それに驚きはしましたが、何故か執筆速度が上昇したので臨時更新しました。
メニュー8 ビールと焼肉 その2
食事という物は生きる活力だ。金持ちだろうが、貧乏人だろうが、老人だろうが、子供だろうが、空腹の前には全てが等しいと俺は考えている。だからこそ本来食事が出来ないオートマタであるプレジデントと理事が初めての食事で受けた衝撃は凄まじい物だろう。
「もう少しビールを飲むか?」
ビールの瓶に視線を向けながら尋ねる。だがプレジデントは首を左右に振った。
「それほどの肉を見せておいて酒を飲めとは酷な事を言う。まずは肉からだろう」
「こっちとしては喉が渇いているだろうと思ったんだが……良し、じゃあ焼くか」
肉を見せたことで興味を持たせる作戦は成功だったなとほくそ笑みながら牛タンを鉄板の上に乗せる。
「む? 随分と薄い肉から焼くのだな?」
「いきなり味の強い肉を食うと腹が膨れる。まずは薄味から入る物なんだ、その点この牛タンは食感が良い。食事の始めに最適だ」
俺の説明を聞いてなるほどなるほどと頷いている理事を見ながら牛タンを鉄板の上に次々と乗せ、脂が鉄板で焼ける音と香ばしい香りが周囲に広がってくる。
「焼肉は味覚データでは知っていたが、そのような手順があるのだな」
「一言で焼肉と言っても肉の種類やタレの種類でその味わいは大きく変わる。この牛タンならネギ塩かレモンの絞り汁で食べるのが美味い。まずは両方味わってみてくれ」
ネギ塩とレモンの絞り汁の小皿をプレジデントと理事にそれぞれ差し出し、2人の前の皿に牛タンを3枚ずつ乗せる。
「どれではいただくとしよう」
スプーンでネギ塩を牛タンの上に乗せる理事とレモンの絞り汁に付けるプレジデント。やはり老齢のプレジデントは最初はさっぱりと食べれるレモンから行ったのは予想通りだ。
「これは……いやいや生身というのはこうも鮮やかに味を感じさせるか」
「……美味い」
2人とも身体を震わせ牛タンの味に感激しているようだ。だがそれも当然、オートマタだったのだから食事とは無縁の筈だ。だからこそ初めての焼肉のインパクトは相当強いはずだ。
「ネギ塩も良い。ネギの香りと塩味が肉の味を際立たせている。レモンでさっぱりと食べるのも悪くないが、ネギ塩で肉の味を引き出すのも良い」
「なんだ。初めての味と言いつつ、食レポがしっかりしているじゃないか? プレジデント」
俺の言葉にプレジデントはビールを口にし、小さく息を吐いた。
「味覚データはこれでもかと味わって来たつもりだ。だからこそ生の食材の味が分るという物だ。そこの理事のように貪るだけではないのだよ」
「むぐ……し、失礼しました」
もう牛タンを食べ終えている理事がプレジデントの言葉に身を竦める。
「良いじゃないか、空腹は誰にも等しいもんだ。地位や金があろうが腹が減るのは当然。食い方をあーだこーだというのはマナー違反だ。プレジデント」
「ほう? 作法は気にしないと?」
「他人に迷惑をかけなければそう目くじらを立てるモンじゃないだろ? じゃあ次はロースだ。これも塩味でさっぱりと食べて貰おう」
鉄板の上にロースを並べ、表面に肉汁が浮かんできたらひっくり返し反対側を軽く炙るイメージで焼き2人の皿の上に乗せる。
(さて、そろそろ仕掛けるか)
焼肉と言えばビールと米、これは外せない。酒と米がないなら焼肉の魅力も半減するという物だ。だからプレジデントと理事が酒とビールを求めるように、食欲を強く刺激する肉――カルビ。しかもただのカルビではなく、そのまま塩で楽しむ物とタレに漬け込んだ物の2種との準備を始めるのだった……。
味覚データでこれでもかと味わって来た美食と比べれば焼肉は下の下だ。だがこうして実際に食べてみるとその味わいは高級な食事よりも遥かに刺激的だった。そしてこのロースもデータと実際に味わうのでは全くの別物の1つだ。
(ふむ。これがロース……実際に噛み締めるとこうも違うか)
やや薄く長細い、だが細やかなサシが入ったロースは肉らしい味わいを存分に楽しめる。
「美味い……焼肉のタレとはこんなにも美味いものか」
「お手製のタレだ。口に合ったのなら何より」
全く塩で味を楽しめないとは……理事の言葉にやれやれと肩を竦めながら私もタレにロースをつけて頬張る。様々な香味野菜の香りが口の中で弾け、甘み、辛味、そして肉の脂と肉の味が口の中でそれぞれを高め、単品で食べるよりもずっと強い旨味には思わず頬が緩む。
「……なるほど、お手製というのも納得だ」
ただ肉を焼いただけではない、肉にも細かい切れ込みなどが入れられ食べやすさと味が両立するように細工が施されている。3枚目のロースに箸を伸ばそうとした所で鼻を擽る匂いに動きを止める。
「それはなんだ?」
「カルビだ。塩とタレに漬け込んだ物の2種類を焼いているが、どうかしたか?」
今までは肉だけを焼いていたが、ここでタレに漬け込んだものを焼いて来た。その香りは私の手を止めるのに十分だった。
「酒のおかわり、それと……米を貰おうか」
「やっぱり焼肉には米だよな。待っていてくれ、すぐに準備する」
肉を焼きながら1度店の奥に引っ込んだカワサキの姿を見送り、今度こそロースを頬張る。
(今のところは完全にカワサキの術中に嵌っている……だがここで切り上げるのも酷……なるほど、やはり断るべきだったか)
オートマタである私に生の食事の味は余りにも刺激が強い。この味を知ってしまえば最早味覚データで満足など出来るわけもない、アビドス、しいてはカワサキを攻撃すればもうこれを味わう事が出来ないのは確実。アビドスと事を構えるという選択肢はもう私の中には無かった。
「待たせた。米と酒だ」
「ああ。随分と待たされた気分だ」
嵌められたというのは分かっている。私の中でアビドスの価値を高め、排除するには惜しいと思わせるカワサキの策略に引っかかってしまったと苦笑しながらネクタイを外し、ジャケットを脱いで椅子の背もたれにかける。
「お、やっとネクタイを外したな」
「首元を絞めて飯が食えるか。普段なら立ち振る舞いを気にするが、お前と理事さえ何も言わなければ私の醜聞は広がらん。ならば食いたいように食うだけだ」
受け取った米と焼き上げられたカルビ、塩に目もくれずタレに漬け込まれたカルビを米の上に乗せ、タレをしっかりと米に染みこませ……。
「美味い、やはり焼肉はこうでなければ」
味覚と視覚データでは知っている。だが実際に味わうのと知っているのは雲泥の差だ。カルビを頬張り、タレと肉汁が染み込んだ米をかっ込む。
「おかわりだ。早くしてくれ、この程度では満足できん」
「すぐに持ってこよう、理事も好きなように食べてくれよ? 俺は気にしないし、プレジデントだって気にしないだろう?」
先に振る舞いを崩した私が理事を責めることなど出来ない、それを知った上で笑いかけてくるカワサキ。
「良い性格をしているな」
「お褒めに預かり光栄だ」
善人ではあるが、善人なだけではない、清濁を併せ持つ器量を持つカワサキはただの善人、悪人よりもよっぽど扱いにくい。カワサキの中のグレーゾーンの見極めが難しいからだ。だが向こうが友好的に接するつもりならば、それを基準にしてこちらも対応をすればいい。善意には善意を悪意には悪意を、敵意には敵意を、そして殺意には殺意を、恐らくそれがカワサキの流儀。ならば虎の尾を踏むこともない、アビドス砂漠がこちらの手中にあるのだからアビドスの街に固執する理由はない。
「無礼講だ。好きに食べろ」
「ありがとうございます、プレジデント」
同じ様にネクタイを外し、ジャケットを脱ぐ理事を横目に、これからのアビドス……いやカワサキとの付き合いは慎重を期す必要があるなと思いながらビールを口にして米が来るのを待つのだった……。
ネクタイを外し、上着を脱いだことでかなり食べやすくなった。牛タン、ロース、カルビ――どれも美味く、酒も美味い。味覚データで味わったものとは雲泥の差だ。
「はふっ! はふっ! これは美味いッ!」
そして炊きたての米と焼肉の相性は想像を絶するものだった。好きに食えと言われたので振る舞いを気にせず、貪るように頬張る。
(食っても食っても腹が空く、これが空腹かッ!?)
初めて味わう空腹、その空きっ腹に酒と焼肉が染み渡る。例えは変だが、自分自身がまるで動力炉になったかのようだ。
「もう1回カルビ行くか? プレジデント、理事」
「貰おう。お前はどうする?」
「勿論いただきますともプレジデント」
次の肉もあるだろうが、もう1度カルビを食べたいと思いカルビのおかわりを頼み。肉が焼けるまでの少しの時間をビールを飲んで待つ。まだか、まだかとそわそわする感覚があるが、それもそう悪くはない。
「ほれ、焼けたぞ」
置かれたカルビをすぐに箸で持ち上げ、湯気を放つ米の上に乗せ、カルビを1口齧る。柔らかく、タレが染み込んだその肉は肉らしい歯応えと脂で食欲を強く刺激する。
「おかわりだ! 米をくれ!」
1枚で丼の米を殆ど食べてしまい、米のお代わりを頼む。食べれば食べるほどに食欲が込み上げてくる。それを後押しするような肉の焼ける音と香りが私を刺激する。
「ほれ、米のおかわり。それとこいつが俺の取っておきハラミだ」
その言葉と共に置かれた肉はステーキのように分厚く、見るだけで美味いと分る肉だった。そして思ったとおりその肉はとんでもなく美味かった。
「柔らかい……なんだこれはッ!?」
「確かに柔らかい、それに美味い。ホルモンの一種とは知っているが、これは最早赤身肉と大差ないではないか」
回りをしっかりと焼き固められているから弾力と肉らしい固さはあるが、簡単に噛みきれるほど柔らかい、それに脂もたっぷりと乗っていてこれが米に良く合う。
「はふっ! ガツガツ! おかわりだ!」
「こちらも貰おう。それとビール。あとは漬物と汁物もくれ」
「お、エンジン掛かってきたな? すぐに用意しよう」
込み上げてくる食欲を抑えられん。私だけではなくプレジデントもおかわりを頼み、肉と米、プレジデントが頼んだ漬物と蜆の味噌汁も口にする。
「美味い、口の中がさっぱりとして食欲が沸いてくるではないかッ」
「漬物と味噌汁は飯のお供だよ。それでおかわりはどうする?」
「勿論貰おう! ハラミも頼むぞ」
再び沸いて来た食欲に従い米とハラミの追加を頼み、肉と米、そしてビールをこれでもかと楽しむ。最早味覚データでは満足出来ない、プレジデントがどのような決断を下すかは分らないが、アビドスに圧力を掛ける気は私の中から既に消えてしまっていた。
「ホルモンとかレバーもあるが、どうする?」
「いや、それは良い。そうだな、今度はリブロースを頼もう」
「もうそれ焼肉じゃなくてステーキだろ? まぁ良いが。理事はまだ食えるか?」
「余裕だ。こちらにもそのリブロースとやらを頼む」
私はそれほど味覚データを味わっていないので、肉の種類などは判らんがプレジデントが頼むなら間違いないと思いリブロースを頼んだのだが……。
「こ、これは生ではないのか?」
表面だけ焼き色がついているが、中は赤く、私には生にしか思えず本当に大丈夫なのかと思わず尋ねる。
「無知を晒すな理事。これはレアという焼き方だ。表面だけ火を通す肉の美味さを最大限に活かす焼き方だ」
プレジデントに睨まれ、反射的に申し訳ありませんと頭を下げる。
「大丈夫だ。腹を壊すような料理を俺は出しはしない、食べて口に合わないというのならば焼きなおそう。まずは食べてみてくれ」
柔らかい口調で食べてみてくれと言われ、私は切られているリブロースを箸で摘み、少し恐怖しながら口に運び目を見開いた。
「……う、う……美味いッ!? これが肉か! 美味いぞッ!! 焼肉よりもずっと美味いッ!!」
分厚いのに柔らかく、口の中で蕩けるように消えていく……肉の濃厚な旨味と脂の甘さは先ほどの焼肉の比ではなかった。
「美味いだろ? それにはこの山葵醤油も良く合う」
「肉に山葵醤油? いや試させて貰おう!」
まずは食べてみようと思い山葵醤油につけてリブロースを口へ運ぶ、ピリッとした山葵の刺激と柔らかい風味の醤油が肉の美味さを何倍にも際立たされてくれる。
「美味い! これをもう少し貰おう! 後米もだ!」
これだけ美味い肉を食えば米が欲しい、米の追加と肉のおかわりを頼むとプレジデントはやれやれと肩を竦めた。
「やれやれ、もう少し静かに食えんのか? まぁ良いが、カワサキ。赤ワインはあるか? 上等なステーキにはワインだ」
「勿論ある。ワインセラーから持ってこよう。理事も飲むよな?」
「よろしいですか? プレジデント」
「持て成すというのだからカワサキの奢りだ。頼むが良いだろう」
ちらりとカワサキに視線を向けるとカワサキは笑みを浮かべていた。
「遠慮はいらんぞ理事。これは俺なりの侘びだ。値段は気にしなくて良い飲むか?」
「貰おう」
カワサキが勧めるワインとはなんだろうかと待っているとすぐにカワサキがワインのボトルを持って戻って来た。
「カベルネ・ソーヴィニヨンを使った赤ワインだ。牛肉にはこれが合う。値段はそこそこで高級ではないが、飯と共に食うのならこれくらいで十分だろ」
「ほう……そこそこの値段と言いつつもこれは中々に上物だな?」
香り? と言われてワインの香りを嗅ぐと確かに柑橘類のような清涼感のある香りがする。
「うむ、美味い……良く熟成されている。渋みがなく、まろやかな甘さがある」
「……美味い」
プレジデントのいっている話は分からないが美味いワインというのは分る。というかそれしか分らない、美味いものは美味い単純だが私にはそれしか分からなかった。
「美味ければ良いさ。米と肉のおかわりだ」
「すまん。いただく」
肉の旨味と脂に興奮を隠しきれない私は米を食い、プレジデントは赤ワインと共にリブロースを楽しむ。味覚データなら一瞬で済む時間だが、こうして焼ける時間と香りを楽しみ、熱さと楽しみ、肉の味と舌で楽しむ……ただの娯楽の食事の時間が宝石のように輝いているように思えた。
「ふーもう食えん……」
「流石に食いすぎだ。動けん……」
腹が重くて動けん、これが満腹という感覚かと思っているとふわっと欠伸が出た。スリープモードとは違う、人間のいう睡魔が襲ってきた。
「それだったら寝るか? 少し騒がしいが眠ってても良いぞ?」
その言葉にプレジデントも私も頷き、部下に夜には帰るとメッセージを送り眠りに落ちた。
「とても楽しい良い時間だった。また尋ねて来ても良いかね?」
「来る時は連絡を入れてくれればこちらとしては構わない、それにこちらとしても良い取引が出来た」
人化の指輪をカワサキに返しはしたが、まだあの食事の満足感はメモリーに残っている。かなりアビドスに有利な条件で契約を結ぶことになったが、私もプレジデントも同じ考えでこの満足感が得れるなら安いとさえ思いながらアビドスを後にするのだった……。
月が昇った頃にカワサキさんがやっと帰ってきたのだけど……カイザーの大人と飲んでいたのかカワサキさんはかなりお酒臭かったし、煙草の匂いも少ししていた。
「煙草とお酒臭いです」
「……飲んでいたんですか?」
「付き合いで数杯だけだ。後煙草は少し吸ったが、消臭剤はちゃんと吹いたんだがそれでも匂いはするか?」
カワサキさんはけろっとしてるが、お酒の匂いが強くてホシノちゃんと揃って顔を顰めるとカワサキさんは悪い悪いと謝ってくれた。
「だが付き合った価値はあったぞ、半年間の間の利息の支払いの停止と今回の件で連邦生徒会には協力しない確約に支援としてアビドスに振り込まれるはずだった4億円の譲渡だ。これで残りの返済額は6億――少しだがゴールが見えてきたぞ」
「え!? 本当ですかッ!?」
想像以上に私達に有利な条件をカワサキさんはもぎ取ってくれた。特に半年の借金の返済の停止と4億円の譲渡はかなりありがたい話だった。
「これでアビドスの復興に第2段階に入れますね」
「うん! 半年あれば色々出来るよ!」
借金の返済で1ヶ月殆ど使ってしまい、アビドスの復興の為に動けなかったが半年の間返済が止まるなら色々と出来る事がある。
「だけどまずは息抜きだ。とりあえず1週間くらいは羽休めと行こう」
「「はいッ!」」
ホシノちゃんと声を揃え、元気に返事をする。まだやる事は山ほどある、砂嵐の問題だって解決してないけれど……確かに私達は大きく前進しているという実感がある。勿論不安はあるし、心配事はある。
「連邦生徒会はどうしますか? 多分何かしてくると思いますけど」
「拠点防衛用のゴーレムを使う。後はスクロールで防衛を固める。帰って来たらアビドスがないなんてこともないし、証拠を連邦生徒会に持ち去られるなんて事も無いようにするつもりだ」
「つまりこれも連邦生徒会を追詰めるための一手とそういうわけですね」
「向こうがなにもしてこないなら何の意味も無いけどな」
連邦生徒会がアビドス自治区に不法侵入したという証拠を作る為――いや、悪い方には考えないで、カワサキさんが私とホシノちゃんを労おうと遊びに連れて行ってくれる――そう思う事にしよう。それにいくら今の連邦生徒会長が馬鹿でも自治区への不法侵入はしてこないだろうし。
「明日はまずDUに行きたいなって思うんですよ!」
「遊ぶ場所が多くて他校の生徒も良く出入りする場所ですし、アビドスの復興の為に役立つことも見つけれると思うんですよ」
だからまずは何の憂いも無く遊んで、これからに備えよう。私達のアビドスを復興するために、そして砂祭を開催する為に……そして今よりもっとカワサキさんと仲良くなる為に……明日からの1週間の羽休めに想いを馳せるのだった……。
「なんか連邦生徒会の襲撃あったって」
「ひぃん……嘘でしょ?」
「馬鹿ですか?」
だけど翌日DU地区でショッピングをしている頃に防衛用ゴーレムからの連絡が入り、私達が思ってる以上に連邦生徒会が馬鹿だったという事を思い知る事になるとは夢にも思わないのだった……。
下拵え 休息 その1へ続く
飯テロ攻撃でプレジデントの中でカワサキとアビドスの重要度をアップ。ただ完全に漂白するつもりはないので、アビドスにはあんまり手を出さず、カワサキさんの怒りに触れないようにグレーゾーンで行動するカイザーという感じにしたいと思います、次回からの下拵えはキヴォトスにいるギルメンソウル持ちにすれ違うとか、遠目で見るとか、ギルメンソウル持ちの話をちょくちょく混ぜてみようと思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。