鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第58話 4/19(火) 三島由輝と向き合おう

〜〜

放課後

〜〜

 

あれから、次の日。

驚くほどに何事も無く、部活の終わりまで時間が経った。

 

各自後片付けを始める生徒たちを見ながら

近寄ってくる、一人の生徒を待つ鴨志田卓

 

 

体調を回復させた三島由輝は、鴨志田卓に詰めかけた

聞く所によると、寝坊と言い張って昼から登校したらしい

 

 

三島由輝

「忘れてないよな。」

 

睨みつけてくる三島

 

 

鴨志田卓

「おう。あれから体調は大丈夫か?数日寝込む事もあるんだが…」

 

三島由輝

「好奇心と、お前に刷り込まれた根性で動いてる。」

 

鴨志田卓

「…そうか。」

「人の入らない、生徒指導室あたりで話したい。お互い着替えたらすぐ集まろう」

 

三島由輝

「逃げたら許さないからな。」

 

鴨志田卓

「わかってる。」

 

 

 

…。

 

 

 

 

生徒指導室に、三島と対面して座る

三島側にはレアチーズケーキが置いてある

 

鴨志田卓

「行き道に買ってきた。良かったら食べながら聞いてくれ」

 

三島由輝

「…。」

 

鴨志田卓

「スフレチーズケーキのほうがいいかな」

 

三島由輝

「なんでチーズケーキ内で幅を持たせるんだよ、別のケーキだろそこは」

 

鴨志田卓

「俺が好きだからだ」

 

三島由輝

「人に食わすケーキに好きも嫌いも無いって」

 

鴨志田卓

「布教の文化を知らないのか?」

 

三島由輝 

「っ……いいから!昨日のことについてだ!」

 

旗色の悪さを感じ取り話題を変えるネット民三島

これ以上ふざけるのも流石に悪いため、本題に入る

 

 

鴨志田卓

「薄々考えついてはいるだろうが、アレが『目を覚まさせる』方法だ。」

「ああやって、異世界でぶん殴ってオタカラ奪って改心させてる。」

 

三島由輝

「じゃあ、鴨志田もああやって貰ったって…事だよな。」

 

鴨志田卓

「そんなとこだ。それで皆に、最大限の償いがしたくてな。」

「嫌いな顔がずっと学校に居て…申し訳ない。」

 

三島由輝

「…。」

「メンバーは、あの、猫って言ったら怒る猫と」

 

(そう言われるとドラ◯もん系列を連想するなぁ)

 

三島由輝

「うちの…多分、生徒会長だよな。あれだけなのか?」

 

鴨志田卓

「そうだ。あと2人くらい増やす予定はあるぞ」

 

三島由輝

「そう…なら…」

 

(願わくば、三島には協力してほしいが…鴨志田卓との好感度終わってる組だし難しいだろうなぁ…)

 

原作では

ムービー内でも顔面にバレーボールぶち当てたり

生傷がめちゃくちゃできていたりと散々な目に遭わせていた

流石に今のところのあの補填では難しいだろうなと

自ら進んでやってくれた原作での協力は見込めないだろうと

鴨志田卓は考えていた

 

 

 

三島由輝

「…俺にも!1枚噛ませてくれよ!」

 

鴨志田卓

「ああ、よく分からない事に巻き込んでしまって申し訳なかっ………え!?」

 

予想外の返答に仰天する鴨志田

 

 

三島由輝

「鴨志田の事は嫌いだけど、この改心って奴にすっごい憧れがあるんだ!」

「人の精神を、根っこから変えるんだろ!?影に隠れて、パレスに入って!」

 

鴨志田卓

「ちょ、パレスって言い回しは」

 

三島由輝

「モルガナから聞いた!」

 

鴨志田卓

「……ああ!そうか車内で!」

 

車内でモルガナと一緒に、校長が改心した後協力関係を結ぶ一部始終を聞いていた三島

その際に、いくらか話を聞いていたらしい

確かに、今日は根掘り葉掘り質問をする姿勢ではなくなっていた事を思い出す…

 

 

 

三島由輝

「お前みたいな、魔法?は使えないけど!銃は撃てたろ!?それに、途中使ってたような薬で手当てくらいできる!」

「俺も、『特別』の中に入れてくれ!」

 

(なるほどな。三島のコープの話は…そういった物に向き合うコープだった。)

(世界の裏で暗躍する義賊。高校2年生かつネットの住民にはクリティカルヒットもいいとこだろう)

 

(そうだな、予定チャートや原作とは変わるが…俺が、やった結果の事だ。それに…憧れていた夢を叶えるネットの住民は、憑依できた俺一人じゃ寂しいよな。)

 

 

一息吐いて、鴨志田卓が返事を述べる

 

 

鴨志田卓

「三島に、力の素養があるかはわからない。火力や回復は道具で補えるとしても、耐久力の面が本当に怖い。場合によっては後方支援に回ってもらう可能性もある。」

 

 

三島由輝

「…。」

 

 

鴨志田卓

「…簡単では無い仕事だ。機密も多く、皆に自慢できない。だから就職なんかには特に役に立たないだろう。

ただ、世直しをすることができる。

それだけの仕事だ。」

 

三島が、ゴクリと息を呑む

 

 

鴨志田卓

「…ちょうど、ネット関係に強いメンバーが必要でね。報酬は出す。協力してくれないか?」

 

 

三島由輝

「……ああ!」

 

固く握手

 

三島由輝

「それで、何をすればいい?何処で集まってる?次のターゲットは?俺のコードネームは?『ミシマン』じゃそのまま過ぎる?そもそも自己申告制なのか?」

 

鴨志田卓

「質問が多いし早い。

今度、集まる予定があるから詳しくはそこで話そう。

次のターゲットだけ伝えておくと…」

 

ちょいちょい、と耳うち要求

三島は従う

 

 

鴨志田卓

「渋谷を縄張りに、高校生を中心に大勢の善人を食い物にしている犯罪組織を壊滅させる予定だ」

 

三島由輝

「……………。」

「かっけぇ……………」 キラキラ目

 

 

鴨志田卓

「後で、集合場所の住所を送る。俺の事は嫌いだろうが、我慢して付き合ってくれ。」

 

三島由輝

「別に、今の鴨志田先生なら我慢できるから。前がゴミカスだっただけで」

 

鴨志田卓

「本当にな。昔金メダル取ったアスリートが普通の高校のバレーボール部顧問にまで成り下がってる時点で自分の協調性に疑問を持つべきだよ」

 

三島由輝

「わかる!ほんとアイっツ…え、あ本人だ。

え?」

 

鴨志田卓

「俺も、過去の俺はゴミカスだったと思ってるだけだよ。」

「ゴミカスになった原因が社会のせいだけとは思っちゃいけないと考えている。ただ、ゴミカスになりにくい社会を作ることは出来るだろ?」

「これから、一緒に世直しを頑張ろうな。三島。」

 

三島由輝

「…。」

「はいっ!!」

 

 

 

 

…。

 

 

 

鴨志田卓

「じゃあ、気をつけて帰れよ。」

 

三島由輝

「うん。」

「鴨志田…先生、も。夜の運転気をつけて。」

 

鴨志田卓

「ああ、ありがとう。」

 

三島由輝

「まっすぐ帰るの…ですか?」

 

鴨志田卓

「無理して敬語は使わなくていいぞ。タメ口の女子生徒とかも居るんだし、別に目立たん。」

「俺はこれから居酒屋だ。」

「校長先生と、ね。」

 

(さて、校長が行った…特捜部長らへの報告。)

(どう転んだか…聞きに行くとするか。)

 

 

 

 

 




(鴨志田卓への)アンチ・ヘイトは保険です

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
  • わかりやすいコードネーム表記
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