鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
記念しまして、残る日常パートのうち修学旅行開始までは毎日投稿します!
(投稿ミスなどあればすみません)
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朝
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渋谷駅、ブチ公の向かいにある緑の電車横あたり。
大多数の大衆にとって夏休み最後の日曜日。父親達が子供を連れ出そうと駅にごった返し…路上ミュージシャンが落ち着いた曲調のギターを鳴らす。
朝の演説を終えたばかりの吉田寅之助と、演説中に横で看板を掲げていた雨宮蓮が会話していた。
吉田寅之助
「…きっと、君や明智吾郎くんのような若人が、怪盗団たりえる人材なんだろうと思う。
私や蔵元弁造くんのような大人だけでは…あのような爆発力は生まれないだろう。」
吉田寅之助
「君に、怪盗団と関わりがあるのなら。私の話術や演説術を伝えても構わない。明智君のように弁が立つ者であれば不要だろうがね。」
雨宮蓮
ありがとうございます
何のことだか…
きっと怪盗団にも役に立つ
ありがとうございます←
何のことだか…
きっと怪盗団にも役に立つ
吉田寅之助
「随分素直だ。…それでいい。」
「怪盗団が腐敗を浄化してくれたお陰で…争っていた私達が全て座っても余るほどの空席ができる。
「その空席に、過去の私のように邪な心を持つものが座ってはならない。私達は協力して…この激動の時代を腐敗から守る事になる。」
「今年の選挙期間…いや、それ以降も忙しくなるだろう。」
「それまでの間とはなるが…私が持つ技術であれば好きなだけ吸収していってくれ、若人よ。」
寅之助からの、厚い信頼を感じる…
…。
原作にて…吉田寅之助は一切雨宮蓮の怪盗業を見ないまま、彼を怪盗と見抜く。
それと同様に、寅之助は彼を只者ではないと認知していた。
まぁ原作とは違ってガチの一般人ではあるのだが…
改心祭りにて廃人化を依頼していた者は軒並み検挙されている現状。大物政治家の大江を筆頭に、獅童の太鼓を持っていた議員など派閥が丸ごと一つ潰れた訳で。
政治家界隈は異例の頭数不足に苛まれることが予想されていた。
具体的には、限りある席を賭けて争っていた蔵元チルドレン達が結束し全員収まっても問題ないほどに。
裏では策謀を巡らせても表面上では交流のあった彼らは…それぞれ己のマニフェストを胸に、この東京を、ひいては日本を良くするために政界に飛び込んでいく。
吉田寅之助
「何か君や…君の友人が困ることがあれば、いつでも頼って欲しい。」
「政治家は個人で人助けをするにはしがらみが多い職だが…その時に出来ることで、必ず君の力になってみせる。」
雨宮蓮は力強く頷き、握手を交わして。
その足で
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昼
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※鴨志田卓視点
打ち上げ。
獅童正義撃破からの怒涛の展開を終えて。
夏休みが終わる前にとセッティングしたそこは…原作コープ活動で時たま登場するも、怪盗団が足を運んだのは鴨志田後の打ち上げのみであったあのホテル。
高級ホテルの、一人8000円するようなバイキングである。
新島真
「壮観…」
佐倉双葉
「宝石箱や…」
三島由輝
「食べるときに言う台詞じゃん」
喜多川祐介
「ん?奥村さん、持っていた鞄は?」
奥村春
「?」
「預かってもらってるけど…?」
喜多川祐介
「…ロビーのあれは、その為の人員か…」
坂本竜司
「いよっしゃ!肉、肉、肉〜…!」
明智吾郎
「おい野郎共、叩き込んだマナーを忘れたとは言わせないよ?」
「もうこの年齢だと、騒いでも許されるのは女だけだよ。粛々と味わうように。」
坂本竜司
「おう!さっきから胃がシュクシュクしっぱなしってもんよ!」
喜多川祐介
「胃薬は持ってきた。目指すは腹18分目だ。」
明智吾郎
「…。」
「先生、最悪あの2人は置いて帰ってくれ。」
鴨志田卓
「大丈夫だ、全員必ず生きて帰ろう。」
「このバイキングを『攻略』してみせる…行くぞ。」
モルガナ
「おうっ!」
明智吾郎
「…。」
「意外だね、三島くん。馬鹿共と違って落ち着いていられるなんて。」
三島由輝
「いや〜…はは。」
「実はこの為に丸一日食事を抜いたら元気が出なくって…。」
明智吾郎
「…。」
新島冴
「明智くん、早く行かないと人気のメニューが無くなるんじゃない?」
明智吾郎
「…ああもう、わかった。」
「学生らしく派手に楽しもうか。」
喜多川祐介
「任せておけ、俺は胃薬を持ってきているからな。」
明智吾郎
「それの世話にだけはならないからな、絶対に。」
取り付く島がどこにも無い事を悟り、明智が腹を括る。
獅童正義をどうにかした為に、接触して因縁が生まれて困るものも居ない。ならばペルソナファンとして行かない道理はないだろう。
予約時や入店時の訝しんだ質問には、クラブ活動の打ち上げって雰囲気を出して誤魔化してある。
仕切りで区切られているような半個室のような区画(要予約 追加料金)を抑えているために、モルガナも人目につきにくい安心のセッティングだ。
ただ、最初の移動中などはどうしても人目についてしまう。
どこかの課長
「あれって明智くんじゃないですか?」
どこかの部長
「本当だ、あの…認知訶学とかいう…」
「やっぱり、実入りは良いんだろうなぁ…声掛けようか。」
どこかの課長
「いや、友人とのプライベートを邪魔したら心象が悪くなるのでは?」
「このご時世、人の迷惑を無視した取材なんておこなっちゃあ、改心されちゃいますよ…」
どこかの部長
「むぅ…しかし学校に直接伺うよりは…」
ひそひそと視線を貰いながらも、我関せずの姿で準備を整え。
現行の心の怪盗団全員での食事会を開始する。
雨宮蓮
計画通り
話は聞かせてもらった
奇遇ですね
計画通り
話は聞かせてもらった
奇遇ですね←
奥村春
「わ、雨宮くん。偶然!」
坂本竜司
「な訳ねーだろ!予約席だぞここ!」
雨宮蓮を添えて。
…。
坂本竜司
「うぉっほ…とろける…」
喜多川祐介
「美しい…」
明智吾郎
「うん、数合わせみたいなメニューが1つも無い。ディナーに来るともっと高いんだろうね。」
奥村春
「3人ともすごい量…食べ切れるの?」
明智吾郎
「無計画な馬鹿2人は置いておくとして、俺なりに年相応を考えた結果だよ。」
「全種類コンプリートしたら、満喫したって言えるだろ?…あ、ステーキ注文したの僕です。」
注文すると持ってきてくれる物まで含めてコンプリートを狙う明智に、無計画に欲望の赴くまま食べる2人。
鴨志田卓
「コンプリート、いい響きだよな。」
「限界が来たら俺に回してくれて良いからな。」
俺は各自の状態や原作で発生したフードファイトを鑑みて、美味しそうなスイーツを少しだけ食べる程度に留めていた。
そこに居る奥村春と同じくらいの食事量である。
三島由輝
「そんな少しでいいの!?勿体ない!」
佐倉双葉
「
鴨志田卓
「ある意味、こっちの方が贅沢な楽しみ方と言える。元を取る気のない気ままなビュッフェってのもオツなもんだぞ?」
新島冴
「そういえば、オリンピック経験のあるアスリートなら…食事制限したことも多かったんじゃない?」
三島由輝
「あ〜…、プロテインオンリー生活。」
鴨志田卓
「ハハ、ボクサーなんかに比べたら可愛いものだけどな。」
「若いうちは、兎に角肉体を育てるのに沢山食べた方が良い。三島も沢山食うんだぞ?」
三島由輝
「おう!…正直言うと、空腹に突然どか食いしたら胃がびっくりしちゃってて…双葉の三分の一も行けてないというか…」
鴨志田卓
「ああ、それは双葉が凄いだけだから気にしないで良いぞ。」
佐倉双葉
「
奥村春
「…仕切りのある席で良かったね。」
新島真
「同感。」
2人はどか食いする双葉をどこか微笑ましく見つめ、仕方ないと笑っていた。
…。
バイキング開始から20分。初速の空腹感も満たされてきて、美味しい高級料理を理性的に楽しむような時間。
そろそろ、皆の間に会話も混じってくる。
(男性陣、マジで喋ってなかったからな…)
坂本竜司
「つか、達成感っていうの?なんか薄くね?」
三島由輝
「わかる!反応悪い!TVでもボコボコ報道してるにしては怪盗ムード流れてないよね。もっとこう…怪盗チップス!怪盗チョコレート!とかさ。」
新島真
「そういう方向性の組織じゃないでしょ?」
奥村春
「怪盗ハンバーガー、作ってみる?『貴方の心を奪う一品』…」
喜多川祐介
「仕事か?」
佐倉双葉
「む?」
新島冴
「企業にデザイナーと技術者…商品開発にはもってこいの集まりね。」
「改心で心が整うから健康路線なのか、心を奪う表現からカロリー満点の物にするかはどうするの?」
明智吾郎
「…オクムラフーズをスポンサーに出し過ぎじゃないかい?」
「けどまぁ、あまり大衆に受け入れられてないのは事実だよね。俺の評判はだいぶ上がったけど…『心の怪盗団』に群がってこない。」
「大半が、メディアを賑わせるニュースの1つとしか考えて居ないように感じる。」
鴨志田卓
「誰かを改心して欲しい、ヤバイ奴に絡まれて困ってる人達からは連絡が来るんだ。仕事には事欠かない。」
「加害者でも被害者でも無い、無関心な奴らをどう振り向かせるかが課題だな。」
(ま、認知についてはメメントス改心させたら大丈夫なんだ。何も焦らなくていいって分かってるの気楽で良いなぁ。)
(ヤルダバオト対策だけちゃんと進めといたら良い。)
(…今の日常を、悔いがないように味わっとかないと。)
時折真剣そうな話題も交えながら、ホテルバイキングのひとときは続いていく…