鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第74話 4/29(金) 誰やタバコ吸うとるん/雨宮蓮のコーヒーを飲もう

〜〜

放課後

〜〜

 

※奥村春視点

 

今日も今日とて屋上に上がると、隅の方で鴨志田先生が腕を組んでいた

 

奥村春

「こんにちは。」

 

 

 

鴨志田卓

「ああ、こんにちは。」

 

鴨志田先生はおもむろにしゃがんで、何かを拾い上げる

 

鴨志田卓

「…なぁ奥村。最近、不良とか見なかったか?」

 

奥村春

「いいえ?何かありました?」

 

鴨志田卓

「それがなぁ…」

 

鴨志田卓が、手に持ったカップ麺の空き容器を見せる

中には少量のスープと、『たばこの吸殻』が入っていた

 

奥村春

「!」

 

(カップ麺の中に…食後の一服なのかな。)

(…あ!)

屋上に一番長く滞在しているのは私であり、軽食をここで食べる事も度々ある。

一番疑わしい人物となれば…

 

どう弁解をしようかを考えて喋れず、

それがまた怪しい仕草になっているような気がしてくる負のスパイラルに陥っていると

 

鴨志田卓

「たばこを漬け込んで農薬代わりにするなんて話も聞いたことがあるが…流石にスープには漬けないだろ。」

「屋上に溜まってる輩がいるかも知れないし、校内で喫煙者がいるかも知れない。二重でトラブルが起きてる訳だな」

 

忌々しそうにたばこを見てから、奥村春へ

 

鴨志田卓

「奥村も気をつけてくれ。出会ったら逃げて…俺とか、教師を呼んでくれればいい」

 

奥村春

「あ、はい…。」

 

鴨志田卓

「俺は帰って調査だ。何か手がかりがあれば教えてくれ。じゃあな。」

 

奥村春

「お疲れ様です。」

 

 

鴨志田卓は階段を降りていく

 

 

奥村春

「…。」

「先生、私を一切疑わなかったな…」

 

勿論、それは事実なのだが

やけに鴨志田先生から信用されている事が不思議だった

 

〜〜

〜〜

 

 

部活の後車を走らせ、ルブランまでやって来た…

 

(時々来て、惣治郎との関係を深めておかないとな。佐倉双葉に取り入るために一定の仲良さを持っとかないと…)

(雨宮蓮に優しくした実績だったり、一色若葉や獅童正義知ってるってことを教えて懐に潜り込むにしても…惣治郎と程度仲良しなってないと双葉ちゃんについて教えてくんないだろ)

 

そういった実益を兼ねた聖地巡礼である

 

 

 

惣治郎

「いらっしゃい。」

 

椅子に腰掛けてぼんやりとクロスワードを眺めていた惣治郎が、目線を合わせずに歓迎してくれる。歓迎と解釈してもいいのだろうか

 

惣治郎

「…ああ、先生か。」

 

こっちに視線を向けて、誰か気づいてからはカウンターに戻っていってくれた。きっと歓迎してくれていると思いたい

 

鴨志田卓

「カレーと、オススメのコーヒーを。」

 

惣治郎

「あいよ。」

 

 

 

雨宮蓮

…。

今なら、コーヒーを振る舞うチャンスかもしれない…!

 

淹れてもいい?

任せて

 

淹れてもいい?←

任せて

 

(コーヒー…既に法王コープをしっかり進めていらっしゃる。手広くやってるなぁ)

やる気満々で雨宮蓮が惣治郎へ提案をしている

 

惣治郎

「友達に淹れるならまだしも、金を払う客なんだ。まだ早えよ。」

 

鴨志田卓

「問題ないですよ。」

「教え子からコーヒー淹れてもらえるなんて、最高の付加価値です。」

 

(自分か主人公にコーヒー淹れてもらえる体験をするなんてなぁ。コンセプトカフェで飲んだのも結局はコーヒーマシンだったし、こりゃSP回復間違いなしだな)

(貼る大気功はすでに手に入ってるし…SP回復アイテムも気にせず使っちゃっていいのがこういう時ありがたいわ。)

 

惣治郎

「そう言うなら…」

 

コーヒーの準備を始める雨宮蓮を見守り始める惣治郎

 

惣治郎

「言っとくが、何もアドバイスしねぇからな。」

 

(おお、師匠って感じで良いなァ)

 

…。

 

淹れてもらったコーヒーは惣治郎に比べると劣るかもしれないが、十分おいしかった!

 

 

 

鴨志田卓

「うん、これはなかなか。」

 

惣治郎

「コロンビア産のエメラルドマウンテンか。」

「これじゃ豆が泣いてるが…教えた通りにはやろうとしてるな。」

 

横で惣治郎も飲んでおり、品評してくれる

 

(エメラルドマウンテン…コーヒー作り3回目か?夜行動ほとんどルブランに全ぶっぱしてるんじゃないか雨宮くん)

 

品評できる舌は持たないが、イベントに関する記憶力は持ち合わせている鴨志田卓は

コーヒー作りを行った時に主人公が使う豆の順番を覚えていた

 

鴨志田卓

「コーヒー、よく飲んで味の違いは分かるようになったんですが」

「具体的にどの味が高いかとか、この味はどの産地の味だとかの結びつけができていないんですよね。」

 

惣治郎

「仕事にしないならそんなものでいい。」

「一度のめりこむと、金がかかる趣味だからな。」

 

(あー、女帝コープで高級コーヒー飲んだの思い出す。作る設備もこだわるとお金かかるんだろうな)

 

 

しばらく、落ち着いた時間が流れる

 

 

雨宮蓮

…。

そういえば、鴨志田先生の猫は今居るのだろうか?

 

…!

鴨志田先生のリュックの隙間から、モルガナが覗いている…!

 

 

(いやぁ、飽きの来ないお味。双葉がすくすく育つのも納得の味だよな)

 

鴨志田卓がカウンター席でカレーを食べていると、横に置いてあるリュックを雨宮蓮が開けていた

 

モルガナ

「にゃっ、ワガハイの眠りを妨げるのは誰だ?」

 

(魔王の言い方じゃん)

 

目をしぱしぱさせるモルガナを見つけて触り始める

 

惣治郎

「おい、人様の物を勝手に開けるな。って…」

「そのネコ、先生の飼い猫だったのか?」

 

雨宮蓮の突然の行動を指摘した惣治郎の視線が リュックの中にいたモルガナに向く

 

鴨志田卓

「ああ、ウチの同居人のモルガナです。可愛いですよ」

 

惣治郎

「モルガナ…そうか。」

「何度か、コイツが部屋に連れ込んでいるのを見た。離し飼いにしても…先生のウチ、ここから近いってわけでもねぇだろうし…」

 

惣治郎が混乱している

 

鴨志田卓

「そこの内科に行くとき、自由にさせてるんです。時間を伝えておけば勝手に戻ってきますから。」

 

鴨志田卓はモルガナの首輪にGPSを仕込んでいる Airタグ的なやつ

位置情報がわかるため安心してモルガナを解き放つことができた

 

惣治郎

「はー…利口な猫も居るもんだ。」

 

 

珍しいものを見る目でモルガナを眺める惣治郎

 

モルガナ

「猫、じゃねぇ…けど…」

 

(にしても、何回かモルガナ拉致してたのかよ雨宮くん 誰彼構わず篭絡していくんだな…)

 

目下行われているのは

 

モルガナ

「ちくしょう…うましゅぎるぜぇ…」

 

雨宮蓮の超魔術な器用さで骨抜きにされているモルガナだった

 

 

惣治郎

「飲食店なんだ、毛が舞う行為は避けろ。」

 

雨宮蓮が謝り、そのまま自室にモルガナを持っていく…

 

(君、人間パラメータ高いって言われない?)

(なーんか、前々から思うが…やけにハイスペックだよな雨宮蓮きゅん。 バレーボールもスポンジみたいに吸収して行ってるし)

(…ま、過酷な運命に囚われるとこを逃がしてやれたんだ。過酷な運命に耐えられるスペックが日常生活には過剰なだけだろ。うんうん)

 

雨宮蓮に若干の違和感を覚えながらも、そのほほえましい光景に頬を緩めて

心も体も満タンに満たしてから

 

ぐったりとリラックスしたモルガナを鞄に入れて帰った…

 

 

 

(明日は、夜から徹夜メメントスだ。 フッフッフ、ついに『アレ』をやるときが来たぞぉ…)

 

ーーー

以前のモルガナと雨宮蓮の絡みは20話にございます

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
  • わかりやすいコードネーム表記
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