パーフェクトイケメン救世主(偽)   作:七夕ナタ

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 ゼンゼロストーリーやりました。
 ネタバレ防止で内容は伏せますが、とりあえず兄弟子をプレイアブルにしてくれビジュがガン刺さりなんだ。贅沢は言わないから兄妹でプレイさせてくれ、頼むよホヨバ…!

 それはそうと我らが救世主の復刻ガチャが来ましたね。皆さん引きましょう。







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 ごめん、同級会には行けません。

 いま、ラマニアンホロウにいます。

 讃頌会をぶっ56す機会を、私は伺っています。

 本当は、あの故郷が恋しいけれど、でも……

 今はもう少しだけ、知らないふりをします。

 私の中で燻るこの壊滅が、きっといつか、誰かの火種を乗せるから……

 

 というわけで、やって来ましたラマニアンホロウ!

 

  イエーイ、どんどんどんパフパフ〜! え?いまの何かって? しらね、なんか脳内に電波飛んできたというか、暇すぎて遊んでたけです。いやー、なんというか昨日は久しぶり熟睡できたおかげで快眠おめめぱっちりな朝を迎えてテンション上がっちゃうよね!

 

 いやほんと、フレステさんはアポ取ってから俺のことコロコロしに来てよ(連敗中)。冗談抜きで疲れてスヤァ、したタイミングでいきなり現れるのはやめてケロ。

 

 普通にキレそう、次は俺が絶対にオメェをブチ転がしてやるからナァ!……でもちょっと、その〜、少し手加減してくれると嬉しいですね、はい。

 

 ───とまぁ、ふざけるのはここまでにして真面目な話をしよう。

 

 まずは状況を説明しようか。

 つい先日、讃頌会の儀式によって初期の『解悩水』服用者が一斉に侵蝕症状を発症するという事件を覚えているだろうか。この事件は儀玄先生や適当観のみんなのおかげで解決することができた。

 

 なのだが、事件の真相を知らない人たちは事の発端はポーセルメックスが用意した薬が原因だと、街であった今回の騒ぎは全てその所為だと身勝手な憶測と噂が飛び交い手がつけられない状態となっている。

 

 それも全て讃頌会が仕組んだものであり、ポーセルメックスを悪役へ仕立て上げようと噂を流して暗躍した為だ。何も知らない人間たちはそうとは知らずに、この事態を重く受け止めることもなく手のひらで踊らされてしまっている状況だ。

 

 この事態を解決しようと、リンちゃんたちは行動したようだがもはや手がつけられないような状況になりつつあったのだ。

 

 互助会の責任者であるエリックさんを呼び出して、彼の口からみんなに説明してもらおうとしたようだが効果はなかったようだ。構成員たちは制御はつけられず、好き勝手人を集めてところ構わず抗議の声をあげているらしい。

 

 葉さん曰く、もしかすると互助会の構成員はエリックさんを除いて讃頌会の息が掛かった人間だったのかもしれない、とのことだ。ポーセルメックスの身元調査を躱す為の偽りのリーダーに過ぎなかったのだと。

 

 ……エリックさんよく今まで無事だったな。下手したら用済みとなって互助会の構成員たちの手によって行方不明、なんて話も十分にあり得た話だ。

 

 そして互助会の奴らは、みんなをホロウに集めて大規模な抗議デモについて話し合いをするという情報をエリックさんから聞かされたのだ。

 

 それから真実を知ったダミアン氏からも、市政当局から供給される浸蝕緩和剤を適当観の側を供給地点として市民全員に提供してもらえる話を聞かされた。

 

 しかもそれに生じるコストや損失は全てポーセルメックスが全額負担という大盤振る舞いだ……これディニーの総額いくらぐらいなるんだろうか。

 

 とまあそんなこんなで現在、俺やリンちゃんたちは抗議デモという皮を被った讃頌会の悪質な儀式を止める為にラマニアンホロウに来ているのだ。生贄だの供物だの、これ以上好き勝手させる訳にもいかないのでお灸を据える時が来たというわけだ。

 

 閑話休題(それはともかく)

 

 

 「───どうしましょうファイノンさん! まだたくさんエーテリアスが来ますよ!?」

 

 「問題ない。僕が一掃して道を切り開く、合図で福福さんは駆け抜けてくれればいい」

 

 「駆け抜けるって言っても……!」

 

 「大丈夫さ、この程度僕たちならなんの問題もない。 僕は『大姉弟子』と呼ばれる君の実力を信じてる。だから君も僕を信じて背中を預けてほしい」

 

 「っ!……わかりました、福福に任せてください!」

 

 

 ふーふーちゃんの力強い返事がなんとも頼もしい。

 

 おっしゃ、ならおいちゃんも頑張ってふーふーちゃんの期待に応えて絶好の見せ場を作ってやるけんのぉ! 抜群のコンビネーションプレイ(即興)で相手の度肝を抜いてやろうじゃねえかっての!

 

 視線の先に見据えるのは奇妙な仮面をつけ統一された白い衣服に身を包んだ礼賛者たち。晦冥状態となった礼賛者はミアズマ養殖体からエーテリアスを召喚し続ける為、先に親玉を潰す必要がある。

 

 無限湧きってほんと嫌いッ。

 お前アパート付近の物影でコソコソしやがってッ、ずっとエーテリアス召喚してたの忘れてねえからな!? 無駄に時間使わせやがって、俺が何十体以上のリポップするエーテリアスしばいたと思っとんねん!!?

 

 そんな怒りを込めながら、掲げたヘリオスの剣身に光を灯して黄金の炎を纏わせる。

 

 

 「───来るべき、明日の為に!!

 

 

 一息に踏み込み、薙ぎ払う。

 放たれた斬撃は広範囲に及ぶ光波となりエーテリアスたちを飲み込み両断する。

 

 ふははは! これが“飛ぶ斬撃”ってやつだ! こちとらターン制限やらSP消費なんてもんはないんじゃい、気軽にポンポン撃ちまくれるから細切れにしてやるからなぁ! ギコギコはしません! スーッと!

 

 力は重さと速さ、即ち10000x(行動回数-加速)/目標行動値=必要速度ォ! ここテストに出る大事なとこだからよく覚えておくんだなぁ!!

 

 なんてふざけつつ月牙天衝もどきを連発で飛ばしてる間にエーテリアスの数はだいぶ減ったのでフーフーちゃんに視線を送る。機を見ていた彼女も、同じタイミングで反応してくれたようで視線が交差する。

 

 彼女が駆け抜ける為の道は作り上げた、ならばあとは俺が()()()()()()だけだ。

 

 

 「いまだ、福福さん!」

 

 「───、そういうことですね。理解できましたよ!!」

 

 

 ヘリオスを両手で握り、打席に立つバッターがバントを構えるように立つ姿に俺のやらんとしてることを瞬時に察してくれたフーフーちゃん。一瞬、呆けた表情を浮かべたが意識を切り替えて彼女は歯を見せて笑うと身を屈めて弾き出されたかのように飛び込んできてくれた。

 

 ヘリオスの剣身、刃のない面の部分に軽やかに着地する。

 

 僅かな足場でバランスを崩さない優れた体幹。

 柄を両手で握りしめ、あとは彼女の踏み込みに合わせて全力で振りかぶるのみ。狙い定めるのはただ一点、こちらが何をやろうか察して慌てた様子を見せる礼賛者たちだ。

 

 

 「因みになんだが福福さん、怪我だけはしないように気をつけてくれ」

 

 「ふふん、問題ありません! この福福、讃頌会の奴らなんかに遅れはとりませんよ! 安心してこの大姉弟子に任せてください!」

 

 「え? いや、そうじゃなくて、ちょっと()()()()()()()()着地にだけは気をつけてほしい」

 

 「……あ、あのー、やっぱりこの作戦なしにしませ───」

 

 「───行くぞ! 福福さん!!」

 

 「あ、ちょ、待ってくださいファイノンさあああアアアアアァァッッッ───!!?」

 

 

 おー、割と……いや、結構飛んだな。

 フーフーちゃんの絶叫に近い悲鳴がこだましながら伸びていく、これがドップラー効果というやつだろうか。

 

 ……顔を青くして若干涙目だったのは見なかったことにしよう。

 

 ちょっとフーフーちゃんの体重が軽すぎて思っていたよりも速度が乗って飛んでいったが、多分大丈夫だろう……ほ、ほら、あれだ、猫ちゃんは背中からは絶対に落っこちないって言うし。華麗に着地してくれるでしょう、うん、きっと。

 

 

 「うううぅぅ、こうなったらとことん行きますよ虎威(フーウェイ)! ぜーんぶ、ぺちゃんこにしちゃいますからねええ!!」

 

 

 フーフーちゃんの使用する武器、爪のついたメリケンサックではなく彼女の側にいつもあるバランスボールくらいの鉄球のようなような機械虎の『虎威』。

 

 パッと見、ガ○ダムハンマーみたいな見た目をしたフーフーちゃんの愛用する武具である流星錘『虎威』の尻尾を掴んで円を描くように振り回しながら目標目掛けて落下していっている。

 

 『虎威』ってどういう仕組みで動いてる武器なんだアレ、なんか自動で攻撃してくれているが、サイボーグなのか知能構造体なのかは不明なんだよな……あ、礼賛者たちがボーリングのピンみたいに吹っ飛んでいった。

 

 おー、汚ねえ花火だ。

 フーフーちゃんも落下地点にいた礼賛者をサーフボードみたいにして無事着地できたみたいで何よりだ。

 

 なんて思っていたら一仕事を終えたフーフーちゃんが猛ダッシュでこっちに戻って来た、おっと勝利のハイタッチかな?(すっとぼけ) その割にはなんだか親の仇を見るような怖い目つきをした茶トラ猫ちゃんが加速して……ぶべっ!?

 

 

 「やったね福福さん。僕たちのコンビネーション作戦は大成功だ」

 

 「大成功だ、じゃありませんよ!? どこをどう見たら、というかなんでそんなキリッとした表情なんですか!? 」

 

 「はは、最初に言ったように、僕は大姉弟子と呼ばれる君の力を信じて行動しただけさ」

 

 「さすがに限度がありますぅ! いいですかファイノンさん、信頼という言葉は時に無責任なモノに成り果てるんですからね!!?」

 

 「いやいや、それほどでも」

 

 「なにも褒めてませんよ!」

 

 

 でもさっきまでノリノリだったじゃん……。

 いやしかし、フーフーちゃんはいい反応を見せてくれるおかげで救世主ムーブとか関係なしに弄りたくなってしまうな。まずいまずい、俺のイメージを崩さないように程々にせねば。

 

 涙目で掴みかかってくるフーフーちゃんと、無言でド突いてくる虎威きゅんの突進を受け止めながらどうにか怒り心頭といった様子の猫ちゃんを宥める。ほら、このチョコレートバーあげるから機嫌直してや……え、もう一個欲しいっとな? 食いしん坊さんやなキミ。お腹壊さないようにおつけるんやで。

 

 とりあえず、こちらの仕事は片付いたのでリンちゃんたちと合流したいところだが。

 

 

 「───……はあ、お前さんたちはいったい何を遊んでるんだ」

 

 「うわーん、お師匠さま〜!」

 

 

 待てぇい。

 儀玄先生に泣きつくのはずるいぞ、まるで俺が悪いことしたみたいジャマイカ。いや違うんすよ儀玄先生、別にフーフーちゃんを虐めていたとかそんなんじゃなくてですね……あ、なんか儀玄先生の背後にいるリンちゃんからも呆れを含んだ眼を向けられてる気がする。

 

 いつの間にか別行動していた筈のリンちゃんたちが集合していた。どうやら、お互いに手分けして相手していた讃頌会の下っ端どもを片付け終えたようだ。

 

 ふと、足元を歩き回る可愛らしいボンプの姿が視界に映り込む。

 

 この場には生身のリンちゃんがいるので、このイアスを操作しているのはアキラくんのほうだろう。身を屈めて視線を合わせれば、可愛らしい動きと共にイアスから彼の声が聞こえてくる。

 

 

 『待たせてしまったかなファイノンさん』

 

 「いや、こちらも少し前に一仕事片付いたところだからね。待たされてはいないさ、それよりもそちらのほうは大丈夫だったかい?」

 

 『ああ、やっぱり讃頌会は集会の場所に大量のミアズマを隠しているようだ。集会に参加しているみんなにこの映像を見せてくる、この集会の真相をそろそろみんなに知ってもらう時だ……!』

 

 「物的証拠とその危険性を知っていれば、納得せざるをえないだろう。そうすれば手際良くホロウからも離脱してもらえるか」

 

 「避難誘導はお兄ちゃんに任せても大丈夫?」

 

 『もちろん任せてくれ! みんなが無事にホロウから離脱できれば、師匠やファイノンさんたちも憂いも遠慮もなく、讃頌会の奴らを相手に力を振るだろう』

 

 

 アキラくんの言葉通り、戦闘に巻き込む恐れのある労働者たちがこの場を離脱してくれるのならありがたいことこの上ない。流石に多人数を気に掛けながら戦うのは俺としても苦手だ、フォローしきれない訳ではないがそれでも厳しいものがある。

 

 まあ適当観の先生たちに任せれば、俺が頑張り過ぎる必要もないから大丈夫だろう!(他力本願)

 

 

 『僕は彼らを連れてホロウを出る、逃げ遅れた人たちのことは頼んだよ…!』

 

 「それなら、出口までおれがお弟子くんたちを護衛するとしよう。讃頌会の奴らがもう何もしてこないと決まったわけじゃないからな、 逃げ遅れた人たちを探しながら避難誘導をさせてもらうとしようか!」

 

 

 え、パンさん行っちゃうん……?

 ということは男手というか俺の前衛としての仕事量増えちゃわない? それはそれでめんど…ゲフンゲフン、大変な事になると思われるので俺がアキラくんと一緒に……あ、ダメそうですね。

 

 辺りのミアズマも濃くなって来たし、そろそろ儀式の場所も近いはずだ。ということは、もう一悶着あるだろうからな〜……頑張りますかァ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  


 

 

 

 

 ───随分と広いところに出たな。

 肌に突き刺さるようなミアズマの妖しい気配と自分たちへ向けられる敵意を感じ取りながらファイノンは周囲を見渡す。講義デモに参加していた人たちを離脱させ讃頌会がミアズマについて研究していた施設を抜けた先、そこは広場のような広々とした空間が存在している。

 

 まるでシンボルのように、既にかつての機能を停止している大きな時計台が目を引く。時計台はミアズマが根を張り不気味な光を放つ植物が絡みついている。

 

 見晴らしもよく、オカルトチックな儀式をするにはお誂え向きな場所だ。讃頌会は既に儀式を開始しているようで、周囲には広場を囲むようにミアズマを凝縮させたような不気味な柱が点在していた。

 

 

 ───雲嶽山、またあなたたちですか……そして()()()()()()()よ。こうして直に顔を合わせるのは初めてですね」

 

 

 広場の中心にその人物は立っていた。

 変声機を通したような声音。仰々しい仮面で顔を隠して、礼賛者たちのようにカルトじみた白い衣服に身を包んだ怪しさ満点な人物は来訪者を迎え入れるかのように振り返る。

 

 その不気味な出立ちと気配に射抜かれたリンは肩を振るわせるが、そんな彼女を背に庇うようにファイノンが一歩前に出ると睨み返すよう鋭い視線を向ける。

 

 

 「……讃頌会のお偉いさんが形から入るタイプだとは思わなかった。一応警告はしておくが、そのヘンテコな儀式を中断するつもりはあるか?」

 

 「ふふ……中断だなんて、儀式はまだ始まったばかりですよ?」

 

 「───そうか。なら自由研究の途中で申し訳ないがすぐに荷物を纏めて帰ってくれると助かるよ。こっちも予定が詰まっていてね、無駄話はここまでにしてさっさと始めようか」

 

 

 具現化させたヘリオスの剣先を向ける。

 敵意を剥き出しにして構えるファイノンの姿に臆する事なく、讃頌会の司祭メヴォラクはその不敵な態度を崩すことなく合図を送るかのように手を挙げる。

 

 するとまるでそれに呼応するように、ミアズマが意思を持つかのようにひとりでに動き出して一瞬にしてその体をミアズマが繭が包み込んでいく。不気味な輝きと共に司祭の身にまとわりつくミアズマ、他者にとって触れることすらできない侵蝕物質は瞬く間に眩く燃え盛る武器となり鎧へと変化した。

 

 繭を破るように現れた司祭はミアズマによって具現化させた剣先を向ける。

 

 

 「始まりの主よ…ご照覧あれ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 






 変なところで区切ったせいで文字数が少なめで申し訳ない。
 執筆してる途中体調悪すぎて、頭回らなくてここでリタイアしてしまいました。

 先日、567で寝込んでヤバい状態になったのに復帰した職場でインフルをうつされて死にかけてるおバカがいるらしいんですよね…そうです私です。

 マジで死ぬかと思った、ヤバすぎでしょ。
 なんで1ヶ月のうちに連続で体調崩す羽目になっとんじゃ。ちょっと気持ち悪いなとか思ってたら40度越えてて「ふぁ!?」ってなりましたよ。

 皆さんも体調管理にはお気をつけくださいまし。順調に回復しつつありますが、ちょっと間が開くかもしれませんので気長にお待ちください。

 
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