鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
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夕方
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部活が問題無く終わり、駐車場に向かうと
既に隅の方で新島真が待っていた…
どうやら、部活が終わったメッセージを送ってから
早めに移動して人目に付かないよう隠れていてくれたらしい
近くにはモルガナが。お喋りでもしていたのだろうか
鴨志田卓
「すまないな。待っただろう?」
新島真
「気にしないで。自習は学校でもできるから」
全員車に乗り込み、メメントスへと向かった…
三島由輝
「………あいつ……女持ち帰ってる………!?!?!?」
鴨志田卓の過去コーチを調べるも、
オリンピック時のコーチは海外に居るし所属してたチームのコーチもだいぶ遠い他県に居るし怪しいなと感じていた三島由輝は
鴨志田卓の事を時々尾行していた…
◎◎◎
というわけで、メメントスで1時間ほど鍛えて過ごした。
敵は強くないので動きの練習になる程度
ヨハンナに乗って轢き逃げたりアウトレンジから【フレイ】を連射するのがかなり強力だが、近接での戦闘技術がある為接近戦にも負けない
最後の方は少し鴨志田卓にパンチの打ち方を教える余裕さえあった
新島真曰く、力に差があっても戦える武道以外の物も試せるのが嬉しいとのこと
力がある時の心の余裕って良いよな、と返しておいた
例に漏れず悪魔の果実を回収し、メメントスを出る
◎◎◎
鴨志田卓
「よし、この悪魔の果実はお土産だ」
新島真
「え…これ、ドリアンよね?」
鴨志田卓
「訳がわからんが、臭みの無い美味しいドリアンだ。訳がわからんが」
新島真
「念を押さないでよ…けど、確かに臭く無い…切った中身も大丈夫なの?」
モルガナ
「美味かったぜ。ワガハイのお墨付きだ。」
新島真
「…じゃあ、少し貰おうかしら」
鴨志田卓
「俺は1つで良い。残り4個はお姉さんと食べてくれ」
新島真
「うーん…得体の知らない果物を4個貰うのは流石に…」
約2kg×4=8kg
鴨志田卓
「冷凍しても、焼いても良いらしいから。激しく動いた後の栄養補給と思って。」
新島真
「…余ったら、月曜日に渡しに行くから。」
…。
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夜
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※新島真視点
新島家の玄関が開く音が鳴り
リビングに、私の姉である新島冴が入ってくる
新島冴
「ただいま…」
新島真
「ん、おかえりなさい。」
新島冴
「…何食べてるの?」
私が食べている手元を、訝しげに見つめる姉。
手元にあるのは
新島真
「これ?悪魔の果実って言うんだって。」
半分以上食べられた悪魔の果実(ドリアン)だった。
…私は既に虜になっている
1つのドリアンに、みかんのような感覚で房が4つ入っており
既に2つ目が無くなろうとしていた
(カスタードみたいな味なんだから、焼いても絶対美味しいよね。バナナを焼いた風味は苦手な人が多いけど…こっちは誰でもいけるんじゃない?)
新島真
「お姉ちゃんも食べて。」
新島冴
「悪魔の果実…え、ドリアン!?」
「ちょっと!換気!!
窓を…じゃない!換気扇!!」
普段の職場でのスマートさを崩して
ドタドタとキッチンにやってきて換気扇を回そうとする 大慌てだ
(ドリアン=臭いって認識だけが日本に伝わってるもんね)
新島真
「これすごいの。臭く無い品種なんだって。」
新島冴
「そんなものがあるわけ…」
「あれ。臭いがしない。」驚き顔
新島真
「でしょ?ほら。」
悪魔の果実を一房渡す
反射的に受け取るも、動揺を隠せず、すぐに口には運ばない
(そもそも受け取ってくれたのが珍しい…疲れてる?)
新島冴
「硫化アリルか何かで臭いんじゃなかったの…?」
すんすんと匂いを確かめるも、甘い匂いのみ
姉は訝しんでいる 新島訝
私が、悪魔の果実の最後の一口を食べるところを見て、姉は意を決して少しだけ齧る
訝しげな表情が驚きに変わり
すぐにもう一度、次は大きめに齧る
新島冴
「か、カスタード…?」
「いや、少し酸味があって…チーズケーキ?」
「若いバナナみたいな食感なのに甘みは強くて…美味しい…!」
食レポの上手い姉
美味いと臭くないしか言わなかった男達とはえらい違いだ
新島冴
「これ…高かったんじゃないの?」
新島真
「んーん。貰い物だから。」
新島冴
「…。」
「転校生って、東南アジア人の富豪だったの?」
新島真
「…高級フルーツの原産地から転校して来てもドリアンは差し入れないと思う。」
「日本人だよ。それに転校生から貰った訳じゃないから。」
新島冴
「だったら何処から…」
Prrr....と姉の電話が鳴る。
悪魔の果実を持ちながらスマホを取り出した
新島冴
「ちょっと待って。」
「新島です。 はい。 はい。 …そうですか。 なるほど…◯◯さんは? えぇ。 わかりました。すぐ向かいます。 はい。 ええ、その際は是非。」
新島冴
「…ごめんなさい。また行かなくちゃ」
「ドリンク…いや、これ貰っちゃっていい?」
手に持った悪魔の果実をそのまま持っていこうとする
新島真
「タッパー出すよ。」
残り1つと齧った一つをタッパーに入れてあげる
新島冴
「そうだ、1つ無くなってたんだけど…飲んだ?」
新島真
「ドリンク?飲んだよ」
新島冴
「気をつけてね。あれ、成分濃いから。」
「免許も取ろうとしてるんでしょ?根詰めすぎたらダメよ。」
新島真
「うん。」
新島冴
「それじゃ、ドリアンありがとね。」
机に置いていた荷物をそのまま持って、姉はまた職場に戻っていった…
新島真
「根を詰めすぎたら良くないのは、お姉ちゃんの方だと思うんだけど…」
…。
新島真
「…冷凍しても美味しいって聞いたけど、普通のドリアンと同じ調理法を試せば良いのかしら。」
残る3つの悪魔の果実を見下ろしながら
スマホを出して、ドリアンについて検索を始める
新島真
「…100gあたり140カロリー!?」
バナナの1.5倍、キウイの3倍、いちごの5倍のカロリーがあるフルーツであることがわかり
新島真
「…この実が、中に4つ入ってたわよね?」
「それが、2つだから…」
ドリアンの可食部は大体2kgなら800gくらい
→400g
→140×4=560カロリー
新島真
「…。」
「お姉ちゃんも居ないし、肉野菜炒めは明日に回そ……」
バナナ以上にカロリーのある果物の存在に恐れ慄きながら
引き続き、ドリアンの冷凍方法を調べて過ごした…
新島真
「え、臭みのある普通のドリアンで1個8000円!?」
「じゃあ、臭みも無くて誰が食べても美味しいこれって…かける4で…」
「…。」
「考えないようにしよ…。」
悪魔の果実を剥く手つきが、先程の3倍丁寧になったのだった
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記