転生姉妹と魔法少女たち   作:MT75B

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なんだかんだ6話ですね。


#6 魔法少女と魔女

「さぁはいって、しっかりしたもてなしもできないけど。」

「おっじゃっましまーす。」

「おじゃまします。」

「お邪魔するわ。」

「「失礼します。」」

 

上からマミ、さやか、まどか、ほむら、そして私(伶)と晶だ。唐突に始まったお茶会イベント。だけど、これはある意味好機である。

 

『やべー緊張してきた。』

『あなたの作戦でしょう?言い出しっぺが緊張してどうすんのよ。』

『せやで伶。言ったことには責任が伴うときもあるよ。』

 

そう。今日ここで私たちの正体と魔法少女について話す。マミが暴走しないか心配だ。

 

 

「マミさん、今日もケーキめちゃうまっすよ!」

「おいしいです。」

「う...美味すぎる...」

「...美味しいわ。」

「マミさん将来ケーキ屋さんになったら?」

「そ...そこまでのレベルにはいってないわよ...」

 

マミさん、照れてるとこ悪いんすけどこの後空気が地獄になります。今のうちに和んだ空気を味わってくれい...

 

「...ところでまどかとさやか。なぜあの結界の中にいたの?」

 

私はまどかとさやかに質問をする。

 

「なんでって、マミさんの魔女退治の見学だよ。」

「そうそう。一時期はどうなるかと思ったよ...」

 

魔女退治の見学?この子たち正気か??

 

「鹿目まどか、美樹さやか。一応言っておくけど、魔法少女と言っても危険なことよ。命を落とすかもしれない。」

「ほむらの言う通りだよ。ましてや一般人が入るような界隈じゃない。マミさんは分かってるでしょう?」

「えぇ...そうね。今回みたいにあなたたち3人が加勢してくれなければ私は死んでいたわ。」

「せやから、キミたちに素質があるといっても、絶対に魔法少女にはなってほしくない。」

「は!?なんでだよ!」

 

晶がそういった瞬間、さやかが身を乗り出した。

 

「そうだよ晶ちゃん!私たちも魔法少女になればマミさんや他の魔法少女をサポートできるんだよ?」

 

まどかも言う。

 

「今日の戦いを見てまだ言うの?さっき伶が言った通り、私たちがいなかったら巴マミは死んでいた。同じことがあなたたちにも降りかかる危険性があるのよ。」

 

ほむらが忠告するのだが...

 

「ねぇ、ほむらちゃんたちはなんでそんなこと言うの?マミさんは1人で孤独な自分と戦っていたんだよ?」

「そうだぞ!マミさんをいじめて何が楽しいんd「鹿目さん、美樹さん。ありがとう。」...マミさん...」

「...暁美さんでしたっけ?これ以上私の後輩に関わらないでもらえます?」

 

その時、私の中で何かがキレた感覚がした。

 

「お前らは何もわかっちゃいない!」

 

「「「「!?」」」」

 

気が付いたら私は今までに出したことのない声量でそういった。パトロール隊(マミ、まどか、さやか)だけでなく、ほむらも驚いていた。

 

「ねぇ、ソウルジェムって魔女と戦ったり精神が不安定になると濁ることは知っているよね。マミさん。」

「え...えぇ。でもそれが?」

「じゃあ、ソウルジェムが黒く濁り切ったらどうなると思う?」

「ええーと...魔法が使えなくなるだけじゃないの?」

 

まどかが聞く。残念だけど不正解だ。

 

『晶、すぐに出せるようにグリーフシード準備して。』

『わかった。』

 

万が一の時のために晶にグリーフシードの用意を頼み、私は彼女たちにとって最悪の事実を言った。

 

「ソウルジェムが真っ黒になると、そのソウルジェムを保有してる魔法少女が魔女化する...残念だけど、これが答えなんだ。」

「「「...え?」」」

「ところで、キミたちはソウルジェムの意味を考えたことあるん?」

「えーっと...ソウルは魂、ジェムは宝石だから、"魂の宿った宝石"ってこと?」

「せやで。まどかが今言った通り、ソウルジェムには魔法少女の魂が閉じ込められているや。そして、ソウルジェムから100メートル離れると体は機能しなくなる。ソウルジェムが砕けたときは...即死する。あってるやろ、インキュベーター?」

「...キミはいつから僕がいるとわかっていたんだい?」

「ケーキ食べてるときから気配を感じてた。」

「それより神崎晶、お見事だよ。キミの考察はすべて的を得ている。」

(当たり前だ。アニメ見てたし。)

「えっ!?Qべぇ!なんで教えてくれなかったの!」

「聞かれなかったからね。聞かれなきゃ言わないに決まってるじゃないか。」

「そいつはそういうやつよ。ねぇインキュベーター。」

「暁美ほむら!君は一体どこまで...」

「いやいや、私たちは事実を言ってるだけさね。どこかの詐欺師さんとは違ってね。」

「神崎伶、キミもかい?まったく詐欺とはひどいなぁ。僕たちは願いをかなえてあげてるだけでも良心的だと思うんだけどなぁ。」

 

それを世間一般では詐欺って言うんすよ。

 

「...そんな...私たちをだましていたの?Qべぇ。」

「だますって行為自体僕には理解できないなぁ。」

「マミさん...そいつは感情がないんだ。何を言っても響かないよ。」

「...うっ...うっ...それじゃあ私は今まで何を...」

 

!マミのソウルジェムが...

カチン!しゅぅぅぅぅぅうん...

晶がすぐにグリーフシードをマミのソウルジェムにかざす。

 

「...ここで魔女化されると困るねん。ほら、インキュベーター。餌だぞぉ~」

「グリーフシードは餌じゃないんだけどなぁ...」

 

そう言いながらQべぇは背中でグリーフシードを喰らう。

 

「晶さん、ありがとう...」

「マミさん、あなたは魔法少女の1人として、仲間として見ている。だからまだ、魔女になられちゃ困るんよ。」

「...そうね巴さん。まだだめよ。」

「転校生に神崎姉妹!あんたらは何ですべてを知っているような口ぶりなのよ!」

「あれ、さやかたちに理由言ってなかったっけ?」

「理由も何も聞いてないよ、伶ちゃん。」

「...ごめん、大事なこと言ってなかった()」

「伶ちゃん...」

 

まどか、そんな呆れた顔しないでくれ。さやかもだ。なんかツライ...

 

「...今からあなたたち話すことは、普通じゃありえないことだ。最後まで聞いてほしい。」

 

そうして、私と晶は転生について全て語った。

 

「......ってことです。」

「...そんな。アニメ...ですって?私たちの歩んできたこの世界が。」

「...うん。納得しづらいし混乱するだろうけどね。」

「君たちは転生者だったのか。それなら晶の考察が当たったことに説明がつく。」

「あんたには言いたくなかったけどね...」

「んじゃ、つぎはほむら自身について解説して、どうぞ。」

「えぇ。まず、私の願いからについて話すわ。」

 

ほむらは何故魔法少女になったのか、すべてを話した。

 

「そんな...ほむらちゃん...私のために......」

「鹿目さんは神となり、暁美さん以外は認識できなくなったのね...」

「あたしは魔女化する確率が高かったのか...」

「...インキュベーター、いつまでそこにいるつもり?もう説明することはないわ。そろそろここから失せてくれるかしら。」

「ウチからも。しばらくは接触してこないで。」

「...わかったよ。」

 

そう言ってQべぇは去っていった。

 

「さて、ここからはQべぇがいると話せないことだ。」

「それってどういう?」

「さっきほむらが話したことに補足するけど、さやかが魔女化するのは100%で、時間軸によってはまどかが地球を滅ぼした最強の魔女になったゾ。」

「「え!?」」

「あとマミさんはお菓子の魔女にぱくんちょされた様子が私たちの前世の世界で話題になってて、"マミる・マミられる"っていう単語が出来てた。」

「...(唖然)」

「...ま、まぁ今回はウチらが介入しているわけやし、その未来を断てる可能性は高い。」

「私たちも協力する。だから、まどかとさやかは絶対に魔法少女にならないでほしい。そして、マミさんはこの2人を守ってほしいの。ワガママなのはわかっているけど、この通りです。」

「私からもお願いするわ。」

 

そういいながら、私と晶、ほむらは頭を下げた。

 

「...私も協力するわ。」

「いいのかい、マミさん?」

「えぇ、もちろん。あなたたちの目を見て、本気だと伝わったわ。」

「ありがとう。そして、1年前は連絡先交換を断ってごめん。交換してくれるかい?」

 

マミは首を縦に振った。そして、私たちは全員で連絡先を交換した。これで迅速に連携ができる。

 

「「「改めて、みんなよろしく(ね)。」」」

「「「うん(えぇ)!」」」

 

☆☆☆ーーー☆☆☆

 

「...なんだよ、いきなり。」

「なんだよって失礼だなぁ。」

「アタシは今いそがしーの!」

「佐倉杏子、キミにちょっとしたお知らせを伝えに来たのさ。」

「お知らせだぁ?」

 

そういいながら、アタシ、杏子は麩菓子を頬張る。この白いやつからのお知らせっていってもロクなことないだろ。

 

「単刀直入にいうとね、イレギュラーが3人でたんだよ。」

「ほぉ~イレギュラーが3人か...って3人もかよ!?」

「そう、3人。」

 

はぁ...と深いため息を思わず吐いた。

 

「...それで、その3人はどんなやつだ?」

「お、興味があるのかい?」

「当たり前だ。魔法少女のことだし、邪魔が増えると困るんだよね~」

「...聞いて驚かないでね。」

「...」

「まず、1人は時空を超えてやってきた魔法少女だ。」

「ほう。」

「そしてもう2人は...」

「...」

「...」

「...なんだよ。もったいぶらないで早く言えよ。」

魔法少女でない。」

「...ん?どういうことだい??」

「その2人は魔法少女ではないのにもかかわらず、魔女の結界に入ったり魔女を倒すことができる。ってこと。キミが魔女退治の報酬と言っているグリーフシードの入手機会が減ってしまうよ?」

「...チッ」

 

魔法少女ではないのに魔女を倒せる。アタシからしたら非常に厄介だ。

 

「めずらしく有益な情報だったな。感謝するよ。」

「僕の情報はいつでも有益だと思うんだけどな~」

「うっさい!じゃあな。」

 

そう言ってアタシはタワーの頂上から去る。さて、ど~っすっかな~...




はい。諸々の事情で原作とは話の展開順が異なってます。許して。

「まぁしょうがないね。」

ちなみに原作ではさやかの初陣となるハコの魔女戦など、諸々のシーンは端折るつもりです。そんなに書けないのよ...

「草。頑張ってよ()」

むりぽ...次回も何卒。
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