転生姉妹と魔法少女たち   作:MT75B

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プロローグです。

とはいえ、いきなり本編行っても混乱するだけなので、主人公の設定もあとがきに載せます。


#0 プロローグ

ーーー謎の空間ーーー

 

...?

 

ここはどこだ?

 

それが、私"伶"の意識が戻って最初に感じたことだ。なんか、ふわふわしてる。

 

「ん、ここどこや!?」

 

そう大きい声がしたので振り返ると、そこにはいとこの"晶"の姿があった。というか、この空間には私と晶しかいない。

 

「晶!」

 

そう声をかけながら彼女のもとへ走る。

 

「伶!よかったぁ...ここに放り出されたのウチだけじゃなかったんやなぁ...」

 

晶が言っていることはもっともだ。正直この空間で1人目覚めたので、孤独じゃなくて良かったと安堵している。

 

それにしても、ここはどこなのだろう。

 

そう疑問を持っていた矢先に、1人の女性があらわれた。

 

っていうか待て、頭の上にある"輪っか"はなんだ。服装も天使感マシマシなんだが...

 

「こんにちは~」

 

天使らしき女性がそう声をかける。

 

「こんにちは。いきなりで申し訳ないのですが、ここは一体どこなのでしょうか?」

 

周りに私たち以外の人がいないので、女性にここがどこなのか聞いてみた。しかし、女性から発せられた言葉には衝撃の事実があった。

 

「あぁ、ここは"天国の一部"です。あなたたち死亡したので、ここに送られてきたんですよぉ~」

 

「「...は?」

 

あれ、そうだっけ?いや、そんな気がしてきた。というかそうだったわ。

 

ここの環境に慣れたのか、徐々に頭が回ってきた気がする。

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

時はさかのぼること、数時間前。

 

私は、大阪から遊びに来てくれた晶と、東京の遊園地から自宅までの帰路についていた。

 

「東京行きたくなったのよ。最近、大阪万博でウチのとこ人増えたし。」

 

「そっか。そりゃ大変だ。」

 

「夏休み中はずっと伶たちの家に泊っていいって親とおばさんたちにも言われたし、せっかくだから甘えることにしたんよ。」

 

「ほほう。ってあんた長期滞在するの!?」

 

流石に顎が外れかけた。母さんと父さん、なぜ言わなかった。

 

...いやいや、そんなことはどうでもいい。話の続きをしよう。

 

遊園地の最寄り駅にほど近い信号を渡っているとき、横断歩道の右側から車が走る音がした。しかし、その車は止まるどころか加速していく。それに気が付いた時は遅かった。

 

バン! ぐじょっ...

 

私たちは、信号無視かつ猛スピードで走行していた車に轢かれた。即死だった。

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

こうして振り返ると、我ながら最悪な最期だったと思う。もっと好きなことをしたかったし、せめて両親には今生の別れを言いたかった。

 

「あなたたちの最期は非常にむごいものでした。しかもお若いでしょう?」

 

女神(?)さまは言う。

 

「はぁ...」

 

「ウチら、ほんまに死んでもうたんやな...」

 

なんて表せればいいか分からないマイナスな空気となり、沈黙してしまう。しかし、それは女神さまの一言で変わる。

 

「もしお二人が望むのであれば、転生させましょうか?」

 

「「!!??」」

 

なんと、私たちを哀れに思ったのか分からないが、転生させてくれるそうだ。この上ない感謝なのだが、まだ続く。

 

「それに、できる限りの転生ボーナス付与しますよ?」

 

「「本当ですか!?」」

 

転生ボーナスと転生環境ですと!?どうしよう。感動のあまり泣きそうになってる。

 

「なな、ウチ魔法少女が存在するアニメの世界に行きたい!!」

 

「お前は何を言い出すんだ。いくら女神さまでもできることがあるでしょ。」

 

「まーまー分からんやろ??」

 

「...(呆)」

 

「お二人とも、どうかされました?」

 

「あぁ、内容を決めるにあたって女神さまに聞いておきたいことがあるのですが...」

 

そう。いくら好条件にしてくれるとはいえ限度や仕組みがあまり分かっていない。そこで、私は女神さまに以下の事を質問した。

 

 

⑴アニメの中など、特殊な世界線に転生することは可能か。また、その人物に干渉することは可能か。

⑵可能な限りとのことだが、転生ボーナスの数はどのくらいまでなら許容か。

⑶転生ボーナスによる代償はないのか。

⑷転生ボーナスの内容はいつまで決めればいいか。

 

 

女神さまの回答はこうだ。

 

 

⑴→全然できる。なんなら干渉しまくっても大丈夫。

⑵→転生ボーナスの数に限りはない。ただ、規模によっては出来ないことがあるって意味。

⑶→そんなことしたら転生させても幸せにならないでしょう?ないから安心して。

⑷→2日後には転生させないといけないから、明日までには決めてほしい。

 

 

...なるほど、結構融通きくのね。代償がないのはかなり大きいと思う。

 

「締め切りは24時間後か...」

 

「まぁしゃーないよ。向こうの都合もあるわけやし。」

 

それはそうだ。転生作業で女神さまに迷惑をかけるわけにはいかない。ならば、ささっと決めよう。

 

「そしたら、また明日内容を聞きにこちらへお伺いします。なにかございましたら、そちらの端末でご連絡ください。それでは~」

 

「どうも~」

 

ここでも端末を使うとは... 天国にもディジタル化が進んでるんだな。

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

翌日、女神さまが私たちの転生ボーナスの内容について聞きに来た。

 

「無事に決まりましたか?」

 

「「はい。私たちは以下の転生ボーナスを希望します。」」

 

私たちが希望する転生ボーナス。それは、

 

 

⑴"魔法少女まどか☆マギカ"の世界に転生すること。

⑵魔法少女と共闘する上で、銃を用いた戦闘スキルがほしい(伶はP90、晶はバレットM82をメインとする)。

⑶私たち2人にソウルジェムのシステムを付加しないこと。

⑷生前愛用していた、転生前における「初音ミク」や「重音テト」と会話・連携プレイができるようにしてほしい。

⑸中学校は見滝原中学校に、その後は東京の高専を卒業することを確約してほしい。

⑹それなりに裕福な家庭に生まれたい。

⑺伶と晶の容姿を変えず、双子の姉妹としてほしい。

⑻転生する時期は、生まれた時にすること。

 

 

と、主にこの8つだ。それ以外にもあるが、細かいのでここでは省略する。

 

「わかりました。早速、転生本部の幹部に報告いたします。転生の準備が完了次第、こちらから連絡させていただきます。」

 

「承知いたしました。いろいろとありがとうございます!」

 

「助かりました!この御恩は一生忘れません!!」

 

「いえいえ~ それではまた会いましょう。」

 

女神さまはそう言って優雅に消えていった。

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

そして、転生当日。

 

女神さまからの連絡によると、希望した転生ボーナスはすべて通ったそうだ。非常によかった。

 

これで、私と晶の第二の人生が無事に始まる。

 

「そろそろ転生させます。心の準備はよろしいでしょうか?」

 

「「はい!」」

 

「...ふふっ。いいお返事ですね。」

 

そう答えた女神さまは、どこか優しい表情だった。

 

「「本当にありがとうございました。行ってきます!」」

 

「行ってらっしゃい。ご武運を!」

 

ブォン!!

 

そして、転生の作業が開始された。ものすごいスピードで落ちていくのだが...

 

「おぉぉぁぁぁぁ!?!?」

 

「ぎゃあああああ顔が痛い!!!」

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

オギャァ!オギャァ!!

 

「おめでとうございます!元気な双子ですよ~」

 

遂に、私たちは転生が完了した。これが、私"神崎 伶"と妹"神崎 晶"の人生の起点である。

 

 

ーつづくー

 




神崎 伶

・本作の主人公(♀)
・キャラクターカラーは赤
・転生前、趣味で「初音ミク」と「重音テト」を使った楽曲カバー動画を製作していた(それなりに人気ではあったらしい)
・将来は音響信号処理に関する研究をしたいと思っている
・実は誘導モータ周りが好き
・銃を使った先頭にあこがれをもっている
・転生ボーナスにより、ミクやテトと会話できる

神崎 晶

・本作のもう一人の主人公(♀)
・キャラクターカラーは白
・転生前、伶とはいとこの関係であった
・転生後は伶の双子の妹となる
・転生前は大阪府の出身だった影響で、すこしだけ関西弁が混じったりする(だいぶ抑えてる)
・伶と同じく、銃を使った先頭にあこがれをもっている
・魔法少女が存在するアニメの世界に転生してみたいといった張本人
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