正実モブの奮闘記録。   作:Mrふんどし

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奮闘記録7

正義実現委員会に入部してから暫く...ついにこの日がやってきた!

 

これから向かう任務はこれまでと違って実動部隊は私達1年生のみ。

他の地域で暴れてるかなり大きなスケバングループで、本来なら先輩達も向かう筈だったけど今は他の任務を受けてるから先輩達が合流するまで私達で足止めなどを行う必要があるみたい。

皆気合いは十分、しっかり働いて良いところを見せなくちゃ!

 

....って考えていたけど、事態は想像していたよりも過酷だった。

何部隊かに分けて行動したまでは良かったけれど、相手の規模が大きくて戦闘開始から私達はすぐにバラバラになってしまった。

かろうじて一緒にいた子達も今は気絶しちゃってるしどうしよう、このままじゃ先輩達が合流するまでもたない...。

 

こうしてる間にもスケバン達は次々集まってくる、この状況を切り抜けられる手は...そんな時私の視界の端に他の子が落としたらしいアサルトライフルが見えた。

頭に浮かんだのはいつか見たツルギ委員長の姿、その瞬間考えるよりも私の身体は動いていた。

 

両手にライフルを持ってひたすら撃ち続けると、集まっていたスケバン達も少しずつ数を減らしていく。

あっ、痛い!?髪を掴むなんて卑怯でしょ!

いつの間にか背後に回っていたスケバン達に髪を引っ張られたけど、私は地面に落ちていたガラス片を手に取るとって無理矢理髪を切って抜け出し反撃する。

 

もう夢中になっていてどれくらい戦ってたのかわからない、でも弾がつきそうになった頃に後ろから別れてしまった他の子達やイチカ先輩達がやって来た、どうやら間に合ったみたい!

 

私はほっとしながら、壁に寄りかかって気絶していた仲間の子達を脇に背中に抱えると、なんとかその場から撤退した。

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

あの大変だった任務から帰還してから少し経った今、私は保健室で救護騎士団の子達に手当てをしてもらっていた。

戦ってる時は気付かなかったけど、どうやら捻挫してたみたいで足首が凄く腫れて驚いちゃった....あとは肩とかのアザや顔についた傷程度だったから思ったよりも軽傷らしい。

 

足首に巻くテープを持ってくるから待っててと言われたけど、それから少しして気絶してた子達が目を覚ましたって話を聞いた私は慌てて立ち上がって部屋を出る。

その子達がいる部屋に行き奥のベッドに目を向けると、そこには身体を起こしている3人の姿があった。

 

私が声をかけるとその子達は嬉しそうに顔を上げて話をしてくれた、でもそれから突然申し訳なさそうな顔をして私に謝り始める。

何でいきなり謝られたのかわからなかった私は困惑したけど、どうやら私に迷惑をかけてしまったと思っているみたい。

 

自分達が気を失っていたからその分援護出来なかった、それに加えて私の髪を見て何かひどいことがあったんじゃないかと思ったらしい。

うーん...あれは仕方ないと思うし、この髪だって邪魔だったから自分で切っただけだ、だから彼女達が気にすることなんて1つもない。

 

私は安心させる様に笑って声をかけると、その子達は少しだけ顔を赤くさせて頷いてくれた。

よし、元気になってくれたことだしこれで一安心!そう思って立ち上がると....私の背後に怖い笑顔を浮かべた救護騎士団の人が立っていた。

 

あ、そっか...私まだ手当の途中で抜け出したんだった....

それから連れ戻された私は怪我をしてるのに勝手に動き回ったことについて軽くお説教をもらってしまった。

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

手当てを受けてから数日後、私はベンチに座りながらどうしようかと悩んでいた。

怪我事態は軽かったのは良かったけれど、念のためということで治るまで訓練禁止と言われてしまったのだ。

 

毎日やっていたことが出来なくなるとそれはそれで落ち着かない....まあ早く復帰したいし、こればかりはしょうがないか。

そんなことを考えながらふと周りを見ていると、遠くの方に大きな建物の影を見つけた。

 

あれは確か大聖堂だっけ?

そういえば正義実現委員会の活動に集中していて他の建物は全然行ったことが無かったなぁ...うん、リハビリも大事だもんね!

私は暇だったこともあり、そんか言い訳で自分を納得させてから大聖堂に向かってゆっくり歩き始める。

 

やがて建物の前に着いた後、入り口をノックしてから中に入るとそこには凄く広々とした空間があった。

長い椅子がズラリと並べられていて、ステンドグラスの様な窓からキラキラと光が差し込んで床を照らしている。

 

私がそんな光景に目を輝かせていると、椅子に座っていたらしい子が声をかけてきた、彼女はどうやらシスターフッドに所属しているとの事。

まさに完璧なシスターといった雰囲気にただの暇つぶしできたことが申し訳なくなった私はつい謝ってしまったけど、その子は優しく笑って気にしなくていいと言ってくれた。

 

そんな優しさに嬉しく思いながら、それからその子の隣に座って私も少しだけお祈りをし始めたのだった。

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