転生姉妹と魔法少女たち   作:MT75B

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まどマギ編もついに1/3を突破しました。今回は原作時系列のストーリーを一部改変(ようは省略)してます。

今更ですが、まどマギ編は前夜章みたいな立ち位置です。メインストーリーはまどマギとは別の作品です。お楽しみに!


#5 再会

「おはよう。さやか、仁美。」

 

「おっはよう!神崎姉妹!!」

 

「おはようございます。」

 

GW明け最初の授業日、私、伶と晶は公園でさやかたちと待ち合わせをしていた。

 

「さやか、その呼び方はやめてほしいって何べん言ったらわかるん?」

 

「名前呼ぶのめんどくさい!」

 

「はぁ...ところでまどかは?」

 

「まだみたいだね。」

 

「ですわね...」

 

まどかが一番遅いとはめずらしい。何かあったのだろうか。

 

「おや...まどかさんでは?」

 

「おはよ~!みんな、遅れてごめん~」

 

「おはよう、まどか。もしかしてリボン変えた?」

 

「うん!だけど、ちょっと派手かな?」

 

「そんなことないよ。十分似合ってるさ。」

 

「ほんと?ありがとう伶ちゃん!」

 

あぁ、平和すぎる。昨日のドタバタがウソのようだ...

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

「今日は皆さんに大事なお話があります!心して聞くように。目玉焼きとは固焼きですか?半熟ですか?はい、中沢君!」

 

担任の和子先生よ。急に何の話だ。

 

「うぇえぇっと!ド...どっちでもいいんじゃないかと。」

 

「そのとおり!どっちでもよろしい!たかが卵の焼き加減で女の魅力が変わるなんて、大間違いです!」

 

ボギッ!

 

すげぇ。原作通り指揮棒へし折ったようちの担任。そして中沢くんが不憫すぎる。

 

後ろで「駄目だったか...」「駄目だったんだね...」と聞こえる。え、この人どんだけフラれてるんだ...?

 

「はい。あとそれから今日は皆さんに転校生を紹介します。」

 

後ろで「そっちが後かよ...」と聞こえる。さやか。言いたいことはわかるが物事の優先順位は人によって違うんだ。

 

「じゃあ、暁美さ~んいらっしゃーい。」

 

「ウワァスッゲェビジン」「カワイイ」という声がクラス中に出ている。こうしてみるとほんとにいいお顔だと思う。

 

「暁美ほむらです。よろしくお願いします。」ペコリ

 

その後ほむらは私に数秒視線を向けてから原作通りまどかに視線を集中する...のだが、私を見ていた時顔赤くしてなかったかこの美人。

 

そしてホームルームは終了した――と同時にほむらは囲まれる。

 

「やっぱ転校生ってみんなの興味をひくんやね。」

 

「えぇ。それにしても不思議な雰囲気の人ですよね。暁美さん。」

 

「ねえまどか、神崎姉妹。あの子知り合い?なんかさっき思いきりガン飛ばされてなかった?それに伶に対しては顔を赤くしていたような...」

 

「いやぁ...えっとぉ...」

 

「...」

 

上からまどか、伶だ。顔を赤くしたいのはこっちだよ。全部そこでニタニタしている我が妹のせいなんだが。

 

「晶、さっきからニヤニヤしてるけど、伶とほむらになんかあった?」

 

「いやいや、気にしすぎだよ。それにもうすぐ1限目がはじまるべ。」

 

「うわ、本当だ!」

 

「急いで準備しないと~!」

 

妹よ...あんた最高だよ。

 

「他の人に秘密がバレるのはウチも嫌やし、さすがに漏らしたりはしないよ。」

 

「神かお前。見直したぞ我が妹よ。」

 

そう言っていると、まどかとほむらがぶつかった音がした。

 

「ふぇ?あ、ごめんなさい!」

 

「こちらこそ、ごめんなさい...なんだか緊張しすぎたみたい。ちょっと...気分が。保健室に行かせてもらえるかしら?鹿目まどかさん...あなたがこのクラスの保険係よね?」

 

「ふぇ!?あの...その...」

 

「つれてってもらえる?保健室に。」

 

私は最近使えるようになったテレパシーでほむらに話しかける。

 

『なんか強引じゃない?』

 

『癖なのよ。毎ループの。』

 

『タイムリーパーも大変だね...』

 

そうして、ほむらとまどかは保健室へ向かっていった。

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

授業中、私と晶とほむらで打ち合わせをしていた。

 

『ほむら、昨日聞きそびれたけれど、美樹さやかはやっぱり魔法少女にさせないほうがいいのかね。』

 

『えぇ。彼女は魔法少女に向いていないし、ほとんどの確率で魔女化するわ。契約は絶対に阻止するべきね。』

 

『まぁせやろなぁ...伶、作戦ある?』

 

『う~ん...一応プランは立てているけど、マミの豆腐メンタルが持ってくれるかが心配だなぁ。』

 

『伶。もしかして、魔女化の事をいうつもり?』

 

『ほむら、その通りだ。多分これじゃないとさやかの契約阻止につながらないと思う。』

 

『本当に大丈夫かしら...主にマミ。』

 

『まぁ暴走したらこっちで何とかするよ。グリーフシード1000個あるわけだし。』

 

『それもそうね。』

 

『それとほむら、Qべぇを時間停止で拘束させることってできたりする?』

 

『できるわよ。』

 

『なら、時間拘束してほしい。邪魔されたくない。』

 

『わかったわ。任せて!』

 

『よろしゅう頼むで~』

 

よし、とりあえず方針は固まった。あとは実行するのみ!

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

教室で打ち合わせをした日から1週間が経った。今日は例の作戦を実行する日だ。

 

ほむら曰く、マミは今日の放課後にお菓子の魔女を退治するそうだ。原作だとマミの顔を食った魔女だったはず。

 

「ほむら、場所は病院だっけ。」

 

「えぇ。」

 

「病院って...ここかよ。」

 

そう。ほむらに"挨拶"をした病院だ。今思えばちょっかいの限度を超えていたな...

 

結界にマミとまどか、さやかが入ったことを確認した後、私たちも侵入した。

 

「ホントにお菓子でいっぱいやな。」

 

「あぁ。食べれるのかな?」

 

「伶、いくらお腹空いているとはいえそれは無理よ。諦めなさい。」

 

ほむらから辛辣なコメントをいただきました。悲しい。

 

「お2人さん、マミとお菓子の魔女が戦闘を始めたで!」

 

「!急がないと!!」

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

よし、結界の最深部についた。そこではマミがぬいぐるみらしきモノに攻撃をしていた。

 

「ティロ・フィナーレ!」

 

まずい!このままでは喰われてしまう!!マミの攻撃を受けたぬいぐるみは縦半分になり、そして口から通称[恵方巻き]と呼ばれる本体がでろーんとでてくる。

 

「え。」

 

マミは体を硬直していた。普通ならマミはここで最期を迎えていただろう。

 

タララララララララララララララララララララララララララン!

 

私は《テレポート》でマミの前に出て、即座にP90の弾丸を口の中に浴びせた。

 

ア”ァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

よし、少しだが時間稼ぎできた。間髪入れずに私はマミを突き飛ばす。

 

「晶、ほむら!頼むぞ!!」

 

「「おう!(えぇ!)」」

 

晶はM82を、ほむらは盾を取り出した。

 

カチッ!とほむらの盾が鳴り、時間が停止する。

 

「ちょっと痛いけど、堪忍してな。魔女さん。」

 

ダァン!!

 

晶がM82のトリガを引いた。その瞬間、ほむらが時間停止を解除する。マミは私が安全なところに移動させておいた。

 

ゲア”ァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

晶が放った1発は魔女の口内にクリティカルヒットした。魔女はそのまま消滅し、結界は徐々に解けていった。

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

「ご無沙汰してます。マミさん。」

 

「...」

 

「あの...マミさん?」

 

「また、助けられちゃいましたね。」

 

「気にしないで。」

 

「巴マミ、あなたは無茶しすぎよ。」

 

「なぜ私の名前を?」

 

『ほむら、いきなり名前呼ぶと怪しまれる。』

 

『あ...』

 

ほむらは素で言ってしまったようだ。ちょいちょい抜けてるとこあるよねこの人。

 

「マミさん、大丈夫ですか?それと知らないうちに人増えてませんか?それもどこかで見たような...」

 

「あ~、神崎姉妹と転校生!なんでこんなところにいる!?」

 

「え、あ!ほんとだ!!なんで伶ちゃんと晶ちゃん、ほむらちゃんがいるの?」

 

「「「...」」」

 

やべぇ、この子たちがいるのを忘れてた...

 

「そ、そういえばマミさん。マミさんの家でお茶会を定期的にやっているってまどかから聞いたんやけど!」

 

「!そうそう。気になってるんだよネ。」

 

晶、ナイス。一時的ではあるがごまかせた。

 

「マミさんが煎れるお茶と手作りケーキが美味しいって聞いたんだ。私たちも食べてみたいな~」

 

これは本心だ。まどかたちがとびきりの笑顔で毎日言ってくるもんだからね。

 

「...今日、皆さんご予定は?」

 

「ないよ。さやかちゃんは?」

 

「私もないよ。」

 

「ウチらもないよな?伶。」

 

「あぁ。ほむらも大丈夫か?」

 

「えぇ。」

 

「きまりだね、マミさん。」

 

「今日は一段とにぎやかになりそうね。」

 

そういったマミは微笑んでいた。しかし、その笑顔は作り物のように見えた。




くっそ疲れた...

「おつかれさん。」

伶、そっちこそ魔女退治お疲れ。今日のMVPダ。

「ありがとう。これで巴マミが死亡するのを回避できた。んじゃ、お茶会行ってくる。」

おう、行ってら。

次回も何卒。
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