鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第246話 8/21(日) 修学旅行の足音

 

 

三島由輝

「…そっか、修学旅行!」

「いやけど、2年生だけだよね?」

 

 

楽しいイベントを前にして、ルブランのテーブルに突っ伏して呻く状態から復帰する三島。

口に出すのは当然の疑問。

 

 

鴨志田卓

「その修学旅行なんだが…校長がどうにか頑張ってくれてな。引率に一部の3年生も参加して貰う事になったんだ。」

 

奥村春・新島真

「!!」

 

鴨志田卓

「勿論、自由時間は山程あるぞ!それに、個人的に購入したチケットを双葉にプレゼントだ!!」

 

佐倉双葉

「おおお〜〜!」

「いいの!?」

 

佐倉惣治郎

「良かったじゃねぇか。楽しんで来い。」

 

 

原作だと、怪盗団の騒ぎとかでてんやわんやしていたり、教師達の意欲が薄いせいで必要になった三年生の引率。

コレを意図的に引き起こしたのだ。

 

校長が秀尽高校がインターハイ優勝したのに浮かれて大量の取材を手配してしまったら、撮影日のスケジュールの兼ね合いなどで教師の数が足りなくなってしまった、と。

これまでの校長先生の性格からしてもごくごく自然なトラブルを発生させ、修学旅行に三年生が参加する必要を作ったのである。

 

そういった事情を俺から説明すれば、2人は信じてくれた様子で。

 

新島真

「まさか、もう一回だなんて…」

 

奥村春

「ね。高校生の修学旅行って人生に一度きりだから。」

「…お友達がいる中での学校行事。ふふ、楽しみ。」

 

喜ぶ2人を尻目に、

死ぬぅ…状態のモルガナをそのままにしてウキウキとチケットを受け取る双葉。

 

佐倉双葉

「♪〜。…ん、これ…真ん中の席?」

「は、ハワイって大体8時間くらいだから……よ、よし。」

 

新島真

「…大丈夫?」

 

佐倉双葉

「おう。今、私は…オムツを履く覚悟を決めた。」

 

清々しい…決意を帯びた表情で、双葉はそう言い放った。

トイレの為に、知らない人にどいてもらうよう話しかけるくらいなら。いっそ潔く切腹(おむつ)をする、と。

 

 

(な、なんたる決意…!どうしよう、種明かししてやりたいけどどう転がってくか見たい面白い誤解が生まれちゃったな…)

 

 

新島冴

「心配は無用よ。その両隣、私達だから。」

 

 

鴨志田からの視線を合図とでも解釈したのか、

冴さんが懐からチケットを取り出し…それに呼応するように、明智もチケットを出してみせる。

 

 

明智吾郎

「隣に他人が居ると不安だろうと思ってね。知り合いで固めようって。」

「勿論、付けたいなら付けてもらっても構わないけど?」

 

 

ヒラヒラとチケットを揺らして、愉快そうに笑う明智。

 

 

佐倉双葉

「…。」

 

 

無言で、傍らのノートパソコンを開く双葉。

カチャカチャと、何か操作し始める。

 

 

明智吾郎

「…何を?」

 

佐倉双葉

「お前のアカウントでエロ本買ってる。」

「送り先は警視庁でいい?」

 

明智吾郎

「い、良い訳ねぇだろっ!」

 

佐倉双葉

「安心しろ、10円セールだ。」

 

 

双葉の人物像を既に明智はよく理解している。

こう言っていたら…本当にやる女だと。

 

だから焦った。対面に回り、シュッとノートパソコンを引き抜いて持ち上げる。

 

 

佐倉双葉

「あ〜!私の!」

 

明智吾郎

「流石にそれは看過できないからね…購入手続き手前!?」

 

新島冴

「ハッキング…流石の腕前ね。」

 

新島真

「この場合は嗜めるべきじゃない?」

 

…。

竜司や三島のように弄ると普通に社会的に殺そうとしてくる双葉。

明智吾郎は今後、彼女をあまりからかわないようにする事に決めたのだった…

 

 

 

閑話休題。

 

 

 

喜多川祐介

「それにしても…俺だけ、ロサンゼルスか。」

 

 

ちょっと悲しそうにする祐介。

 

 

坂本竜司

「良いじゃん。美術館とか行ってこいよ。」

 

喜多川祐介

「…そうだな。寂しいが、見識を深めてくるとしようか。」

 

 

流石の偽神といえど天気までは操れないだろう。事実、これまでの天気予報はずっとP5原作と同じだった。

つまり…飛行機の行き先が変わって祐介はハワイに行ける事になる。

 

けどそれを言ってしまうとあまりにも預言者なので言えない。歯痒い思いをしながら、文化祭は来てくれなんて気休めの声をかけようとすると…そのまま祐介は立ち上がり。

 

 

喜多川祐介

「だが、やれるだけのことはやっておくとしよう。」

 

佐倉惣治郎

「?」

 

喜多川祐介

「吾郎!竜司!雨乞いに行くぞ!」

 

坂本竜司

「はぁっ!?」

 

明智吾郎

「どこにどう乞うんだよ…」

 

喜多川祐介

「当然!当日の飛行機にだ!」

「洸星の飛行機をハワイへ不時着させるぞ!!」

 

モルガナ

「不時着したらどう考えても修学旅行どころじゃなくなるだろ…」

 

雨宮蓮

えぇ…?

任せろ

キェェ〜ッ!

 

えぇ…?

任せろ←

キェェ〜ッ!

 

 

喜多川祐介

「心強い!名前に雨があるんだ、成功率が上がる!」

 

明智吾郎

「なんで俺達より乗り気なんだよ…」

 

 

喜多川祐介と雨宮蓮が外へと飛び出して行ってしまう。

 

 

明智吾郎

「じゃあ、お先に失礼?あのバカのテロリズムを止めてくる。」

 

坂本竜司

「俺も。バカリズム止めてくる。」

 

 

ドタバタとしながらも、伝えたいことは伝えられた。

穏やかな、夏休みの日曜日が過ぎていく。

 

 

鴨志田卓

「じゃあ、伝えたい事も伝えたし…お開きにするか。」

「よければ、カレーを頂いてから帰っても?」

 

佐倉惣治郎

「あいよ。午後からの為に仕込んでんのがある、待ってな。コロッケ付けとくか?」

 

佐倉双葉

「私も!コロッケ2個な!」

 

三島由輝

「右に同じく!」

 

奥村春

「私も貰おっかな。コロッケは1つで。」

 

 

自由解散となりつつも、カレーの注文が積み上がった。

*1

 

新島真

「お姉ちゃんは?」

 

新島冴

「うん、私も食べて…後は寝る。目標は16時間ね。」

 

新島真

「8時間睡眠の2倍…」

 

 

 

 

 

*1

コロッケは第201話にて記載ある独自解釈

↓経緯↓

東郷一二三がカツカレー好き(公式設定)→それを聞いた雨宮蓮がルブランのカツカレーを試作→美味しかったので揚げ物メニュー増やそうぜって惣治郎に激推し、双葉が援護→カレーコロッケ完成






★おまけ 別選択肢


雨宮蓮
えぇ…?
任せろ
キェェ〜ッ!

えぇ…?
任せろ
キェェ〜ッ!←

佐倉双葉
「おおっ、本格派!」

明智吾郎
「迷信に本格もクソもあるかよ…」

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