「7点差!モン太君への超ロングパスを成功させた泥門デビルバッツが最強神龍寺ナーガに迫る!!」
「双葉さんの全力パス、この危機的状況を変える銀の弾丸でした!」
「正しくデビルシルバーバレット!この勢いのままプレイ再開!」
「ムサシ選手の特大キックが神龍寺陣地奥深くまで飛び、阿含選手がキャッチ!そのまま爆走!」
『No.1とか夢見ちゃってるカスってのが1番プチプチ潰したくなんだよなぁ』
「阿含君を止めるために双葉君が立ち塞がる!」
『もう終わりだ、イイもん見せてやるよ』
『!!?』
「こ、この技は…!!デ、デビルバットゴースト!!?」
「なんと阿含君!アイシールド21のお株を奪うデビルバットゴーストで双葉君を抜いた!」
「それだけじゃない!」
「なんと連続!デビルバットゴーストの往復ビンタで抜いていく!!」
「小早川選手も黒木選手も戸叶選手も、泥門ディフェンスをどんどんと抜いていく…!!」
『阿含を止めろぉ!サイドラインへ押し出してタッチダウンだけは止めろぉ!!』
「ベンチからの声に応える様にセナ君が阿含君を追いかけて猛ダッシュ!」
「小早川さんの方が速いからもう追いつく!!」
『捕まえ…たっ!!』
「阿含君の腰に光速タックル!」
『クククッ!』
『!!』
「だが止まらない!そのままセナ君を引き摺って行くぅ!!」
「これは!この技は…!!」
「泥門陣地奥深くで捕まえたセナ君だったが止められず!誰も後に続く事なく……!!」
『タッチダウン!!』
「タッチダウーンッ!!キックオフ・リターン・タッチダウン!!デビルバットゴーストの往復ビンタで抜き去り、重戦車の如くセナ君を引き摺りながらのタッチダウン!!」
「いやいや…だって、あれは双葉さんの専売特許であって…そんな…」
『ゴール成功!』
「トライフォーポイントでキックを成功させたので、35対21……また14点差になってしまいました」
「これが王者神龍寺!これが天才金剛阿含だぁ!!」
「泥門の連続タッチダウンで盛り上がっていた会場の空気が一気に変わり…落胆する声が聞こえます」
『あ゙ーなんだっけ?銀の弾丸って言われてたよな?クククッ夢見ちゃってほんとによぉ』
『あ?』
『んな夢見てぇな銀の弾丸なんてものはねぇんだよカス』
『……』
『No.1になるって良い夢から覚めたか凡人、テメェはここでめでたくGAME OVERだ』
「さぁ重ーい空気の中キックオフ!石丸君がボールをキャッチしてリターン!」
「残り75ヤードからの攻撃になりました」
『Set!』
「ピストルフォーメーションですね、雪光さんが後半出てきたのでレシーバー3枚体勢になりました」
「果たしてどのような攻撃になるのか!?」
『Hut!』
「ヒル魔君がセナ君へボールを手渡し!右サイドから上がっていく!」
『双葉さん!瀧君!』
『いくぞ!』『しっかり道を作るよ!』
「双葉君と瀧君がブロック!セナ君が走る道を大きく作った!」
「プラチナロード…!?」
『白銀とバカが作るランルート構築技!プラチナロードver.2だ!』
『退けカス!』
『行かせねぇ!』
『アハーハー!そんなブロックじゃ効かないよ!』
『くっ!』
「双葉君が阿含君を抑え!瀧君が柔らかい体を使ってブロックをいなす!2人の後ろをセナ君が突破!!」
『20ヤードゲイン!ファーストダウン獲得!!』
「阿含君が爆走するならこっちはセナ君の爆走!神龍寺ディフェンスにサイドラインへ追い出されて何とか止めるも大きくヤードを稼いだぞー!!」
「一気にタッチダウンまで行くのかと思いましたが流石は神龍寺、冷静に対処しました」
『Set!HutHut!』
「連続攻撃!この勢いに乗ってタッチダウンを決めることができるのか!?」
「ヒル魔さんから小早川さんへ、同じく右サイドから走って行きます」
『2度は通じねぇぞ…!』
『ぐっ…!』
「何と阿含君!ブロックに来た双葉君を腕で振り払った!」
「そのまま小早川さんへ…!!!」
『ケケケッ』
「あーっと!だが卑劣な悪魔が渡した振りをしていた!!」
「スクランブル!」
「ヒル魔君がボールを持って左サイドから上がっていく!神龍寺ディフェンスはセナ君を警戒してがら空きだ!」
『6ヤードゲイン!』
「どれだけカバーで対処しようが悪魔の頭脳と仲間達が撹乱する!」
「ロングパスはモン太さんが、ミドルパスには雪光さんと瀧さんが、ショートパスは双葉さんがいます。4枚のレシーバーに加えて小早川さんの足がありますから全部を対応するのは難しいです!」
「そこへヒル魔君が走るという選択肢も増えたぞ!」
『Set!HutHut!』
「さぁ今度はどんな攻撃をするのか!!?」
「ヒル魔さんがパスの体勢!」
「ロングパスで一気に進むのか!?」
『YA-HA-!!』
「投げたぁ!モン太君へのスパルタパス”デビルレーザーバレット”!悪魔のレーザー弾がモン太君へ放たれた!!」
『うおおおおっ!キャッチマーックス!!』
『パス成功!20ヤードゲイン!ファーストダウン獲得!!』
「パス成功!競り合いながらもパスをキャッチ!」
『よっしゃああぁぁ!』
『クソがっ!!』
「これではっきりしました。関東No.1レシーバーは細川一休さんから雷門太郎さんに塗り替えられました」
『Set!』
「神龍寺は泥門の勢いを止められるのか!?」
「Iフォーメーション!双葉さんが後ろに下がって雪光さんが右サイドに立っています!」
『Hut!』
「栗田君からヒル魔君へ!」
「双葉さんと小早川さんがヒル魔さんの後ろへ行ってボールを貰ってから左右に散らばった!」
『今回のびっくりドッキリトリックプレイのお披露目と行こうじゃねぇか!』
―
「これはどっちがボールを持っているのか分からないぞ!?どっちだ?どっちにボールがあるんだ!?」
「小早川さんが右サイド、双葉さんが左サイドへ走り出してます!」
「少し迷った神龍寺ディフェンスがセナ君に集まる!!」
『テメェちょっとだけ速くなってんな?』
『!』
「しかーっし!!ボールを持っていたのは双葉君だぁ!阿含君だけが釣られずに一対一!!」
「阿含さんが一発で見抜いてもう距離を詰めてる!」
『けどまぁ0.7が0.65になった程度。俺よりも遅せぇカスには変わりねぇ!』
『ク、ソ…っ!』
「ターックル!これ以上進ませまいと腰を掴んだ阿含君!」
「スピードに乗せた激しいタックル!」
『…………やっとだ、やっとこの状況に持ってこれた』
『あ゙?頭湧いてんのか?』
(本当はぶち抜くつもりだったしぶっ壊したかったが…これはこれでアリかもな)
『なぁ阿含…俺と一緒にゴールラインへ行こうじゃねぇか!!』
『!!』
『お前がビビって手を離すか俺の足が限界になるかのチキンレースだ!』
「倒れずに走り出した!!」
「これぞ本家本元!双葉さんが重戦車の異名を獲得した必殺技!!」
―デビルチャリオット!!―
『YA-HA-!天才阿含がどれだけ抵抗しようが暴走する悪魔の重戦車は止めらんねぇぞ!!』
「捕まれながらも引き摺り走るこの強引なパワーランの餌食になった人は何人も居ます。まさかあの天才阿含さんまでその餌食になるとは…」
「おっそろしいラン!スピードが緩まらずにゴールラインへと一直線!!」
『いくよー!
『
「応援団の掛け声に合わせて戻り始めたお客さんと一体化のコール!盛り下がっていた会場のボルテージが一気に上がって行きます!!」
「その間も双葉さんは阿含さんを引き摺り続けています!」
『このっカスがぁ!!』
『っ!……まだだぁ!この程度で止められてたまるかぁ!!』
「阿含君が倒す為に1度腕を離してから再びタックル!」
「それでも止まらずスピードも落とさず進んで行きます!!」
「……あっ今資料が、現在双葉さんが引き摺れる限界の体重は80kg、阿含さんは67kg……この記録を見る限り止める手立てはほぼないですね」
「止まらない止められない!セナ君が爆走なら双葉君は暴走!悪魔の暴走重戦車が天才を連れて目的地にとうちゃーく!!!」
『タッチダウン!!』
「タッチダウーン!!」
「35対27の8点差!!」
「トリックプレイ”クリス・クロス”からのデビルチャリオットでタッチダウンをもぎ取った双葉君にチームメイトが駆け寄ります!!」
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『うりゃぁああ!!』
「いったぁ!!」
1年全員に突進され下敷きになってしまった…重いから退けと言いたいが祝福されてるなら…まぁいいか。
バシバシと背中を蹴られ叩かれてようやく解放されて立ち上がるとヒル魔が俺のケツを蹴り上げた。
「いってぇな!」
「ケケケッ!」
「なんか言えよ。いったぁ!」
またヒル魔が俺のケツを蹴るとゴールエリアで膝を着いている阿含の方へ向いた。
「おーおーなっさけねぇ格好だなぁファッキンドレッド」
「っ!!」
「テメェがカスだのなんだのほざいてた奴にプチッと潰された気分はどうだ?」
「煽るな煽るな」
ほらー阿含がめちゃくちゃキレてんじゃーん。
「そろそろチェックメイトと行こうじゃねぇか神龍寺!ぶっ殺される覚悟決めな!」
―トライフォーポイント・キック成功―
―35対28―
―試合終了まで、あと5分―
「残り5分の時間を潰しましょう」
「んじゃあ超安全に!「いえ」…?」
「超攻撃的に時間を潰します―
阿含のキックオフ・リターン・タッチダウンのせいで再び7点差!
それさえなければ同点だったのに…!!
いよいよクライマックス!果たして泥門は逆転できるのか!?
次回は2026/02/09の0:00に投稿します。
それでは!!