鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第64話 4/21(木) 三島由輝と『青いオーラ』①

鴨志田卓

「さて、肩書も決まった所で、これからの方針の話だな」

 

三島由輝

「そうだ、チーム名はダメでも偉業で幾らでも満足できるじゃん!」

 

かっこつける方向性を見出す三島

 

新島真

「困っている人を助けるのよね。具体的に何をするの?」

 

鴨志田卓

「まず、直近の目標なんだが」

「渋谷で学生に闇バイトさせたりしてる犯罪組織を壊滅させる。カネシロジュンヤって奴が渋谷を銀行と思ってるパレスを攻略すればいい」

 

三島が目を閉じてうんうん、と耳の中で言葉を転がすように聞き

新島真は驚く

モルガナは後方腕組みしていた 猫なのに

 

新島真

「は、犯罪組織?」

「一気にスケールが大きくなるのね…」

 

鴨志田卓

「で、それをする為にまずはペルソナのレベルを上げる。一旦、自分の家を美術館だと思っているおじいさんの家に行く。」

 

新島真

「一気にスケールが小さく…」

 

三島由輝

「し、渋谷のパレスから急に…自分の家のパレス?なんか弱っちそうだし、先にそっち改心させないの?」

 

鴨志田卓

「いやぁ、民家を舐めちゃいけないぞ。家の中は当然、他人が入ってこない場所だろ?」

「家の中の、隠したいものをしまってある場所なんて 絶対に誰も入らないって思うだろ?」

 

新島真

「…そっか、その認知が反映されて!」

 

モルガナ

「絶対に入れない場所に…オタカラが隠される。」

「十分、あり得る話だぜ。」

 

 

鴨志田卓

「協力を仰ぎたい人物も居るんだが、現時点ではあまりに接点が持てなくてなぁ。だから、中に巣食ってるシャドウをどつき回して稼ぐだけにしておこうかなと。」

 

(アン殿が来ていただけない以上おイナリを釣れないのが痛いんだよな……)

(他校の教師だとか生徒だと、余程どハマりしてくれない限りおイナリの内側に入り込めない。)

(区役所職員と分かってる中ノ原に接触すれば接点自体は持てるんだが…手札が足りない。)

 

鴨志田卓は、マダラメパレスの原作タイミング攻略を最初から諦めていた

鴨志田卓である以上、高巻杏が協力してくれるわけが無く、つまり喜多川が接触してこない

怪盗団と無関係な高巻杏が喜多川をあしらって終わりだろう

 

喜多川の状態からして、助けるまでの期間に緊急性は無いと判断し

 

怪盗団としての地盤を固めて、世に公表し大衆からの認知を稼ぎ始めた際に狙う予定だった

 

 

新島真

「人の民家に押し入って、中にいる存在に暴力を振るって金品を持ち帰る…その、なんだか字面が最悪に感じるんだけど。」

 

三島由輝

「大丈夫、俺もだから…」

 

ドン引きする2人

 

モルガナ

「シャドウ達はパレスの認知の歪みで出来た空間に溜まってるだけの存在で、居なくなる事は無い。現実の人間に影響も無いから、ありがたく貰っちゃおうぜ。」

 

(ここでモルガナがいると2vs2になって強制感なくなるのありがたいな。いつも助かるわ)

 

鴨志田卓

「ま、そんな感じだ。ひとまず特訓と、三島がペルソナを得られるかの実験だな。」

 

三島由輝

「得られるか…って、ペルソナは誰でも貰えるわけじゃないんだ?」

 

鴨志田卓

「そうだ。ペルソナを得るケース自体は纏めて置いてあるから、これを読んでイメトレしといてくれ」

 

三島由輝

「おおおおお…………」

 

メモには、原作ペルソナ5で覚醒する人達の経緯を本人情報等を上手くぼかして書き連ねてある 

(俺の主観がかなり入ってあるが、何もないよりかは手がかりになるはずだ)

 

 

新島真

「私も目を通したけど、漫画みたいな条件よね。」

 

鴨志田卓

「わかる。抗う、反抗する感情が共通してるとこあるんだけど…具体的に理系な表現が無いんだよな」

 

新島真

「脳のこの数値がここまで上がれば発現する…みたいなのが分かれば楽なのに。」

 

鴨志田卓

「認知訶学が発展すれば、そんな未来もあり得るかもな」

 

雑談をしながら、条件を読む三島を待ち

 

 

 

鴨志田卓

「まだ、もう少し時間がある。少しだけメメントスを見に行こう。」

 

皆で車に乗り、メメントスに向かった…

 

(うーん、俺はペルソナへのクソデカ感情があるから行けたんだが、どうにか三島も怪盗服くらいは出せないだろうか。)

(本当に素養がない人物ってなると可哀想なんだけど…大丈夫かな…)

 

 

 

 

◎◎◎

 

 

 

メメントス、入口…

 

三島由輝

「おおお……」

 

鴨志田卓

「かっこいい雰囲気だろ」

 

三島由輝

「うん!!」

 

(このロマンをわかってくれるか、いいぞいいぞ)

非日常でテンションの上がるオタク仕草に喜ぶ鴨志田卓

 

 

鴨志田卓

「俺は既に色々気持ちを整えてたから…ここで半分くらい覚醒できた。」

 

三島由輝

「半分?」

 

鴨志田卓

「ペルソナは出なかったんだが、服装は変わったんだよ。

身体能力、つまりは肉体の強度はそれでも十分上がるから、できればそれだけはやってから本格的に参加してほしい。」

「あくまでも、人づてでの話ではあるが…」

「三島、昔の自分から変わりたい願望があるんじゃないのか?」

 

三島由輝の頭上に!が浮かぶ

 

 

鴨志田卓

「もし出来なくても嘆く必要は無いが、折角の機会だ。やってみようぜ?」

 

三島由輝

「…ああ。」

 

三島は、目を閉じて、独白を始める

 

三島由輝

「どうにか、昔の…居なくても良い存在、空気みたいな存在から、変わりたかったんだよ。世界を支配したいとかじゃなくて…影響を与えたい。力が欲しいんだ」

 

(あー…どちらかと言うと陰気な奴なのにバレーボール部に居たのって、もしかして…)

 

鴨志田卓

「何もできないと思い込んでた…過去の自分を解き放つ、と。」

 

三島由輝

「そう…なる。折角、非日常に触れてさ。怪盗団として、メンバーにもなれたんだ。こんな懐にまで入れてもらってる。」

「絶対…俺もなりたい。昔とは違う、優秀な人にさ!特別になりたいんだ!」

 

鴨志田卓

「…。」

 

 

 

熱く語った三島を

しばらく、見つめていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の三島に、青いオーラが出ることは無かった。

 

 




覚醒条件まとめメモの内容について
文章は作成していたのですが、筆者の文章力ではあまりに三島由輝が鴨志田卓への疑念を深めてしまいそうな内容になっており(この情報はどこで得たか、など)
それで察さない三島由輝はアホになってしまうので

『個人の特定は行えない範囲だが、情報の出どころについて疑念が深まるような内容』が書いてあるメモ、とします

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
  • わかりやすいコードネーム表記
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