転校生は見たこともない武術の使い手で殺し屋らしい… 作:Dの行方
翌日
旧校舎
「なぁ…またいるのかな
「多分…」
廊下で潮田くんと杉野くんの声が聞こえる。ちなみに私は旧校舎に泊まった
「烏間先生に苦情言おうぜ、アイツと一緒じゃクラスが成り立たないって」
二人が入ってくる
「おはよ~、二人とも。砲台さん、二人が来たよ」
「なぁ、ルブさん…体積増えてるよなぁ?」
『おはようございます!!渚さん、杉野さん!!』
画面に全身の砲台さんが映り二人が口を大きく開けながら驚いている。その後ろに殺せんせーが近づいて喋りだす
「親近感を出すために全身表示液晶と体・制服のモデリングソフト、全てルブさんに依頼し少し割り引いてもらい6万円!!」
『今日は素晴らしい天気ですね!!こんな日に皆さんと過ごせて嬉しいです!!』
「豊かな表情と明るい会話術、それらを操る膨大なメモリと追加メモリ、ルブさんと共同制作で同じく14万円!!ここから、6万円分は報酬としてルブさんに渡し、先生の財布の残高…5円!!」
ありがたかったなぁ、お財布が潤ってよかったぁ~
「殺せんせーの言葉に付け加えることを言うと、実はえいっ!」
『きゃっ、急に触らないで下さいよ!!びっくりするじゃないですか!!』
「ごめんごめん、こんなふうにタッチパネル機能付きだよ」
潮田くんが完全に呆れてる…まぁ、改造楽しかったからいいけど
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休憩時間
『庭の草木も緑が深くなっていきますね。春も終わり近づく初夏の香りがします!』
「立った一晩で偉くキュートになっちゃって…」
「これ一応…固定砲台…だよな?」
まぁ、そう思うのもわかるよ。とか言ってたら、顔のきつい寺坂が言葉を発した
「何、ダマされてんだよおまえら。全部そこの得体のしれない殺し屋とあのタコが作ったプログラムだろ、愛想よくても機械は機械。どーせ、また空気読まずに射撃すんだろポンコツ」
「なんだと、てめぇ!!私の"娘"に向かって…」
私が寺坂に殴りかかろうとしたとき
『大丈夫です…ロッチさん、おっしゃる気持ちわかります寺坂さん、昨日の私はそうでした。ポンコツ…そう言われても返す言葉がありません』
砲台さんは涙を流し始めた
「あーあ、泣かせた」
「寺坂君が二次元の女の子泣かせちゃった」
「なんか誤解される言い方やめろ!!」
「いいじゃないか
「竹林、それお前の初セリフだぞいいのか!?」
メタすぎるよ…というか、そう思えば竹林くん話してなかったか
『でも皆さんご安心を、殺せんせーとロッチさんに諭されて…私は協調の大切さを学習しました。私のことを好きになっていただけるよう努力し、皆さんの合意を得られるようになるまで…私単独の暗殺は控えることにいたしました』
「いい子だね、律ちゃん」
私はそう言いながら律の頭?のような場所をなでた。
「律?」
潮田くんが聞いてきた
「自律思考固定砲台って長いでしょ?だから、律」
『命名ありがとうございます!!ロッチさん!』
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授業中
「では菅谷君教科書を伏せて、網膜の細胞は細長い方の桿体細胞とあともうひとつ太い方は?」
「え、オレ?やばっ、えーっと…」
律がスカートをめくり、太ももに書いてある単語を指さす
「えーと…錐体細胞」
「こら律さん!!ズル教えるんじゃありません!!」
『でも先生、ロッチさんのソフトにはみんなにどんどんサービスするようにとプログラムを』
「カンニングはサービスじゃない!!」
うん、そういう意味で入れたんじゃないけどな…
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休憩時間
ある白い女性の芸術作品のミニチュアを出す律に対して
「へぇ――っ、こんなの間で体の中で作れるんだ」
『はい、特殊なプラスチックを体内で自在に成型出来ます。
その言葉にみんなが集まってきた。ちなみにこんな会話をしながら片手間に千葉くんと将棋をしている
「おもしろーい!!じゃあさえーと…花とか作ってみて」
『わかりました、花の
「…3局目でもう勝てなくなった。なんつー学習力だ」
「律、次は私とやろうよ。将棋」
『わかりました、受けて立ちます』
数分後
「なぁ、これいつ終わんだ?」
「たしか、10局目だっけ?」
「今までの9局、全部ルブさんが勝ってるんだよね?」
「そう、律の負けず嫌いが発動してここまでやってきてるけど…」
「ねぇ、律…もう諦めたら?」
『まだです…ここで、これを動かせば…ロッチさん!王手です!』
「律、もうこの動き5回目だよ、これをここに動かせば、はい王手」
『まだ動けるはずです…』
「律、諦めな。それ詰んでるから」
『むぅ…参りました…』
はぁ、やっと終わった…寝よ
「今から授業を始めますよ、皆さん席についてください。カルマくん、ルブさんを起こしてください」
「はーい、ルブさん起きてー」
最悪…
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夜
「律、私保健室で寝るから、何かあったら呼んでね」
『はい!!』
明かりがなく、真っ暗な旧校舎前に数人の人影。それは旧校舎に入り、教室に足を運び律の前で止まる
「…何だこれは…」
『こんばんは
「…ありえん」
「勝手に改造された上に…どう見ても暗殺と関係のない要素まで入っている。今すぐ
開発者たちがツールを用意し始めた時、律はつぶやいた
『嫌です』
「…?今なんといった?」
『嫌です!!
「お前ら!!早く用意をしろ!!たかが機械が我々に勝てると思うなよ!!」
『勝てます!!だって、私には心強い
「こいつ、何を言って…」
教室の扉がバン!!と開く、そこにはニヤリと笑った"女豹"の姿があった。
「さぁ、仕事の時間だ…覚悟しろ
「なんだ!?お、お前らやれ!!」
相手は全員で4人、全員戦闘経験はないと見た。なら、することは簡単…蹂躙だ
「右からトンカチでの殴打、左からドライバーでの突き刺し…ならば、"鉄塊"」
女豹の体に当たるとトンカチは持ち手部分から折れ、ドライバーは金属部分がへし折れた
「なっ!!化、化け物!!」
派手に動きたくないから、一発で決めるか
「"剃"からの"指銃"四連!!」
開発者たちが地面に倒れる、浅く刺したため致命傷になっていない
「律、至急で縄作って、こいつら縛る」
『わかりました、少しお待ちください』
待っている間、開発者の持ってきていたファイルをあさる。その中で興味深いものを見つけた
「"マスター専用ログイン用パスワード変更について"?なになに?」
書いてあることを要約すると、マスターを変更する場合、防衛省に確認が必要だがパスワードを変更する場合は確認は必要がない
「へぇ…という事は、パスワードを変更する体でマスター変更を行えばよいと…」
『縄が完成いたしました』
「ありがと、これで縛ってと、あとで職員室に置きに行くか…律、少し顔触ってもいい?」
『はい、大丈夫ですが…何故ですか?』
「マスターを変更しようと思ってね」
ファイルに書いてあるように顔を触り、パスワード画面を出す
「ええと、ここから…パスワード変更を押して、新しいパスワードを入れると…何にしようかな?」
"殺せんせー"と"女豹"をうまい具合に入れて数字の部分は私が転校生としてきた日で良いか…
「よしできた。律、君のマスターはだれ?」
『ロッチさんです!!』
「うん、それでいい。じゃあ、この
『はい!!おやすみなさい!!』