暖かい目でご覧ください…
装甲騎兵ボトムズは全話アニメ版と機甲猟兵メロウリンクを見ています
感想等頂けましたら励みになります
2025/9/28一部再編成しました
それではどうぞ
第一話 惑星ダゴスト
アストラギウス銀河に君臨する二つの星系
ギルガメスとバララント…
この二つの星系は実に100年以上もの間戦い続けていた
何がきっかけで始まったのかすら知らずに…
ただひたすらに互いの身を削り幾多の血を浪費し
鉄屑の山々を築き上げながら…
疲弊しきった両軍は共倒れを避けるべく
休戦について話し始めたのであった…
それは両軍の兵士達の耳にも届いていた…
~
ここは惑星ダゴスト
両軍の境目にある星の一つだ
気温は25ギ℃ 湿度は61メル% 非常に安定した星だ
規模は小さいながらもジリリウムの採掘が出来るこの星は両軍にとって必要な軍事的価値の高い位置にある
この星ではいまバララントが勢力を拡大しつつあった…
~
まさかボトムズ世界に転生するとは…
どう考えても生き残れる可能性が低い世界へ転生した俺は果たしてこの先生きていく事ができるのだろうか
とはいえボトムズのTVアニメ版の世界かどうかも怪しいもんだがなぁ…
そう思いながら俺は目の前のATを見やる
ATに乗れるのは前世からの俺の夢だった
甲高い金属音を響かせるローラーダッシュ
敵をぶっ飛ばすアームパンチ
相手を捕らえるターレットレンズ
大地に膝をつく降着機構
乱れ打ちには持って来いのターンピック
この音が聞きたくて憧れた最低野郎は数知れない
たとえ地獄のような戦場でも生き残ってやるさ
〈降下三分前!降下三分前!各員持ち場にて待機!〉
船内のアナウンスが降下時間が近いことを教えてくる
眼下には広大な岩石だらけの未開拓の土地が広がる
今回の任務は敵輸送中継基地の破壊ならびに占領が目的だ
敵の兵力はこちらと同数の一個中隊程だ
ギルガメス軍第二十一突撃大隊空挺降下第一中隊所属の面々はスコープドッグパラシュートザック装備に乗りこんでいく
この中隊は第二十一突撃大隊の中でも熟練度の高いベテランのみで構成されている
何せたった一個中隊で敵前に放り込まれるこの部隊はそれなりの練度が無ければ話にならないからだ
いくら人材はいるとはいえ無駄に使えばいつかは尽きる
だからレッドショルダーなんて化け物部隊もあるのさ
「時間だぞ! ジム! さっさと持ち場に着かんか!」
「! ハッ了解であります! ザック軍曹!」
「最終点検済ませておけよぉ!」
そういってザック軍曹はとっととハッチを閉める
冷たい鋼鉄の感触を肌に感じながら自分もコクピットにのりんでいく
キュイィ… バン
〈降下一分前!降下一分前!各員降下用意!〉
赤色ランプが点滅し降下が近い事を知らせてくる
降下作戦は少し久しぶりだ
最近の戦場は膠着していたから出番など回って来なかったしあってもせいぜい艦の護衛戦闘位だ
〈降下三十秒前!降下三十秒前!〉
「あの噂聞いたですかい…小隊長殿ぉ」
「なんだドルム … 休戦が近いって噂か?」
「そうです!しっかしほんとに休戦なんて出来るンでしょうかねぇ」
〈十!九!〉
「そう簡単に終わるもんかよ…現にこうして休戦について話し合ってるはずなのに降下作戦なんてさぁ」
〈八!七!〉
「ハハっ!それもそうだ!」
〈六!五!〉
「とっとと終わらせてうまい酒でも飲みますか」
〈四!三!二!〉
「そういうのは一番落とした敵機の少ない奴が奢り…だな 」
〈一! 降下! 降下! 降下ぁ!>
艦の底が斜めに傾き重力に引かれて
スコープドッグは床を滑り落ちていく
パラシュートザックが装備されているこの機体はすぐに展開して減速する
眼下にいるのは一面敵のみ
生き残るには敵を殲滅するだけだ
スダガガガガ!!!! バダダダダ! タゥ! ドゥァ!
濃密な対空砲火に味方の機が被弾炎上する
如何にベテランであっても空中にいるあいだは無防備だ
バラタタタ!バラタタタ!バラタタタ!キィン!ギャリン!
右に左に揺れる機体に敵の弾がかすめるが致命傷にはならない
バラタタタ!バラタタタ!バラタタタ!バラタタタ!
しつこく連射してくるファッティーから始末することにしようとショートバレルマシンガンの狙いを定め…発砲する
ガダダダダダ!ガダダダダダ!!ジャギィン!メキャ!ボゥワァ!
ものの一瞬でファッティーは膨れ上がり爆発する
ファッティーといえど所詮はスコープドックの模造品にすぎない
バラタタタ!バダダダダ!ドゥア!ボゥワァ!
現時点で味方のATが2機落ちたようだ…
だかこちらも敵の基地周囲に降下している機体もある
この作戦は東西南北の4地点に降下し包囲殲滅するのが目的だ
うまくいけばこの惑星における敵輸送中継地点を押さえる事が出来る
「3, 2, 1,着地!」
ヒュオオオオオオオ………ダァイン! ヴァサ!
ATの衝撃緩和機構が音を立てて着地する。
ガイン!ガイン!ガイン!
「各々物資の補充を行え」
各員「了解」
岩山の間中にて様子をうかがいつつ
投下されたコンテナを解放しマガジンを取り出す
ガゴッ!ジャコン!
再装填と予備の弾薬を装備して再び敵に向かって突撃をしていく
ギュイイイイイイイイイイイイン!!!! ヒュイイイイイイン!!!!
AT特有のローラーダッシュのけたたましい音を鳴り響かせながら着地した我が小隊も基地に対し突撃を決行する
〈全機突撃せよ!〉
慣れた動きで扇型陣形を組み敵基地の防衛部隊に攻撃を加える
ヒュルルルルルル… ドグゥア!!
ザック機の四連ミサイルランチャーにより基地の外壁は瞬く間に破壊され
反撃のために躍りでた敵の小隊は我が小隊の半包囲下におかれ
ドルム ジム ルメザの三人のマシンガンによる砲火を浴びる事になる
ガダダダダダダダダダダダダ!!!メキャリ…ベギョン!ボガァッ!!
ギャイィイイイイ!!ギュオギュオオオオオン!!!
敵の小隊のうち2機はこの砲火を受け大破し爆発するが
後続の2機はローラーダッシュをうまく使い被弾するも致命傷は避けている
厄介な相手だ
半包囲下におかれているのにも関わらずそれを避けきるとは…
お返しとばかりに敵の攻撃はルメザ機に集中する
バラタタタ!バラタタタ!バラタタタ!バラタタタ!
迅速な反撃にルメザ機は脚部に損害を受け転倒する
ジャコン!
ルメザ機に照準が定められたその時…
ヒュイイイイイイイイン!!!!
「でやぁ!!」
バゴォォ!!!
ドルム機がローラーダッシュの勢いのまま
ショルダータックルを食らわせ敵が浮いた所へすかさず
ギャイイイ!ガッギョン!!
アームパンチが炸裂し敵機は沈黙する…
ヒュルルルルルル ドガァアア!!
もう1機のファッティーはザック機のミサイルで足を止められ
ガダダダダダ!!ギャリン!バヒョン!ドゥア!
止まったところをルメザ機とジム機に狙い打ちされ爆発する
ATを撃破した小隊はただちに基地の制圧にかかる
ガイン! ガイン! ガイン! ガイン!
慎重に破壊された外壁から侵入していく
~
どうやら他の部隊も制圧に成功したようだ
防衛隊を破壊又は行動不能にさせた我々は敵基地司令部に降伏を迫りそれは受け入れられた
降伏したバララント軍の基地からオープン回線で敵味方にきこえるよう基地の制圧が完了したことを告げる!
これは敵の最前線陣地にとって重要な物資が届かなくなり更には前にも後ろにも敵が待ち構えているということを理解させるものであった
しかし最前線陣地の司令は少しでも敵に損害を与えるべきと徹底攻勢にうって出たが…
第二十一突撃大隊の他部隊の面々は地上の味方部隊と合流し最前線の敵陣地を全て攻略することに成功した
~
この作戦の五日後ギルガメスとバララントの間に
休戦協定が結ばれたのであった
ようやく休戦したこの戦い
俺は軍を除隊しクメンへと向かった
俺に帰るべき所等ない
既に家族も故郷も焼き付くされた
ジャングルザライドを楽しむとしようか
テレ~♪
♪次回予告♪
休戦協定が結ばれた今
兵士達はふるさとへの帰路につく
だが帰る場所のないものもいる
彼らは新たな戦場に身を投じて行くのだ
ジム オッター伍長もその一人
次なる戦場の地 クメンへと
次回[クメンの大地]
戦場に魅入られた者がまた一人…
続く?
思いつきで始めた作品投稿ですので続くかは分かりません。
要望があれば書くかもしれませんが…
最後までご覧頂きありがとうございます。