転校生は見たこともない武術の使い手で殺し屋らしい… 作:Dの行方
朝
起床
私はいつもこの時間に起きる。顔を洗い、朝ご飯を食べ、日課の運動(殺しのための体慣らし)、いつも通りの行動をして、今日の一日が始まるのだが今日からはいつもとは違うルーティーンになる。それは、日課の運動の後に部屋にかけてあるハンガーから椚ヶ丘中学校の制服を取り、着替える。特注で作ってもらった手袋と靴を着け、たくさんの本を入れたカバンを持ち、スマホに表示したマップを見ながら中学校に行く。こんな生活したくないからさっさと依頼を終わらさないとなぁ。
「行ってきます…。」
行ってらっしゃいとは帰ってこない。まぁ、これはいつも通りか…
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スマホを見てきたのは良いけど…ここが本校で、私が転校するのは…この坂を上った先?えぇ…行きたくないなぁ。帰っていいかな…でも、行かなかったらあの真面目な烏…なんだったっけ?まぁ、いいか。に怒られるだろうからなぁ。行くか…
数分後…
「ハァ…ハァ…まだ着かないの?」
坂を上り続けて数分、私はすっかりバテていた。あぁ…扇風機が欲しい。それか強風が…
その時、風が大きく吹いた。
「あぁ~、こういう風~、気持ちいい~…ん?前に大きな影?」
私が顔をあげると、黄色いタコが帽子をかぶり服を着ている姿が目に入った。
「あれ、バテすぎて幻覚が見えてんのか?」
「ヌルフフフ…幻覚じゃありませんよ。ルブさん」
何?なんか喋ったんだけど…気持ち悪っ。てか、私の名前を知っている?
「あんた、何者?存在によってはここで!!」
私は護身用の折り畳みナイフを取り出し、目の前の謎の生物に向ける
「私は、この先の3-Eで担任をしている"殺せんせー"と申します。あなたは、転校生のルブ・ロッチさんですね?」
???…えっ、こいつ今なんて言った?こいつが担任で私のターゲット?あんの防衛省のやつ、見た目の写真送れよ!!特殊な材質で作る武器のところで少し引っかかってたけどよ!!
「あぁ、合ってるぞ」
「よかったです。転校生とはどんな子なのかを見たくてあなたが教室に着く前に来てしまいました。ここで話をしていたら始業の時間に遅れます。なので、ロッチさん、私の服の中に入ってください。」
ん?どういう?って、いつの間に入って…
「では行きますよっ!!」
は、速っ!?
数秒後
「着きましたよ、ロッチさんは職員室に向かってくださいね。では」
そう言って、殺せんせーと名乗った生物は消えた。消えたというより、高速で移動したのほうがあってるか?
「まぁ、職員室行くか」
ロッチは考えるのをやめた。
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職員室
「失礼」
ロッチは勢いよく職員室の扉を開けた
「何!?」
「にゅやっ!?」
「ん?来たか、ルブさん」
職員室には防衛省の人とさっきの謎生物とやけに見たことがある女がいた。ええと、誰だっけ?
「よく来てくれた。改めて、防衛省の烏間だ。ここの体育教師も兼任してる。そして、さっき会ったかもしれないがこいつが君のターゲットだ」
「改めて、"殺せんせー"と申します。よろしくお願いしますね。ヌルフフフフ」
「そして、こっちにいるのが、イリーナ・イェラv」
「あんた!!"女豹"よね!!あんたもここに呼ばれたの?」
あぁ…そうだ。この女、私のターゲットを奪って誘惑して殺した奴だ。
「そうだけど何か?この泥棒猫」
「泥部猫はあんたでしょ!!私の獲物を殺そうとして!!」
「あの男は私のターゲットだったの!!」
私が泥棒猫につかみかかろうとしたとき
「まあまあ、ロッチさんもイリーナ先生も落ち着いてください」
っ!!いつの間に後ろに!!
「離しなさい!!」
「イリーナ先生、落ち着いて下さい。」
「落ち着かせるなら、胸を見るな!!」
烏間先生が咳ばらいをすると泥棒猫と殺せんせーが静まった
「改めて、知ってると思うがこいつがイリーナ・イェラビッチ、ここの英語教師だ」
「えぇ…先生って呼びたくないんだけど…」
「キィィーーー!!烏間!!私もこいつを生徒として迎えたくないんだけど!!」
「イリーナ、そこは飲み込んでくれ」
「そういえば、そろそろ始業の時間ですね。ロッチさん、ついてきてください。教室に行きましょう」
「りょう~かい、じゃあ失礼しました。」
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教室前廊下
「では、私が呼んだら来てくださいね」
「ん」
そう言って、殺せんせーは教室に入っていった
「みなさん、おはようございます。今日は朝のHRの前にみなさんにお知らせがあります。このクラスに転校生が来ました。」
中で殺せんせーがそう言うと、盛り上がりと共にここに転校って殺し屋か何かか?と疑っている生徒もいる。
「殺せんせー、その転校生は男子ですか?それとも女子ですか?」
「それは、見て判断してください。では、入ってきていいですよ。」
引き戸を開けて教室に入る。入ったとき、私を見て声をあげる男子が数名いるが気にしない
「今日、転校してきました。ルブ・ロッチです。よろしくお願いします。」
「よっし!!女子キタ--!!」
「うるさいよ、岡島」
何、このうるさい坊主頭は
「ねぇ、殺せんせー」
「はい、何ですか?倉橋さん」
「HRをまるっと、質問タイムにしませんか?」
「いいですね!そうしましょう。では、ロッチさんに質問のある人は挙手してください」
そう言うと何人か手が上がった
「当てた方は名前を言った後に質問をどうぞ、まずは磯貝君」
「はい、俺は磯貝悠馬、E組の学級委員をしている、よろしくな。質問だが、ルブさんは外国人なのか?」
外国人…考えたことなかったな。名前だけ知ってるだけだから、私が日本人か外国人かはわからないな…
「…わからない。」
「えっ?」
「物心ついた時にはもう親はいなかったから。」
「あ…その…なんかごめんな」
「いや、大丈夫」
「つ、次の人~!!」
なんか重い雰囲気になったな
「は、は~い!!」
「倉橋さん!」
「私は倉橋陽菜乃、よろしくね~。質問だけど、好きなものって何かな~って」
好きなものか…
「女子らしくないかもだけど、虫かな」
「えぇ!!そうなの!?私も虫好きなんだ~、あとで話そうね!!」
虫好きが私以外にも、やった なのか?
「う、うん」
「はい、次の人!!」
「はい」
「はい、渚君!」
女子?男子?どっち?
「僕は潮田渚、男だよ。よろしくね。質問は、ルブさんは"殺し屋"?」
男子なんだ~。で、そこに踏み込むか
「うん、殺し屋だよ。コードネームは女豹」
全員が驚いた顔をした。本当に殺し屋だとは思わなかったんだ。
「質問はそれだけ?」
「う、うん」
「では、次の人!もういませんか?では、授業を始めまs」
「ルブさ~ん、しつも~ん」
「あなたは誰ですか?」
「俺は赤羽業、よろしくね~。で、聞きたいことだけど"強いの?"」
強いか…ね
「なら、見てみる?私の強さをね!!」
私はそう言い、殺せんせーのほうに手袋をつけた手で人差し指を立てて刺し破裂させた。殺せんせーはいきなりのことに反応が遅れ、触手が一本破裂したのを見て私から少し距離を取った
「にゅやっ!!何が起きて!!」
「ちっ、刺し損ねた。本当は顔を刺しに行くつもりだったのに」
「今の一瞬で何が…」
「次やったら防がれるかな…やってみるのがいいか。"剃"」
殺せんせーとの間合いを詰め、ここに!!
「"指銃"!!」
確かに私は、殺せんせーに刺した、刺したんだけど、キレイに手袋外されて、爪をきれいにされてるんだけど。今の一瞬で何が…
「距離の詰め方、攻撃の仕方は満点です。ですが、慢心はよくないですね。ある一定の殺し方では相手にすぐ見破られますよ。ヌルフフフ、そこで違う殺し方をここで皆さんと一緒に学びましょう。ロッチさんの席はカルマ君の横です。」
「ありがとうございます。」
「ここだよ~」
楽観的だな、この男は
「では、授業を始めます。」