鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~ 作:DreamFrog
地面へと降り立つクラウンは
原作の大技を何倍もの出力で放った事に
原作ではずっと特別な力を持つことがなかった三島が 目の前で何かを得た事に
得た物が、己の教えるバレーボール関連のものであった事に
快楽物質が脳を飛び出し全身を巡って、消耗が完全回復していた
つやつやとしている
鴨志田卓
「やっぱり三島だ。すこぶる調子が良い!」
晴れやかな顔でそう言うと、周囲を眺める
銀行の上部は破壊され、夜の月が見え
床にも巨大な穴が空き、煌々と光る地下金庫が露出している
(フレンドリーファイアが無くて本当に助かった…それにしても、これはアレか。上の銀行の建物部分には破壊不可みたいな属性がついて無かったのか?)
(金庫は守られるような認知があるのは当然だろうが…金で雇った部下が仕事をする場所だし、裏切りとかで瓦解する可能性の認知があったとか。手っ取り早く地下に潜れて楽で良い。)
鴨志田卓
「安全を確保して一度撤退するつもりだったが…予定変更だ。」
「装備は整えて来てるのか?」
新島真
「…金城に会う前に、鞄の中身を取られてる。」
薬類の持ち込みは無く、大治癒促進パッチと貼る大気功のみ体に仕込んでいたらしい
(ほんっと、無茶したなぁ…これが高校生のバイタリティって奴なのか…)
鴨志田卓
「…そうか。今はモルガナに積んである物資を分けてもらえ」
新島真
「…はい。」
鴨志田卓
「…。」
「悪い、今…上手く指導できる言葉を言えない。ここは安全じゃないから場所を移そう。」
新島真
「…はい。」
(新島真への心を鬼にした説教…いやまぁ結果的には大成功だから良いんだけどさ、命知らずの行動は危険すぎるしどうか上手いこと話し合いたい…絶対、この後すぐ行うとして…)
三島に向き直り
鴨志田卓
「そして、だ。」
「三島。おめでとう、立派な力じゃないか」
三島由輝
「…ああ。俺、やったんだよな…!」
鴨志田卓
「力を得ないとどうにもならない苦境に飛び込んだのは、教師としては褒められないんだが…どうにかしたのは評価したい。」
鴨志田卓
「これからも力を貸してくれ、三島。」
三島由輝
「押忍っ!」
パピヨンマスクの隙間から、決意に満ち溢れる視線を送る三島由輝
その格好、そして急な力の獲得の原因は不明だ。
しかし由来を、クラウンは確信していた。
三島が現在着ているユニフォームとシューズが…カロリーヌが着ているものとデザインが完全に同じだからである。
明らかに、ベルベットルームの住民が関係していた。
(ヤルダバオトはやらないとして…ラヴェンツァさん系列なのか、はたまた封じられてるイゴール?最高かよ、本当にありがとうございます…うちの部員が大喜びしております…)
三島への、力の貸与は
イゴールからヤルダバオトへの警告だった。
ルールの違反、規律の緩みは
それだけこちらの封印を緩ませるぞ、と。
モルガナ
「物資の分割、終わってるぜ。」
鴨志田卓
「流石モルガナ、気が利くな」
「…はは」
新島真
「…どうしたの?」
鴨志田卓
「すごい、嬉しいんだ。やる気満々のメンバーに囲まれてさ。」
「みんなの熱意が、俺に流れ込んでくるような感覚がある…」
マントを翻して、瓦礫に埋まりかけているセーフルームの扉に向かう
鴨志田卓
「まずはセーフルームに入ろう。積もる話もある…」
…。
2,3回ほど妨害は入るも難なく蹴散らし、セーフルームに入室。
モナと共に椅子にどかっと座り込み、高校生2人を見上げる
2人は座らずに、此方の様子をうかがっていた
鴨志田卓
「まずは、今回2人が何をしようとしたか教えてくれるか?」
新島真
「…考えたのは、全部私。」
「金城のパレスに、侵入する方法を探していたでしょ?だから、私で作ろうとしたの。」
「そうしたら…クラウンが、私を、守るべき生徒じゃなく、共に戦う仲間として認めてくれるんじゃないかって。」
鴨志田卓
「…はぁ、なるっほどな…。」
クイーンは、先ほどの金城に対して見せた度胸は何処へやら。
後ろめたそうに顔を下へ向け、上目遣いでクラウンを見ていた
手を前の方で抱えている。
三島由輝はその変わりように驚きを超えてビビっていた
セクハラ教師時代の鴨志田卓からギタギタに指導された経験のある三島由輝は、これくらいの説教する雰囲気なら余裕で過ごす事ができる。
鴨志田卓
「これから、俺は態度で証明していくつもりだがな?」
「俺はお前のことが大切で仕方ないんだ。貴重な戦力だし、やる気も能力もとんでもなく高いし、おまけに現実世界でも文武両道で優秀と来た。こんなすっごいのが兄弟や姉妹に居たら絶対人生幸せ過ぎて狂う奴出てくると思ってる。」
新島真
「え?…あ、その」
ノーガード顔面に褒め言葉のストレートパンチをかまされ怯むクイーン
鴨志田卓
「結論から言うと、俺は既に…お前を、共に戦う仲間だと思ってた。あまりこれまで口で伝えて無かったんだが。」
「有能さの証明は必要ない。とっくに知ってる。」
(原作で熟知してるから、俺はなんとも思わなかったけど…確かにシャドウ校長と戦う時に状態異常付着しちゃったり、マコちゃん視点では活躍してる感を感じなかったのかもな)
「絶対に失いたくない貴重な戦力だからこそ…失うかもしれないリスクを伴う作戦を取りたくなかったんだよ。」
「過保護になってるとか、責任感を持ちすぎてるとかそんな褒められた感情じゃない。」
「ただ、俺がさ。危ない目に遭う仲間を見たくなかっただけなんだ。」
「危険なことをするのは、俺だけで良いと思っていたから。」
新島真
「…。」
「それが、計画をスムーズに進める上で、いけない感情なのはわかってる?」
鴨志田卓
「勿論。」
「ハイリスクなことは…ハイリターンも狙える。俺の考えじゃ、金城を引っ張り出すのも三島が戦えるようになるのも時間がかかってた筈だ。」
「驕りかもな。堅実で安全な作戦でも大丈夫と思ってしまってた。皆のポテンシャルを引き出しきれないんじゃ、教師失格だ。」
「これからは、改める。こんな素晴らしい実績を自分で計画して実行できたんだ。もう何も遠慮は無い。」
笑って椅子から立ち上がり、クイーンに握手を求める
鴨志田卓
「心の怪盗団、参謀って肩書はどうだ?」
新島真
「…!」
「私ね、お姉ちゃんが困ってる…精神暴走事件を解決したいの。」
「最速ルートでお願いね。」
すっきりと晴れやかな顔をして、握手に応じてくれた
鴨志田卓
「はは、準速くらいにしておくよ…」
新島真
「どうして?危険でもいいって言ったでしょ?」
鴨志田卓
「私生活全捨て無断欠勤で各パレスで徹夜上等の全力レベリングした後、国会議事堂をパレスにしてる獅童正義に突撃。改心ガン無視でシャドウをぶち殺して廃人化させたら予告も必要無いし…多分2週間くらいで精神暴走事件は解決するぞ。」
新島真
「え」
三島由輝
「RTAかよ」
モルガナ
「まるで暗殺だな…」
ぼそっと三島らが口を挟む
鴨志田卓
「ただ、黒幕を殺したとしても実行犯と共犯者が野放しになる。そいつらが全力で隠れ潜み出して、根絶しにくくなるかもしれない。」
「世界がよくなる方向に…上手いこと進む形で、計画を進めていきたいんだ。最速は危険なのもあるけど、予後が悪くなったりするからなぁ。」
(竹とかキノコとかでもよくある話だよな。目に見える所に生えてきたものはほんの1部で、根元にめちゃくちゃ根が張ってるからすぐ生えてくるっていうか)
新島真
「…わかった。」
「それじゃあ…今後ともよろしく。」
鴨志田卓
「おう。」
…。
改めて、2人が行った事を聞いてみる
鴨志田卓
「なんか青春SF作品みたいな大ジャンプをしてただろ?どう話が進んだらそうなるんだ」
モルガナ
「肝が冷えたぜ…」
新島真
「イセカイナビの、入力してからパレスに入る時間とか…同行しようとしている人が巻き込まれる範囲とかを検証したの。」
「で、トイレに逃げ込んでもちょっと距離が足りなかったから。」
三島由輝
「躊躇いの時間、2秒も無かったんだぞ!?バンジージャンプでも無理だって!」
鴨志田卓
「やるなぁ…金城とは会ったのか?」
新島真
「ええ。予告も終わってる。」
鴨志田卓
「予告も!え、本人に直接?」
新島真
「そう。獅童との繋がりとか、何もかも知ってる もう逃げられないって書いたメモ見せて。」
モルガナ
「…そりゃ立派な予告状だ。きっとオタカラも取れる状態になってるぜ!」
鴨志田卓
「かなり上手く行ってたんだな。てっきり…金城に会いたいとか言ってそのまま連れて行かれたのかと。」
新島真
「その通りよ?」
鴨志田卓
「は!?!?」
新島真
「売春や援交のフリしたら、丁重に連れて行って貰えた。ほんとに、予告までは上手く行ってたんだけど…」
三島由輝
「だよな。連絡先も身分証も何も持ってないから向こうも攻めあぐねてる感あったし」
(マジか、結構しっかり計画してたんだな…やっぱ原作のはヤケクソ気味に突撃しただけで、ちゃんと整備すればそれくらい上手くいくか。)
鴨志田卓
「こりゃ、危険な手口を教えた上で一緒に計画立てた方が良かったな…悪い事をした。」
「まさか、そこまで丁寧に用意できてるとは。」
新島真
「…ええ。最後の詰めは…甘かったけど。」
「パレスに入ったら、すぐに金城のシャドウに襲撃されたの。三島君が負傷しちゃって…」
三島由輝
「死ぬかと思ったけど…先生から貰ったバッヂがあったろ?コレでどうにかなったっぽい」
キャプテンバッジを見せてくれる
(っぶねぇ!大食いして正解だった…アレP5無印最強のHPバフアクセサリーだからなぁ。魅力ランクとかにも左右されないで貰えるし、効果も一番高いし。)
新島真
「その後は、どうにか逃げ回って戦ってた所に…2人が来てくれたの。」
「迷惑かけてごめんなさい。助けてくれて…ありがとう。」
モルガナ
「感謝しろよ!ワガハイ、すっっっっっごい頑張ったんだからな!」
鴨志田卓
「まぁ、纏めると。」
「今回の失敗は、計画の良し悪しよりかは、戦力の不足が大きい。モナと俺が車で待機でもしてたらスムーズに蹴散らせた筈だ。」
「今回は三島の力の獲得を促せた分有効に働いたが、そういった漫画みたいな覚醒に期待して何度も行うのは危険すぎる。」
「次に何か考える時は、是非俺達も組み込んでくれ。」
新島真
「…ええ。頼りにさせて貰うわね。」
お互いの認識すり合わせが終わり、三島由輝のスペック確認に移る
聞いてみると、
三島由輝
「なんかよくわからないけど、バレーボールが出てきて…トスを上げたときに、何かが目減りしたような感覚があったんだ。多分…トスを上げられる数はできて1,2回の切り札なんだと思う。」
鴨志田卓
「そんな貴方に貼る大気功」
クラウンが話すのに反応して、
モナが三島のおでこに貼る大気功を叩きつけてくれる
三島由輝
「あいたっ」
「…なんだこれ!?みなぎるっ!」
(多分、SPを使って発射してるんだろうな…いや、エンチャントする時に消費して、発射は自前か?)
鴨志田卓
「トスを打つときと、ボールを構えた時、どっちで力を使った感覚があったんだ?」
三島由輝
「うーん、構えた時かも。」
三島由輝が虚空からバレーボールを取り出し、むむむと念じている
しばらくして、バレーボールが青く光った
キラキラと光る粉が周囲に舞っている
(ああいうラメあるよな。体についたら張り付いて取れないし風呂で流したら異物で詰まるやつ)
三島由輝
「おお!」
モルガナ
「綺麗な光だな。」
新島真
「これで、あの大技が使えるの?」
三島由輝
「多分…あ」
新島真
「?」
三島由輝
「い、今…セーフルーム内で爆弾を作っちゃったんじゃ…」
バレーボールを持つ手が若干震え始める
全員が、先ほど銀行を破壊した大爆発を思い出す
鴨志田卓
「Oh...」
新島真
「だ、大丈夫よ。さっきは味方を巻き込んでも問題なかったし…多分。」
モルガナ
「どうにか返品できないか!?」
慌てていると、セーフルームの外から声が聞こえる
『奴等は何処だ!?探して殺せぇっ!』
鴨志田卓
「…。」
「返品じゃなくて、納品しちゃうか。」
…。
【金メダル級スパイク】
『居たぞ!殺せっ……ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!!!!』
過半数が瓦礫の山となった、銀行・地上部分。
差し向けられた警備のシャドウを全滅させた心の怪盗団。
ひらりと モルガナカーの上に飛び乗るクラウン
それに伴い、他2人の『怪盗団のメンバー』も車に乗り込んだ
「…行こう。心の怪盗団の初仕事だ!」
モルガナカーで、地下へ続くクレーターへと飛び込んだ…!
三島由輝
「決め台詞みたいな号令があると、多少ぐだついても締まっていいね!」
新島真
「何か意味はあるの?回復するとか、強化するとか。」
モルガナ
「それは言わないお約束だぜ…」
三島は、ペルソナのUI的な戦闘イメージですと
以後、鴨志田卓が銃を構えるコマンドを押した際に三島がボールを持って出てくる感じです
塔コープで貰えるダウンショットとかを使う感覚でボタン押して【金メダル級スパイク】が撃てるような妄想をしています
パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください
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原作と同じ本名表記
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