お待たせしました。
原神フリンズきゅん引いたんですけど、彼強くない? スカークガチャ以降モチベなくてレベル1でスカーク放置して離れてたんですけどCVで惹かれて復帰、よくわかんねえけど月反応云々が強すぎぃ!状態になってますわ。
なんだかんだ原神楽しいっすわ。
聖遺物周りの機能はスタレとかゼンゼロとかと比べると不便だけど…。
それと、ご指摘がありタグ追加しました。
「本当にすんません! 俺ってば勘違いではやとちりしちまって…まさか適当観の、それにファイノンくんの友達だったなんて…マジでサーセンっした!」
「え!? いやそんな、別に頭を下げるほどのことじゃないから! 私も気にしてないから落ち着いて……ちょっとファイノンってば! 後ろで笑ってないで、元はと言えばファイノンの所為でもあるんだからっ!」
「いやいや、それはちょっと理不尽過ぎないかい? 確かに手分けして探そうとは言ったが、こんな展開になるなんて流石に予想できないよ」
いーや、絶対に嘘だ。
私の後ろでクスクスと楽しそうに笑う彼の姿からは、まるでイタズラが成功した事を喜ぶ子供のような様子が見てとれた。この展開を仕組んだわけではないとしても、ある程度予想は出来ていた筈だろうに。
私が頬を膨らませながら恨めしそうにジッと視線を向けたところで、ファイノンはどこ吹く風といったところだ。人の不幸はなんとやら、私の慌てる姿に彼は今さぞやイイ空気を吸っている事だろう。
ちょっとした仕返しのつもりで隙だらけな脇腹を肘で叩いてみたが、たいした効果もなく。寧ろ彼の鍛え上げられた肉体の所為でこちらが腕を痛めてしまいそうなくらいだ。
「ひとまず、脱線しそうな話を戻そうか。久しぶりだね真斗、元気そうで何よりだ。成長期ってやつかな、また身長が伸びたんじゃないか?」
「押忍。おかげさまでというべきか…ファイノンくんも元気そう何よりッス。いつの間にこっちに来てたんスか? 柚葉の奴からも特にそういう話は聞いてなかったんで」
「こっちに着いたの数時間前ってところかな、来るまでに色々あって適当観で休んでたんだ。柚葉や宝栄おじさんにはまだ知らせてなくてね。いつも驚かされてる分、今回は僕が驚かそうと思ってさ」
「ははっ、なるほど。それならオレも柚葉には黙っときますわ」
指を立てて口元に当てるジェスチャーをするファイノンに、シリオンの青年は言わんとしてる事を理解した様子で笑みを浮かべて頷いていた。
そんな談笑を交える2人の様子から、ファイノンの友達という言葉に嘘はなく付き合いの長い親しい間柄であることは理解できた。別にファイノンの言葉を疑っていたわけではないが、思っていたよりも信頼を寄せられているようでビックリしてしまった。
なにせ彼の尻尾は扇風機のようにブンブンと回転している。
だがファイノンの人柄を考えれば納得のいく話だろう。
彼の力を知る以前から、ビデオ屋のお客さんとして度々通ってくれていた頃の彼のことも知っている。すっかり常連となった彼の人柄や善性を知り、そんな人柄に私やお兄ちゃんも惹かれて心を許しているのだから。
そう考えれば、ファイノンって意外と年齢関係なく受けの良い人気者って感じかもしれない。
『アンタよぉ、さっきからうろちょろしやがって……何が狙いだ?あぁ? しかも聞いてみりゃオレの事を嗅ぎ回ってるみてぇじゃねえかッ』
『え? えーっと、君が狛野真斗くん……で、あってる、のかな?』
『ああ、そうだ。オレがアンタの探し回ってる狛野真斗だ、こっちから来てやったんだ。どういうつもりなのかきっちり説明してもらおうか? あ?』
ファイノンから友人であるシリオンの特徴を聞いて、聞き込みをしながら周辺を回っていたのだが、そんな私の元に彼が現れたのだ。何やら誤解されているようで、睨みを利かせとても凄んだ様子で現れるものだが思わずビックリしてしまった。
だが別行動していたファイノンが戻って来ると目を点にして驚き、何やら状況を察したファイノンが仲裁に入ると彼はみるみるうちに顔を青くして私に頭を下げて謝罪してくれたのだ。
「紹介するよ。彼は狛野真斗くん、強面で誤解されやすいけど見ての通り真面目で根は熱い優しい子なんだ。この衛非地区で困った事があるなら彼に頼めば力になってくれるさ」
「───それでこっちの可愛らしい女性はリンさん。ヤヌス区の六分街でおしゃれなビデオ屋の店長をしてるんだけど、今は『雲嶽山の門下生』で見習いってところかな。真斗も困った事があれば彼女に相談してみるといい、きっといい結果になる筈だからね」
か、かわいい……。このイケメン、表情を変えずにサラッと凄い事を言うから困る。本人にそんなつもりはないんだろうが、そういった自己紹介のされ方は羞恥プレイに近いので聞いてるこっちが恥ずかしくなりそうだ。
思わず熱くなった顔をパタパタと煽いでしまう。
「いま紹介に与ったように、ジブンは狛野真斗っていいます。六分街のビデオ屋のことはファイノンくんがよく話してましたけど、まさかアンタがそこの店長さんだったなんて」
「お、なになに? もしかしてうちの店をこっそり宣伝してくれてた感じ? どんな風に紹介されてたのかちょ〜っと気になるかも、なんて」
「いや、その店のボンプがすげー可愛いって言ってたッス」
「……ファイノン?」
「え? イアスはどんなボンプよりも凄く可愛いと思うけど…?」
「う゛……そ、それはそうだけど。なんか釈然としないけど、まあいいや。私はリン、適当観から派遣されてきたんだ。よろしくね真斗くん」
ビデオ屋の宣伝をしてくれているのかと思えば、まさかのイアスに対しての惚気話を語っていたなんて流石に予想出来ないよ。まあそれも仕方ないことか、うちのイアスは可愛いもんね!
……もしかしてだけど、ビデオ屋の常連になってくれたのもビデオ目当てではなくイアスのおかげなのでは? お店に遊びに来た時に仲良くおしゃべりしてたのも見かけた事があったし。
「それで、ジブンに何か聞きたい事があるんスよね? オレなんかでよければ全力で2人の力になるんで、なんでも聞いてくれて構わねぇんで」
「助かるよ。それじゃ早速なんだけど……」
そう言って握り拳を作りながら笑顔で応えてくれる真斗くん。なんとも頼もしい限りだ、そうと決まれば労災の件とホロウ内部の状況調査の為に事情聴取を開始していく。
───話を聞いていくと、ファイノンの読み通りというべきか。真斗くんからはとても有益な情報を聞き出す事ができた。
どうやら真斗くんの友人も労災に巻き込まれてしまって病院に運ばれ、今も意識が戻っていないそうだ。彼はその友人の為にも今回の事件の真相を調査しているようだった。
衛非地区のホロウ内にある輝磁生産エリアで働く事を厭わない労働者たちは、旧都陥落時に大なり小なり侵蝕を患ってしまった者たちとのこと。
ゆえに彼らは、ポーセルメックスより支給される安価な侵蝕緩和剤に頼りに身を粉にして働いていたのだが……今回その緩和剤になにやら問題があったらしく、複数人の労働者に侵蝕症状が現れたのだ。薬を飲んだ同僚たちは全員意識を失ってしまい病院に運び出されたしまったらしい。
だがポーセルメックスは、ダミアンはただちに労働者たちへ緘口令を敷き事故の起きたエリアを封鎖され近付くこともできないようだ。支給された緩和剤も酷い粗悪品らしく、十分な補償さえされていないとのこと。その汚いやり口に労働者たちはひどく憤慨している様子であった。
私たちに語ってくれた真斗くんも怒りを露わにするように渋い顔つきをしている。
「すんません。ジブンもダチから聞いた話はこれくらいで、もっと詳しく聞きたいって事なら本人をここへ連れてくることもできるんスけど」
「いや、十分だ。ありがとう真斗、その人の事はゆっくり休ませてあげてくれ。さて、色々と問題は浮き彫りになってきたが一番の問題は…」
「うん。何とかして、問題のエリアを確認しに行きたいけど。封鎖されてる以上、簡単にホロウへ行くのは難しそうだね」
「そういや、2人はどうして労災の調査を?」
「あー、ほんとは私たち市長さんに派遣された調査員なの。目的はホロウの中で何がなったのか、それをハッキリさせる事なんだ」
「へ?……し、市長の調査員だって……っ!? 本当なんスかファイノンくん!」
「ああ、その為に彼女はここへ来たんだ。僕はそのお手伝いってところかな」
その事を伝えれば真斗くんは驚いたような表情を浮かべた後、次に喜びを隠しきれないような表情へと変化した。
一体どうしたのだろうと思い聞いてみれば、市長からの協力を得てこの件で真相が明らかになり補償金が勝ち取れれば、労災に巻き込まれた友人やその家族も侵食症状の治療ができるかもしれないと……自分のことのように喜んでいたのだ。
そんな彼の様子に私とファイノンは視線を合わせた後、友人思いで心の優しい少年の姿が微笑ましくつい小さく笑みを浮かべてしまう。
───気持ちの良い善人だ。ファイノンが彼を気にかけてるのもよくわかる。
それから私の持つ先生の写真のことや、いくつか気になる情報を聞いた後に真斗くんは私たちに頭を下げて駆け足気味にこの場を離れて行ってしまった。
なんでも、この朗報を友人や知り合いに伝えて必ず調査に協力してくれるように頼んで来てくれるとの事だ。
そうすればホロウに入る為のロープウェイもなんとかなるかもしれないと。なんとも頼もしい限りだ。
「ひとまず適当観の方へ戻ろうか、儀玄先生たちにこの事を報告しよう。真斗には僕から連絡を入れてみて、どうなったか確認をとるよ」
「うん。それじゃあそっちはファイノンに任せようかな、師匠たちにもこの事を知らせに行こう!」
「ところで小腹は空いてないかい? 実は
「えー、確かにお腹は空いてるけど。この時間に買い食いなんてしたら潘さんに怒られちゃうよ?」
「はは、その時は福福さんを味方につけてどうにかするよ」
「それって買収じゃ……んー、ならファイノンの奢りだからね!」
「安心してくれ。こっちから誘ったんだ、もちろん僕が払うよ」
「じゃあ決まりだね。実は福福先輩の言ってたお肉たっぷりのチャーシューまんが気になってたんだよね!」
よく聞け!ここを!キャンプ地とする!!(クソデカボイス)
はい、そんなこんなでやってきましたラマニアンホロウでぇぇぇっす!! 我々はなんと、六大ホロウの一つと呼ばれるラマニアンホロウに来ていまーすッ! まぁつい先日リンちゃんと一緒にホロウに落下してここきたんだけどね!
……おほん、これは失敬。
適当観のカンフーパンダこと
ふっ、流石は兄弟子だ。
栄養バランスの取れた素晴らしい料理だった。朝からこんなにも豪華な食事を頂けるなんて、讃頌会から逃げ回ってひもじい生活をしてた頃の俺とはおさらばさ! そこら辺に生えてる草を食べてその日の飢えを凌ぐような真似は2度としないぜ!
だがしかし、俺のシェフとしての数ヶ月分のキャリアを賭けた卵チャーハンも負けてないんだからねっ! ビビアンや妹分の柚葉には高評価だったからね! ぐぬぬ、今度自前の中華鍋を持参して振る舞ってやろうじゃないの。
とまぁ、謎のライバル目線でふざけるのもこれくらいにしておこう。
先日、俺の友人でありそう言ったジャンルが大好物な年上のお姉さん方から受けの良さそうな真斗きゅんから有力な情報を聞き調査に協力してもらった。
そんで彼の伝手で労働者たちの何名かにも情報を伝えてもらい、彼らからの協力を経て俺たちは現在ラマニアンホロウまで遊びにきています。
「やあ、君たちがエリックの言っていた調査員だね? 彼、通信では随分と興奮していたよ。『市長さんが調査員を派遣してくれたんだ!』ってね」
「こんにちはっ、
「ははは、エリックは本当に隠し事ができないな。もうそんなことまで話してしまったのか、その事はどうか内緒にしてもらえないかな? ポーセルメックスに知られたら面倒なことになるからね」
「大丈夫だよ、安心して。私たちは言いふらしたりしないよ。でも薬の具体的な製法は聞いてもいい?」
リンちゃんと側にいる茶トラ猫ちゃん…ではなく、虎のシリオンこと大姉弟子の
彼が提供している緩和剤の成分には特別なものはなく一般的なものらしい。なんでも最近、ホロウ内でポーセルメックスが旧都陥落で破棄した古びた生産ラインを見つけて友人と共にそれを修復したらしい。
そしたらなんとその生産ラインは可動して、そこで『解悩水』と名付けた緩和剤を調合&生産して労働者たちへ提供しているらしい。へー、そうなんか。
「ロア先生とやら、ポーセルメックスが賠償を先延ばしにしている…とは何か証拠があってのことか?」
「もちろんある。友人が現地の病院で働いていて、ポーセルメックスの医療記録を見る機会があったんだ。被害者のカルテは改竄されていて、発症の具体的な原因は伏せられていた。それで賠償が進むわけがない」
それからロア先生はポーセルメックスが賠償を先延ばしにしたり、労働者たちへの侵食緩和剤を提供するイカサマのサイクルとやらを儀玄先生たちに赤裸々に語ってくれたが……正直に言ってその話は俺の頭に入ってこなかった。
だってこいつすげー怪しくね?
こいつはくせぇー! ゲロ以下の匂いがプンプンするぜーッ! と俺の心の中のイマジナリー・スピードワゴンくんが語り掛けてきているのだ。奇遇だな、俺もそう思うぜアニキッ!
「……えっと、どうかしたのかい。こちらをジッと見ているようだけど」
「いや、すまない。僕のことは気にせず話を続けてくれ。安心してほしい。素人質問で恐縮ですが、なんて野暮な真似をして話を遮るような事はしないよ」
「そ、そうかい……?」
このロア先生とやらだが、なんかどっかで見た事あるような気がするんだよな。どこだったけ? 特徴的なメインキャラではなく明らかなモブ顔の所為でよく思い出せない。
というか、俺が持つこの世界の知識。所謂原作知識だが、もうそこまで鮮明に覚えていないのだ。
メインストーリーの感動的なシーンや衝撃的なシーンは薄らと覚えているが、その全てを頭の中でしっかりと記憶しているわけではない。
シーズン2以降の記憶はあやふやもいいところだ。
なぜそんな大事なことを覚えていないんだ、なんて言われてもそんな何十年も前のことをくっきりハッキリ覚えてるわけないでしょうが!
なのでこのロア先生とやらが胡散臭いだけで本当はめちゃくちゃ良い奴という可能性もあるんだが……。なんというかこう、ただの勘になるんだがメチャクチャきな臭いのだ。
はっきり言うと、俺の讃頌会ぶっ56センサーが激しく警報を鳴らしているのだ。実はお前讃頌会の一員だろ? 讃頌会だろう!? なあ、讃頌会だろうおまえ首置いてけ!! なあ!!!
なので、若干訝しむように冷やか視線を送っているのだが……あ、目が合っ…おい視線逸らすなコラ。人と話すときは相手の目を見て話さんかいこら。
なんだお前、随分と冷や汗ダラダラじぇねえか。ん?お兄ちゃんに話してみんかい、なんでそんなに怯えとるんじゃ。俺たち初対面だよなぁ? なのになんで危険人物に出会したみたいな反応してんねん。
おん?
「ふぁ、ファイノン…? どうしたの、なんかさっきから怖い顔してるけど」
「…いや、ちょっと気になることがあって。その事について少し考えてたんだ、ただ何か確証があるわけでもないから……今はなんとも」
「そっか。何かわかったことがあったらちゃんと教えてね」
「お喋りはそこまでだ2人とも。封鎖されたエリアに向かうぞ。皆、調査の際は安全に気をつけろ。ラマニアンホロウのミアズマが前よりもだいぶ増えている…どうも怪しい」
「安心してくださいお師匠さま! ちゃんと気をつけますから!」
いつの間にか聞き込みは終わっていたようだ…やべ話聞いてなかった。
そそくさと居なくなったロア先生の後ろ姿を尻目に、体を伸ばして準備完了と言わんばかりのフーフーちゃんたちに視線を向ける。
話を聞くに、これからロア先生のお手伝いで証拠探しをしに行くみたいだ。どうやら手分けして行動するようで、俺はパンさんと一緒にホロウデータ観測装置のデータモジュールを調べに行くみたいだ。
それは構わないのだが、どうせなら単独行動がよかった。そのほうが周りを気にせず思いっきりやれるし、あのきな臭いロア先生とやらの後を付けて調べることもできたが……ここは大人しく従うとしよう。
だがしかし、壊滅成分が…壊滅成分が足りないっ! ここ最近はリンちゃんやビビアンに釘を刺されてしまった所為で、カスライナモードを使えてないのだ。そろそろどこかでひと暴れしたいところだが、そう上手くはいかないようだ。
「それじゃ、おれたちもボチボチ行くとしようかファイちゃん! 心配しなくたって道中のエーテリスやホロウレイダーなんざ、おれたちに掛かればチョチョイのちょいさ!」
「ははっ。こうして潘さんと肩を並べて戦うのは初めてだけど、儀玄先生や福福さんから噂はかねがね伺っているからね。頼りにしてるよ、後ろは僕に任せて存分に腕を振るってくれ」
それじゃあ証拠探しの冒険へとレッツゴー!
あらやだ、前方を走るパンさんの足の裏の肉球がチャーミングですこと。
……いや、これ俺ってほんとに必要かな? パンさんだけでも十分な気が、というか明らかに戦力過多じゃないかこれ。まあ良いやもふもふパンダに癒されながらエーテリスしばいていくか。
感想、評価、ここ好き、誤字報告などありがとうございます。いつも感謝です。
えー、実は転職というか職場や生活環境が変わって慣れるまで更新頻度がちょっと落ちるかもです。流石に前のペースで投稿は難しいかもですけど、今の環境に慣れればペースは戻ると思うんでそこら辺はお願いいたしやす。