泥門の2番手   作:実らない稲穂

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 多くの候補を提案してくれてありがとうございます!
 今はまだどうしようか迷っている段階で、技名として出すのもまだ先になります。
 それまでは西部戦をお楽しみください。


 それではどうぞ。




西部ワイルドガンマンズ戦その3

 

 

「こ、これはっ!?」

「バンプ!泥門ディフェンス陣が揃ってレシーバー達をどついた!」

「これによりレシーバー達が総崩れだ!」

 

「そこへ双葉君がブリッツ!」

 

 

『やるねぇほんと…』

 

 

「キッド君!パス失敗!ショットガン破れたりぃー!!」

 

「バンプにブリッツ、以前見た奇策のオンパレードですね。泥門は徹底してブリッツを狙いに行ってます」

「果たしてブリッツは成功するのか!?」

 

 

 

 『Set!Hut!』

 

「またブリッツとバンプ!」

「だがしかーっし!!バンプを突破して中央へ入り込む選手が現れる!それはーっ!」

 

 

 

「鉄馬丈だぁー!!」

 

 

 

 

「モン太君がバンプしたはずですがものともせず吹き飛ばしました!パスルートから外れることなく止まることの無い”重機関車”鉄馬君がフリーだ!」

 

 

『鉄馬が走ろうがお前さえ止めたらいい!』

『それはどうかな』

 

「ボールを高く投げた!」

「双葉君が必死に手を伸ばすも届かず!そのまま走る鉄馬君の方へ飛んで行く!!」

 

 

『鉄馬はねぇ、パスルートから一度も離れた事ないんだ。だから君がどれだけ速く来てもそこへ投げれば必ず鉄馬が取る。以前君がやったのを真似させて貰ったよ』

『クソっ!!』

 

 

 

「パス成功!そのままボールを持った鉄馬君が走る!」

「アイシールド君がタックルするも引き摺っている!」

「重機関車が乗客を引き摺る!!」

「例えが恐ろしいですね…」

「そして……終点に到着したぁ!!」

 

 

 

 『タッチダウン!!』

 

 

 

「鉄馬君がタッチダウンを決めたぁ!!」

「…これで8対6、トライフォーポイントでタッチダウンを取れば同点になります」

 

 

 

 

「西部のトライフォーポイントはキックを選択し成功!8対7となります!」

 

 

 

 

「さぁ西部のキックからプレイ再開!ボールを取ったのはアイシールド21!」

「そこへ甲斐谷君が詰め寄る!」

 

 

 パァン!

 

「弾いた…!」

「甲斐谷君!アイシールド21が持っていたボールを弾いた!そして弾かれたボールは甲斐谷君が奪取!」

 

 

 

 『西部ボール!』

 

 

 

「なんとここで攻守交替!本来であれば泥門ボールの所甲斐谷君のスーパープレイで西部ボールに替えた!!」

 

 

 

 

 ■■■■■■■■■■

 

 

 

 

「なに取られてんだ!」

「す、すいません!」

「ったく、次は絶対にボールを取られんなよ」

「…はい、すいません」

 

 双葉さんに怒られてしまった、当然だよね、僕がボールを取られたからだ。

 

「次からはボールを取られねぇようしっかり腕の中へ入れろ。2度とボールを零すな、いいな?」

「……はい!」

 

 双葉さんに軽く背中を叩かれ、ディフェンスの位置へと歩いて行った。

 

 

 

 

 

 

 ■■■■■■■■■■

 

 

 『Set!Hut!』

 

「泥門陣地まで残り40ヤード!甲斐谷君のスーパープレイで西部の攻撃から始まります!」

「ここでタッチダウンを許してしまえば逆転されてしまいます。何としてでも止めたいところです」

 

 

「キッド君へボールが渡りショットガンが発射!鉄馬君を除いたレシーバー達がバンプされながらも懸命に走る!」

「モン太君のバンプが効かず全速力で走っています」

「そしてまたブリッツ!双葉君が突っ込む!」

 

 

『執拗いねぇほんと』

 

 

「双葉君の突撃を嘲笑うかの如く鉄馬君へパス!」

 

 

 『パス成功!13ヤードゲイン!ファーストダウン獲得!』

 

「鉄馬君の足にしがみついてなんとか止める事が出来ました」

 

 

 

 

 『Set!Hut!』

 

「またも双葉君だけがブリッツ!もう何度目かも分からないほどブリッツを仕掛ける泥門!」

 

 

 

 『パス成功!9ヤードゲイン!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 『パス成功!8ヤードゲイン!ファーストダウン獲得!』

 

 

 

 

 ■■■■■■■■■■

 

「……」

「どうしたんですかキッドさん」

 

「……ブリッツへ来る白銀氏が少しずつ速くなってるような気がしてね」

「?」

 

「ま、後10ヤードでタッチダウン、さっき取られた事もあるから油断せずに行くよ」

「はい!」

 

 

 

 ■■■■■■■■■■

 

 

 

 『Set!』

 

「残り10ヤードでタッチダウン!これまでの攻撃シリーズでブリッツを仕掛けるも全て失敗!泥門大ピンチ!」

「キッド君へのプレッシャーのせいでロングパスが出来なくなっていますが代わりに鉄馬君がショートパスを全部取って確実に進んでいます」

 

 『Hut!』

 

「これでタッチダウン決まるか!?」

「鉄馬君がバンプしに来たモン太君を吹き飛ばしながら真っ直ぐ進んで行きます」

 

 

『YA-HA-!』

 

「ヒル魔君がキッド君へブリッツ!双葉君もブリッツへ……あれ?」

「い、行ってない!双葉君はピッタリ鉄馬君にマークしている!」

 

 

『!』

 

 

「これにはキッド君も驚愕!」

 

 

 

 

 

 

 

『けどま、白銀氏と比べたら…ね』

 

 

 

 

 

「ピッチ!ランニングバックの甲斐谷君へパスした!」

「キッド君!鉄馬君へパスをせずここでランを選択!ボールを受けた甲斐谷君が加速して行くぅ!」

 

 

「慌ててアイシールド21が止めに動くもサイドラインギリギリまで走り……追いつかれることなくゴールラインを超えたァ!!」

 

 

 『タッチダウン!!』

 

 

「タッチダウン!西部ワイルドガンマンズ追加点!」

 

 

 

 

「キックも成功させてこれで14対8!西部がここで逆転しました!!」

 

 

 

「クォーターバック対決……ヒル魔君と双葉君のコンビでも軍配が上がったのはキッド君です」

 

 

 

 

 ■■■■■■■■■■

 

「「……」」

 

 作戦失敗か。

 キッドへブリッツを仕掛け続けてパスを投げるスピードを早め、バンプでレシーバーをガタガタにさせたが鉄馬だけ効かないと分かり、ならばと鉄馬だけにパスをするよう誘導。

 ゴールライン手前でヒル魔がブリッツを仕掛けて俺が鉄馬をマークしてインターセプトを狙ったのだが……まさかランニングバックの位置で控えていた甲斐谷へパスするなんてな。

 

 これは予想外だった。

 

「ゾーンブリッツで行くか?」

「…」

 

 ヒル魔が静かに作戦を考えていて返事がない。

 

「モン太、鉄馬をバンプで崩せるか?」

「…」

 

 モン太が静かに首を横へ振った。

 

 

「すいません…僕が陸に取られたから…」

「いつまでもしょぼくれてんじゃねぇファッキンチビ」

「ヒル魔さん…でも…」

 

 

「まだ試合は始まったばっかだ!いつまでも負けた気になってんじゃねぇ!アメフトは99点取られても100点取れば勝つ!取られたならその分取り返すぞ!」

「は、はい!」

『おう!!』

 

 

 

 

 

 

 まだ第1クォーターが終わっただけ、まだまだ試合は始まったばかりだ。

 

 






 という訳で西部戦その3でした!

 バンプで一網打尽!…しかし鉄馬だけは効かない!重機関車の名は伊達じゃねぇ!!
 キッドの裏をかいた筈の作戦も躱され逆転された泥門デビルバッツ、果たしてこのままどうなるのか!



 次回も西部戦!まだまだ続きます!それでは次回をお楽しみに!!
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