飯食え・アーカイブ   作:混沌の魔法使い

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いたずらうさぎはアビドスに転校したい(お子様ランチ)

いたずらうさぎはアビドスに転校したい(お子様ランチ)

 

調子外れの鼻歌を歌いながらアビドス高等学校に向かって歩く1人の少女。アビドスの物とは違う白いジャケットに黒いスカートを穿いた少女はピンクのツインテールを揺らしながら楽しくてしょうがないという様子だ。

 

「にはッ!」

 

アビドス高等学校と隣接しているレストランの前を掃除しているカワサキを発見した少女――「黒崎コユキ」はその目を輝かせて軽やかに駆け出す。

 

「カワサキさーんッ! お手伝いに来ましたよーッ!!!」

 

元気よくそう叫びながら走っているままの勢いで掃除をしているカワサキの背中に飛びついた。

 

「ん? おう。コユキか、おはよう」

 

「にははは! おはようございます! カワサキさんッ!」

 

にぱーっと音が聞こえそうな満面の笑みを浮かべたコユキはそのまま背中におぶさる。

 

「今日もアルバイト頑張りますよ!」

 

「アルバイトじゃなくて更正の一環な?」

 

「でもお小遣いもくれるからアルバイトです!」

 

ミレニアムの問題児白兎(ホワイトバニー)と呼ばれるコユキは自由気ままで倫理観も低く、お金が無いならどこから盗んで来れば良い等と平然と言うなど問題児も問題児なのだが、彼女はコンピューターの暗号ならどんな物でも簡単に解除してしまうという特異な能力と、セミナーにスカウトされた経歴もあるが、その気質ゆえにクビになった。だがミレニアムの重要な情報も知っているので矯正局に送ることも出来ず、ユウカやノアも頭を抱えていたのだが、何故かカワサキに叱られるとかなり凹むらしく、更正の一環としてカワサキの手伝いをしているのだ。

 

「それはユウカとノアには内緒な? コユキを甘やかしすぎるなって言われてるから」

 

「にはははッ! 分ってますよぅ」

 

本来はアルバイト代なんか出ない立場だが、かなり忙しい事もありカワサキが個人的にアルバイト代を渡しているのでコユキの中では、刑務作業ではなくアルバイトという認識なのだ。

 

「今日も頑張りますよ!」

 

「おう。よろしく頼む」

 

「にはは! お任せです!」

 

 

「うあぁああああんんッ!! 何で今日はこんなに忙しいんですかああッ!!!?」

 

「忙しい事は良い事だ。6番テーブルオムライス、7番テーブルナポリタン出来たぞ」

 

「は、はいいい! 今運びますぅッ!!」

 

朝の余裕と楽しみという雰囲気は消え、戦場と言っても過言ではない忙しさにコユキは目を回していた。そしてそれはカランっというベルの音と共に白目へと変わった。

 

「いらっしゃ……カワサキさん、聞いてないです」

 

「そうだな、俺も知らなかった。おかしいな、ヒナの話では拘留中だって聞いてたんだが……」

 

「カワサキさん。今日も美食をお願いしますね」

 

「ふふ、やっぱり釈放された後はカワサキさんのお店が一番ですね」

 

「カワサキさーん。ご飯食べに来ましたー♪」

 

「連絡してから来たほうが良かったんじゃないかな、会長」

 

「大丈夫ですよ、ジュンコさん。カワサキさんはお腹が空いてる可哀想な私達に帰れなんていいませんよね?」

 

「まぁ出来れば事前に連絡して欲しいが、来た以上帰れなんて言う訳無いだろ? 座れよ」

 

「うあぁああああ──ッ! なんで──ッ!!!」

 

ゲヘナの超問題児――美食研究会の4人組の来店にコユキの絶叫が隣のアビドスの校舎にまで響くのだった。

 

「ん、コユキが叫んでる」

 

「という事はまた美食研究会が来たのね。アヤネちゃん、車の準備しておいて」

 

「分ってますよ。またカワサキさんが拉致されたら困りますしね」

 

「ですね~本当に反省しない人達ですよね~もう至近距離で掃射しかないですよね~」

 

「今度拉致しようとしたら埋める」

 

○○回目のカワサキの拉致未遂事件が発生するかもしれない状況にアビドス生徒会は臨戦態勢に入り、ホシノに至ってはホルスが滲み出る状況になっていたが、流石の美食研究会も釈放されてすぐカワサキを拉致する余力は無く普通に帰宅していったのだが……。

 

「え。材料ないからおやつない……? 楽しみにしてたのに!?」

 

「ん、キレそう」

 

「やっぱりあいつら埋めよう。ノノミちゃん」

 

「あは、手伝いますよ~」

 

美食研究会が食材を食べ尽くし、授業後の楽しみであるおやつの材料がない事にホシノ達はガチ切れしていたりするが、これもコユキがカワサキの手伝いをする上では良くあることなのだった……。

 

 

 

休憩中に掛かって来た電話の内容に俺は思わず飲んでいたコーヒーを零しそうになった。

 

「すまんユウカ。今なんて?」

 

電話の相手はミレニアム・サイエンススクールの早瀬ユウカ。なんでか知らないが俺にはこうやって他の学校から相談の電話が度々ある。その中でもユウカは特に電話する頻度の多い相手だ。俺の中ではゲヘナ以上の問題児が揃いのミレニアム生への対応で電話する事があるからだ。主にさやかとかさやかとか、モモイとか、コタマとか、コタマとかだ。なのである意味顔見知りで、真面目なユウカが嘘を言っているとは思えなかったが、それでも信じれず尋ね返した。

 

『本当に申し訳無いのですが、コユキを預かって欲しいのです。どうもコユキはカワサキさんに怒られるとかなり反省するみたいで、それにカワサキさんは面倒も良いですし、コユキの情操教育に良いと思って』

 

 

「そりゃ何度か叱った事はあるが、俺を怖がってるんじゃないのか?」

 

勝手に予約を消したり、加えたりするので叱った事はあるが、怖がってるんじゃないかと思ったのだが……。

 

『いえ、カワサキさんに怒られたのでやりませんとか、これは褒めてもらったのでお手伝いしますって言ってて』

 

「……まぁ本人が納得してるならいいが、とりあえずアルバイトって形でいいなら引き受けるが……」

 

『ご迷惑をお掛けします。明日1度行かせますのでよろしくお願いします』

 

まぁ俺だけでは手が回らない時もあるので、手伝ってくれるなら良いかと思って引き受けた。

 

「今日からよろしくお願いしまーす!」

 

「よろしくな、コユキ」

 

「にははッ! 頑張りますッ!」

 

コユキは明るく良く笑う子供というのが俺の印象だ。確かに最初は予約の取り消しや、付け加えをしていたので叱りはした。だがどうもコユキにはピンと来てはいなかったようで、だが怒られるということは悪い事というのは理解したようだった。

 

(天才過ぎて感覚が合わないのか?)

 

キヴォトス風に言えば神秘、俺からすればギフテッド――それがコユキの印象だった。そしてそんなコユキを矯正するには同じ同年代の子供では無理というのも分らないわけじゃない、だから俺はユウカの頼みを引き受けた。まぁ手が足りないっていうのも嘘じゃないが……コユキが徹底的に道を踏み外す前に自分自身を見直す一助になれればと思ったのだ。

 

「じゃあまずは掃除からな」

 

「ドローンとかじゃ駄目なんですか?」

 

「埃が舞うからな。まぁ机の掃除とか席への案内、それと料理を運ぶのが主な仕事。それがない時はカウンターに座っててもいぞ」

 

「には! 分りました!」

 

にぱっと音が聞こえてきそうな笑みを浮かべるコユキ。話を聞けば簡単そうに見えるが、その実はかなり忙しいのだ。いつまでその笑顔が続くか少し心配だったのだが……。

 

「注文良いですかー?」

 

「い、今行きまーす!」

 

「お会計お願いします」

 

「はーい! すぐにッ!」

 

バタバタと動き回り、一生懸命に働いているその姿を見れば到底問題児には見えないだろう。

 

「それで引き受けちゃったんですか、カワサキさん」

 

「おう。まぁ1人じゃ手が回らないしな、コユキー。ビーフシチュー出来たから持って行ってくれ」

 

「はーい!!」

 

とてとてと歩いてきてビーフシチューを運んでいくコユキをユメはコーヒーを飲みながら見つめる。

 

「いい子そうに見えますけど」

 

「コユキにはコユキなりの悩みがあるんだよ。それは多分同じ学生じゃ無理だろうから引き受けたんだ」

 

同年代ではコユキは導けない。俺と同じで外から来たシャーレの先生なら無理では無いが、コユキにだけ関わっている時間はないのでそれも無理。ならキヴォトスの大人はもっと無理だ。間違いなくキヴォトスの大人ではコユキは悪い方向に進ませる未来しか俺には見えなかった……道を正すよりもコユキを悪い道に導く光景が容易に想像出来た。正すよりも間違った道を進ませるほうが良いとそれだけ隔絶した能力がコユキにはある。

 

「大丈夫なんですか?」

 

「大丈夫だ。こういうのは慣れてる……と思う」

 

あやふやな記憶でもこういう事をしていたような気がするから大丈夫と返事をするとユメは小さく溜息を吐いて立ち上がった。

 

「あんまり無茶をしないでくださいね? 次あんなことになれば……きっと誰も止まらない、貴方の自由を奪うことになる。そうしないと貴方はまた走り続けてそのまま燃え尽きてしまうから」

 

「……肝に銘じる」

 

「それじゃ! また来ますね! コユキちゃんも頑張ってね!

 

一瞬どんよりとした黒い瞳を向けていたユメが明るい何時もの表情に戻り、店を出て行く姿を見送り俺は無意識に脇腹を摩っていた。

 

「ランチタイムももうすぐ終わりだ、頑張れコユキ」

 

「が、頑張りますッ!」

 

戦争染みたランチタイムももうすぐ終わりだから頑張れとコユキを応援し、俺は額の汗を拭いながらフライパンを振り続け。

 

「カワサキさーん。お腹空きましたよう……」

 

「お疲れさん。今からコユキの分のお昼を作るが、何がいい? 何でもいいぞ」

 

「え! えっとじゃあオムライス食べたいですし、ミートボール入りのパスタもいいですね、あ! エビフライもから揚げなんかも! プリンも食べたいです」

 

指折り食べたい物を言うコユキに微笑むとコユキはきょとんとした表情を浮かべる。

 

「何かへんな事言いました?」

 

「いや、別に。それじゃあ頑張ってくれたコユキのリクエストを聞くとしますかね」

 

なんか馬鹿にされてる気がしますというコユキに気のせいだと言いながら、俺はお子様ランチの調理を始めるのだった……。

 

 

 

カワサキさんのお手伝いに行けば反省文免除と言われ、手伝いに来ましたが想像以上に忙しかった。普段の私なら絶対に投げ出していたと思うんですけど……上手く言えないのですがカワサキさんをがっかりさせるのは嫌で普段以上に頑張ったので疲れた。

 

「それでユウカ先輩もノア先輩も誰にでも出来る事を私にやれって言うんですよ! あんなの誰でも出来るのに!」

 

カワサキさんが私のお昼ご飯を作ってくれている中、私はカワサキさんにこんな事があったと愚痴っているとカワサキさんは料理を止めた。

 

「にはは? どうしましたか?」

 

「なぁコユキ。コユキは今俺のやってる事が出来るか?」

 

カワサキさんが今やってる事? キッチンを覗き込むとカワサキさんの手元には焦げ1つ無い見事なオムレツが出来上がっていた。

 

「にはは、無理ですよぅ。私にはそんなので来ません」

 

べちゃべちゃしていないチキンライスにオムレツが乗せられ、ミートボール入りのナポリタンに、真っ直ぐに伸びたエビフライと1口サイズの唐揚げ……どれもこれも見ただけで美味しいと分る。調理を複数同時に行いながら作られるこれは本職のカワサキさんだから出来る事だ。

 

「それだ。俺にとっては簡単なことでも、コユキには出来ない。ユウカやノアがお前に頼んでいるのも同じ事なんだ」

 

「には? え、え? だってユウカ先輩とノア先輩ですよ? 私に出来る事が出来ない訳が……」

 

そんな筈はないと言おうとしたが、真剣な目で私を見ているカワサキさんに言葉が途切れる。

 

「俺にはコユキみたいに暗号を解いたり出来ない。だけど料理は出来る。コユキは暗号を解けるが料理は出来ないだろ? 人間誰しも出来る事、出来ない事がある」

 

「出来ることと……出来ないこと」

 

カワサキさんの例えは自分でも驚くほどにストンと胸の中に落ちた。

 

「じゃ、じゃあユウカ先輩やノア先輩は自分に出来ない事を私にお願いしたんですか?」

 

「コユキなら出来るって思ってな」

 

「……良く分らないです、カワサキさん」

 

だって私には簡単なことで、それが難しいって言われても分からない。何が難しいのか、何で出来ないのかが分からない。

 

「その内分かるようになる大丈夫。焦ることはない、ほれ出来たぞ。お子様ランチ」

 

「わーいってお子様じゃないですよ!?」

 

「だけどな、コユキの言ってる料理を全部入れるとこうなるぞ? お子様ランチ」

 

「そうですけど違うんですよ!?」

 

オムライスに、ミートボール入りのパスタに、エビフライに唐揚げと食べたい物が全部が入っていた。だけど実際に目の前にするとお子様ランチだと気付いた。

 

「じゃあわんぱくプレート?」

 

「それも子供っぽいじゃないですか!?」

 

「まぁ名前はどうでも良いだろ? 冷めるぞ?」

 

「う。それもそうですね……いただきます」

 

朝から動きっぱなしで疲れているし、お腹も空いている。とりあえずまずはお昼ご飯だ。

 

「カワサキさんは?」

 

「俺もオムライスを食べるから心配するな、先に食べてろ」

 

「分りました!」

 

スプーンでオムレツを割ると破れた所から溢れた半熟卵がチキンライスを覆い隠す。雑誌とテレビで見た半熟のオムライスに思わず笑みが零れる。

 

「雑誌で見ましたけど本当に出来るんですね! はむ!」

 

トロトロの半熟卵とチキンライスを一緒に頬張る。トマトの酸味が強いチキンライスにまろやかな卵の味が口の中一杯に広がる。

 

「にははは! 美味しいです!」

 

べちゃべちゃじゃないチキンライスは初めて食べたけど、私の知ってるオムライスとは全然別物だ。

 

「このパスタチキンライスと味付けが違いますね!」

 

「パスタはトマトソースで味付けしてる、ケチャップより味に深みがあるだろ?」

 

「はい! 深みっていうのは分りませんけど美味しいです!」

 

チキンライスの味付けよりも甘みが強い、多分トマトソースに入っている玉葱の甘さだと思うけど、オムライスと全然違う味付けなので飽きが来ない。それに中に入ってるミートボールもコリコリしてる何かが入っていて凄く美味しい。

 

「この海老大きいですね!」

 

「衣でかさましされたエビフライを俺はエビフライと認めない。だから特大のブラックタイガーを使ってる」

 

「にははは! ですね!」

 

大きなエビフライは衣で大きくしているのではなく、本当に大きいエビフライだ。プリプリした食感とサクサクの衣が良く合っている。それに1口サイズの唐揚げも衣はサクサク、肉汁がたっぷりでとてもジューシーだ。

 

「はむ。もっきゅもきゅ」

 

私は1口が小さいのでゆっくりと噛み締めながら食事を楽しむ。味付けや食感が変わる食材が使われているのでどれを食べても美味しくて飽きる事がない。

 

「どれ俺も食うかな」

 

「にはは! 正面にどうぞ」

 

「はいはい」

 

カワサキさんと向き合って静かな店内で昼食を食べるのは、何か良く分らないけどとても楽しかった。

 

「にはは! また来ますね!」

 

夕方にはお手伝いの時間が終わりなのでまた来ますと言って帰り支度をしていると、カワサキさんが小さな袋を差し出してきました。

 

「これは?」

 

「アルバイト代。ユウカは更正の一環だからって言ってたから内緒な? 余り無駄遣いしないように」

 

「にははっ! はい! ありがとうございます!」

 

店の外まで見送ってくれたカワサキさんに手を振り、私はミレニアム行きのバスに間に合うように走り出す。

 

「カワサキさんのお手伝いをするのにミレニアムから来るのは遠いですよねぇ……あ、そうだ! アビドスに転校すれば良いんだ。にはははッ! 良い考えです!」

 

仕事はすぐに終わるし、そこからカワサキさんのところに行くよりアビドスでデータ処理をして、そこからカワサキさんのとこに行けば時間の無駄も無い。凄く良いアイデアだと笑いながら私はバスに飛び乗った。

 

「という訳でアビドスに転校したいんです! ユウカ先輩、ノア先輩ッ! カワサキさんのお手伝いもしたいですし、私の更正にも繋がると思うんですッ!」

 

「「却下」」

 

「うあぁああああ──ッ! なんで──ッ!!!」

 

凄くいい考えだと思ったのに即答で却下されてしまい、思わず叫んでしまう。

 

「駄目に決まってるでしょう? コユキ。貴女はミレニアムの重要情報を知ってるからセミナーで監視してるのよ? それなのに転校なんて許可する訳ないじゃない。それにアビドスの生徒も受け入れてくれる訳ないじゃない」

 

とユウカ先輩に言われたので次のお手伝いの時におやつを食べに来ていたアビドスの副生徒会長さんに転校したいと相談してみると……。

 

「んーカワサキのお手伝いもしてくれてるし、私は良いんじゃないかなーって思うけど……ゲヘナの馬鹿がカワサキを拉致しようとしてる時に知らせてくれるのが最重要の仕事になるけど大丈夫?」

 

「全然大丈夫です! お任せください!」

 

「じゃ、私は良いよ。ユメ先輩にも相談しておくね」

 

「にははは! ありがとうございます!」

 

アビドスの人の許可も得たのでもう1度転校したいとお願いしたのですが、やっぱりユウカ先輩達には却下され、セミナーの部室にまた私の絶叫が響くのでした……。なおコユキの転校が認められないのはユウカの言っていた理由だけではなく、もう1つの理由があった。

 

『良し良し、偉いぞコユキ』

 

『にははは! 頑張りました!』

 

『良し、じゃあそのまま玉葱の微塵切りもやってみるか』

 

『うっ!? い、いや頑張りますよ!』

 

『頑張れ頑張れ、コユキなら出来る』

 

『にはは! やりますよーッ!』

 

『こら! 嫌な相手でもそんな対応をしたら駄目だろ?』

 

『ご、ごめんなさーいっ!』

 

コユキがカワサキの手伝いをサボっていないかという名目で本人も知らずに身につけている監視機器にコユキとカワサキのやり取りは記録されており……。

 

「今日も良い感じですね、これは捗ります!」

 

ミレニアムのやべー奴らの燃料となり、編集されASMRとして流通している事をカワサキが知り、宇宙猫になるまで後○○日~。

 

 

ミレニアムのやべー奴1

 

カワサキがコユキを褒めている所ばかりを求め、「優しい年上お兄さんに甘やかされる」シリーズにド嵌りしているやべーやつ。心に幼女がいる元セミナー会長。後日カワサキの元へ低温調理器を持ち込み、甘やかしてくれないかしら? とやってきてカワサキに虚無顔をさせる(なお褒めて貰えて、酷く満足した様子で低温調理器を置いて帰っていった)

 

ミレニアムのやべー奴2

 

カワサキがコユキを注意している所ばかりを求め、「優しい年上お兄さんに叱られる」シリーズにド嵌りしてるやべーやつ。自称超天才清楚系病弱美少女ハッカー。

 

ミレニアムのやべー奴3

 

カワサキに構ってもらっているコユキとアビドスが羨ましいやら、憎いやらで日夜情緒を破壊されている。カワサキの盗撮にド嵌りしてるやべーやつ。人生2週目のとりあえず殴れの美少女。ユメとホシノがカワサキに面倒を見てもらっているのを見て限界を超え、抱け! いや、むしろ私が抱くと叫んでカワサキにルパンダイブを敢行した。なおユメとホシノのシールドバッシュに撃退され、全知ではなく、全痴の疑いを掛けられた。なお後日カワサキにえっ! を感じなかった人だけが僕を責めろと叫び、カワサキを宇宙猫にさせ、逆転無罪を何故か勝ち取った。

 

 

冷酷な算術使い

 

自分の先輩の犯罪行為を知り、心労による胃痛を最近感じ始めた。コユキがカワサキの元で情緒を学び更正しているのは嬉しいが非常に複雑な心境である。なおコユキがお土産として持って帰ってくるスイーツや、カワサキに料理教わったのでそれを披露したいコユキによって最近ちょっと体重計が怖い。

 

 

いたずら白兎

 

カワサキに父性を感じて大人しくなった。問題児でお騒がせなのは変わらないが、少し落ち着いてきている。アビドス組とも友好関係を築き、アビドスに転校したいとユウカとノアに最近頼み込むようになった。

 

 

 

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