鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
鷹瀬夫
「居るんだろ!?出てこっ………」
鴨志田卓
「学校で、いい大人が暴れるのは止めてください。生徒の成長に悪いでしょう?」
体育教官室の扉を開き、
なるべく視線をひんやりするように努めつつ鷹瀬夫妻と相対した
(原作鴨志田、原作鴨志田…!)
鴨志田卓の元々の知識から
人を脅かして会話を有利に進めるためのノウハウは幾らでも引き出せる。
鷹瀬夫
「え、あ…」
初手、冷や水を浴びせるような注意。
それも全人類が怖がるような大柄強面体育教師からのものとなれば当然、鷹瀬夫はタジタジになる
鴨志田卓
「話は聞いています、中に川上もおりますよ。どうぞ」
鷹瀬夫
「あ、は…」
(つっよ鴨志田威圧。そりゃデビルタッチも使えるようになるわ)
体育教官室に夫妻は入り、鴨志田卓と川上先生の対面に座る
鴨志田卓が2人を招き入れ、扉を閉め席に座るまでの間に
鷹瀬妻
「何よ、助っ人でも呼んだつもり!?貴方、人に言われたくない話を持ってる癖に良いご身分ね!」
鷹瀬妻が川上先生に向かってまくし立てる
川上先生は困ったような顔を浮かべて黙っている
鷹瀬妻
「良いのかしら?貴方の罪をここで伝えてあげることもできるのよ?」
(あー、川上先生の顔あれだな。ここまで術中にハマるとちょっと面白くなってくる奴か?)
川上先生の調子は良さそうで、
苦笑いと曇った顔の中間といった表情。
事前に話していた予想言動そのまんまな奥様に驚き、予想を当てている鴨志田の存在に安心してくれているらしい
鷹瀬妻が会話の主導権を握ろうとした事で夫も威圧から回復し、そうだそうだとわめき始める
鴨志田卓のノウハウ曰く、こうならないように満遍なく押し付けるかタイマンで威圧すると良いのだとか
鴨志田卓
「川上先生…こいつら、聞いた通りの輩ですね。」
鷹瀬夫
「あぁ!?」
(あの後でよくここまで威勢を回復させれるな鷹瀬さん。阿呆なんだろうな)
鷹瀬妻
「どなたか存じませんけど、この女の本性を知らないんですかぁ?」
鴨志田卓
「知っていますとも。」
「生徒想いで、熱意のある、教師の鑑のような人だとね。」
川上先生の頭上に!が浮かぶ
鷹瀬妻
「…あは、何も知らないんだ!こいつはねぇ、私達の子を殺したのよ!」
自身の持つ手札が、効果があると確信した口ぶりで奥様は言い放つ。しかし鴨志田は堂々と答えていく
鴨志田卓
「知ってますよ。貴方方が粗雑に扱った子供を、川上先生は丁重に扱ったんでしょう?」
「それなのにお二人は学ぶのに必要な費用を工面せず、結果鷹瀬君をアルバイト漬けにした。」
「悪いのはどちらだったんでしょうね?」
鷹瀬夫
「この女に決まってるだろうが!!」
「今後も、カネは支払って貰うからな!?」
鴨志田卓
「えぇ、本人も…支払いは続けると言っていました。」
にちゃ、と夫妻の顔が嬉しそうに歪む
(うわ醜っその笑み。ウ〇ジマくんとかで見る表情してる。)
鴨志田卓
「ですが、金額は今後一定とさせてもらいます。」
「詫び金をじわじわ増やして…馬鹿げてますよね。謝罪のためのお金なのに、時間が経って増えるのは可笑しいって自分で言ってて思いませんでした?」
鷹瀬夫
「なっっ……!」
鷹瀬妻
「そんなこと言ったら教育委員会に」
会話を、大きめの声で遮る
机を叩くとか急に顔を寄せるなどして圧を追加すれば、自分の発言をそのまま言い切れる可能性が高まる
鴨志田卓
「あ ら か じ め 、話は通せますよ?」
「教師を揺する輩が居るとね。今回の話も録音していますから。」
(学校とかいう、教師がレコーダー仕掛けてはいけない場所堂々の第一位な危険地帯で録音するの…滅茶苦茶怖いんだよな。せめて女性の川上先生に持ってもらってるけど、ちゃんと録音してくれてるだろうか)
鴨志田卓
「それとも、弁護士通します?」
「一度お支払いを打ち切って、お互いに裁判でもしましょうか?」
「不利なのはそちらですし…あっ!すみません弁護士雇う余裕あります?」
ごめんなさい気づかなかったぁ〜!お前寄生してるだけで暮らしの質は元々底辺だもんなぁ〜!とでも言いたげな困り顔で思いっきり煽る
裁判になると前述の教師がレコーダー仕掛けた点などを突いて抵抗される可能性があるのでできれば避けたいという気持ちを隠し、鷹瀬夫妻に笑いかければ
鷹瀬夫は目に見えて歯ぎしりをしだして
鷹瀬妻は怒りに震えて涙が止まらない様子
鴨志田卓
「ご理解頂いた通り、その姿勢で困るのは鷹瀬さんご夫妻です。
そんな中、お支払いを続けている川上先生の優しさで、鷹瀬君への気持ちで、お二人は生かされているんですよ?横暴な態度を取る理由、無いですよね?」
「…立場、わかりました?」
(煽りってこうやるんだなぁ…参考になるわ。やってるの自分だけど)
鴨志田卓が秀尽高校でこれまで培ってきた『圧倒的優位な立場から偉そうに煽る』トークを全身に浴びたご夫妻。
鷹瀬夫は口の端から泡を吹きながら
鷹瀬夫
「ぎぎぎぃぃい………いつか後悔させてやるからな!見下しやがって!」
ドアを乱暴に開け放って帰っていった
鴨志田卓
「今日の録音片手にお待ちしてます。」
部屋に残されたのは、鴨志田卓と川上先生。
…あと放心状態の鷹瀬妻。
鴨志田卓
「あちょっと!奥さん置いてってますよ!!」
…。
奥様をお姫様抱っこダッシュで送り届けた後、本当に部屋に残された人数が2人になる。
※ターボ輸送ババァとして後に校内の七不思議になる
カバンからバナナを取り出し食べながら、川上先生と会話する
トマトの赤、ほうれんソウルの緑、バナナの黄。完璧な色味の昼食だ
鴨志田卓
「すみませんね、前に話した通り…支払いはしばらく継続します。」
川上先生
「援助頂いてるので…大丈夫です。何もよりどころを無くすと、どう暴走するか分からないって話には納得がいきますし。」
川上先生の近くには、口を縛ったビニール袋がある
恐らく鴨志田卓が鷹瀬夫妻をビビらせていた時に、紙皿やらのゴミを纏めてくれていたのだろう
川上先生
「けど…今のままだと、負担が私から鴨志田先生に変わっただけになるんじゃ?」
申しわけなさそうな顔で不安そうに話す川上先生
鴨志田卓
「良いんですよ、俺の金で川上先生が元気になるなら幾らでも。」
「大切な同僚の健康を金で買えるんだ、何より良い買い物です。ははは」
憑依転生者は川上先生に対して、ゲーム等で長年見続けてきた存在としての認知が根強い
オタクは、推しコンテンツに対する財布の紐が緩いのが通例だ
戦術的優位性の無いスキンを買う為に万単位で金を突っ込む男が、長年遊んだゲームのキャラ本人を金で救えるとなれば支払わない理由は無い。
鴨志田卓
「それに、目処もついてます。」
川上先生
「目処?」
鴨志田卓
「俺、目を覚ませてもらったと話したでしょう?実は、その目を覚ます方法を教わってるんですよ。」
川上先生の頭上に!が浮かぶ
鴨志田卓
「まだ、設備が整っていないので、いずれにはなるんですけど…」
「鷹瀬夫妻も、俺みたいな善人に改心させてやりますよ。」
冗談めいたセリフを楽しげに話す
鴨志田卓
「それまでは、状況が悪くならないようにしていて欲しい。鷹瀬夫妻が、償う必要のある罪が増えないように」
(はぁ、同じ教師としてならここまで川上先生をスムーズに救済できるのか。鷹瀬夫妻を裁判でぶちのめす方法なら改心いらなくても大丈夫なくらいじゃないか)
(早めに助けられて良かった。あとは鷹瀬夫妻を改心させたら、この現実の川上先生も安泰だな…)
鴨志田卓の、助けられて良かったという心からの感情が
川上先生に向けられる
己にかかる手間や費用の消費を何も悔やんでいない
見返りも、『人助けをする為に学校を空ける際のカバー』を求めるだけ。
更には、加害者にも慈悲深い心を持っているような口ぶり。
鴨志田卓
「そして何より、川上先生がこれ以上不幸にならないように、ね。」
(恥ずかし、キザな台詞すぎただろうか。鴨志田卓の声めっちゃ好きだからついついかっこつけちゃうんだよな。鴨志田卓も自己顕示欲の塊だしかっこつける語彙が沢山ある。)
(いやまぁ…昔は歪んで空回りしてたけど、やっぱこうやっていい場面を用意した上でかっこつけるのが良いだろ?鴨志田卓。ふふ。)
かっこつけられた事に気持ちよくなりながら
鴨志田卓
「じゃあ、俺は次体育館なので準備に行きますね。ゴミありがとうございます、捨てるのはやらせてください。」
「では。」
別れの挨拶をして、体育教官室を後にした。
体育教官室に残された、まだ時間に余裕のある川上先生は1人。
閉められた扉を眺めていた
川上先生
「…。」
川上貞代
「鴨志田先生…」
♪♪♪〜
繰り返すが
鴨志田卓のチャートはガバガバである
原作で、自然な形で川上貞代と友人ルートに入ることが出来たのは
教師と生徒の年齢差があったからこそであり
現在、鴨志田卓と川上貞代は
『同年代の同僚』であることに気づいていない。
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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わかりやすいコードネーム表記