鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
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朝
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※三島由輝視点
昨日の、あれからの記憶が薄い。
自分には、素養が無かったのだろうか?
自分の身の丈では、怪盗はできないのだろうか?
やっと掴んだと思っていた『特別』への切符は、ただの紙切れだったのか?
いや、確か…実働部隊以外の人員も求めているとは言っていた、気がする。
『特別』に向かうことはできている。参加券ではなく、ライブのチケットのようなものと言えばいいのか…
悶々と考えている内に、いつの間にか家で寝ていたらしい。
どうせ、部活でいつも死んだ目で帰ってきていたんだ。今更、家族も不自然に思わない
あのきつい部活を1年やっていたんだ。体は無意識でも動かせる。
気づけば、あとは歩けば学校に着く所だった。
スマホを見ると、メッセージが届いている
ーーー
鴨志田卓とのメッセージ
鴨志田卓
『昨日は大丈夫だったか?』
三島由輝
『大丈夫だったと思う?』
鴨志田卓
『思わん』
『大分落ち込んでるだろ?だが、一回試しにやって出来なかっただけだ』
『もう少し試してみても遅くない。』
『それに三島に頼みたかった役割は、あの力が無くても行えるものも多い。』
『三島はもう仲間なんだ。気楽に行けよ?』
三島由輝
(ゲボを吐く絵文字)
ーーー
三島由輝
「…。」
「そうだよな、まだ確定した訳でもない」
「これでへこたれてたら、一生空気のままだ。やるぞ、やってやるぞ…」
きちんと睡眠は取れていたようで
心さえ奮い立てば、体はしっかり動いてくれる
今日も1日が始まった。
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夜
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※鴨志田卓視点に戻る
部活を終えたあと、鴨志田卓は渋谷にやってきていた
絶対に食べると決めていたクレープ屋に行くためである
(そういえば、ベルベットルームに好きに出入りして良いと言われていたけど利用していなかった。誘ってみるか)
路地に入ると、お馴染みの青い扉が。
下部分からなんか青い光が漏れている
ただ、入り口には誰もいない
(セルフサービス…?)
扉を開けて中に入ってみると、入室エフェクトに包まれた後ベルベットルームにやって来た
カロリーヌ
「ぅん…にゃんの用だ、いちねん!」
頭上の観客席から、寝ぼけた声が聞こえてくる
上体を起こしたカロリーヌがおり、タオルが掛かっていた
お昼寝中だったのかもしれない
鴨志田卓
「今からそこにあるクレープ食いに行くんですけど、一緒に行きません?」
カロリーヌ
「…は?」
鴨志田卓
「甘いの苦手でした?」
カロリーヌ
「食事のついでにベルベットルームに寄るな!友達か!」
寝起きだというのに元気にツッコミ入れてくれるカロリーヌ
手でぐるぐるとタオルを巻き取っている
ジュスティーヌ
「主、よろしいですか?」
イゴール
「構わん」
ジュスティーヌ
「よし、行きますよカロリーヌ」
カロリーヌ
「ふぇ!?」
乗り気のジュスティーヌが何処かからでてきて、いつの間にかベンチに座っていたイゴールに了承を取り、支度を始める
バインダーに挟んで書いていた何かを片付けていた
(マネージャーのジャージ衣装だが、具体的には何をマネジメントしているのだろうか。)
カロリーヌ
「ジュスティーヌが乗り気なら仕方ない。最高級品を献上しろ、1年!」
観客席から飛び降り、華麗に着地するカロリーヌ
バレーボールユニフォームを着ているためか、着地ポーズがとても絵になってかっこいい
鴨志田卓
「最強のやつ買いましょうね」
「イゴールさんは何にします?」
イゴール
「不要だ。」
鴨志田卓
「じゃあ春の限定メニュー辺りを買っておきますね」
イゴール
「不要だ。だが、1つ聞きたいことがある」
少し溜め、手に持つ紙を見てから
こちらと目を合わせて一言。
イゴール
「お前がコーチと呼んでいるものは、『鳴上 悠』か?」
ペルソナ4の、主人公デフォルトネームを挙げた
鴨志田卓
「なるかみ…?違いますよ。」
イゴール
「なら、いい。」
「この会話は忘れて構わない。」
鴨志田卓
「ウス。」
(………こっっえぇぇぇえ〜〜〜〜〜〜!!!!!すんげぇ決め打ちしてくるじゃん!!!!!やば!!!)
(やっぱりヤルダバオト対策はこれからも気をつけないとな。原作でも舐めプして泳がせてくれてる節あるから対抗できてたのに、初手から全力で潰したり絶望させにかかられたらもう詰みだ。)
(警戒対象ってか意識をコーチに誘引しといてもらおう…ありがとう架空コーチ…)
どうにか自然な形で否定でき、動揺を表情から隠すことができた。
かなり、度胸が試された…
♪♪♪〜
…。
ベルベットルームから出て、表のクレープ屋に向かう
鴨志田卓
「何にします?」
ジュスティーヌ
「…ここからだとよく見えません。1年、肩車です。」
鴨志田卓
「ウス」
両ひじが顎と水平になるように腕を上げて、腕から肩のスペースそれぞれに双子を乗せる
小さいあんよを手で抑えて立ち上がる
ほとんど重みは感じないが、バランスに気をつけて支える
(うひょ〜〜〜〜〜〜!テンション上がるわ。今俺ベルベットルームの住民をダブル肩車してるよ)
(理知的なロリって創作内にしか生息してないけど、ほんとに可愛い属性だよな。)
双子はそれぞれ鴨志田の頭に手を置いて捕まりながらメニューを選ぶ
ジュスティーヌ
「ワッフルドリーム…?」
「クリームの代わりに、夢を挟んでいるのでしょうか」
カロリーヌ
「私は決めたぞ!あのショコラムースに全ての装飾を付ける!」
ジュスティーヌ
「ショコラムース?」
カロリーヌ
「ほら…あれだ、あれ!」
ジュスティーヌは大人しくメニューを見ているものの
カロリーヌは視線と一緒に体も動き、大きく揺れる
鴨志田卓の耳を握って体を支えながら身を乗り出して、メニューを指さしたりする
(流石鴨志田卓。体幹がびくともしないぜ)
(ただちょっと耳引っ張るのはギリギリ痛いかな〜と思うんですが…無邪気可愛い最強の存在か?)
(ああ、最強の存在ではあるか…)
ふと、注文待ちしている店員さんと目が合う
苦笑いをしておくと、店員さんは優しい目で微笑んでいた
明らかに自分の子ではない女児を肩車する成人男性、普通は通報モノだが
バレーボールユニフォームとジャージ、そして体育教師ファッションという服装は完璧な変装効果を発揮した
何かしらのバレーボールクラブの子なんだろうなとしか思われず、購入時も
店員さん
「可愛い教え子さんですね。」
としか言われない。
鴨志田卓
「騒がしくしちゃってすみません。」
店員さん
「いえいえ。2620円になります。」
※内訳※
鴨志田卓 520円(シンプルなクレープ)
ジュスティーヌ 610円(ワッフル)
カロリーヌ 740+200+200+200+150円(全マシマシ)
双子を降ろして支払いを済ませ、完成したスイーツを皆で食べる
ジュスティーヌ
「これが夢の味ですか。美味ですが、一般的な材料と組み合わせに思えますが…」
綺麗に食べるジュスティーヌ
カロリーヌ
「これが、この店の最高級…!」
「民衆の欲望を体現したかのような代物だ…はぷ」
初手顔面を埋めたカロリーヌ
鴨志田卓
「お手拭き貰っといたんで、最後に顔拭いて帰りましょうね」
口から甘味を摂取しつつ
目からも糖分を過剰摂取し
血糖値が爆上がりする
鴨志田卓が完食、
ジュスティーヌが8割、
カロリーヌが3割ほど進んだ所で、カロリーヌが話しかけてくる
カロリーヌ
「…にちても、つくづくきさまはきかいだ、いちねん。」
頬張ったままで、滑舌が悪い
鴨志田卓
「鋼の肉体を目指してます。」
カロリーヌ
「むぐ!んく、ごくん。」
「奇怪だ!貴様の材質の話じゃない!」
飲み込んだ後、勘違いを正してくる
おでこに生クリーム、右のほっぺにチョコクリームが付いており
口周りには生クリームもチョコクリームも両方どっちゃりと付いていた
カロリーヌ
「まったく、貴様がワイルドであれば対価も与えやすかったと言うのに。今からでもいい、ワイルドになれ、1年!」
鴨志田卓
「よし、じゃあ試しにそこのメメントスからピクシーでも誘拐して…」
カロリーヌ
「…。」
目線を上に向けて、何かを想像するような素振りを見せ
一気に顔を苦くした
カロリーヌ
「却下だ。絵面を考えろ、性犯罪者め」
口直しのように全マシマシクレープを頬張る
(鴨志田卓に言うと性犯罪者がなにも比喩じゃないの面白いよな 面白くないけど)
カロリーヌ
「はぁ、なんでベルベットルームの設備はワイルドを助けるためのものばかりなんだ。1年を導いてこその先輩とマネージャーだろうに。」
「この前見つけたアレも、ワイルドが前提の物だったし…」
鴨志田卓
「アレ?」
ジュスティーヌ
「ペルソナ合体の指南書です。さまざまな合体を行うことで成長を促す、理にかなった練習メニューでした」
完食したジュスティーヌが教えてくれる
鴨志田卓
「はー、上級生の置き土産ですかね?ワイルドだった人を担当してたマネージャーとか。」
ジュスティーヌ
「著者の記録も無く、私たちも書いた覚えが無い資料なので…きっとそうなのでしょう。」
「私たちの記憶は、何故か曖昧なところが多々あります。何か手がかりがあればすぐ教えなさい、1年。」
「以前、力を高めるカードを渡せたように…何か、活用できるものを与えられるかもしれませんから。」
鴨志田卓
「ええ。目を光らせておきますよ。」
(言えないのもどかしい〜〜〜。)
(ヤルダバオトがガン見してるからな、できればインフルエンザ刈り取る者が終わってからが良いんだけど…もしそれまでに気付かれたら早急に開示しよう。2人を合体したらラヴェンツァになるのは知ってるんだけど、他にどんな条件があるかはよくわからないんだよな…)
カロリーヌ
「まく、まく…んは、食べるのが早いぞ、ジュスティーヌ。」
ジュスティーヌ
「明らかに量の問題ですよ、カロリーヌ。」
鴨志田卓
「食べ終えたら帰りましょうね」
…。
20分以上待って完食出来なかったので、顔面クリーム塗れで手にクレープを持ったままのカロリーヌをベルベットルームに連れ帰った。
扉が汚れないよう、ドアノブは鴨志田が触った…
ワッフルドリームやショコラムースはペルソナ5のクレープ屋のメニューに書いてあるものです 食べてみたい
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記