鴨志田転生~ペルソナ5一番の嫌われ役に憑依転生してしまったが、原作知識の力で雨宮蓮に代わって怪盗になり破滅フラグをへし折ってみせる!~   作:DreamFrog

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第89話 5/4(水) 瞬殺

 

 

 

シャドウ金城

「はぁ…一体、何が何だか。」

「大人しく、ガキは俺の金づるになれば良いものを。」

 

オタカラの前では、金城のシャドウが額に青筋を立てて待ち構えている

 

鴨志田卓

「どーも、ケツモチの保護者だ。」

 

シャドウ金城

「わけわかんねぇガキに、もっとわけのわかんねぇお前。目的は何だ?金ですか?えぇ?」

 

(確かに、足がつかない筈の銀行に完全初対面の成人男性居るの怖すぎるな。変な格好もしてるし)

 

鴨志田卓

「お前が好きな言い方をしてやるよ。」

「上のものが、下のものを使って好きなだけ絞りとるのが、この世の順番だろ?」

 

シャドウ金城

「…あ?」

 

鴨志田卓

「俺が『上』で、お前は『下』だ。」

「俺の元に来い、金城潤矢。」

 

シャドウ金城

「……っ!!」

 

獰猛な笑みで、身長差を活かして金城を『見下す』。

底辺を這いずったバカには、効果が覿面だったようで。

 

シャドウ金城

「お、おおおおお前らにもう!!俺は負けない!!!こんなでかい都市銀行を持った!渋谷を持った!金を持った!」

「俺の方が強ぇえ規模まで成長したんですよ!!お前らなんてもう怖かねぇ!!!」

 

鴨志田卓

「焦るなよバカ。」

 

シャドウ金城

「っっっっっっ!!!!!」

 

手に『秘策』を持って、金城へと歩み寄っていく

金城は、同じ距離だけ後ずさる

 

 

小声の三島由輝

「なぁ、俺らの方が悪役みたいじゃない?」

 

小声のモルガナ

「しっ!作業に集中しろ!」

 

小声の新島真

「相手は人を脅してる犯罪者だけど、正直私達が今やってるのも銀行強盗よね…」

 

「それにしても…クラウンが、パレスに入る方法しか懸念してなかった理由がわかった気がする。」

 

 

ゆっくりと、歩みを進めていく

視線がこちらに釘付けになるように。

 

鴨志田卓

「大丈夫だ、お前はバカだった。けど今は努力したんだろ?自分の居場所を持って、自分なりの方法で富を築いた。やるじゃないか。」

 

シャドウ金城

「…な、何が言いたいっ!?偉そうに、偉そうに言うなバカっっ!!」

 

鴨志田卓

「力が足りない。」

 

背後にアスモデウスを顕現し、【デビルタッチ】を使用

恐怖の状態異常が通らずとも、威圧感を与えることはできる

恐ろしい手のひらが、金城の頬を撫でた

 

シャドウ金城

「ぅうっ!?」

 

鴨志田卓

「暴力に対する備えが足りないんだ。だからこうやって、軽々と潰されようとしている。」

 

この頃から既に、クラウンの背後から怪盗団メンバーが消えているが

シャドウ金城が気づく事は無い

 

シャドウ金城

「ど、何処にも足は付けてねぇ!守りも完璧だ!俺の金は、絶対に無くならない!!」

 

鴨志田卓

「じゃあ、なんで俺がここに居るんだろうな?」

 

シャドウ金城

「っ」

 

シャドウ金城の、心の余裕が消えていく

過去のトラウマも相乗効果を生み、目の前の男がより強大に映り始める

 

鴨志田卓

「安心しろ。俺が、お前の味方になってやる。」

 

シャドウ金城

「味方…?」

 

もう、壁にまで到達してしまっており、下がれない

両者の距離は縮んでいく

味方となるシャドウを呼ぶ選択肢も浮かばず、目の前の脅威との会話に乗ってしまっているシャドウ金城

 

鴨志田卓

「俺の所なら、安心して過ごせる。なんてったって、世の中の為になる事をするんだから。これからお前は世界をより良いものにするために、培ったノウハウを使うんだ。俺と共に、認知の歪みと戦おう。」

 

シャドウ金城

「………嘘だっっ!!!!」

「お前らはそうやって!!!いつも!!!いつもそうだ! 俺の大切な物を全部自分の物にして!!自分の物に吸い上げて!!弱みに漬け込んで!!!!」

「今度は俺がお前らと同じ事をやるってんだよ!!なんで邪魔するんだよ!!!!バカ!!!!」

 

銀行員のような、威厳を出すような敬語は何処へやら。

唾を撒き散らしながら、キャンキャンと吠えている馬鹿が居る。

 

 

 

小声の三島由輝

「…。」

「バレー部、下をいびる3年が居たんだよ。もう卒業したけど」

「俺も、後輩が出来たら威張ってやろうと思ってた事がある。」

 

小声の新島真

「…犯罪をすることに対して、何も同情はしちゃいけないと思ってる。」

「けど、犯罪をせざるを得ない土壌は…減らしたいわね。」

 

小声のモルガナ

「よし、ロープ掛かったぞ。前が見えないから合図はクイーンに任せる」

 

小声の新島真

「ok。」

 

 

 

金城にギリギリまで顔を近づけて耳打ちする

 

鴨志田卓

「獅童正義は俺が仕留める。黒い仮面のペルソナ使い、明智吾郎も俺が救う。」

 

シャドウ金城

「!?」

 

鴨志田卓

「俺が、勝ち馬だ。別にお前の金を奪いたい訳でもない。」

「これは、ほんの心付けだ。」

 

ニッコリと歯を見せて笑い

金城に、ボストンバッグを手渡す

手に持ち、重さで何かに気づいた金城。中身を開いて、驚愕の表情を浮かべる

 

シャドウ金城

「………えっ!?オイ!コレ?!」

 

中身は

 

鴨志田卓

「お前の腕を買う。」

「金に群がるハエのままで構わない。これからは、俺の金に群がれよ。」

 

1000万円。

 

 

シャドウ金城

「うぉぉぉ、こんな大金をポンと、本当なのか!?うっひょ、駄目だ騙される!…うひょ〜!」

 

高価なアイテム、売値が1桁万円程度の物でも余裕で気を引けるシャドウ金城に

 

しこっっっっったま現ナマを与えた。

 

 

新島真

「…今っ!!」

 

シャドウ金城の背後では既に金庫が開かれ、ブタの貯金箱型をした兵器ブタトロンに大きなロープが巻かれている

 

左右でロープを括り付けたヨハンナとモルガナカーがエンジンを掛け、全力で押し、空中に放り投げた

 

着地点には三島由輝。

 

三島由輝

「ふんぬぬぬぬぬぬ……………重い、けどっ!」

 

ブタトロンに、青い炎が網目状に走る

 

三島由輝

「いけるっ!!!!」

 

それはまるで、バレーボールの縫い目のようで

 

三島由輝

「受け取れぇぇっっ!!!」

 

完成した、超巨大バレーボールが

花火のように空へと舞い上がる

 

 

シャドウ金城

「大金大金〜♪いやぁマジか、羽振り良すぎ!もしかして本当に最高の後ろ盾に……はっ」

 

鴨志田卓

「そうら!」

「『俺様の偉大さを知れぇっ!!!』」

 

金城が気づいた頃には

巨大な兵器、ブタトロンが

悍ましいほどのエネルギーを纏い目の前に墜ちて来ていた。

 

変身する隙も無く そのまま____

 

 

 

 

 

【金メダル級スパイク】

 

シャドウ金城

「ほげぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャドウ金城

「うぁあ、お前ら、汚ねぇ………」

 

 

鴨志田卓

「勝ち方に綺麗も汚いもない。クレバーなヤツが勝つ。」

「名言だな、こりゃ。誰の言葉だったっけ?」

 

笑顔で、ぐちゃっと地面に倒れ伏す金城を見下ろす

 

散々悪人に虐げられてから成り上がったバカに、

強者男性感バリバリの威圧的体育会系マッチョ悪人は特攻もいい所だった。

 

パレス内でのお名前表記をコードネームにするかどうかを迷っております。演出的に好みな/見やすい方を教えてください

  • 原作と同じ本名表記
  • わかりやすいコードネーム表記
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