転校生は見たこともない武術の使い手で殺し屋らしい… 作:Dの行方
教室
私は今日来る転校生がどんなのかを先に見るために早く学校に来たんだけど…
「さーて、来てっかな転校生?」
教室の扉から杉野くんと潮田くんが入ってきて、教室後方にある黒で立体の物体を見て固まった。
『おはようございます。今日から転校してきました、"自律思考固定砲台"と申します。よろしくお願いします』
まぁ、まさか機械が来るとは思えないよねぇ…
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朝礼
「みんな知ってると思うが、転校生を紹介する。ノルウェーから来た自律思考固定砲台さんだ」
『よろしくお願いします』
あの人も大変だなぁ…って、殺せんせーめっちゃ笑ってんじゃん
「お前が笑うな、同じイロモノだろうが。言っておくが、"彼女"は
「……なるほどねぇ、契約を逆手にとって…なりふり構わず機械を生徒に仕立てたと。いいでしょう、自律思考固定砲台さん…あなたをE組に歓迎します」
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授業中
いったいどうやって、攻撃するんだ?
「なぁ、赤羽くん」
「ん?何?ルブさん」
「横の砲台さんって、どうやって攻撃すると思う?」
「砲台っていうんだから、展開するか変形するんじゃない?」
そう喋っていると自律思考固定砲台が轟音を立てながら機銃を複数展開した
「うるさっ!」
自律思考固定砲台が殺せんせーに撃ち続けるが、殺せんせーは避ける。そして、避けながら
「ショットガン4門、機関銃2門、濃密な弾幕ですがここの生徒は当たり前にやってますよ。それと、授業中の発砲は禁止ですよ」
自律思考固定砲台は機銃を体に収納し、何かぶつぶつと言い始めた
『気を付けます。続けて攻撃に移ります。弾道再計算、射角修正、自己進化フェーズ5-28-02に移行』
また自律思考固定砲台は機銃を取り出し、殺せんせーに撃ちだす。
「……凝りませんねぇ」
殺せんせー、なめてると痛い目見るぞ…ほら、指の部分撃ち抜かれた
「ブライドショット…久しぶりに見たなぁ」
『右指先破壊、増設した副砲の効果を確認しました。次の射撃で殺せる確率0.001%未満、次の次の射撃で殺せる確率0.003%未満、卒業までに殺せる確率90%以上。よろしくお願いします殺せんせー。続けて攻撃に移ります』
いい攻撃だけど…うざいなぁ。メス入れるか…
「砲台さん、進化中にちょっといいかな?」
『…はい、なんでしょうか?』
「今、授業中。この意味わかる?AIだからわかるよね?"授業中"って言葉」
『はい、"学校で授業が行われている最中"ですよね?』
「そういうことじゃない、さっき殺せんせーが言ってたけど"授業中は暗殺はダメ"わかってる?」
『はい、だから気を付けて』
「ほんとに気を付けてる?"気を付ける"の意味も知らないんじゃないの?」
『……攻撃を開始します』
機銃を展開しようとする自律思考固定砲台の前に立つ私
『どいてください、攻撃を開始できません』
「…烏間先生、危害を加えるのが禁止されてるのは殺せんせーだけですよね?」
「あぁ、そうだが…」
私は目を赤く光らせながら
「なら、私がどうしてもいいってことですよね。殺せんせー、今から起こることに文句は言わないで下さい。」
自律思考固定砲台は機銃を展開し私に向ける
『どいてください、実弾を放ちますよ』
「撃てるもんなら撃てよ。撃てるものならな!!"嵐脚・凱鳥"!!」
自律思考固定砲台の機銃を切り落とした
『攻撃続行不可能、代理案をマスターに申請します。』
「砲台さん、このことをあなたのマスターに言っても聞いてもらえないと思うよ。私のこの武術のこと政府の人間で知ってるの烏間先生だけだから」
『スリープします。』
自律思考固定砲台は画面をオフにし何もしゃべらなくなった
「殺せんせー、授業の続きをお願いします」
「…わかりました。皆さん、前を向いてください。授業を再開します」
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放課後
私はひなちゃんの誘いを断り、殺せんせーと共に自律思考固定砲台の前にいる。
「砲台さん、起きてる?」
『はい、起きています。』
「殺せんせーと私から話があるからよく聞いて」
「自律思考固定砲台さん、
『…協調?』
「なぜ先生でなく…生徒に邪魔されたかわかりますか?彼等にしてみれば君の射撃で授業が妨害される上、君が撒き散らした弾の始末に労力を使う。しかも、君が先生を殺したとして…賞金はたぶん君の
『……そう言われて理解しました殺せんせー。クラスメイトの利害までは考慮していませんでした。』
「ヌルフフフ、やっぱり君は頭が良い」
「ところで、ルブさんと共に授業終わりに
授業終わりに呼び出されたと思ったらこれを作るのを手伝えって言われるもんだから…ひなちゃんたちと帰れなかったじゃないか。それも結構急ピッチで作ったからどうなってるかもわからないし
「アプリケーションと追加メモリです。ウイルスなどは行っていないので
『……!!……これは!!』
「私たちと強調して射撃した場合の演算ソフト、暗殺成功率が結構上がるのがわかるでしょ?」
『……異論ありません』
「暗殺における協調の大切さが理解できたと思います。どうですか?みんなと仲良くなりたいでしょう?」
『……方法がわかりません』
「おまかせあれ、すでに準備してきました」
私の隣に機材の入った箱が置かれた
『…それは何でしょう?』
「協調に必要なソフト一式と追加メモリです。危害を加えるのは契約違反ですが…性能アップさせることは禁止されてませんからねぇ。ルブさん、少し手伝ってください」
「了解」
『……何故、こんなことをするのですか。
「当然です、
『殺せんせー、この"世界スウィーツ店ナビ機能"は協調に必要ですか?』
「にゅやッ、先生もちょいと助けてもらおうかと…」
「砲台さん、それ消してもらっていいよ」
「ちょっと!!ルブさん!!」
私は作業をしながら、そう伝える
『ルブさん、先ほど言っていた"私から話がある"とは何だったのですか?』
「あっ、そっか。言ってなかったね。私、この数日間あなたのボディガードするからよろしく」
『…?どういうことですか?』
「殺せんせーが改造したことが君の
「わかりました」
「あ、そういえば殺せんせー」
殺せんせーに手を差し出した
「なんでしょうか?わたしに手を差し出して」
「このソフトを作った代と手伝い代、合わせて12万円お願いね?」
「…あ、はい」
よし、じゃあ作業続けるか…