鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
笑い声が聴こえる。
俺の事を、馬鹿にしてる声に違いない。
『くすくす。』
『貴方は空気。居ても居なくても変わらない。』
『くすくす。』
『皆、貴方を無視してる。何も周囲に影響を及ぼさないから。』
『誰も貴方に期待してない。』
『くすくす、くすくす。』
膝をつき、床に手を付いて…夥しい量嘔吐する。
それは、『毒々しい』『奇怪な』大量の蝶だった。
恨みの赤。妬みの紫。鬱憤の黒。
これまで己の吐いた『毒』が。空を飛び、世界に拡散していく。
『世界が嫌い。何もかも嫌い。全員死んじゃえ。』
僻みの緑、嫌悪の青、煽りの黄。
これまで己の吐いた『毒』が。空を飛び、世界に拡散していく。
唸りをつけて数は増し、勢いを増し、悪意を振り撒いていく。
気づけば周囲には、『毒』が群れる。
顔に張り付く無数の蝶で、前が見えなくなった。
三島由輝
「…手のひら返し。」
ふらつく体で、立ち上がる。
天を見上げる。
笑い声が聴こえる。
きっと、俺の事を賞賛してる声だ。
『ぱちぱち。』
『おめでとう!やっと特別を借りられた!』
『ぱちぱち。』
『これで皆を見返せる!嬉しい!夢みたい!』
『貴方の影響が、この世界を変えるの!貴方が居ないと、この世界は変えられないの!』
『ぱちぱち。ぱちぱち。』
蝶々の『毒』が、抜けていく。
顔に張り付く蝶を剥がす。血が出る。
前が見える。
三島由輝
「立場が変われば、見方が変われば。それだけで世界はこんなに美しくなる。」
「なら…俺は、ずっとイカれたままで良い。」
喜びの赤。美麗の紫。誠実の黒。
自身も加担し世界に満ちた『毒』が
その姿を変えていく。
顔に張り付く蝶を剥がす。血が出る。
新しい解釈が生まれる。
優しさの緑、正解の青、祝福の黄。
世界の認知が変わる。幸福が見つかる。
最初から、それは周囲に満ちていた。
まるで、空気のように当たり前に。
闇を払う光なんて、探す必要は無い。
ただ…解釈を変えるだけ。
『三度目の正直。』
『今の気持ちは?』
三島由輝
「頭が割れる、動悸が苦しい、目が霞む。」
三島由輝
「思考が冴える、胸が高鳴る、心の対話に集中できる!」
空に吼える。
『よろしい。』
もう、笑い声は聴こえない。
仮面は…いつの間にか、顔に着いていた。
きっと、ずっと着けていた。気づいていなかっただけ。
ずっと、勝手を知っていたように…その仮面を強引に引き剥がす。
何度も
周囲に飛び散った血が燃えていく。
その根源。青い炎に埋まった、平坦な無貌の顔面から…
『美しい』、『特別な』蝶が溢れ出した。
…。
三島由輝には、ほんの僅かにしか『素養』は無かった。
招待されねば参加権を得られず、
ペルソナ使いになど到底なれない程度にしか。
…。
死を強く知覚した上で、進む覚悟を持つ。
これだけでは、彼は覚醒まで至らなかった。
…。
自分の抑圧していた
これだけでは、彼は覚醒まで至らなかった。
…。
反逆の意思を宿し、理不尽への不服従を示す。
これだけでは、彼は覚醒まで至らなかった。
…。
怠惰に、自己選択を諦める大衆たち。
欲望を奪われ、ただ強きものに流される事を望む者たち。
自分自身での選択権。
己の生きる為の欲望を、他者に奪わせない。
…それでも、彼は覚醒まで至らなかった。
…。
ひとつまみの、
5つの、異なる力の源。
試練の果てに、やっと三島由輝という『月』は満ちた。
矮小な力しか持たぬペルソナが。
夥しい数、彼の周囲を囲む。
三島由輝には、ほんの僅かにしか『素養』は無かった。
ただ。
彼は、諦めなかった。
『我は汝、汝は我…』
『夜は明けない。けれどもう、闇には怯えない。』
『月が、綺麗ですね。』
青一色だった以前と異なり色とりどりのレンズが嵌められた
戦地に立つ
自らが生み出した仮面は未熟で、己の顔を片側しか覆わない。
自らが生み出した人格の鎧は極僅かしかなく、到底全身を守れない。
不満などない。
僅かな鎧をプロテクターにして、青い蝶の意匠が輝くユニフォームに纏う。
懐に入っていた短刀を逆手に持つ。
その背後には。
色とりどりの美しい蝶の集合体が、青い炎を帯びてたなびいている。
三島由輝
「羽ばたけ、
「これからもずっと、この最高な世界に浸る為に!!」
この世界は、様々な悪意で汚れ切っている。
ただ、それを正しく直視することが全て是とされるわけではない。
腐った世界を最高に幸せに過ごす。
絶望から抗うための
…。
原作、コープの最終ランクにて三島自らが辿り着いた結論。
自分の世界を変えるのは自分…
自分の心次第。
己に宿るのは月のアルカナ。
それは大多数のアルカナとは異なり…正位置で悪い暗示、逆位置で良い暗示となるタロットカード。
最初から、俺の心に。
│幸運の青い蝶《とくべつ》はあったんだ。
ーーー
キチョウ
3度目の婚姻にて、織田信長の妻になった美濃の姫。
うつけ者と呼ばれる信長の正室となり彼を支えるも、子宝には恵まれなかった。
帰蝶は江戸時代の書物に残る名で、胡蝶と書かれた文献も存在する。
ーーー
キチョウ (月)
Lv1(×99)
耐性:物理,銃撃
弱点:呪怨,祝福
スキル
・ヒートライザ
・マハタルンダ
・マハラクンダ
・マハスクンダ
・デカジャ
・食いしばり
・精神耐性
・小治癒促進
※2種のバレーボールを利用可能。SP68
・月光のトス
・陽光のトス
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※その他描写設定※
99匹の蝶の群体全てがペルソナ。一匹潰されたからといってダメージフィードバックで潰れて死ぬ等は無い。
バレーボールを使うときはキチョウが圧縮されてボール状になる。*1
近接武器は短刀。
帰蝶が織田信長と結婚する時に「うつけ者ならこれで殺せ」と斎藤道三から短刀を渡された逸話より、
P5にて主人公が持つべき武器種を手に入れた。
防具名は
自分の弱みを埋めるのではなく、強みと変えて深める
また、挿絵として総攻撃カットインを作成。
モチーフ
『幸運の青い鳥』『胡蝶の夢』『濃姫』
イメージ
『発想の転換』『自己嫌悪から自己愛へ』『色眼鏡』
スキルの由来はそれぞれ以下。
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応援
インターネットの毒
インターネットの毒
インターネットの毒
インターネットの毒
バレーボール経験
バレーボール経験
憧れ。
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