鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
一方その頃モルガナは
奥村春に見つかり揉まれていた
奥村春
「あら、どこから来たのかな?」
モルガナ
「(この顔は、カモシダから聞いた素質持ち…無下に扱わない方が良いな。)」
最初は指で下顎からだったものの、みるみるうちに激しくなり、両手で全身を揉みしだかれ始めた
モルガナ
「にゃあー」
奥村春
「ふふ、良く鳴く猫ちゃんだね。」
モルガナ
「(園芸作業を始めるなら、誰かが屋上に来ても気づいてくれるか。もうワガハイが見張る必要は無いな…)」
奥村春
「行っちゃうの?またおいでね。」
モルガナ
「にゃー。」
「(ここに来ないとなると、ニイジマはカモシダの所に真っ直ぐ行ったのか?)」
少なくともカモシダは居るであろうと踏み、生徒指導室へと向かった
ーーー
パレスに行く前に、川上先生にメッセージを送る
鴨志田卓
「部活についての連絡するから、少し待っていてくれ。」
新島真
「はい。その、お時間いただいてすみません…」
鴨志田卓
「良いんだ。今日のこれは勧誘だからな。」
新島真
「勧誘…」
鴨志田卓
「ああ。悪党を懲らしめて、二度と悪事のできない体にしてやろう。
体力を使うから空腹は良くない。あんぱん食べて待っててくれ」
新島真
「体力を使う、悪党を懲らしめる活動…」
「張り込み…?」
新島真は疑問符を浮かべながら、あんぱんの封を開けた
目の前に置いてあるあんぱんと牛乳にイメージが引っ張られている
〜
川上先生とのメッセージ
鴨志田卓
『本当に申し訳ないんですが、バレーボール部員には、今日は出られないとお伝えいただけませんか』
川上
(…。)
『ちょうど今、体育館を出た所です。戻って言っておきますね』
『何かあったんです?例の、人助けの件ですか?』
鴨志田卓
『教師から犯罪をするように強制させられてる生徒が居るので救ってきます』
川上
(…。)
『え』
『また聞かせてくださいね』
〜
(マジでありがとう川上先生……!!!)
部活の生徒達にも同じような内容の謝罪文章と、
『メッセージを読んでくれた人は、火曜日迄に欲しいシーブリーズの香りを書いておいてくれ。』
と書いておく。
(ペルソナ5の世界ならいくらでも金策にアテはある、預金残高全部使っても良い精神で好感度を維持するぞ…!)
しゅぽっ。
ーーー
三島由輝
『全種』
ーーー
(あ、うわ三島が躊躇なさすぎる。『全種』を初手に答えないでくれよ一人一本の雰囲気じゃ無くなる…てか着替えて部活に出ている時間になんで即座に返信できたんだよ。ポケットに入れてバレーボールしたら液晶バキバキになるって)
新島真
「部活を休む連絡ですか?」
鴨志田卓
「ああ。シーブリーズを全種奢る事になった」
新島真
「どう話が流れたらそうなるんですか?」呆れ顔
そうこうしているうちに窓からモルガナが入ってくる
鴨志田卓
「良いタイミングだ、モルガナ。パレス行くぞ」
モルガナ
「お!勧誘には成功したのか?」
鴨志田卓
「ああ。」
新島真
「あ、あの時の猫…」
モルガナ
「猫じゃねぇ」
鴨志田卓
「普段は猫のフリをしてるんだが、モルガナは貴重な戦力なんだぞ。」
新島真
「戦力… その、スパイ活動か何かをするんですか?」
鴨志田卓
「同じようなもんだな。ま、見ればわかる。」
スマホを取り出し、履歴から校長のパレスへと潜入を開始した
◎◎◎
周囲の景色が、砦へと変化する
新島真
「え…!?」
「こ、ここは!?」
新島真は驚きと共に立ち上がった
アンティーク調となった椅子が後ろに倒れる
モルガナ
「ここは校長の認知の世界だ。ワガハイ達は、パレスと呼んでいる」
新島真
「誰っ!?」
鴨志田卓
「さっき、猫の姿の奴が居たろ?アレがコレだ」
モルガナ
「コレ言うな。」
(猫って言うよりかはいいだろ)
鴨志田卓
「こっちが平常運転の姿だから、猫と言うと怒るから気をつけるんだ」
新島真
「あ、はい…」
「その、多分その部分よりも先に説明すべき項目があるんじゃ…」
鴨志田卓
「確かに。…うーん、何から説明したものか。」
「ここは1つ、気になることを新島から聞いてくれないか。足らずがあれば後で足すから。」
モルガナ
「なんか教師っぽくて良いな」
鴨志田卓
「だろ?」
セーフルームだというのもあり気を抜いて話している
新島真はしばらく考えて、
新島真
「…ええと、じゃあ…」
「その格好は、何、なんです?」
カモシダーマン+王冠マントになっている鴨志田卓の格好を指摘した
(まぁ、砦の一室みたいな空間はギリギリヨーロッパとかなら存在しそうだけど
この怪盗服はガッツリ不審者かコスプレイヤーだもんな 一番異常だわ)
鴨志田卓
「こういう風な格好をしてると、この世界に居る存在に対抗する力を使えるんだ。」
「力を得ると、勝手にこうなる。」
モルガナ
「その者の、抗う精神の現れなんだぜ。」
鴨志田卓
「大体、プリ◯ュアの変身とノリが似てるな。プリ◯ュアより衣装の統一感は無いが」
新島真
「…となると、私もこれから…契約して魔法少女にでもなるんですか?」
鴨志田卓
「素晴らしい理解力だ。」
拍手
新島真
「えぇ…?あ、合ってるの?」
新島真
「その…モルガナ?」
モルガナ
「モナと呼んでくれ」
新島真
「モナも、否定はしないの?」
モルガナ
「ああ。クラウンの説明は概ね合ってる。ペルソナが無いと、パレスでは危険だ」
新島真
「固有名詞が多い…」
鴨志田卓
「この格好になって戦う力がペルソナ、表の顔がバレないように用意した俺のコードネームがクラウンだ。王冠被ってるから」
新島真
「なるほど…戦う、となると この空間?には何かしらの敵性存在が居るのね…」
顎に手を置いて考え、1を聞いて10を知っていく優等生
新島真
「この世界と、さっき話していた『悪人を善人にする』方法が関係あるんですか?」
鴨志田卓
「ああ、ある。」
「この世界は、人の認知の歪みを可視化した物だ。パレスと呼んでいる。」
「例えば、学校を自分の城、自分を王だと歪んで認知して好き勝手振る舞っている奴が居るとする」
「そいつのパレスに入ると、本当に学校が城になっているんだ」
「パレスの中にある歪みの根源を取り除いてやれば、パレスは消えて 認知の歪みも綺麗になるってわけだな」
新島真
「…比喩表現が、そのまま形になったような世界と言う事ですか?」
鴨志田卓
「その通りだ。流石現役受験生だな。」
新島真はちょっと嬉しそうにする
新島真
「となると、ここは尋常性ざ瘡のような物なのかしら…」
※尋常性ざ瘡→ニキビの正式名称
鴨志田卓
「確かに!良い例えだ
認知に歪みがあると出来て、歪みの根幹になった核を取り除くと無くなる。
ニキビと同じだな」
モルガナ
「ニイジマの言い方は賢そうなのに、ニキビって言うと汚ねぇ例えに聞こえるぜ…」
(正式名称マジックだよな 一酸化二水素的な)
(シャドウ殺すと本人が廃人化しちゃうのも、ニキビの潰し方が悪いと肌がデコボコになるみたいで
潰瘍に例えるの大分的を射てて面白いな)
落ち着いてきて、椅子を起こして座り直す新島真
新島真
「すると、このパレスはどういった認知の歪みの具現化なんですか?」
鴨志田卓
「ウチの校長が、『学校』を『砦』と思っている。上司から任務を押し付けられたり、敵と戦う時に頼りになる拠点みたいな認知らしいな。」
新島真
「校長…なるほど。ここで何かをすれば、校長先生をどうにかできるってことですね!」
鴨志田卓
「そうだ。」
「その為には、オタカラと呼ばれる物を奪い取る必要がある。さっき言ってた歪みの根源の事だ」
新島真
「固有名詞が、生徒が話してるゲームみたいですね。」
鴨志田卓
「同感だ。まぁ親しみやすくて良いんじゃないか?」
(ゲームだから、って理由で納得してたけど急にゲーム単語みたいな事言われたら困惑するよなぁ)
モルガナ
「ワガハイも、なんでこう呼んでるかは覚えてないんだ。悪いな」
新島真
「覚えてない?」
鴨志田卓
「記憶が曖昧なんだと。手がかりが無いか探してた所を俺が拾ったんだよ」
新島真
「へー…」
鴨志田卓
「んじゃあ行こう。実際に見せるのが手っ取り早い。」
新島真
「わざわざ、すみません。」
鴨志田卓
「いいんだ。その日のうちに解決策を示して、安心して寝れた方が良い。」
とりあえずの説明が終わり、戦闘を見せる事になった
(今日中に覚醒してくれたら、部活が無く学校はある月曜日にでも予告して改心ができるかもしれない。怪盗団を上手い形で設立するには初動が肝心だ。頑張るぞ〜…)
今度のスケジュールを考えながら、セーフルームの扉を開いた…
一章の3つの山場のうち2つ目が始まります
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記