尽高校バレーボール部は…大型バスによってインターハイ会場のある山口県へと向かうことになっていた。

開会式の開始時間の都合上、前日に行って泊まっておく方が良いのである。

 

現在は、集合場所にて集まっているかを確認して居るところ。

 

 

鴨志田卓

「…よし、全員居るな?出発前にちょっとだけ話すぞ。」

 

そう言いながら見る視界には、沢山の部員たちが。

 

うちは、実際に試合に参加するメンバー以外にも男女それぞれ2年生3年生ほぼ全員を連れて行く大所帯。

クラス1つ分くらいの人数が、夏休みだと言うのに大集合してくれている。

 

鴨志田卓

「よし、皆…集まってくれてありがとう。インターハイ終了までかなり日があるが…合宿のようなものだと思って楽しんで欲しい。」

 

 

 

鈴井志帆

「飛行機とか無かったんですかー?」

 

朝から元気な鈴井が手を挙げて質問する。

 

鴨志田卓

「俺も飛行機には乗せてやりたかったんだが…今回は、かなり注目を浴びることになる。全員を何回かに分けて飛行機に乗せて連れてくるバレーボール部が優勝なんてしたら相当話題になるからな。こればっかりは我慢してくれ。」

 

その分サービスエリアでの飯とかは奢るから、と伝えて部員たちに落ち着いてもらう。

落ち着くどころか盛り上がった気がするが、不満は無くなったので良しとする。

 

鴨志田卓

「作戦はこれまでしっかり研究した。これなら、穫れると思う。」

「チームメンバーだけじゃない、部員全員が重要な作戦だ。ありふれた言葉だが…皆の心を1つにして、絶対優勝する気で行こう。」

 

それを聞く皆の顔はよく締まっており、特に実際に試合へ出るメンバー達は綺麗に仕上がっていた。

特に三島なんて、原作の姿を見たことあるからこそ見違えて見える。

服の上からでも、腕や足に筋肉による起伏ができてきていることがわかる。

 

怪盗団のグループメッセージで自慢している内容曰く、渋谷のジムにて指導を受けているのだと。

 

イマドキの若い女の子である真、双葉、春相手にはドヤ顔筋肉自慢があまりウケず。

お通夜みたいな雰囲気の三島をなだめるのは大変だった記憶がある…

 

 

雨宮蓮はその異次元の吸収力でみるみる育っているとはいえ普通にバレーボール始めてから3,4ヶ月の人なので試合には出ないのだが、異常にキメ顔が上手く…ウチの主将より主将っぽい雰囲気を出していた。

敵チームがこちらの戦力を誤認してくれたら嬉しいのでそのままにしておく。

 

 

 

そして、話は部員たちへのサプライズについて。

 

鴨志田卓

「飯だけじゃあ、特別感が無いと思って…実はこんな方をお呼びしてあるんだ。」

「すみません、良いですか。」

 

呼びかけに応じて、1人の記者が前に出る。

 

大宅一子

「ども、毎朝新聞の大宅です。」

「今回のインターハイの全日程、付きっきりで取材させてもらいますので。」

 

途端に響くどよめき。 全日程?付きっきり?などなど口々に左右の人の顔を見て話しだす。

 

鴨志田卓

「この夏の大一番は、勝っても負けてもどデカい記事になる。」

「優勝すれば希望者は全員!一対一のインタビュー記事が載るぞ!親御さんへの報告にも、友達への自慢にもバッチリだ!」

 

 

部員たち

「マジ!?」

 

部員たち

「これって女子もいーの?凄っ!」

 

部員たち

「すっげ、俺達有名人じゃん…」

 

部員たち

「彼女できっかな…」

 

部員たち

「逆に振られるんじゃない?アンタ内面カスなんだし。」

 

 

 

 

部員たちのどよめきが5倍増しになる。

 

流石に話すことができず、腕時計を見ればバスの時間にも余裕があるため自然に落ち着くまで待っていると…

 

大宅さんが三島と目を合わせてウインクしていた。

三島の表情が驚きやら特別感やら優越感やらによってゲーミング発色しているのは、視野がくっそ広い雨宮くらいにしか気づかれていなかった…

 

 

 

 

 

この世界に、鴨志田卓の体を借りて降り立った以上。

バレーボールには絶対に向き合う必要がある。

そう思い、全力で今日という日まで取り組み続けてきた。

ハッキリ言って、原作知識の導きがある改心よりもよっぽど難しいこと。

 

しかし、できないとは思わなかった。

鴨志田卓の体が、世界一になった経験を覚えている。

鴨志田卓の心が、その記憶を取り戻している。

 

(鴨志田卓が『改心』したと言うには…秀尽高校の体育館で泣き言話すだけじゃあ、あまりに舞台が狭すぎるんだ。)

(キッチリ謝って!お詫びに部員達にインターハイ優勝の景色見せてやって初めて!鴨志田卓は改心したって言えるんだ!!行こうぜ!!)

 

『…ああ、そうだな。』

 

その呼びかけに、心は応えてくれた。

 

 

 

 

 

インターハイが始まる。

 

 

 

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