特務中尉と幼女   作:ファンノヒトリ

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アンケート打ち切りしました

これから週一又は二を目安に夕方6時に予約投稿することにします 

回答ありがとうございます

最近ネタを挟みたがる癖が出ています

ボトムズキャラの絡ませがガガ…

それではどうぞ


第九話 消滅

第九話 消滅 

 

 

 

帝国の南方に位置する小国

 

ダキア公国

 

彼の国は突如帝国との国境を侵犯し宣戦布告を宣言した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帝国の参謀本部の一室にて彼等は語る

 

「この時期にダキアが参戦してくるとはな 些か予想外だ」

 

ゼートゥーアは顎に手を当て発言する

顎に手を当てて考えるのは彼の癖だろう

 

「大方共和国や連合王国の連中に何かしら取引を持ちかけられて煽られた口だろう」

 

葉巻から煙を吐きながらルーデンドルフが返す

 

「奴らは昔からの伝統に拘る 武器や装備はさほど新しくはあるまい だが…」

 

言い淀むルーデンドルフにゼートゥーアが補足する

彼の言いたいことはゼートゥーアにも理解できた

 

「数が数だな 南方方面軍は他の戦線に比べて元から軍備は少ない上に最近の情勢で大分兵士や武器に装備と他の戦線に送ってしまったからな」

 

「そうだ 本体も共和国との睨み合いの最中だ ともすれば直ぐに動かせる戦力…」

 

「ラインの悪魔率いる地獄からの使者スパイダーマン!…」

 

デッデデー!デ デデ!テレレレレ!デデッデデー!

 

スパイダ マン!

 

「!?!?」

 

 

 

~不適切な表現がありましたことをお詫び致します~

 

 

 

「…ラインの悪魔率いる203魔導大隊しかあるまい 203は先日編制後の訓練を完了したとの報告が入っている」

 

「まさにうってつけの即応部隊だな 直ぐに出撃する事になるだろう」

 

「ラインの地獄の再演になるか どれほどの戦果になるか興味深いな」

 

かくして203魔導大隊へとダキア公国からの侵攻に対処せよとの命が下る

 

この戦いには203大隊に自由裁量権が与えられることとなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帝国にダキア公国が侵攻したとの報告を受け幼女は一人考えるこむ

 

(ダキア公国が帝国に侵攻するとは…早速の我が大隊初の出撃か しかし自由裁量権を与えられるとは相当参謀本部は私を高く買ってくれているらしい もう少しばかり休みたかったがそうもいくまい 仕事の時間だな)

 

「少佐殿 何か今回の出撃に辺り抱負をお願いします」

 

「分かった」

 

ヴァイス大尉は一人考えるターニャに声を掛ける

既に眼下にはこちらを見上げる部隊員の姿がある

 

「諸君 速くも我々の出番がやってきた」

 

その一言で隊員達は気を引き締める

 

「今回の相手はダキア公国だ 武器も装備も我々よりも劣るが数の上ではこちらが不利だ 南方方面軍は三割に及ぶ戦力を他の戦線に送ってしまった よって彼等は防衛で精一杯になるだろう そこで我等は槍となりダキア兵を一掃する!!!」

 

そして両手を大振りに振り上げ

 

「あぁ…神よ!貴様など豚の餌にしてやるとも!」

 

その一言に全員は驚きざわめく

 

「神は諸君らが病や怪我に苦しむとき救いの手を差し伸べるか!?諸君らを助けるのは医師である!神は諸君らが悩んでいるとき助けてくれるのは誰か!?友や恋人…家族達だ!神は諸君らに隣人を愛せと言うが敵である隣人など愛する事が出来るか! 私は神の思い通りにはならない!」

 

キリコが呟く

 

「俺は神の意志で戦場に立ってはいない」

 

イプシロンが応える

 

「いつも自分達の意志で闘ってきた」

 

フィアナが問う

 

「何故私達は闘うの」

 

メロウリンクが答える

 

「戦友のために…愛する人のために俺は闘う たとえそれが幾多の敵の波であったとしても…」

 

満足げに幼女は頷いた

隊員達はワッと沸き立ち思い思いに発言する

 

「そうだ!」

 

「俺達は国を皆を守るために!」

 

「友を!」

 

「恋人を!」

 

「家族を!」

 

「「「守るために!闘う!」」」

 

士気は高まり続ける

 

 「諸君らと共に自らの力を持って戦場で闘い!僅かな報酬とささやかな栄誉を手に入れ帝都ベルンへと凱旋しようでは無いか!神の仕事を無くしてやれ!」

 

「「「帝国万歳!帝国を犯さんとするものには鉄槌を!我等は祖国の槍とならん!」」」

 

万歳! 万歳! 万歳!

 

「それでは諸君!!出撃だ!!!」

 

「「「はっ!」」」

 

ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!

 

かくしてダキア公国の滅亡は始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは帝都ベルンのカフェバー バニラ&ココナ

 

以前はフィアナという名前の店だったがバニラはキリコ達と再会したため店名を変更したのだ

 

開店前の仕込みをするバニラとココナそれからゴートの姿がある

ゴートはカウンター席に座り雑談をしていた

 

「おやっさん 今日はどんなお話で?」

 

「聞いたか? ダキア公国が帝国の領土に侵攻したって話だ」

 

「何!ホントかそりゃぁ!」

 

バニラは席を立ち食い気味に喋る

 

「協商連合に共和国 今度はダキアかぃ… ホント何処の世界でも馬鹿だね人間ってのは 全くやりきれないよ」

 

「キリコ達は闘うのか?」

 

彼等に緊張が走る

 

「どうなんだい!速く応えておくれよ!!」

 

「……あぁ 例の部隊の編制が完了したらしい」

 

「例の部隊てえとよ キリコ達のいる部隊か!」

 

「あぁ この店に良く来る馴染みの情報将校キークキャラダインから… 確実な情報元だ」

 

「あのイケメン金髪のお兄さんね」

 

「部隊の隊長さんは白銀だそうだ」

 

「は…白銀?!銀翼突撃賞持ちのネームドか!」

 

「ホントに信じられないよ 十歳にも満たない子供が戦場でエースなんてさ」

 

「全くだ だが聡明で規律に厳しい性格らしい」

 

「カンユーみたいな奴なら御免だね」

 

カンユー ゲリラ狩りには天才的なスペシャリストであるが余りにも融通が利かない男で非常にしぶとい それが奴の命を縮めた

 

ココナがガタリと席を立ちバン!と机をぶっ叩き力説する

 

「あーやめやめ! だってキリコ達だよ!気にしたところで結局ケロッと帰って来るに決まってるよ!」

 

ココナの言葉で二人はフッと笑みを浮かべ笑い始める

 

「ははははは!そりゃそうだ!心配なんてあいつらには必要ないな!」

 

「へっ!あいつらと闘う相手は不憫だぜ!」

 

「ちげえなぇ!」

 

ダッハッハッハ!

 

そんな声が帝都ベルンのカフェでは響いている

今日も帝都ベルンは平和だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広大な大地にダキア公国の兵士達は足を動かして進軍してくる

 

敵は幾万 我等は数千

 

その戦力差は絶望的であった

 

帝国軍の南方方面軍は持てる全ての火力で敵部隊の遅延に努めていた

 

最初は武器の性能や戦術によって防御出来ていたが数が数のために徐々に後退を余儀なくされる

 

しかし兵士達は果敢に戦った

 

「弾はあるぞ!撃てば当たる!撃ちまくれ!」

 

「「オオオオ!!」」

 

「帝国の荒廃!この一線にあり!これ以上敵を寄せ付けるな!」

 

一方で帝都ベルンまで侵攻されてしまうのではと戦力差に絶望していた南方方面軍兵士達も少なからずいた

 

それでも彼等は僅かな戦力で祖国を守る

 

たとえ戦友が事切れて地面に突っ伏しても悲しみはない

 

死にゆく戦友に未練など無い

 

悲しみは今はいらない

 

後で馴染みの店のレディに散々泣いて慰めて貰うから

 

そんな彼等の元に無線が入る

 

「これより帝国軍の新設された203航空魔道大隊が支援にあたる 射線に注意されたし 喜べ諸君 白銀だ」

 

「ネームド!ラインの悪魔!が来るぞ!」

 

「「「ウォオオオオ!」」」

 

士気はこれまでの比にならず高まった

 

ラインの悪魔 白銀

 

その名を知らぬ帝国の兵士などいない

 

「来た!」

 

無線手がそう叫んだとき

彼等の頭上で何かが過ぎ去る

 

「撃てぇ!」

 

眼前の敵は全て爆煙と爆発音それに眩い閃光にかき消された

 

呆然と立ちすくむ兵士達

 

煙が晴れる頃にはそこには何者もいなかった

 

そしてそこへ三色の装飾を入れ込んだAT達が頭上スレスレを滑空して突っ込んでゆく

 

ダキア兵士達はすぐさま蹴散らかされていく

 

ガウウウウウゥ!

 

大地に転がる空薬莢の音が喧騒の戦場に響き渡る

 

血にまみれたAT達はまだ殺したり無いとばかりに逃げるダキア兵士達を抹殺していく

 

空からは狙撃してくる魔道士達が獰猛な肉食獣の目をして狙う

銃声とともに一人一人と死んでいく

 

その中央にいるのはラインの悪魔

 

「あれがラインの悪魔…」

 

武器を捨て降参した者は死を免れ

すぐさま南方方面軍が捕虜とした

 

粗方敵を掃討し撤退させたその時上空にスモークを散布して空中にラインを描く白銀の姿があった

 

描かれたのは

 

帝国の国旗

 

そしてこんな無線が入る

 

「私は203航空魔道大隊大隊長 白銀 ターニャデグレチャフ少佐だ よくぞ持ちこたえた帝国兵士諸君! ダキアは我々が墜とす!いや…我々で墜とすぞ!」

 

この時南方方面軍兵士達の士気は圧倒的に高まった

 

「「「白銀 ターニャデグレチャフ少佐 万歳!!」」」

 

彼等を後にして203大隊の面々はダキア軍へと進軍していった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全く歯ごたえが無い…いくら旧式とはいえ骨董品レベルだとは聞いていないぞ…」

 

一人困惑し愚痴るターニャ

 

「航空戦力もおろか通信も暗号化されていませんね」

 

セレヴリャコーフ少尉は同意する

 

「情報を集めるべきだろう いくらなんでも暗号化しないのは何か裏があるやもしれん」

 

「了解であります!」

 

「総員!移動するぞ!」

 

思いの外進軍していたダキア兵士を掃討して敵の通信基地へと向かう事になる

 

そして舞い降りた大隊一行

 

「帝国の魔道士だ!」

 

ダキア兵士達はすぐさま取り囲む

 

ターニャは指揮官と思わしき男に問い掛ける

 

「ザビはお持ちですか?」

 

「私はダイクンだ!」

 

「ザビをお持ちで無い!ならばビザはお持ちですか?」

 

「ええい!撃ち殺せ!」

 

ダキア兵士が一斉に発砲する

 

ダウ!ダウ!ダウ!

 

だが防殻に阻まれ攻撃出来ない

 

「どうやら持っていないようだな」

 

「そのようです」

 

「仕方あるまい そこの男以外は殺して構わん やれ」

 

その瞬間ダキア兵士達は物言わぬ骸となった

 

通信基地は瞬く間に帝国軍に占領された

 

 

「どうやら本当に企みが会ったわけでは無さそうだ…」

 

確認しうる資料を全て確認し確信する

 

「この調子ですと魔道士はおろか航空機の類いは無さそうです」

 

「だな!」

 

「もっと行けますよ大隊長!」

 

「我が大隊ならば可能かと…」

 

中隊長等も賛同する

 

「良かろう!ならば首都まで攻め落とすとするか!」

 

この発言には流石に全員が驚く

 

「少佐殿よろしいのでしょうか 参謀本部の指示も無く首都まで攻め落として」

 

イプシロンが問い掛ける

彼の問いは出来るという前提での問いだった

 

「気にするな 私には自由にやれと参謀本部がいったのだ だが一報は入れておけ!」

 

「あんたがやれというなら俺達はやる それだけだ」

 

「えぇ」

 

「あぁ異論はない」

 

かくして首都攻略は始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参謀本部の大廊下

 

カッカッカッカッカッ

 

203大隊からの報告を受けたキークはただちにこの旨を伝えに行った

 

(まさか 首都まで攻略する気とは! そうでなくては白銀の名が廃るか…)

 

そうして作戦統括本部のドアをノックして入室する

中では煙が充満して参謀将校達が唸っている

 

「失礼至します!キークキャラダイン特務中尉であります!203大隊は南方方面軍と協力し迫り来るダキア兵を掃討したのちダキアの首都を攻略する模様です」

 

これには彼等も響めく

 

「ダキアの首都を!」

 

「1個大隊でか!?」

 

「やれるとは思わんが」

 

「だが白銀…ラインの悪魔と死神と番犬たちならば…もしくは」

 

そんな雑多の中ルーデンドルフが発言する

 

「諸君 203大隊は我が軍屈指の精鋭達である 何を驚くことがあるか! 時代遅れのダキアなど彼等にとっては赤子の手を捻るよりも容易いことだろう 今我々がすべきは各線戦の維持である ここは一つ彼等に任せるべきだ」

 

「無論だな 直ぐに墜としておくことにメリット以外の何ごともない」

 

かくして参謀本部に承認されダキアの首都は203大隊の襲撃を受ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼等は悠々と敵地を突破し首都の上空で佇んでいた

 

首都では親の帰りを待つ子供達

 

酒を飲むダキア兵士達

 

工場の仕事を終えて帰る職人達

 

そんな人々を前にして幼女は思う

 

 

(目標は軍事施設に限定するのは勿論だが民間人に危害を与える事になっては叶わん 国際法は守らねばな)

 

「さて諸君 今回のメインディッシュは眼下に広がる首都ダキアの軍事施設だ! 間違っても民間人に危害を加えるな! セレヴリャコーフ少尉国際法に基づき警告を実施しせよ」

 

これにセレヴリャコーフ少尉は驚き困惑する

 

「小官がで…ありますか?」

 

「ん?…」

 

振り返りるとセレヴリャコーフ少尉は困惑していた

 

(なんだ?何か問題があるのか?)

 

次に大隊の面々を見る

 

誰も彼もが私の方を見つめている

 

(あぁ~… まぁここは私がやるべきか)

 

「ハァ… 良かろう 私が警告する」

 

そして首元の通信機をオープンにして国際チャンネルでも呼びかける

 

 

それもとびきりの

 

ようぢょボイスで

 

「けいこくします わたしたち あたしたち ていこくぐんは こくさいほうにのっとり せいせいどうどうせんそうすることを せんげんします これよりていこくはしゅとのぐんじしせつを こうげきします」

 

その声に笑いいたずらだと捉える者達の運命はここで決まった

 

「少佐殿もそんな声が出せるのですね」

 

「あぁ見事なもんだ」

 

「少佐 やっと本性を現したな」

 

そんな彼等の反応に幼女はいらつく

 

「アァン?!」

 

スッとそっぽを向く彼等

 

「まあ良い…諸君仕上げにとりかかるとしようか!」

 

「「「はっ!」」」

 

かくしてダキアは地図から一時消滅した

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

次回予告 語り キーク

 

さてダキアを文字通り消滅させた我等が大隊

 

次なる任務は協商連合との戦

 

クラグガナ物資集積基地

 

ここを墜とされれば俺達は冬を越せなくなる

 

敵さんはこの場所の重要性をよ~く知っているからな

 

迫り来る相手は歴戦の強者揃い

 

そんな相手にどう戦う?

 

次回「初雪を朱色に染めて」

 

エースってのは魔道士だけじゃあ無いんだぜ

 

 

 

 





さてダキアは文字通り消滅させられました

ちなみにですが

私は特定の神を信仰しております

コジマカミナンデス教

「セシール・コジマカミナンデス… コジマカミナンデス… 小島…神なんです!???」

「コジマ イズ ゴッド! コジマ イズ ゴッド!」

「エブリバディセイ!」

「「「コジマ イズ ゴッド! コジマ イズ ゴッド!」」」

その様子を見てドン引く幼女がいたとかいないとか

いつの時間帯に投稿して欲しい?

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