転校生は見たこともない武術の使い手で殺し屋らしい… 作:Dの行方
夜
旅館玄関前
長かった…殺せんせーとイリーナの説教は短いのになんで烏間先生の説教だけ、あんな長いの…
「ん?あそこにいるのは、殺せんせー?おーい、殺せんせー何してるの?」
「おや、これはこれは、ルブさんではないですか。烏間先生のお叱りは終わりましたか?」
「うん」
「そうですか。先生は今から
「行きたいって、言ったら?」
「先生の服の中に入ってください、行きますよっ!!」
このいきなり感、二回目じゃねーか!!
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京都駅前商店街
「…笑わせるぜ。今日、俺の目のどこに
レッドアイの目の前に七味が入った小さいヒョウタンが現れた
「どうぞ、産寧坂で買った七味です。」
「レッドアイ、久しぶり!!」
「あぁ…
そんなびっくりするかね?するか…誰もいないところに突然タコと同業者が現れんだもんな
「生徒のトラブルも無事に解決したのでねぇ。今日一緒に観光したあなたにも…ご挨拶しておこうと思いまして」
「殺せんせー、どこ行くか決まってんの?」
「はい、事前に予約しております」
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湯豆腐屋
「…何もかもお見通しで遊ばれてたわけかい」
ん~…これ、おいひっ
「こんな怪物がいたとはな、国が厳重に口止めするわけだ…で、俺を殺す気かい?いいぜ、殺れよ。こんな商売やってるんだ、覚悟はしてる」
殺せんせー、それたぶん冷えてると思うけどなぁ
「早よ喰え!!」
「殺すなんてとんでもない、おかげで楽しい修学旅行になりました。お礼が言いたいだけです。」
「…?」
「レッドアイ、この人はそんな人じゃないよ。人じゃないけど…」
「私を狙撃できるポイントを探すため、生徒たちは普通より沢山京都について調べたでしょう。地理・地形、見どころや歴史・成り立ち、それはつまりこの街の魅力を知る機会がより多かったという事です。人を知り、地を知り、空気を知る。暗殺を通して得たものは生徒を豊かに彩るでしょう。だから私は暗殺されるのが楽しみなのです。」
殺せんせーは高速で湯豆腐に薬味を盛りレッドアイに渡した
「……体も考えもイカれてるぜ。あんた」
「殺せんせー、それ私にも作って!!」
「ルブさん!あなたはどんだけ食べる気ですか!!先生のお財布の中身がなくなっていくじゃないですか!!」
「烏間先生の説教のせいであんまりご飯食べれなかったの!!」
「女豹…お前、変わってないな」
「ん?そう?」
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旅館
館内ゲームコーナー
「うおお、どーやって避けてんのかまるでわからん!!」
「恥ずかしいな、なんだか」
「おしとやかに微笑みながら手つきはプロだ!!」
湯豆腐屋さんから帰ってきたらなんか騒がしかったから来てみたら、あれどうやって避けてんの?
「あっ、ロっちゃ~ん」
「ん?どうしたの?ひなちゃん」
「お風呂にいなかったからどこに行ったのかと思ったんだけど、見つかってよかった~」
そっか、今風呂の時間か
「入ってくるよ、大部屋で待ってて」
「うん!!」
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風呂場
さて、癒されよう~っと
「なんで、イリーナがいるの?」
なんか風呂場にイリーナがいるんだけど
「それはこっちのセリフよ。あんたらの風呂の時間は終わってるはずだけど」
「それは…」
外に行ってたなんかいったら、また説教される…
「まぁ、十中八九あのタコに振り回されてたんでしょ。ほら、隣来なさい」
「失礼して…」
…気まずい
「ねぇ、女豹」
「ん?」
「あんたはなんで一人で誘拐犯に立ち向かったの?」
なんでって…
「悲鳴が聞こえたから…?」
「じゃあ、なんで男手を連れて行かずに一人で行ったの?」
私は、何も答えれなかった
「あんたの過去に
「…ッ!!イ、イリーナ…私、のぼせちゃった…先上がってるよ…!!じゃあ!!」
私は逃げるように風呂場を後にした
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女子大部屋
私は大部屋に入った
「あ、ロっちゃん戻ってきた!!」
「何か盛り上がってた?」
「ねぇ!!気になる男子とかいないの?」
気になる男子ねぇ
「いないかなぁ」
「ルブさん、でもよくしゃべってるのは渚だよねぇ」
リオがそう聞いてきたとき、カエデが一瞬ビクッとした
「潮田くんねぇ…」
私がそう答えると、奥田さんがあることを聞いてきた
「ルブさんは、なんで男子達を呼ぶとき必ず苗字とくん付けなんですか?」
「そういえば、そうだね。」
「カルマ君や渚君でも、苗字にくん付けでしたので」
「……それについてはノーコメントで」
「そのことについては触れないであげて」
大部屋のふすまのところにビールを持ったイリーナが立っていた
「ん?ビッチ先生!ビッチ先生って何歳ですか?」
「わたし?わたしは"20歳"よ」
あれ?そんな若かったっけ?
「ビッチ先生、まだ20歳ィ!?」
「経験豊富だからもっと上かと思ってた」
「ね~」
「毒蛾みたいなキャラのくせに」
毒蛾ってwww
「それはね、濃い人生が作る色気が…誰だ今、毒蛾つったの!!」
ツッコミが遅いよイリーナ
「女の賞味期限は短いの。あんた達は私と違って…危険とは縁遠い国に生まれたのよ。感謝して全力で女を磨きなさい」
全員が一瞬黙る
「ビッチ先生がまともな事言ってる」
「なんか生意気~」
「なめくさりおってガキ共!!」
「じゃあさじゃあさ、ビッチ先生がオトしてきた男の話聞かせてよ」
「あ、興味ある~」
「私も…少しは」
「女豹、あんたが興味あるのは珍しいわね。いいわよ、子供には刺激が強いから覚悟しなさい。例えば、あれは17の時…」
ん?なんか後ろに大きな気配…
「おいそこォ!!」
ッ!?びっくりした…
「さりげなく紛れ込むな女の園に!!」
「いいじゃないですか、私もその色恋の話聞きたいですよ」
「そーゆー殺せんせーはどーなのよ。自分のプライベートはちっとも見せないくせに」
「そーだよ、人のばっかずるい!!」
「先生は恋バナとか無いわけ?」
「え?え?」
「そーよ、巨乳好きだし片思いぐらい絶対あるでしょ」
先生は一回黙った後高速で逃げた
「逃げやがった!!捕らえて吐かせて殺すのよ!!」
いってらっしゃ~い、縁側行こうっと
「ここなら誰にも見られないかな…」
私は隠していた煙草とライターを取り出して煙草に火をつけ口に当てる
「ふぅーはぁ~…久しぶりの煙草はおいしいなぁ…」
「ねぇ、そこで何してるの?」
「ん?潮田くんも
と言い、煙草の箱を潮田くんのほうに向ける
「駄目だよ!!未成年なのに吸っちゃ!!」
と、潮田くんに没収される
「これ、捨てとくからね」
「潮田くん、あと1本だけ頂戴」
「駄目」
「そう…ならいいや…」
そう言って、持参している灰皿に煙草を押し付け火を消し、ビニール袋に吸殻を入れ、大部屋に戻る
「潮田くん、戻る前に一つだけ聞いてもいい?」
「何?」
「君から見て、私は"どう映ってる"?」
「えっと、どういう?」
「ごめんね、いきなり聞いたのが悪かったね。おやすみ、"渚"くん」
縁側に潮田くんを置いて大部屋に戻った