鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第21話 4/11(月) 別視点:無理難題

〜〜

〜〜

 

 

※ある女子生徒視点

 

 

校長室の扉を開き、中に居る人物と話す

 

 

校長

「始業して直ぐに、悪いね。」

 

女子生徒

「いえ。どうされました?」

 

校長

「始業早々なんだが、折り行って頼みがある。君にしか、頼めない事だ。」

「君は本当に素晴らしい生徒だ。皆の模範となる、この学校の騎士だよ

推薦の件も、準備を進めている。」

 

女子生徒

「…ありがとう、ございます。」

 

表情が少し曇る。

こういった持ち上げ方をする時は、決まって何か難しい依頼をしてくるのを彼女は知っていた

 

校長

「2年に転校してきた子が居るのは知ってるかい?」

 

女子生徒

「いえ…」

 

 

校長が、無言で資料を出してくる

中には、暴行事件を働いたという生徒の記録と、事件が発生した当時の新聞があった

 

女子生徒

「これは…犯罪歴、ですか」

 

校長

「うちの学校に、こんな不届き者が居てね。今が、正義を成すべき時だ。」

 

女子生徒

「正義とは、具体的に何を?」

 

校長

「この、雨宮蓮という生徒を退学させなさい。」

 

女子生徒

「!?」

 

校長

「方法は任せる。少しでも学校で問題を起こせば退学になる身だ。

何かをけしかけても良いし、君の信用を使って、この事実を公開しても良い。生徒会長の言葉だ。風紀委員なり、幾らでも流布に協力してくれる人は居るだろう?」

 

女子生徒

「…。」

 

校長

「繰り返すが、彼は極悪人だ。夜中に、酔った人を狙って暴行したんだぞ?隙を見せてみろ、これ幸いと喰らいつく人狼だ。」

 

女子生徒

「…その、」

 

校長

「さて、始めなさい。推薦の件は、この話が終われば書面を作ろう。」

「生徒会長にも関わらず、学校に巣食う悪を成敗できない者には…不要なものだろうがね。」

 

女子生徒

「……。」

「わかり、ました。」

 

校長

「いい子だ。」

 

校長はニッコリと笑いかける

 

 

 

 

よく覚えていないが、2,3会話をしてから校長室を出た気がする…

 

廊下をぼんやりと歩いていると、鴨志田先生が居た

なぜか両手にレジ袋を持っており、

それぞれ大量の絆創膏、ビックバンバーガーの紙袋が入っている

 

 

鴨志田

「ん?どうした、遂に受験生生活が始まった事に絶望でもしたのか?」

 

女子生徒

「…それなら、もっと目が死んでます。」

 

鴨志田

「まだツッコミに回る余裕はあるようで良かった。バーガー食うか?学校で食うジャンクフードは美味いぞ〜」

 

女子生徒

「…遠慮します。油、多すぎますし」

 

鴨志田

「ならこのビーナスサラダだな。存分に回復すると良い」

 

女子生徒

「…ありがとう、ございます」

 

押しに弱く、受け取ってしまう

押しに負けて了承してしまった後だから、余計悲しくなった…

 

 

 

 

 

 

鴨志田

「…なんだ、何があったのかは知らない。

新島も、俺が何をやっているところなのかはわからないだろ?」

 

私、『新島真』は、改めて鴨志田先生を見る…

 

新島真

「…部活動の差し入れにしては、少ないですよね。1人にしては多いけど…」

 

鴨志田

「そうだ。表面でわかる情報はそれだけ少ないってことだな」

「だから、会話をする、観察することで

どんなことを考えているか、何をする予定なのかを知ることができる。」

「先生は、今日仕事を早く上がることができてな。居候とビックバンバーガーを食うんだ。」

 

新島真

「居候…?」

 

鴨志田

「ほら」

 

!!

絆創膏入りのレジ袋の中に、猫が居る…!

 

モルガナ

「にゃーん」

 

鴨志田

「借りてきた猫みたいな大人しさだろ。ちゃんと言う事聞いて偉いんだ」

 

モルガナ

「にゃああん!!」

 

鴨志田

「慣用句だ、慣用句」鴨志田先生が、猫を見て話していた

 

新島真

「ね、猫、飼ってたんですね…」

 

鴨志田

「はは、これは内緒だぞ?撫でて良いから許してくれ」

「ま、先生が言いたいのは…

困った時には何でも相談しろ。言ってくれないと、よく観察でもしない限りわからないからな。…って事だ。

観察しても、なんかの理由で落ち込んでる事しかわからなかったから。

とりあえずカロリー摂れば元気が出るかと思ったんだ。

脂肪と糖は、活力を与えてくれるぞ?」

 

新島真

「…。」

 

愛嬌のある猫の下顎を触ると 

気持ちが上を向いた気がした

 

 

(…そうだ。雨宮蓮の人となりを観れば良いのよ。

退学だとか、排除しないでいい人であると分かれば…それを校長先生に言えばいい。

本当に悪い人物と分かれば、退学に追い込む罪悪感も無くなるじゃない。)

 

新島真

「ありがとうございます。解決できそうな気がしてきました。」

 

鴨志田

「ん?まぁ、それなら良かった。詰まったら何時でも俺に言うんだぞ」

 

新島真

「はい。」

 

(そういえば…)

(鴨志田先生、こんな親身な話をする人だったかしら?)

 

 

雨宮蓮監視の、準備をする必要がある。

前向きな気持ちで、カップに入ったサラダを食べながら家に帰った…

 

(うーん、ドレッシングがこんなに濃いと、サラダでも健康的とは言えないんじゃ…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鴨志田

「さて、駐車場に行こう。」

 

モルガナ

「にゃう、にゃあふ。」

 

鴨志田

「ああ。潜入開始だな。」

 

鴨志田

「それにしても、このタイミングでの落ち込みは何に対しての落ち込みなんだ…わからん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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