鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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悪〇城ドラキュラの語呂


第79話 5/2(月) COOP:魔術師③/看板猫モルガナ

 

 

~~

~~

 

出勤時、モルガナが話しかけてくる

 

モルガナ

「そうそう、ワガハイの人気が上がってきたぜ」

 

鴨志田卓

「急にどうした?人気があるのはいいことだな」

 

モルガナ

「秀尽の話だ。カモシダが働いてる間、中で過ごしてるだろ?」

 

鴨志田卓

「あー。」

 

学校の中に猫が高頻度で出没する話については、生徒の間で噂になっている

この前の通勤中にモルガナから、こそこそ移動しても見つかることが増えたという愚痴を聞いた覚えがあった

 

モルガナ

「アレ、ついに生徒の一人がワガハイの捕獲に乗り出したんだ。避けたけども」

 

鴨志田卓

「その子泣いてたんじゃないか?」

 

モルガナ

「ニャフフ、嫌われたってぼろ泣きだったぜ。」

「動物病院に連れて行って注射だとか言ってたからな。腕からすり抜けて逃げてやった」

 

鴨志田卓

「流石だな。」

 

運転中の為目線は合わせないが、二人で笑いあう

 

モルガナ

「そうそう、そいつはカモシダも知ってる」

 

鴨志田卓

「おおっとすまん待ってくれ」

 

何かモルガナが続けようとしたが、目の前に

パンツ一丁のちびっこが傘を振り回しながら飛び出してくる

 

ちびっこは道路上で堂々とした演武を披露し

その後ろから追いかけてきた母であろう人間にぶん殴られていた

 

男児

「びぇぇぇぇえええん!!!助けてぇ!助けてぇ!ゆーかい!!ちかん!!!かじ!!!!」

 

号泣して暴れるちびっこを抱きかかえ、謝罪を繰り返しながら帰っていく母

車内から、苦笑いしてそれを見守る

一応、気にしないでって風に手を振っておく

 

モルガナ

「うひゃ~。精神暴走事件…ではないか。」

 

鴨志田卓

「まだクソガキの範囲だな。どこでああいう言葉を覚えるんだろうな…YouTubeか?」

 

モルガナ

「親御さんも苦労するだろうぜ…。」

 

(自分たちの生きること…例えば子育てとかでこうも苦労するんだ。ヤルバダオトみたいなのを生み出す、人任せにしたい大衆の心理も頷けちゃうよな。)

(今のお母さまに直接的な助けにはならないが…俺のやり方でパレスやメメントスを攻略してけば、世の中もちゃんと良くできるハズだよな。善人の割合が増えるんだからさ。)

 

鴨志田卓

「…俺、世直し頑張るよ。」

 

ふと、決意が声に出る

 

モルガナ

「今のはカモシダの責任じゃないし、オマエが抱え込む必要はないぞ。」

「ただ、立派な考えだと思うぜ。」

 

心配しつつも肯定してくれる相棒の存在に、幸せな気持ちになった

 

モルガナの信頼を感じる…

 

~~

昼休み

~~

 

いつものように体育授業の準備をしていた時

 

鈴井志帆

「…あの!」

 

鴨志田卓

「ああ鈴井。どうした?」

 

珍しく、鈴井志帆が話しかけてくる 原作で自殺未遂した杏の親友なバレーボール部員

以前傘を渡したときのように(20話)鴨志田卓が変わったことをわかってくれている様子だが、指導以外で接しに来ることはまだ無かったハズ

鈴井は走ってきたようで、何か焦ったようにしている。

いったいどうしたのだろうかと考えていると

 

鈴井志帆

「この学校、最近猫が出るの知ってますよね?」

 

鴨志田卓

「おう」

 

鈴井志帆

「飼うので、捕まえるのを手伝ってくださいっ!」

 

…。

 

今朝聞いた、捕獲を試みている生徒とは鈴井志帆だったらしい…!

 

(そういや結局誰だったかとか有耶無耶になってたな!?マジか…)

 

鴨志田卓

「あー、えっと」

 

鈴井志帆

「今は、向こうで杏が抑えてます!こっち!」

 

(やっぱアン殿の美貌には目が眩むもんなのかモルガナお前)

 

踵を返して、廊下の向こうへと駆け出しかけている鈴井を引き止めて

 

鴨志田卓

「すまん鈴井。モルガナは俺が飼ってる。」

 

鈴井志帆

「…。」

 

まず、言葉が理解できず

ゆっくりこっちへ振り向きながら表情が硬直する

 

「…?」

 

眉間にしわが寄り、理解できた言葉が信じられない

 

「え、すいませんもう一度…」

 

訝しげな表情で、人差し指を1本立ててもう一度聞きなおしを試みた

 

 

鴨志田卓

「首輪がついてるだろ?あれにGPSが付いててな。ウチの子なんだ」

 

スマホを取り出して、GPSの位置を見せる

 

鈴井志帆

「…。」

 

眉間にしわを付けたまま目を閉じ、立てていた人差し指を口元に当て考えるそぶり

しばらくして

 

鈴井志帆

「え、先生の飼い猫…!?!?」

 

仰天する鈴井 口がぽっかりと開いている

(表情豊かな鈴井志帆が知らない存在すぎる。うわマジでよかったな本当に…めっちゃしみじみ感じる…)

 

鴨志田卓

「そ、そこまで意外だったか?」

 

鈴井志帆

「はい!」

 

(いい返事)

 

鈴井志帆

「え、許可とか取ってるんですか?」

 

鴨志田卓

「校長が許してる。」

 

(許可取ってないけど校長なら許してくれるはずだ。うん。)

社会人にあるまじきアホの事後承諾である

 

鈴井志帆

「そ、そうだったんだ…うわぁ…」

 

炭酸が抜けるような効果音が似合うような萎れ方でみるみる縮んでいく鈴井志帆

 

鈴井志帆

「生徒会に相談したんです。誰が飼うか決める大会で私が勝ったから飼うって。」

 

(知らないところでどんな大会が開催されてたんだ…?見たかった…)

 

鈴井志帆

「そうしたら、野良かどうかの確認も兼ねてとりあえず、捕まえてから考えたらって…生徒会長が…」

「それで、一人だと捕まえられなかったので。」

 

(うわナイス対応すぎる。そうだよなそこで鴨志田が飼ってるって言ったらなんで知ってるんだってなるし。ありがとうマコちゃん)

 

鴨志田卓

「悪かったな。あんな可愛いヤツ、家で留守番さすには惜しいと思って」

 

鈴井志帆

「それは最高ですけど…ありがとうございますけど…」

 

鴨志田卓

「あー、又聞きだが。捕まえようとして、嫌われたと思ったとか聞いたぞ。」

「今度モルガナに、これからもたくさん愛嬌を振りまくよう言っておくから。」

 

鈴井志帆

「ありがとうございます…失礼します…」

 

鈴井はしょんぼりしたまま帰っていった…

 

(多分、心を痛めつけてしまった人たちのケアにってモルガナを派遣してたから…モルガナが沢山接してくれてたんだろうな。愛嬌のある猫、そら好感度も上がるわけだ)

 

後日、校長先生へ伺いを立てて

猫アレルギー生徒がいるかもしれないため、校舎内の立ち入りはやりすぎないようにとお達しを受けたが許可はもらえた。

校長室で校長とモルガナがそのまま当人同士で取り決めを詰めていくのが面白かったことをここに記しておく。

 

 

 

 




感触が良かったので、しばらくの間は朝8時投稿を継続予定です。お好みのタイミングでご覧くださいませ。

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
  • わかりやすいコードネーム表記
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