鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第42話 4/15(金) 認知存在『ニイジマ マコト』

 

 

※新島真視点

 

少し時間は巻き戻り、鴨志田卓が校長と戦い始める直前頃

新島真は、自身と同じ姿の騎士と対峙していた

 

新島真

「校長は、私をああいう風に認知しているって事よね…」

 

認知存在『ニイジマ マコト』

「…。」

「大臣の命はありません。貴方の処罰は保留とし、拘束します」

 

武器を構えず、こちらを見据える認知存在

 

 

新島真

「…期待されてるんだもの。やらなきゃ」

 

真っ直ぐ走って来て、手を伸ばしてくる

幸運にもそれは合気道の得意分野であり、知っている型通りの動きを行えば対処ができた

 

(相手の力を利用して…流す!)

 

認知存在はそのまま前につんのめるようにして倒れる

 

認知存在『ニイジマ マコト』

「…。」

 

新島真

「甘く見ないでくれる?」

 

うつ伏せになった認知存在の足を固め、逆にこちらが拘束をした

子供の力でも、成人男性を拘束できる形

教材映像に使える程の綺麗な固めには、得体のしれないシャドウも対処はできない

…かに、思えた

 

 

 

認知存在『ニイジマ マコト』

「貴方こそ、力量差を理解していませんね。」

 

人体ではありえない角度と力で足が曲がり、拘束がすぐに外れる

 

新島真

「っ」

 

認知存在『ニイジマ マコト』

「私に、なぜそのような技術があるかは分かりませんが

力量差とは、純粋な膂力の差という事です」

 

ゆっくり掴みかかってくる認知存在

力を受け流そうとするも

左手首を金属の小手でガッチリと握り、全身に力を入れて硬直させて動かなくなる

 

(何、これ…電車の扉に挟まれたみたいな…!)

(さっきの、人体に無い足の跳ね上がりといい…まさか、鎧の中は人体じゃないとか?デタラメにも程があるでしょっ!)

 

認知存在『ニイジマ マコト』

「さて、拘束は完了しました。おとなしくしていなさい」

 

新島真

「誰が言う通りにっ!」

 

スネを蹴ったり、どうにか手を捻ったりするも、鎧にはびくともせず

手を握る力を強められるだけで、耐えきれない苦痛に苛まれる

 

 

新島真

「〜〜〜〜っ!!」

 

鴨志田卓のアスリート筋力でも無理な以上

鍛えた女子高生程度の筋力では到底敵わない

 

 

目の端に涙が浮かんでしまう己の弱さに恥じらいを覚えながら

力では打つ手がないと分かってしまった為、声を掛ける

 

新島真

「……ねぇ、貴方、私なんでしょ?なん、で、言いなりになんてなってるのよ!」

 

認知存在『ニイジマ マコト』

「…?」

「言いなりで、何かおかしいんですか?」

 

新島真

「え」

 

仮面の様に、変わらない表情で淡々と話す認知存在

 

 

認知存在『ニイジマ マコト』

「私は、進学したいんです。だから、その為ならなんでもやります。当然です。」

 

新島真

「…なぜ進学したいか、分かってる?」

 

認知存在『ニイジマ マコト』

「進学したいからです。」

 

(………私、こう思われてるの?)

(敬語以外の話し方、武道やってることも知られてない…いや、興味が無い…?)

 

新島真

「お姉ちゃんが居るのは、わかるでしょう?」

 

認知存在『ニイジマ マコト』

「はい。お姉ちゃんの事を話題に上げられると言うことを聞く気が出てきます。」

 

新島真

「どんな人か、わかる?」

 

認知存在『ニイジマ マコト』

「話題に上がると言うことを聞く気が出てくる人です。」

 

新島真

「…。」

 

 

 

最初に浮かんだのは、呆れ。

 

 

 

認知存在『ニイジマ マコト』

「大臣!こちらの拘束は完了しました!」

 

シャドウ校長

「でかした!そいつは従順な騎士だ、殺すなよ?」

「さぁ〜さ鴨志田先生?心を入れ替えたと聞いたぞぉ?」

「生徒を守りたい!?俺をコケにするな!」

「目の前で生徒を痛めつければ、考え直してくれるよなぁ?」

 

新島真

「っ!」

 

 

 

次に浮かんだのは、後悔。

 

 

 

シャドウ校長

「あぁ新島さん、お前が今年で卒業なのが惜しい!これまでの騎士でお前が一番優秀だ!」

「賢く、真面目で、生徒とつるんで反抗せず、押せばなんでも言う事を聞く!」

「雨宮蓮の退学はもう、別に行わなくても構わない。」

「既に手配は進んでいるんだ…」

「正義心に駆られた生徒会長の暴走!転校生は心神耗弱、生徒会長は留年!」

「楽しみだよ、まだまだ君を騎士として隣として置けるのが!」

 

鴨志田卓

「なっ……えぇ!?進学したくて嫌々従ってる娘を留年!?」

 

新島真

「…。」

 

(校長は、私の事を何も分かっていない)

(…理解者でも、協力者でも、何でもない。)

(こんなクズに…私は、こう『認知』されるほど、従っていたの?)

 

 

 

最後に浮かんだのは、怒り。

 

 

 

鴨志田卓

「…新島真!」

「抗う心が、お前の力になる!」

「お前の事を、もっと教えてやれ!!」

 

 

新島真

「…ええ。」

 

 

 

 

その時

心の中から、声が聞こえた

 

 

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

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