鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
【王墓の魔砲】の暴発による衝撃波が収まると、
そこに人柱の王墓の姿は消えており。
地面に倒れる
双方、恐ろしい耐久力だ。
三島由輝
「うおお、ナイスガード!」
奥村春
「あ、あれってガードなのかな?」
新島冴
「自爆…?」
新島真
「総攻撃、今!」
動じないクイーンが号令をかけ、総攻撃。
一緒にDOWNしている俺以外の全員で、シャドウ獅童のHPをガッツリと削りにかかる。
総攻撃に慣れてないビショップにハイヒールで踏まれていたが、まぁご褒美の範疇だろう。
このまま撃破もかくやといったところで、全方位への衝撃波が怪盗団を吹き飛ばす。
攻撃ではなく危機を脱するための波動にダメージはほぼ無く、
空中で体勢を立て直して各自いい具合に着地していく。
今回はパピヨンも着地に成功したが顔面でモナを受け止めてひっくり返っていた。
シャドウ獅童の付近には…意図的に吹き飛ばされなかったクロウのみ。
最初から、吹き飛ばす対象に選ばれていなかった。
そのスーツを脱いだシャドウ獅童は、エキスパンダーを巻いた筋骨隆々の身体で地面を殴りつける。
青紫の炎が円形に広がり…不可侵の領域を生成。
中に残るは、クロウとシャドウ獅童だけ。
その力でエキスパンダーは破壊され…みるみるうちに、シャドウ獅童の筋肉は赤熱。
シドウ・サマエル・マサヨシが…クロウと共に舞台に立っていた。
シャドウ獅童
「従順な人形風情が…」
「よくも、ここまで邪魔をしてくれたものだ!」
(マジ!?タイマン強制はロイヤルの追加パターンだろそれ!!!)
(…いや違う!アレは服脱いだ後にかなり削り入れた後の最終盤面に使う技の筈で…こんな早期に向こうからぶち込むやつじゃない!)
…。
獅童正義は、P5Rにて。
目標を達成間近に路傍の石に躓くわけには行かないと言った。
女を連れ込む邪魔をしてきたから人生を壊してやったガキが、復讐しに現れた為にである。
つまりは、愚息である明智吾郎とのより強い因縁であるのならば…その歪んだ認知の
今まで、偽りの『期待』しか向けなかった彼に。
本物の感情と、本物の視線を送るのではないだろうか。
佐倉双葉
「中に入る方法探す!耐えてて!」
鴨志田卓
「いや。耐えるんじゃなくて…そのまま倒しきってしまえばいい。」
明智吾郎
「!」
鴨志田卓
「獅童本人が、お前を呼んだんだ。」
「今のお前を見せつけてやれよ、クロウ。」
明智吾郎
「…」
「ありがとう、先生。」
…。
※明智吾郎視点
赤熱した筋肉に、悍ましいほどの力を注ぎこみ…震わせて。獅童は話しかけてくる。
シャドウ獅童
「身辺整理は済んだか?」
明智吾郎
「ええ、お陰様で。」
シャドウ獅童
「こうしてみれば…よく育ったな。あの女の面影がある。」
明智吾郎
「わかります?髪の色は貴方譲りなんでしょうけどね。」
「あっすみません。もう確認する方法がないか。」
シャドウ獅童
「…動揺しないか。」
明智吾郎
「改めて、冷静に見ましたから。それに…貴方みたいに取っ替え引っ替え女漁ってたクズの犯罪者と話す機会があったんですけどね?」
明智吾郎
「抱いた女の顔って、案外覚えてるものなんですね。僕としたことが…すっかり、獅童さんが俺の血筋を感づいた上で利用してる可能性を失念してました。ハハ、馬鹿みたいですよね。」*1
シャドウ獅童
「そうだ。お前は随分…扱いやすい人形だったよ。適当に褒めて手懐ければ、自在に踊る。」
「我ながら、いい種を蒔いたものだ。お陰で、俺は天下を取れる。」
「もうお前の花は味わった。用済みだ、畑の肥やしにでもなればいい。」
明智吾郎
「…はは。ふふっ、くっ。」
堪えきれぬ…嘲笑が溢れる
シャドウ獅童
「何がおかしい。」
ズレた、赤い仮面を整えて。
その衣装を…
奴が放つ、漆黒のオーラに対して…こちらも、真紅のオーラを迸らせる。
明智吾郎
「『全部』だよ!!!」
「やっと…目から鱗が落ちた!お前の言葉って、こんなにも…心に響かねぇものだったんだな!?」
「どうして早く気づかなかったんだろう!けど、俺さ!まだ間に合うんだ!外を見ろよ!」
不可侵の、炎の輪の外に集うのは。
どこからともなく湧き出てきたシャドウ達を潰しながら、こちらに視線を寄越してくれる。
明智吾郎
「俺は幸運だ!2度もチャンスを与えられたんだからサ!」
「今度は間違えねえ!お前を…徹底的にブチのめしてやる!」
シャドウ獅童
「…なら、問答は無用か。」
「今更、貴様のような過去の汚点如きにつまずく訳にはいかん!」
「しつけてやろう、愚息め!!」
自身の持つ、『親子関係を知っている』という手札の効果がないのを確認してから。
エキスパンダーでギチギチに固めて醸成された、赤熱する筋骨隆々の大男が。格闘技の構えを取りながら手招きする。
(赤い筋肉。バカスカ置かれてるダルマと合わせて筋肉ダルマって事か?)
(…けど。)
明智吾郎
「ヒャハハッ!何も怖くねぇよ!!」
「もっとデケェの知ってっからさぁ!!」