Life_Explosion!~”俺の切り札よ光ってくれるな” 作:NEOフタツキ ◆UmPcG/ct66
メンバー四人に顧問が揃い、校長へ説得で無事に設立された勉楽望中Life部
交流や部の備品揃えも兼ね、週末に大きな都市へと全員で遊びに行くことに
滅多に行けない都市の店をめぐりつつ、新しいカードやファイト用品も揃えていき
最後に寄ったのは、小さいながらも活気のあるカードショップ「MeeKing」
この店で出会う店長の「地棺セト」、店員「サレン・アンダー」、常連の「紙浄ユウキ」
メンバー共に商品を物色する戸太郎は、アートマンの奇行を目撃され三人に怪しまれていた
三人の比較的自然、いや露骨に怪しい誘導でファイトを誘われ戸惑う戸太郎
しかしそれを目撃したシャチョーが割って入り、流れでそれぞれ交えた試合をすることとなった
最初はシャチョーとユウキの試合、シャチョーは新たに手に入れた
強力な効果無効と除去力を持つ、
ド迫力で壮絶なシバき合いの果て、一重の差でユウキの勝利になり悔しがるシャチョー
二人の意地と知恵のぶつかり合いに熱くなった戸叩郎、次戦サレンへと気合を入れ挑む
サレンの多彩な経験値による的確な妨害から、徐々に攻め切られて敗北してしまう
敗北するも三人からの誤解は(一応)解け、精霊という概念を知った戸叩郎
得たものの大きかった試合で新たな絆を結んだ勉楽望中Life部は、また一歩前進する
だが、都市でアートマンを出したことよる影響が、新たな試練を呼ぼうとしていた───
「報告にあった精霊──その宿主がいるのが此処らしいか…」
『危なくないといいですね主様』
「それは無いさリネ、今回はあくまで調査優先──だが」
「"金環の空貌"──伝承通りであれば厄介な存在だろう」
勉楽望中学、全校集会により朝早く生徒と教師が集う体育館
ありがたみ感じぬ頭の固い校長による長い話を生徒教師は眠そうに聞き流す
そんな緩やかな光景があった、しかし
「えー、最後に本日この学校に新しく赴任する先生を紹介します」
突然のニュースに、生徒全員がザワめきだした
『新しい先生?』
『もう新学期から結構経ってるぞ』
『今ごろなんて病気だったのか?』
困惑する生徒達、校長が鎮める前に壇上に大きな影が現れ
息を呑む音も聞こえる、異様な雰囲気を体育館が包んだ
''
凛とした姿勢の体躯が
女性を象徴する双丘が
鍛えられた腕回り 程よく絞られた胴
レディスパンツ越しで見えるほどに
張りのある下半身も
長く伸びた朱く煌いた髪を揺らし
切れ長の双眸に端正な鼻や唇が麗しく
しかし纏う雰囲気は武人に近いものだった
それは、まさしく
(((((((((デッッッッッカ)))))))))))
「えー本日より、遅れて赴任された
校長の紹介で深くお辞儀する、それでやっち校長と同じ高さになる
「諸事情で今日からこの学校で世話にな…ります、宜しくたの、お願いします」
ところどころ変に言葉を切りながら、注目を一身に浴びる彼女が挨拶を終えた
(((((((((デッッッッッカ)))))))))))
送られる拍手よりも生徒全員の内心が、巨大《デカ》かった
「では本日より、先生はこのクラスの副担任となります」
「気軽にユイト先生でもユイちゃん先生とでも呼んでくれ、じゃない呼んでください」
((((?えっその強面でそういうノリの人?))))
「それと補佐として暫くの間、私が授業同伴となります」
「授業開始まで気軽に質問いいぞ、先に言っておけば身長は190で体重は昨日で75だ、です」
((((毎日計測してんの???))))
戸太郎たちのクラス、そこでHRに改めて高津先生による紹介が行われ
近寄り難い烈女の
「存在感濃いなー」
「もっとスラっとしてたらオイラ好みなのに…」
「トタローより大きいのお」
Life部一年トリオはそれぞれに新副担任への感想を言い合い
生徒たちに質問攻めされながら応答するトモエを眺めていた
───ふふっ宿主見ーつけ えぇ!?なんなのアレ!?!?
「ん?」
「どしたトタロー」
何かに射抜かれるような感覚が背筋に奔る戸太郎
周囲を見渡すも不思議そうなシャチョーと質問参加してる満
あとは、教室の窓いっぱいの顔で覗いてる巨大顔面
''そう、いつもキミを見てる化身アートマンである''
特に何もないかと戸太郎は流した、手遅れである
(なんだ、あのでたらめな精霊は…!?)
[主様、これ早急に対処しないとヤバいヤツです!]
質問攻めが続いたのか、冷や汗をかいたタマエ先生は切りのいい所で一限の授業を開始する
───その傍ら、高津先生が一連の様子を眼鏡を光らせたのも気付かぬまま
──
─
「授業には慣れましたかな、弥組宜先生?」
「むっ高津先生か…気軽にユイトで構わ、呼んでも宜しいですよ?」
「無理に繕わなくて結構、その代わり私も名前呼びは遠慮させてもらいます」
学校業務の半分が終わった午後、教員用の共同休憩スペース
気疲れが見えるユイトへ、高津が気遣いながらコーヒーメーカーを動かす
慣れない事なりに誠意を尽くして挑み多少、いや結構やらかしたユイトは
その剛胆さと天然具合で引き気味ながら生徒達と打ち解けていた
「すまない、気を使わせて…ああコーヒーよりガムシロ4つ入れたミルクで頼む」
「なかなかいい性格してますね貴女、しかしありのままである事に恥ずべき所はありませんが」
呆れながらリクエストされた牛乳を渡し、互いに距離感を維持し休息を取る
人は活動的な歩みのなかで一時腰をおろす、それは人生の戦いの武器である
「……ところで、高津先生は何かのクラブ顧問をしてるそうで」
唐突にユイトが話題を振り、高津もそれに淡々と返す
「ええ、最近できたばかりですが
「ほう、Lifeの部活とは面白そうだ」
「乱修先生も嗜んでらっしゃるのですか?」
「…知ってるくらいですが、部員はどのくらい強いので?」
まるで何か探りを入れる、そう質問を続ける
それに高津も調子を良くした風に続けていく
「少ない人数でも皆実力を上げています、中でもクラスの御家門 戸太郎君は特に」
「ほぉ…もし、先生がよければ、今日見学しても構わないかな?」
「申し訳ないのですが、自宅学習日となってて今日部の活動はありません」
偏勉楽望中学では、勉学習慣付け一環として月に数度の部活の休息日がある
部によってスケジュール変え自宅学習日を奨励し、生徒の学力を高める方針だ
「ああ教員説明で言ってたヤツか、なら仕方ない」
「メンバー達も放課後集わず、各々個人と向き合う良い習慣です」
「そうですか…では私はこれで、見学はまた機会があれば」
「ああそういえば、今日は御家門君が残り当番なので会ったら報告お願いします」
一瞬動きを止め、振り返らず了承し部屋を出たユイト
その様子を高津は残りのコーヒーを飲み干し見送った
「聞いたな、リネ───放課後、早急に行動開始する」
・ ・ ・
・ ・
・
夕暮れが朱くを照らす放課後、クラス内での持ち回り雑務で戸叩郎は残っていた
学習日によりシャチョー・センム・満は既に帰宅済みだ
最後の点検も終わり、さっさと帰る支度を始めだす
「遅くまでご苦労だったな御家門」
その声に振り返ると、後ろの入り口で弥組宜先生が立って軽く会釈する
「ユイト先生でいいぞ、もっと仲良くなれれば嬉しいからな」
そう快活な笑顔で近づいてくる、170になる自分でも見上げるほど
「帰り支度ですまないが、少し手伝いを頼みたい…私では力不足でね」
(え、そのガタイで?)という言葉が出掛ける
その隙を見て戸叩郎の耳元に囁いてきた
急な仕草と大人な女の臭いで
「是非──力強い男に助けて貰いたいんだ」
凄みのある笑顔で迫ってくる
これは断れる雰囲気じゃあない
女性に頼られたのからには仕方ない、うん
少し間を空け、俺は震え声で了承した
「ありがとう──では、離れの空き教室で待ってるぞ」
意味深に微笑み、
なーんか、俺を見る目が怪しいよな?
まるで獲物を逃さない獣?そんな雰囲気?
…あんな美人からそんな風に見られるかあ
゙情欲に流されるのはいい゙
゙だけど、流されているという自覚を持つんだ゙
゙そうオカモトタロウも言っていだ
ちげえよ!そんなんじゃないだろ絶対! たぶん…いやそうかな…?
指摘されれば邪な期待はすぐ捨てられない
疑念は妄想となり、消そうとしながら浮足立つ
御家門 戸叩郎12歳もまた 思春期真っ盛りであった
おまたせしゃーしたー、とユイト先生に指定された教室に入る
そこは端に寄せられた机やロッカーに荷物類が、夕日に照らされ
部屋の中心は大きくスペースが空き、其処にユイト先生が腕を組み立っていた
「待っていたぞ御家門──リネ」
瞬間、教室のドアが閉まり、突然の出来事に驚く間もなく
体をロープのようなナニかで拘束され、先生の前に飛ばされる
なっなんだぁ!?
『確保しましたー』
「案外アッサリだな、何かしら来ると構えてたが」
縛られた俺の前に、ユイト先生が膝をつき訝しむように観察する
傍らには、アートマンに近い気配の半透明な巫女装束少女がいる
その胸は知り合い達と比較しても豊満だった
うん、やっぱ
危機的状況だのに、俺はシャチョーやセンムさんへの申し訳なさで泣きそうになる
「…やはり、精霊が見えてるな」
『真っ黒さんですね〜』
精霊?先日「MeeKing」でファイトした店員、サレンさんの話を思い出す
あのファイト以外は
「先ず、やむを得ず拘束した事は謝罪しよう、御家門 戸叩郎君」
「ワケあって私が何者かは言えない、しかしキミに宿った精霊のでたらめさ故の緊急措置なんだ」
そう、畏まった態度になり、俺へまっすぐ真摯に話しだすユイト先生
「そして私と、精霊のリネは怪しい者で無いと思って欲しい」
こんなことされてハイそうですか、なんて納得できると思います?
『そんな事してる我々が言うのもなんですが、キミ結構余裕ですね…』
リネ、と呼ばれていた精霊が呆れるように言ってくる
まあこの程度、いつもの事より取り乱す程でもないんで
『不憫な…』
憐れまれた、何故
あーで、先生達の目的ってアートマンでいいですよね
アイツ欲しいのなら渡しますけど?
「──なんだって?」『え?え?そんな雑じゃないですか!?』
いやまあ、俺の常識に基づいた判断でしかないんですがね──
二人が反社会的連中なら、先ず真面目に話し合い持ち込むと思えなくて
ああ、貴方たち正体とか事情に探りや言及はしませんからそこは流します
だいたい俺が察してるような人達なら、これ以上は面倒になりそうだし
それに、アイツ無理に奪おうとすれば先にナニカするようなヤツでして
その後どうなるのか保証しませんが、条件次第で渡してもいいかなと、
……そもそも大人しく渡されるんだろうか…なんなんだ本当に…
「…ずいぶん冷静だな、もっと抵抗すると思ったが」
今日先生の
『酷い言われようですね主様、事実だから反論できませんけど』「おい」
「───ですが、もう少し警戒心は持ちましょう御家門君」
「ッ!?誰だっ」 『ええええ!?』 なにっ
突如、俺たち以外の声が後ろから発せられる
予備の掃除ロッカーが音を立て開く
其処には、いつもの直立姿勢な高津先生が立っていた
なんで???????
「至極単純、最初から彼女を疑ってたからですよ」
「急遽差し込まれた新任教師、教職経験も無さそうな態度と行動」
「何より…私だけが気付いた、御家門君周辺を探るような行動」
「ほんの少し誘導した結果がこうなったために、ここに居るだけです」
あっ赴任時点からもうおかしかったんですね、やっぱこの人ポンでは???
「なぜこの部屋に…」『ええええ!?人払いは確かにやりましたよ!?』
「おおよその行き先を予想し、事前に待ち構え気配を消してただけです」
”だけ”じゃねえよ、前から思ってたけど相当べらぼうだなこの担任
「さて弥組宜先生…ここまでの音声は全て録音済みですが」
「私をここで口封じしようと、既にクラウドへの転送も済ませてます」
「貴女が何者で、精霊とやらが何かは知りませんし関係ありません」
「如何な事情があろうと、私の生徒に、これ以上の関与は許しません」
有無も言わせず、表情を崩さないまま、陽光で見えない眼鏡の奥から威圧する高津先生
普段は見せない
「潔白なぞ信じて貰えないだろうな、ならすべき手段は決まってる」
ユイト先生が対抗するよう放つ気迫で、空き教室が張り詰める
暴力的手段はマズい!俺は身動き取れないし高津先生も危ない!
ええいこんな時あのでたらめは何してんだ!!
「やはりファイトしかないな」
「私もそう思います」
ちょっと待ってくれ!今Lifeやる流れになってんの!?ここで!?
「騒々しいぞ御家門 戸叩郎、こんな時の為にファイトはあるのだ」
「御家門君、ここは私に任せてもらいます」
なんで俺がおかしい感じにされてるの?
そう困惑する内に二人がデッキとボードを用意する、いつの間に持ってきてたんだ
あと高津先生、確かLifeなんてやったこと無いと言ってたじゃねえか
あっ「口を滑らさないように」って口パクしてるな
まさかぶっつけ本番ですかぁぁぁぁ!?!?
"挑戦は美であり、スタイルだ"
"挑戦した上での不成功者と"
"挑戦を避けたままの不成功者とでは"
"まったく天地の隔たりがある"
"観戦する気の化身、アートマンである
元を辿ればお前が元凶なんだがなあ!!!!
───
──
─
渦中の戸叩郎とアートマンを他所に、教師二人によるファイトが始まった
「番手はそちらに委ねます」
「では遠慮なく先行を貰おう、レディ・アップキープ、ドローはせず土地をセット…」
ユイト先生が最初のルーチンを開始する、どんなデッキを使うんだ
「迅速に終わらせる!私は手札から秘宝
そのカードが場に置かれた瞬間、教室内で旋風が吹き荒れた
縛られたままの俺は咄嗟に目を塞ぐ、風が止んだのを感じ目を開けると
荒涼とした朱い空、すり鉢状に周囲を囲う
その中心部には、ボードを構え対峙し合う先生二人
そして突如、場にいる全員脳内に流れる
───
コスト3/秘宝
自分場に何もない時、あらゆる妨害を受けずコスト0で出してよい
これを場に別ゾーンとして設置し、以下効果を試合終了まで永続する
互いの召喚·設置ゾーンは3つとなり、枠数以上のカードは出せない
(トークンが枠内以上の召喚はカウントストップとなり、無効とする)
互いのドローフェイズ時、メインデッキのみ上限5枚までドローしてもよい
これが置かれてる時、ファイトでの禁止事項を起こした側は敗北する
───
うっ嘘だろ! こ…こんなルール強制なんて許されていいのか!?
「ここは縛りによって
「本来なら闇への対策用だが、今回は特例措置としての使わせてもらう!!」
不穏なワードと使用目的、それ踏まえた情報からしてユイト先生とてつもない人なのか?
ポンコツだけど
「べらぼうな状況はさておき、一応の筋は通ってますな」
「要約すれば、これは場の枠と手札の制限、メインデッキのドロー数が増える」
「ゲームスピードが早まるルールと把握できれば、私に問題はありません」
確かに、普段のルールならコストさえあるなら効果次第で場にカードが幾らでも出せる
しかしこの修羅戦域では、出せる枠が制限されるも手札は毎ターン5枚確保は可能
大量展開は封じられる、しかし速攻が主な戦法には有利な状況だ
「なら先に進めるぞ、私は1コストを払い
『喚ばれましてどうもで〜す』
軽快な動きで、俺を縛り上げたさっきの精霊さんが場に登場する
「リネの効果、この子は同名札がデッキに無い時、初めて自身の効果を使える」
「先ず手札からコスト3以下の彩縫仕を1枚宣言する、代われ彩縫仕コト!」
リネと同じデザインのカードが、リネの導きで手札から飛んでいく
「宣言札をデッキに戻し切り直す、その時移動したコトの効果で相手側へ2点を与える!」
そのカードが糸玉状の光を放ち、高津先生のライフを削った
「そしてリネは移動させた彩縫仕の効果を、次の私のターンまで借り受ける事ができる」
『コトちゃーん、力を借りるね!』
なるほど…手札や場の入れ替えから誘発効果を多彩に使える
「では、そこで墓地に落とされた呪言
高津先生が宣言すると削られたライフが何事もなかったように戻る
「私のターン1回限定ですが、相手効果により減ったライフを三枚まで戻す効果」
「私は先ほど破壊された土地と巻戻をライフデッキに戻し回復、そしてシャッフルします」
ライフ消費でのアドバンテージを捨てた?あのままなら土地のライフをマナにしてもいいのに
「(どういう意図か読めん、が)私はこれでターンエンドだ」
訝しんだ表情でユイト先生がターンを返す
「では私のターン、レディ・アップキープ・ライフドロー・メインドローは1枚」
高津先も淀みない動きで開始ルーチン、最初のターンだから7枚以上は持てない
「マナゾーンにカードを一枚セット、そのマナを使用し手札から”濁る儀式”を使用」
幻獣にしか使えないが1コスで3マナ稼ぐ呪文
俺よりも
「この3コストを使い
宣言し現れる、緑を基調とし白い円環模様の刻まれる機能的な
耳状の意匠を模るサイバネティックな
「
「相手とのライフ差分アタック修正されますが、互いに同値ライフで変更されずバトルへ」
脹脛から
リネは1/1、ロイヤルは3/3、バフは乗らなくても貫通で2点が入る!
『ひぇぇぇ!!! なーんてね♪』
「その攻撃に、私は手札から彩縫仕ウウルを宣言!場のリネと
ユイト先生の
代わりに場へ出たのは、
「ウウルの効果、彩縫仕による効果で場に出たなら幻獣1体を破壊し【守護】を得る!」
高速で向かってくるロイヤルへと構えるウウル
殴りながら突っ込むのを利用し一本背負いでロイヤルを場外へ投げ飛ばした
「続けて彩縫仕コトの効果を持ったリネが場を移動したことで、相手に2点与える」
上空に飛び上がったリネが置き土産と鞭のように帯紐をライフにぶつける
先生のライフがまた削られ、粒子からカードに変化したリネが手札に戻る
相手ターンなのに2点削りながら3/2の盾役も張りやがった、面倒な…
「今度は
ユイト先生が表情を変えず
「元々1ターンに一度の効果です、しかし別の呪言"
「これは相手場の幻獣全てのタフネス値を2減らします、タフネス0となったウウルは墓地へ」
相手側に滝のような雨が降り襲い、ずぶ濡れで服が張り付いたウウルはへたり込み粒子となる
対面のユイト先生は悔しむどころか愉しそうに、高津先生は手札で口を隠し表情を見せなかった
やれるのか?…信じていいんだよな高津先生?
"挑戦した不成功者には"
"再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが"
"挑戦を避けたままでオリてしまったやつには"
"新しい人生などはない"
"そう、オカモトタロウも言っていた"
許されるならばやり直したい!
構わないよ、制限はあるがね
────
長くなったので後編に分けます
なおクライマックスまでの経緯はカットです
今の俺じゃ全部書くのはむりー