転生姉妹と魔法少女たち   作:MT75B

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前回ひどすぎました。許せ。


#9 作戦会議

杏子との乱闘を終えた後、私は夜までぐっすりだったそうだ。

 

「「家まで担ぐの大変だったのよ(んやで)!!」」

 

と、起きがけに晶とほむらに怒られてしまった。いや、ほんとにごめん。

ちなみに私がぐっすりしている間に杏子が仲間になったそうだ。晶が説得したそうだ。

 

「2人とも負担をかけてごめん。そして...ありがとう。」

「お礼が言えてよろしい...ところで、これはどういうことや?」

 

晶が親指を左に向ける。そこには青緑色の頭髪で、髪型はくるぶしまで届く長さのツインテール、衣装は襟付きノースリーブの上着にネクタイ、ミニスカートにローヒールのサイハイのブーツをあしらった少女がいた。

 

『マスター、やっとあえたぁ!』

「...待って、なんでミクがここにいるの?」

 

いやほんとになんで?テトならまだしもミクを呼んだ覚えはない。とそこへ、晶のスマホからテトが申し訳なさそうな顔をしながら出てきた。

 

『マスター、ごめん。ミクがどうしてもっていうから...』

「テト...はぁ、ミク。あまりテトを困らせないでよ?」

『え~?テトちゃんも私に会いたかったでしょ??』

『いつもPCの中でずっといたでしょ。』

『もぅ、つれないなぁ~』

「...ねぇ、あなたたち本当に初音ミクと重音テト?」

『そうだよ!』

『え~っと、暁美ほむら、だっけ。それがどうかしたのかい?』

「...私が心臓病を患っていたころ、あなたたちが歌っている曲をずっと聴いていたのよ。まさか病室で聴いていた歌声の持ち主と対面できるとは...ね。」

 

そういえば、ほむらは昔は心臓病を患っていたな。普通に動けているからすっかり忘れていた。にしても、ボカロ曲聞くんだなこの人。意外過ぎる。

 

『え~!ほむらちゃん、私たちが歌っている曲を聞いてくれたんだ!』

『うれしいけど、ほむらはマスターが調声してくれているカバー作品はあまり聴いていないかもね...』

『テトちゃん、遠回しに別個体だねって言わないの!別個体でも私たちは私たちなんだから。』

「メタい話はやめてくれ...頭が痛くなる。」

「ところで、ミクはテトみたいに人に対して能力を付与させることってできるん?」

 

言われてみればそうだ。テトが私にやったように、ミクも能力を付与できるのか?

 

『もちろんできるよ!ただ、テトちゃんと同じように、複数人同時に付与させることは難しいかな。』

「1人しか付与できないのね。」

「そういえば、対象者ってみ相性たいなのはあるの?」

『付与する能力によるかな。この前テトちゃんがマスターに付与したのは「超限界バスター」なんだけど、あれはマスターが相性がいい、つまり適正を持ってるよ。』

「へ~。ウチと相性がいいのってあるん?」

『あるけど~...それは全員が集まっているときにお披露目するよ!』

「え~!もったいぶらんでもええやん~...」

『晶、ドンマイ。』

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

数日後、私たちはほむらの家(=ほむホーム)に訪れていた。私と晶、ほむら以外にも、マミ、杏子、さやか、まどかがいる。

 

「さて、今日はぶ...いや、ワルプルギスの夜の討伐作戦のために集まったわけですが。ほむら、ワルプルギスの夜はどのあたりで出没するかわかるかい?」

「そうね...今までの統計から言ってこのあたりにほぼ確実にワルプルギスの夜は上陸するわ。」

 

そういいながらほむらは地図のある地点に指を置く。

 

「ここって、ビルが乱立している場所か。」

「そう。人がたくさんいるから、最悪の場合甚大な人的被害を被るわ。」

「だよなぁ。アタシはどうすればいいんだい?」

「私は使い魔を相手するわね。」

 

そんな感じで作戦会議が進んでいく。ちなみに、まどかとさやかには避難所で待機するように伝えた。

 

「...ひととおりこのくらいかしら。」

『『ちょ~っと待った!!』』

「「「「「うわぁ!!!!」」」」」

 

そのとき、私のスマホから2人のバーチャルシンガーが飛び出した。

 

「...そういえばそうだったね。ミク、テト。」

「あ~!お前、伶と戦った時突然でてきたドリルじゃねーか!」

『ドリル呼ばわりはひどいなぁ、杏子。ボクは重音テト。そこにいる3人とこうして話すのは初めてだね。よろしく!』

『私は初音ミク!マスターのもとで歌ったりしています。よろしくね!』

「えぇ!?あの初音ミクと重音テト?なんでここに??」

「アーソレハダネ...」

 

伶、ミクとテトの事情について説明中。

 

「...というわけですわ。」

「へぇ~。ミクちゃんたちは伶ちゃんと晶ちゃんの転生ボーナスで彼女たちのそばにいれるんだ!」

「そう考えると、神崎姉妹はなんでもありじゃん。やっぱずるくね?」

「えぇ、そうね。というかそもそもバーチャルシンガーが戦える時点でもう訳がわからないわ。」

 

ま~たこれですか...言いなれたけど。ってそうだ。

 

「ミク、晶に相性がいい能力を付与できるって言ってなかったか?」

『そうだった。せっかく全員いることだし、晶に能力を付与しよう!』

「お、ついにお披露目でっか。楽しみやなぁ...」

「前々から気になっていたんだが、付与されるまで分からないシステムってどうにかならないもんなの?」

『...それは作者に言って。私にはどうしようもできない。』

「急にメタいな!」

「ここんところメタい話が多い気がするんだが...」

『晶、心の準備はできた?』

「え?心の準備がいるようなことな『えい!!』あぁぁぁぁぁ!?」

 

その瞬間、晶の全身を白い光が覆った。あまりにも眩しすぎる...!そして、それはすぐに消えていく。

 

「...う~ん、なんか肩回りが重いな~。」

「...っ!」

「...すげぇ...TikT〇kで見たことあるやつだ。」

「晶ちゃん、かっこいいよ!」

「かっこいい~?どゆことや。」

『まぁまぁ、とりあえず鏡を見て見てよ。』

 

晶はミクに促され、鏡の前に立つ。

 

「おぉぉぉぉ!!これ「キングスレイヤー」の姿やんか!!!!」

『そう!晶の場合、「キングスレイヤー」の姿が一番相性がよかったの。そして、アイテムインベントリを見てみて!』

「...え、マジでこれ持つん?」

 

そう言いながら取り出したのは、キングスレイヤーのミクが持っている大きな鎌だった。

 

「い~ぃやこれ重すぎやろ!戦うとき方壊れるて!!」

『その辺は大丈夫!2回目以降持つときは自動的に肉体強化がかかって持ちやすくなるシステムなの。』

「「「『えらく都合がよすぎる!』」」」

 

私、杏子、さやか、テトが同時に突っ込む。晶は「ほんならええか。」とほっと一息ついていた。そのまま鎌をしまう。

 

「そしたらこれで今日は終わりかな。あーしはさっさと帰って「まだ1つあるよ。」...まだあんのかよ。」

 

帰ろうとする杏子を私は引き留めた。杏子の顔には早く帰りたいと書かれている。

 

「最後だから聞いてってや。かなり大事なことだし。」

「大事なことならしゃーないけど...」

「...まどか、さやか。ワルプルギスの夜を倒した後に...」

「「後に?」」

 

「契約して魔法少女になってもらう。」

 

「「「「「はぁ!?」」」」」

「ちょっと伶!あなた何のつもり!?」

 

そう、今から話すのは私の秘策だ。魔法少女たちにはまだ話していないので、この反応は想定済みだ。

 

「何のつもりって...ただゴニョゴニョ...っていう契約をしてもらうだけだよ?」

「「「「「え!?」」」」」

 

また魔法少女たちが同時に驚く。

 

「...その方法があったか!」

「今まで思いつかなかったわ。私としたことが...」

「す...すごい。」

「「...(唖然)」」

 

上から杏子、ほむら、まどかだ。唖然しているのはさやかとマミで、空いた口が塞がらなくなっている。

 

「ちなみに勝ったらヒソヒソ...って願ってもらおうかな~って考えているよ。」

 

「「「「「えぇ!?」」」」」

 

魔法少女たちは三度目のシンクロとともに驚いた。キミたちほんと仲良いね...

 

「それもそれですごいわね...まどかの因果ならできると思うけど。」

「そんなに私の因果すごいの?」

「らしいわね。」

「伶って頭いい~!」

「アタシもそれは思いつかないわ。どんなもん食ったらそんな秘策思いつくんだよ...」

 

上からほむら、まどか、マミ、さやか、杏子だ。ほむらと杏子は若干引いているようだが...

 

「この秘策を聞いた時、ウチらもびっくりしたなぁ。」

『『うんうん。』』

「まぁとにかく、これならインキュベーターたちに返り討ちできるだろう?」

「えぇ...」

「「「「「『『......』』」」」」」

「ん、どしたの?私の顔になんか付いてる?」

 

このとき伶以外の人はこう思った。

 

(((((((ものすご~く悪い顔してるなぁ...)))))))

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

作戦会議も終わったことで、ほむら以外の魔法少女たちは帰宅した。ほむホームに残っているのは私と晶、ほむら、ミクにテトだ。

 

「...いつまでいるつもりなの?」

「(みんなは見えないところまで行ったか...)ねぇ、ほむら。」

「なに?」

「よかったら、そのぉ...同居してみない?」

「!?いや...いきなりすぎるわよ!」

 

ほむらは顔を赤くしながら戸惑う。

 

「お~2人の熱愛がいつでも見られるんd」ゴッッッッ!「いでぇ!なにするんやほむら!!」

「...自業自得だねぇ。それで、どうするの?」

「どうするのって言われても...あなたたちの親御さんに迷惑しないかしら?」

「あ~両親は諸事情で東京に残ってるから、今見滝原の家にいるのはウチら2人とそこのネギドリルコンビだけやで。」

『『そんなまとめ方ある!?』』

「それに、ほむらも両親とは暮らしていないんだろう?だったら、晴れて愛人になったわけですし...ねぇ?」

「ねぇって何よ!」

「あれあれ~?告白してきたのはそっちからだよねぇ??」

「~ッ!!!!!!」

 

ほむらの顔は今までで一番真っ赤になった。あぁ"~いいっすねぇ。最高にかわいい。

 

「...わかったわよ。」

「よし決まり!今日から改めてよろしくね、ほむら。」

「...よろしく。」ボソッ

『...マスター、鼻血出てるよ。』

「えっテト。冗談でsy...うおっ!?」

「なにしてんねん!も~ホンマに手のかかる姉やわ。」

 

はいはい。手のかかる姉でさーせん。私は鼻に鼻ぽんを詰め、家に新しい家族を迎え入れたのだった。




9話終わりました。

「あれ、もしかしてワルプルギスの夜との決戦ってすごく近い?」

そうだね。なんなら数日後だお。

「まじかよぉぉぉ...」
「今嘆いても仕方ないわ。一緒に頑張りましょう?」

あらほむらさん。初めまして。

「えぇ。」

ところで、なんで伶と同居することをためらってたの?

「...っ!それは...」
「あ~なんか同居するとドキドキして気が狂いs」バコン!「いったぁ!何するんだい!」
「それはこっちのセリフよ!誰にも言わないって約束で言ったのに!!」

ギャーギャー!!!!!!!!!!!!

...次回も何卒。
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