転校生は見たこともない武術の使い手で殺し屋らしい… 作:Dの行方
修学旅行当日
朝
東京駅
なんでこんな朝早くに集まる必要があるの…
「ふわぁ~…」
「眠そうだね…ロッちゃん…」
「うん…眠い…」
早く新幹線に…ん?
「うわ…A組からD組まではグリーン車だぜ」
「
「うちの学校はそういう校則だからな、入学時に説明したろう」
「学費の用途は成績優秀者に優先される」
「おやおや、君達からは貧乏の香りがしてくるねぇ」
「何?あいつら…ムカつく」
「ひなたっち、いちいち苛ついててもキリないよ。それに、あれ見てみ」
「えっ?」
私が指をさしたほうにいたのは
「ごきげんよう、生徒達」
派手な格好をしたイリーナだった。目がおかしくなるからやめてほしいんだけど…
「ビッチ先生、何だよそのハリウッドセレブみたいなカッコはよ」
「フッフッフッ、女を駆使する暗殺者としては当然の心得よ。狙っている
うっざぁ
「目立ちすぎだ着替えろ、どう見ても引率の先生のカッコじゃない」
「イリーナ、着替えてきて…」
「堅い事言ってんじゃないわよカラスマ!!そこの女豹も!!ガキどもに大人の旅の…」
「脱げ、着替えろ」「早く、脱いできて」
はぁ…やっと、乗れる…寝るか…ん?潮田くん達、なんでこっち向いてるんだろう?
「ルブさん!後ろ!!」
「後ろ?」
後ろを振り向くと窓に張り付いた殺せんせーがいた
「ギャアアアァァぁぁーーーー!!」
私はそこで気絶した
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新幹線車内
何か後頭部に柔らかいものが…
「うぅん…」
「あっ、ロッちゃん起きた!」
「ルブ~大丈夫か~」
「その声は…ひなちゃんと前原くん?」
「合ってるよ!!」
「私、車窓の張り付いている殺せんせーを見て驚いて気絶したのか…」
「うん!」
「ひなちゃん、膝枕ありがとね」
「いえいえ~」
「すいません、ルブさん驚かせてしまって…」
「いいよ、大丈夫」
殺せんせーに返事を返した時、メグっちが近づいてきて
「ねぇ、ルブさん」
「ん?なに?」
「矢田さんと飲み物を買いに行くんだけど、一緒に来る?」
「行こうかな」
「ロッちゃん、私は待っておくよ~」
「じゃあ、行こうか。矢田さん、行くよ~」
「は~い」
買いに行く途中、トウちゃんがある男子高校生とぶつかった。目つきが鋭かったから、睨み返してやった
「あれ、どこの学校だ?」
「前の方のグリーン車にも同じ制服たくさんいましたぜ」
「椚ヶ丘の…たぶん中学だな」
「へぇ~、頭のいい坊ちゃん嬢ちゃんばっかのとこじゃん。」
「へへ、あの女達だけ俺らみてーなおバカ高校と隣の車両かよ」
「しかもさ、なんかイケてなかったか今の?」
「知的っつーの?そんな感じ、ただ一人を除いて」
「その一人っつーのはあれか?睨み返してきた奴か?」
「そうだ」
「あいつ以外によ、あることを教えてやるとしようか…」
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旅館
なんかロビーでぐったりしてるタコがいるんですが…
「…一日目ですでに瀕死なんだけど」
「新幹線とバスでグロッキーとは…」
「大丈夫?寝室で休んできたら?」
「いえ…ご心配なく、先生これから一度東京に戻りますし、枕を忘れてしまいまして」
あんなに荷物あって忘れ物があるんだ
「どう?矢田さん、見つかった?」
「…ううん」
「ん?どうしたの?」
「しおりをまとめてたノートをどこかで落としちゃった」
「また後で見つかるかもしれないし、一旦は私がまとめたノートを見てさ、行動しようよ」
「ありがとう、ルブちゃん」
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嵯峨野
「おお~~!!窓がないからすごい迫力!!これだけ開放的なら酔いませんし。しかし、時速22kmとは早いですねぇ」
「マッハ20が何言ってんだ」
『鉄橋の上で少しの間停車いたします。保津峡の絶景が一望できますのでどうぞゆっくりご覧ください』
あ~、あそこにいるんか…やっぱ知ってる人だな~レッドアイさん、撃ち抜けるかな~
「あ、見て見て殺せんせー!川下りしてる!!」
「どれどれ、おお!!」
あっ、撃った
「おっと、八ツ橋に小骨が、危ないこともあるんですねぇ」
そんなことねぇだろ!!てか、久しぶり~、レッドアイ~こっち見えてるかな~。あっ、振り返してくれた
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トロッコ駅前トイレ
「ちょっと私たち、トイレ行ってくるから磯貝君たちは待ってて」
「了解」
「私は行かないから、磯貝くん達と待っておくね~」
「わかった~、行ってくる~」
さてと、少し寝ようかな
「磯貝くん、前原くん、木村くん、皆が帰ってきたら起こして~。少し寝る」
「おう」
「いろんなところで寝るな~」
数秒後
「やめてください!」
トイレの壁にもたれかかっていた背中を上げ、体を目覚めさせる
「ルブさん?どうしたんだ?」
「磯貝くん、烏間先生かイリーナに連絡して」
「えっ、なんで?」
「説明はあと!!なんでって聞くなら前原くんも連絡して!!メグっち達が誘拐されたかもしれない!!」
「ッ!!わかった!!」
準備運動を済ませ、三人に一言
「烏間先生かイリーナに女豹が向かったって言っておいて、じゃあ行ってくる!!"剃"!!」
ルブの姿は一瞬にして消えた。いや、高速で移動した
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移動中
殺せんせーのしおりをまとめておいて良かった、こんな時に役立つとは思ってなかったよ"拉致実行犯潜伏対策マニュアル"が…ただ、ここからはしらみつぶしだな。急がないと…まずは一件目!!
「"嵐脚・龍断"!!」
人の気配…なし!!次!!
「"月歩・剃刀"!!」
二件目!!ッ!!気配あり!!ここだ!!
「おう?お嬢ちゃん、どうしたんだい?こんなところで…」
「私の友達を返せ…!!」
「友達?あぁ、あのいい子ちゃんたちの仲間か?嬢ちゃん一人で取り返そうってのかい?それは無理だろう…なっ!!」
普通からしたら不意打ちの攻撃、だけど、私からしたら腰の入ってない弱い拳
「"鉄塊"…」
「がっ!?痛ってぇ!!」
「ここに沈め、豚野郎」
正拳突きをお見舞いしてやったら一発で倒れた、なんだこいつあっけな…さて中はいるか。うん?何か話声が…
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廃墟中
「私たちをここに連れてきて何のつもり!!」
「結構強気な口をきくんだな?嬢ちゃん…よっ!!」
「きゃっ!!」
「メグ!!」
「おとなしくしとけよ。そろそろ、お前らをぐちゃぐちゃにする道具と人員が来るからよ」
矢田と倉橋は抱き合って震えている。その前に守るように岡野が前に出ている。岡野の隣には殴られ倒れている片岡
そんな中、扉が開いた
「君が言ってた人員ってもしかしてこいつら?」
主犯の高校生の前に気絶した高校生たちが山のように置かれた
「ロっちゃん!!」
「おまたせ、あとはまかせて!!」
「このアマ!!」
主犯の男はナイフを取り出した
「あなたは道具にしか頼れないの?自分の力を信じたいとは思わないの?」
「うるせぇ!!死ねえぇぇーー!!」
ルブはさっと横によけ右手でナイフを落とし、左手の裏拳で主犯の男を気絶させた。
「よっわ…もうちょっと楽しめると思ったんだあけどなぁ…」
愚痴をこぼしていると倉橋が抱き着いてきた
「かっこよかったよ!!ロっちゃん!!」
「ん~、ありがとう。ひなちゃん、ちょっとだけ離れてくれないかな?メグっちの応急処置だけしたいからさ」
そう言うと、倉橋は離れてくれた
「ちょっと痛いかもしれないけど、我慢してね」
「ありがとう、ルブさん」
「友達だから当たり前、はいできた」
その時、入口の方にすごい風が吹いた
「皆さん!!大丈夫ですか!?」
「あ、殺せんせーちょうど良かった。この高校生の山どうにかしてくれない?」
「ルブさん!!あなたにもたくさん言いたいことがありますが、まずは戻りましょう!烏間先生とイリーナ先生と磯貝くん達がお待ちです」
「じゃあ、戻ろうか」
ルブが歩き出そうとすると倉橋が手をつないできた
「うわぁ!!どうしたの?ひなちゃん?」
「まだ、不安だから手をつないでいたいんだけどいい?//」
「いいよ、手をつないでいこうか"陽菜乃"」
「ッ!!//」
女の子を惚れはせるポイントは不意打ちの下の名前呼びだぞ、覚えておくように。(ただし、一切の責任は負いません)って、私、誰に話してるんだ?
旅館に帰ると烏間先生、イリーナ、殺せんせーの説教が連続であった。地獄だった