鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

45 / 213
第45話 4/15(金) 車の後部座席に原作キャラを乗せる(2回目)

 

◎◎◎

 

 

 

あの後、モルガナが情報を持って帰ってきた。

新島真の覚醒を祝い、コードネームを原作と同じ『クイーン』に決定した後、

本格的な覚醒祝いは後日校長をどうにかした後に行うことにして解散となった

 

(結構体型の出る服装な訳だが、そこまで強く恥じらっては居なかったな。

目の前に、既にピッチピチヒーロースーツと王冠を付けた筋肉モリモリの成人男性が居たからだろうか)

 

現在は鴨志田卓の車内。家の近くまで新島真を送っているところ

 

 

鴨志田卓

「覚醒したては大分体力を消耗する。栄養ドリンクなり飲んで、安静にな。そこのドラッグストアで何か買っておくか?」

 

新島真

「自宅にあるから大丈夫。」

 

鴨志田卓

「あー、勉強のお供に?」

 

新島真

「主にお姉ちゃんが飲んでるの。栄養はちゃんと食事から摂って欲しいんだけど…」

 

鴨志田卓

「なるほどな…確か、検察官だったか。」

 

新島真

「え、知ってるの?」

 

 

助手席と運転席の間にあるペット用ベッドからモルガナが話す

すっかり慣れた様子で、フチに顎を置いて香箱座り

 

モルガナ

「カモシダを改心させたコーチ殿が残した資料に、ニイジマの名前があったらしいぜ。ペルソナの素養がある者としてな。」

 

鴨志田卓

「一方的に情報を知っててすまないな…」

 

新島真

「気にしないで。悪用のためじゃないし、現に助けられたから。」

 

 

 

鴨志田卓

「おっと」

 

ムーンウォークの練習をしているのか、右手を頭に、左手を背後に突き出して後ろ歩きしている子どもが暗い車道を突っ切っている

 

一時停止し、鴨の横断を見るような気持ちで眺める

 

後ろから、クラクションを鳴らしてノーブレーキで強引に追い抜こうとする乗用車があり

ムーンウォーククソガキに急ブレーキを踏んで、窓を開けて怒鳴り散らしていた

 

(修羅の国すぎるだろ)

 

 

…。

 

 

モルガナ

「というか、合流した時から思ってたんだが。なんで敬語を辞めたんだ?」

「ああいや、敬語を使えって訳じゃないぞ」

 

新島真

「私はメンバーの一員に入ったんでしょ?なら良いじゃない。」

「良いでしょ、鴨志田先生?」

 

鴨志田卓

「良いぞ。好きな言葉で喋ってくれ。」

「あ、苦手だから…英語は避けてくれると助かる。」

 

新島真

「た、タメ口に変えるだけだから…」

 

 

 

その後、カーナビ頼りに運転中、他愛もない雑談をした

 

 

 

新島真

「他にも、ペルソナの素養がある人は身近に居るの?」

 

鴨志田卓

「居る。秀尽高校に多数、あとはその他が点々とな」

「あくまで、分かっている者は、だけれども。」

 

新島真

「へぇ…私みたいに、スカウト予定の人は?」

 

鴨志田卓

「校長を対処した後だが、次は奥村春という生徒を予定してる。」

 

(佐倉双葉とどっち先にするかは要検討だな…奥村さん、父親を改心させる前にパーティーメンバーとして協力してくれるかがわからんし。)

 

新島真

「ああ、3年の…」

 

鴨志田卓

「そうだ。3年で、お金持ちの娘で、父から政略結婚を強いられていて困っている。

実は父は自社の社員をロボットや機械としか思っておらず、ブラック企業になっている。

あと父は政治家になろうとしていて…」

 

新島真

「待って」

 

鴨志田卓

「む」

 

新島真

「待って。」

 

鴨志田卓

「ごめんなさい」

 

運転中のためよく考えず原作知識を語り始めたら新島真に怒られてしまった

モルガナもジト目で見てくる

 

モルガナ

「情報量が多すぎるぜ…」

「その父親にパレスがあるのか?」

 

鴨志田卓

「そうだ。本社がパレスで、キーワードは『宇宙船』だぞ」

 

新島真

「キーワード…それでパレスに入れるのよね。」

「流石に調べが付きすぎてると思うんだけど…」

 

鴨志田卓

「まぁ、大企業の社長とその本社だ。狙うには、もう少しチームに実績を積む必要がある。」

「あの校長を、サクっと改心させてしまおう」

 

新島真

「ええ。まずは目先の事を考えないと。」

「改心はオタカラを取るのよね。こっそり忍び込むの?」

 

モルガナ

「いや、オタカラを実体化させる必要がある。」

 

新島真

「実体化?」

「確かオタカラは、摘出すると改心が成される物体だから…」

「再結晶のような物?」

 

※再結晶→温度によって溶ける量が変わる素材を溶かした液体をゆっくり冷やすと、その素材が出てくる現象

ミョウバンの再結晶とかよく言う

 

鴨志田卓

「原理は違うが、結構似てるな。」

「お前の歪んだ欲望を奪うぞ!と伝えると 取られたくないなぁって本人が考える。そうするとパレス内でオタカラが実体化して取れる様になるんだ。」

 

新島真

「あー…。」

「わかった。SF漫画である、テレパシー能力で尋問をするような話ね。」

「質問をして、頭に思い浮かんだ物を読み取る…って話。」

 

鴨志田卓

「100点だ。」

「で、その伝え方だが…直接校長室に乗り込むぞ。決行は月曜日予定だ」

 

(改心の形式をガッツリ変えるからな。ここからどう変わっていくかは本当に予想がつかないぞ…)

 

モルガナ

「いよいよだな。」

 

新島真

「念の為、肩慣らしがしたいんだけど…」

 

少し不安げに、自分の手を見る新島真

(まだ実戦…それもボス戦しかしていないもんな。スペック確認は必要か)

 

鴨志田卓

「そうだよな、明日か明後日にメメントスに行くか。」

 

モルガナ

「良いと思うぜ。そこなら校長に会う可能性も無いし。」

 

新島真

「メメントス?」

 

鴨志田卓

「パレスが1人の強い歪みでできた物に対して、メメントスは大衆の歪みが積もりに積もってできた物だ。」

「別の空間だから校長のシャドウは居なくて安全ってわけだな」

 

新島真

「ふ〜ん…」

「肩慣らしにちょうど良さそうね。」

「じゃあ、明日でもいい?明後日は夜まで塾があって…」

 

モルガナ

「おう!打ち合わせは、その明後日の夜にするか。」

 

新島真

「決まりね。」

 

 

 

…。

 

 

鴨志田卓

「そろそろ着くぞ。怪しまれそうで怖いから、1,2分くらい歩いてくれ。」

 

新島真

「ふふ、ありがとうございました。」

 

鴨志田卓

「またな。」

 

 

 

 

車を走らせ、帰路についた…

 

 

 

モルガナ

「さて、今日はもう帰って寝ようぜ。」

 

鴨志田卓

「ぐぬぬぬ……ルブランに行って武見さんに会いたい……」

 

モルガナ

「もう今行っても閉まってるって。」

「武見さんと言うと誰だ?その人も、ペルソナの素養が?」

 

鴨志田卓

「いや、シンプルに助けたい対象の一人だ。川上先生と同じだな」

 

モルガナ

「あー…」

「ま、それでも急を要さないなら後日でいいだろ。」

 

鴨志田卓

「ぐぬぬぬ……」

 

 

原作の武見さんイベントを踏めなかった事を後悔しつつ、運転を続けるのだった

 

 

 

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
  • わかりやすいコードネーム表記
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。