転生姉妹と魔法少女たち   作:MT75B

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いよいよワルプルギスの夜(舞台装置の魔女)と戦います。
そして、次のクロスオーバー先も大方決まりました。あとがきに書いてあるので、ぜひ最後まで読んでください。


#10 最終決戦【前編】

ほむホームでの会議から数日後、ワルプルギスの夜が進軍するであろう日になった。

 

「よぉぉぉし今日は舞台装置の魔女をぶっ殺す!!!!」

「舞台装置の魔女ってなに?」

「あ、ワルプルギスの夜のことね。あれ正式には舞台装置の魔女って言うんだよ。」

「「「「「「へぇ~!」」」」」」

「にしても伶ちゃん、ちょっと張り切ってる?」

「まどか、テンション上げないとメンタル持たないんよ...」

「そっか、何せ最凶の魔女だもんね...」

 

アハハ...と私とまどかは苦笑いする。

 

「キャハハハハハハハハ!アーハハハハハハハハ!」

 

来たか!この笑い声はワルプルギスの夜が襲撃する合図だ。

 

「みんな、準備はよろしくて?」

 

出陣するメンバーに確認をとる。

 

「大丈夫。マスケットも問題なく出せる。」

「アタシも大丈夫だよ。」

「弾薬ももてる限りもってきたわ。」

「フルパワーで殺る準備万端やで!」

『『私(ボク)もOKだよ!!』』

 

上からマミ、杏子、ほむら、晶、ミクとテトだ。

 

「全員大丈夫みたいだね。」

「「...みんな。」」

 

まどかとさやかが不安げな顔で寄ってくる。

 

「鹿目さんに、美樹さん。大丈夫、私たちを信じて!」

「「マミさん...!!」」

「警報も出てるみたいだ。早いとこ非難しな。」

「...うん、頑張ってね!」

「勝ちなよ!みんな!」

「「「「「「『『もちろん!』』」」」」」」

 

そうして、私たちはワルプルギスの夜との決戦に挑み始めた。

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

「弱点見つけたわ。」

「「「「「『『え。』』」」」」」

 

晶がワルプルギスの夜の弱点を見つけたそうだ。早すぎない?

 

「ウソでしょ。まだ交戦すら始まってないわよ。」

「というか弱点あったのね...」

「ウチの解析スキル舐めないでもろて。」

 

弱点もわかるって相当便利すぎやせんか...

 

「んで、肝心の弱点なんだけど。どうも歯車に×点(ばってん)印があるみたい。そこを強打すると大ダメージを与えられるんじゃないかな。」

「歯車のあたりって言うけど、それらしきものが見えないよ。」

「すまへん。図体でかすぎて正確な位置まではわからんかった。」

「いや、助かるよ。やみくもに殴るよりかは圧倒的にいい。」

「それもそうやね...そろそろ始めますか。」

 

そういった晶はミクの能力を受け取る。私も同時にテトの能力を付与してもらった。これで行動範囲がぐんと広がる。他の魔法少女たちも変身した。

 

「...これより、ワルプルギスの夜...いや、舞台装置の魔女の討伐を開始する。全員、己の命を守ることを第一に!」

「「「「「『『えぇ(おう)!!!!!!』』」」」」」

 

私の号令を合図に、戦いの火ぶたが下りた。

 

「キャハハハハハハハハ!アーハハハハハハハハ!」

 

ワルプルギスの夜が甲高い笑い声を挙げながら大量の使い魔を放つ。その数は私と晶だった場合、一気に始末できないほどだが、今はそれが可能である。

 

(ほむら!)

(えぇ!)

 

ほむらは私の目を見て瞬時に時間停止を発動する。杏子とあった日からワルプルギス戦までにも魔女退治をしていたのだが、その過程でほむらとはアイコンタクトだけで意思疎通できるようになった。これも成長の証だろう。

 

「でも、使い魔の群れまで遠いわね。どうするの?」

「マミさん、いい質問ですねぇ。答えはこうです...っよいしょ。」

 

マミの質問に答えながら、私は杏子をお姫様だっこする。

 

「うん!?伶、なんのつもr「行ってきまーす。」」

「ちょ、伶さん!?」

 

戸惑うマミを尻目に、私は《テレポート》で出せる最速スピードで使い魔の群れに猛接近した。

 

「...なぁ伶。あいつらそこそこ高いところにいるよ。さすがに地上からは一掃できなくない?」

「?誰も地上から攻撃するとは言ってないけど。」

「は?じゃあどうするんだよ。」

「杏子、《ロッソ・ファンタズマ》をいつでも発動できるように準備して。あと、しっかり私につかまってね。」

「おう...え、しっかりつかまれってどういう意味だ?」

 

杏子がそう聞いた瞬間、私は地面から離れた

 

「おぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!?!?」

「お、空飛ぶの初めてなんだ。私もだけど。」

「当たり前だろ...ってかアンタも初めてなのかよ!」

 

そう。私は翼を使って一気に高度を上げた。ちなみにこの翼はテトのものだ。

 

「いや~知り合いにキメラいて助かった助かった。」

「...アンタ、すごいを通り越して呆れたよ。」

「そりゃど~も。さ、ドンと暴れてきな。」

「あいよ。《ロッソ・ファンタズマ》!!」

 

使い魔の群れにつくなり、杏子は分身魔法を唱える。分身たちは槍を多節棍にし、一瞬のうちに殺到した使い魔に猛攻撃を喰らわせる。時間停止が解除されると、使い魔たちは一気に消滅した。仕留めそこなった使い魔には私がP90を使って弾幕を浴びせて始末する。

 

「ふぃ~。思った以上にうまくいったね。ナイス杏子!」

「ありがとう...ところで、そろそろ下ろしてくれないかい?」

「もしかして高所恐怖症だった?」

「いや、そうじゃなくて...」

 

杏子は恐る恐る下を見た。まさか使い魔が地上にいるのか!?と思ったのだが、

 

「.......(# ゚Д゚)」

「あ...」

 

そこには未だかつてないほどの怒りの表情をしているほむらがいた。いや怖。杏子がビビるのも納得だと思いながら地上に下りる。

 

「...佐倉杏子。これはどういうことかしら?」

「ちがう!私はただ巻き込まれただけだ!!」

「にしては楽しんでいたじゃない。」

「は!?ちょっと良い女に抱きかかえられながら空を飛べてよかっt...あ。」

 

まずい。杏子がほむらの地雷を踏んでしまった。ほむらの頬が少しずつ膨れていく。巻き込まれないように退散しよ...

 

「伶、なに逃げようとしてるの?」

「え、私は関係ないっすよ...」

「「原因はあなたよ(アンタだよ)!!」」

「はぁ?って後ろから使い魔の群れ来てる!」

「「!?」」

 

痴話喧嘩(?)している間に使い魔たちが襲い掛かってきた。しかし、

 

「《パロットラ・マギカ・エドゥ・インフィニータ》!」

 

と声がした方向から無数の弾丸が来た。それに混じってスナイパーライフル特有の射撃音がなる。マミと晶だ。

 

「そこ!痴話喧嘩してるヒマあるならさっさと動きぃや!!」

「まったくよ!それで死んだらどうするの!!」

「「「ごめんなさい。」」」

 

晶とマミによる援護のおかげで使い魔たちに攻撃されることはなかった。

 

「...気を取り直して、マミはそのまま、杏子も援護をお願い!晶は前線に出てきてほしい!!」

「「「了解!!!」」」

 

晶はそのままM82から例の特大鎌に持ち替えた。相変わらず物騒な色合いと大きさをしている。

 

「伶、ほむら!弱点について追加でわかったことがある!!」

「「ほんと!?」」

「あぁ。ヤツの弱点なんやけど、それはスカートの中にある。そして、印は真上からじゃないと見えない仕組みや!」

「ということは、上を取った後一気に強打すれば倒せる!」

「でかした妹よ。ならば、やることはただ1つ。さっさと倒そう!」

『ちょっと待って!晶、ほむら。背中を貸してくれる?』

 

そう言いながらテトは2人の背中に何やら念力をかけている。すると、それぞれから翼が生えた。

 

「え!?」

「これって...テト、能力の付与ができるのは1人までちゃうの?」

『確かにすべてを与えることはできない。でも、翼は3人までなら同時に生やせるよ。まぁボクはその分かなり疲れるけどね...』

 

実際にテトの顔はかなりぐったりしているように見える。かなり無茶してないか?

 

「それってかなり負担がかかるってことよね?」

『うん。でも、ボクとミクは自分自身で戦うことができない。それでも、キミたちの役に立ちたいんだ。』

「だからってこんな無茶は『お願い!』...あなたのマスターに似たわね。」ハァ...

 

ここで、私はあることに気づく。

 

「...条件がそろった。ワルプルギスの夜を最速で倒せるかもしれない。」

「「「!?」」」

「なるほど、そういうことかぁ。よしほむら、これを貸すよ。」

 

晶は私の作戦をすぐに見抜くや否や、ほむらにある武器を投げた。

 

「...これって、光剣?」

「そう。ほむらはいま近代武器しか持ってないでしょ?ワルプルギスの夜の弱点に永続的にダメージを与えられるのは剣か鎌しかないと思ってね。」

「あなたのことだけど、だいぶ無茶な作戦をたてるわね...」

「ほんとだよ。うちらの身のことも考えてほしいわ。」

「あはは...でも、反対はしないんだね。」

「あたりまえやろぉ。なぁ、ほむら?」

「えぇ。あなたが考えた作戦が一番効果的かつ最速で倒せるのでしょう?私はそれを信じている。」

「...!!」

 

杏子にも言われたけど、私って本当に良い仲間に恵まれたんだなぁ。今こうしてほぼ無傷で戦えているのも、ここにいる全員のおかげなのだから。

 

「お三方!いつまでもそこでぼ~っと突っ立ってないでくれるかい?さすがに2人で食い止めるのは限界だよ!」

「あぁごめん!よし、行こう。」

 

晶とほむらがうなずく。そして、最後の作戦がいま実行を開始した。




はい、最終決戦です。ここへきてボカロ(広義)たちが最大限サポートしてくれました。いかがでしょうか。

「いやもうほんとにびっくりしたよ。ただ、早めに倒さないと彼女たちの負担がとんでもないことになるからね。2人のためにも頑張らないと。」

あれ、テトだけじゃなくてミクも?

「どうやらミクは晶に全振りしてるから、彼女もだいぶぐったりしてるそうで。」

あちゃ~。大丈夫っすか。

「さぁ...ところで、まどマギ編はもうそろそろ終わるよね。この後ど~すんの?」

一応再転生させるつもりでいる。転生先は「暗殺教室」か「シンカリオン」のどっちかかな。

「流石に天寿は全うさせてくれるよね?」

もちろんだよ。まぁ、この戦いに勝てればの話だけどね。せいぜい頑張ってくれたまえ。

「んな無責任な...はぁ。」

次回も何卒。
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