泥門の2番手   作:実らない稲穂

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 予定していた時間の投稿忘れ…しくじりました(◞ ̫◟)
 そして神龍寺戦は全部で9話といいましたが…あれは嘘だ、本当は8話で終わります(笑)

 それではどうぞ



神龍寺ナーガ戦その5

 

 

 〜実況席〜

 

「試合が進み、試合終了まで後13分で神龍寺ナーガがタイムアウトを要求!」

「その間少しだけ振り返りましょう」

「では雪光君へのパスで得点を得た所から!リコちゃんお願いします!」

 

「はい、ドラゴンフライで攻める神龍寺に小早川&双葉コンビのブリッツ&フェイクに加え、ブリッツに行くタイミングをズラす時間差ブリッツも追加。これによりパスターゲットを探す猶予が減って更にの距離が短くなりました」

「守備でも攻めの姿勢を見せる泥門でした!」

 

「攻める神龍寺でしたが、小早川さんのブリッツ。ここでとんでもない事が起こりました」

「なんとドラゴンフライの1パターン、サンゾー君から阿含君へのバックパスにセナ君が手を伸ばして割り込んでカット!」

「普通あんなプレイできないのに凄かったです」

 

「その後は正しくカオス!」

「ファンブルしたボールを確保する為両チームが集まり、栗田さんが飛び込んで敵味方関係なく押し潰しました」

「そのシーンがこちら!」

 

 

 ―ケケケッ!ワラワラ集まってきたところへ叩っこみやがれ!必殺栗ハンマー!!―

 『ギャー!!』

 

 

「ボール確保に動いていたモン太君に一休君、更には双葉君に阿含君やライン陣も巻き添え!ほんの数秒程誰もボール確保に行けませんでした!」

「その大混戦をいち早く抜けたのは十文字さん、不良殺法で相手を引き倒して立ち上がりボールを取るとゴールラインへ一直線」

 

「それで終わる神龍寺ではありませんでした!阿含君が抜けて追いかけ、あと1歩と言うところで捕まえました!」

「激しいタックルを食らった十文字さんが何とか堪え……1歩踏み込んでゴールラインを超えました」

「勝利への執念が生んだタッチダウン!その後キックも成功させてこれで28対14!14点差にまで詰め寄りました!」

 

 

「そして神龍寺の攻撃は変わらずドラゴンフライ。勢いに乗った泥門の攻めの守備に阻まれ、この試合初めてのパントキック。攻守交替となりました」

「その後神龍寺がタイムアウトを取って作戦会議!ジャイアントキリングを匂わせる空気の中両チームはどのような戦いを見せるのか!?」

 

 

 

 

 ■■■■■■■■■■

 

 

 〜双葉蓮次視点〜

 

 残り時間10分、攻めの守備で何とか攻撃権を得たがゴールラインまで遠い。

 ここで一気にヤードを稼いでタッチダウンして少しでも早く追いつきたいところだ。

 

 

「ヒル魔先輩……逆転の手考えついたッス。もうこれっきゃねぇんスよ」

「バカの香りがする…!」

「これは…サル知恵の気配!」

 

 モン太がヒル魔へ話しかけてると戸叶と黒木が辛辣な言葉を放った。

 

「……言ってみな」

 

「超ロングパスをドーンと投げて俺がバーンと取ってズドーンとタッチダウンドカーンッス!!」

 

 ………………。

 

 

 

「モン太、それ妄想って「穿ってもらおうか」あ?」

 

 モン太に言ってる途中にヒル魔が割り込んできた。

 

「大口叩く奴は嫌いじゃねぇ、ただ言ったからにはやりやがれ」

「ウッス!!」

「あらゆる難問を1発で解決させる銀の弾丸だ、ライン組は発射台に1ミリもプレッシャーをかけさせるな!」

 『おう!!』

 

 

 

 タイムアウトが終わり、各々フィールドへ出る中ヒル魔が俺の隣を歩く。

 

「全力で投げろ、助走をつけて全部のパワーを込めてぶち抜け」

「おう」

「弾道も分かってんだろうな?」

「山なりじゃなくて直線だろ」

「ケケケッ分かってるなら良い」

 

 ヒル魔と拳を合わせ、駆け足でセットポジションについた。

 

 

 

 ■■■■■■■■■■

 

 

 〜実況席〜

 

 

 『Set!』

 

「これから泥門の攻撃はピストルフォーメーション。左サイドにモン太さんと雪光さん、右サイドには瀧さんがレシーバーの位置にいますね」

 

 『Hut!』

 

『うおおおっ!ロングパスマーックス!!』

 

「モン太さんが作戦をバラしながら猛ダッシュ!」

「なんでバラしてるんでしょうか…?モン太さんの言葉に釣られてディフェンスが集まってるじゃないですか」

 

 

『雷門は一休に任せろ!前半の泥門とはまるで違うんだ!中央を手薄にするな!』

 

 

 ―オプションルート!―

 

 

 『パス成功!6ヤードゲイン!』

 

 

「パス成功!モン太君に集まった神龍寺ディフェンスを嘲笑うかのようなパスが成功!」

「あっモン太さんがバラしたのは囮になるためですか!」(本気でパスをもらおうとしていたのに気付かない解説陣)

 

 

 

 『Set!』

 

「さぁ神龍寺ゴールラインまで後40ヤード!」

「フォーメーションが変わっていますね。Iフォーメーション、ヒル魔さん双葉さん小早川さんが縦に並んでいます」

 

 

 『Hut!』

 

 

「ダイレクトに双葉君へスナップ!ボールを貰った双葉君がジリジリ下がるとヒル魔君とセナ君がラインに加わって壁となる!」

「これは、ロングパス体勢です!ヘイルメリーパス!今度こそモン太さんへのロングパスですよ!」

 

 

 

『一か八かの巨大パスだ!取るか取られるかのギャンブルだぞ!』 

『ケケケッ!知らなかったのか?…悪魔は神に祈らねぇ!なぜなら俺達はあらゆる難問を一発で解決させる銀の弾丸を使うからだ!!』

『全力のパスを…カットできるもんならやってみろ!!!』

 

「助走をつけた双葉君の全力パスが放たれたぁ!!」

 

 ―デビルシルバーバレット!!―

 

「真っ直ぐ!山なりのパスじゃなくて低い豪速球!今までで1番速いのではないでしょうか!?」

「さぁ悪魔の銀の弾丸が撃ち込まれモン太君VS一休君!悪魔の銀の弾丸を受け止めるのか弾くのか!!」

 

 

 

 

 

 

 ■■■■■■■■■■

 

 〜モン太視点〜

 

 

「ナイスパスマーックス!!ちょうどギリギリ届く距離ッスよ!」

 

 あれだけ助走をつけての全力MAXパス!死んでも取ってやる!!

 

 

「サル君が届くって事は、空中戦No.1の俺だって届くんだよ」

「!」

 

 俺の方が早くに飛び付いたはずなのにもう…指が触れている!!

 

 

 

 だけど…!!

 

「一休先輩、双葉先輩の全力MAXパスを見た事あるッスか?」

「はぁ?」

 

 ギギギ……

 

「嘘だろ…?」

「威力やべぇスけど回転軸もやべぇスよ、投げた本人もわかんねぇぐらい、何度もキャッチした俺らレシーバーだけが分かる程度のブレがほんの少しだけ…」

 

 一休先輩の指がボールに負けそうになっている。

 

「そんなヤバさMAXのボールを指1本でカットしようとすりゃ…!」

「……っ!」

 

 一休先輩の指がボールに負けた!双葉先輩のボールを指1本でどうにかしようとするからそうなるんだ!!

 

 

「一休先輩でも取れねぇボールを取れば!俺がNo.1だぁ!!」

「負けないからこそNo.1なんだぁ!!」

 

 カットに入ったってのにボールの軌道は変わらねぇヤバさMAXのボールの動きに合わせて手を…!

 

「よしっ!」

「まだ終わってない!」

「いいっ!?」

 

 一休先輩がもう立て直して俺の手の中にあるボールを!?……だけど負けねぇ!!!

 

「うおおおおっ!!」

「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ!」

 

 俺は縫い目に指をかけて掴んでる!そこを掴んだ俺なら……!!

 

 

 

 キャッチじゃ!誰にも負けねぇ!!

 

 

 

「キャッチ!マーックス!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『タッチダウン!!』

 

 

 

「っしゃああああ!!」

 

 勝った!関東No.1の一休先輩に競り勝った!!!

 

 

 

 

 

 

 『モン太ーっ!!』

「ウキャー!!」

 

 セナ達がタッチダウンを取った俺にぶつかりに来てみんなと一緒に喜んだ。

 

 

「よくやったモン太!」

「アザッス!双葉先輩のパスがブレてたおかげッス!!」

「あ、まだブレてんだ…………まぁいい、そのお陰で勝てたって事だな」

「ウッス!」

 

「ケケケッ一休を超えた今、勝ちの目がかなり出てきたぜ!」

「バシバシ来てくださいッス!」

 

 一休先輩を超えた俺なら幾らでも超ロングパスをドーンと投げて俺がバーンと取ってズドーンとタッチダウンドカーンだ!!

 

 

 

 これで名誉返上!まもりさんの心もキャッチMAXだ!!

 

 

 

「神を穿つ弾か……あながちセイジの言った言葉が嘘じゃなかったってわけだな」

「なーにまだまだ穿って貰うぜファッキンセカンド、阿含もぶち抜いてもらわねぇとな!」

「ほんとにな」

 

 

 ―トライフォーポイントでキック成功。28対21―

 

 ―試合終了まで、残り8分―

 

 






 次回の更新は2026/02/07の0:00……今度は忘れずにやります!
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