裏切り・絶望がテーマの同人ゲー世界で、全てぶっ壊す   作:棘棘生命

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根回しは徹底する

 テンセンの態度が格段に軟化してからの数日間。調子が戻ってきて、自信家としての側面を俺に再び見せるようになった彼女は、監視の役割だけでなく「月」の魔力の鍛錬も同時並行で行っていた。

 

 ルリベナに師事する者は、まず二つの月由来の術を基礎として習得する。次に見込みがあれば、霊月の技も教えられる傾向にある。二つの月の魔法だけでは、書物が失われ過ぎていて体系として機能していないためである。

 無論テンセンは霊月を習得している。彼女が得意とする炎属性の魔法は、俺の友人であるラディアのような猛火ではなく、焚火のごとき静だ。人によって繋がりを持たせられる魔法は違い、テンセンの場合は月に強く結びつく性質であったということだ。

 

 だが、第二学舎は月の魔法に特化した場所ではない。他の学舎と同じく「此地の憤怒」を基礎とする属性魔法や、「学院」独自で発展した魔法が中心に講義されている。

 後者については騎士団における魔法の長所だけを抽出したような術もあるが、基本戦場に赴けば守りの薄さから生還しないため、真に活かせてはいなかったりする。

 ゲーム中盤の総力戦では、術師たちの脆さが不利を演出していた。術師たちを上位種が残虐非道に蹂躙する様が、プレイヤーの怒りの涙を湧き上がらせるほど丁寧に描かれていたのを覚えている。

 

 他に有用な魔法がありながら、教導役や才ある生徒たちが、月を自ら進んで学びたがるのは何故か。それは、ルリベナが第二学舎の総長を務めているためである。

 ルリベナは、貴族並びに学院きっての天才だ。術師ならば、生ける伝説の影を追いたいと思うものなのである。

 

 

 朝陽を拝んだテンセンが、ぼうっとした瞳で地平線を眺めた。若いからこそ寝不足でも体力が続くのだろうが、数日間まともに眠れていなければこうもなる。彼女は講義の時間になる前の二、三時間しか仮眠を取れていないのだ。

 俺は鍛錬中、テンセンに何回か教導役の仕事を休むことを提案したが、彼女は俺を小ばかにした調子で返した。彼女が受け持っている講義は多く、どんな状況にあっても鍛錬をしないことは術師として恥だと。

 

 テンセンの誇りには感服するばかりだった。あの才能を鼻にかけていた少女はもういない。生徒思いな教師としてテンセンは成長したのだ。

 つまり俺に対する態度は、単に嫌われているだけであると分かった。生徒に対して辛辣な態度を取らず親身ならば、テンセンの性根も改善されたということだ。

 

 

「もう朝ですか。…それじゃエドワルドさん、狩った異相付きを担いで戻ってくださーい。」

「ああ。今回も同行に感謝する、テンセン殿。同行人がいるだけで大分気分が楽になる。」

「はあ…同行人じゃなくて監視役ですけど。…後どうでもいいですけど、エドワルドさんの感謝って安いですねー。」

「言えるときに伝えておいたほうが良いというのが、俺の考えだ。旅をしている身では、次会えるかも分からないからな。」

「……ふん。そんな事、あなたにあるわけないでしょうが…。」

 

 

 テンセンは鼻を鳴らしてそっぽを向いた後、学舎へと戻っていく。追加で罵倒が飛んでこないところからして、やはり軟化してくれている。俺は探索してきた場所を戻って獣の骸を担いでは正門前に運ぶのを繰り返した。

 今夜からの数日間は、テンセンではなくヴィクターが監視役として同行する。俺はこれから対処せねばならない裂け目の位置を考え、これまでのペースに戻すことにした。

 高位の身体強化魔法を扱えるヴィクターならば、ついてきてくれるだろう。

 

 俺は鍛錬を終えた後、リフォニア国の東端、第二学舎に最も近い町へ向かうことにした。アイナたちの部隊は、まだリフォニアに滞在してくれている。俺が頼んだとおりに。

 

 

 ルリベナに指示された狩りを行っている最中に考えた、作中ヴィクターが死した理由について。俺が立てた推測はおそらく当たっている。考えだけでなく、森の中で物も見つけたため、信憑性を増した。

 その推測とは、ヴィクターの死は、学院が人類を裏切った根幹に関わっているというもの。

 そして、メタ的に言えばキャラクター性が濃いテンセンが、「バックスタブレイブ」内で焦点を当てられなかったわけも、「学院」で起こる事件に紐づいていると俺は考えている。

 

 この世界で人間が亡霊になるのは、条件がある。命を奪われた当人と、第三者から見て悲惨な最期であるかどうかである。俺たちプレイヤーや主人公の勇者が目撃すればぶちぎれるか涙するのは間違いなくとも、被害者本人に少しも感情が無ければ痕跡は残らない。

 廃墟と化した学院にて最後に戦う上位種は、そういった性質を持っていた。恨み憎しみさえも虚無へと落とし、人を苗床にする上澄みの化物。

 「腐り落ちるソレオ」と、それは呼称されていた。

 

 

 奴は、大陸外にいる上位種の親玉ではないのに、最終盤に再び戦う敵であるからか、規模感がラスボスと同等である。奴の思い通りに事が運んでしまえば、あっという間にバッドエンド行きだ。

 

 そして邪教信奉者に密かに支持されるほど、「腐り落ちるソレオ」の話は人の中に潜んでいる。生きることへの絶望した悲観主義者や、混沌を望む人格破綻者たちには、体のいい受け皿であるためだろう。

 奴の名前と正体を知るのは魔力を持った人間だけだが、共通認識は存在する。「信じれば万物を滅ぼす黒い陽光が注ぐ」というものである。

 

 俺としてははったりであってほしいが、残念ながらこの話は本当だ。完全にソレオがこの星に根付けば、此の地と星々は黒血と人で出来た壌土により、死が撒き散らされる。そしてそれは黒血の中で哂うのだ。上位種らしく悲劇を愉しむ下劣な本性を、誰もいない地で表す。

 

 ゲーム上で開示される情報によれば、俺の友人が所属する「黒血絶ち」という組織へ舞い込む依頼の三割以上が、邪教信奉者の暗殺であったはずである。

 腐り落ちるソレオの信奉者は、人類全体からすれば数は少なくとも尖兵以上の敵だ。

 騎士団や術師、黒血絶ちの面々に気づかれないように、いつしか自身をソレオの苗床にするため、奴らは機を狙っているのである。

 

 

(現時点で確証はできないが…あの少女は怪しい。だが、学院内に奴の「種」を置くことはできない。もし信奉者ならどこかのタイミングで、術師を絡めとろうとしてくるはずだ。ルリベナを狙うか、それとも別の術師から洗脳するか――)

 

 

 考えていると、いつの間にか森を抜け町へ着いていた。俺は町の中心付近にある、リシディア騎士団の拠点へと真っすぐに向かう。

 そして俺は、石造りの建物前にて欠伸をしていたり、頭をこくりこくりと動かしている騎士見習いの格好をした少年少女へ声をかけた。彼らは途端に跳ね、目をぱちぱちと動かしたり壁に頭をぶつけたりする。成長期の子どもが騎士の活動についていくのは大変なことで、気持ちはとても分かる。

 叙勲される前の少年少女は、夜の哨戒から戻ってきた騎士たちの世話をしなくてはならない。決して気が抜けているわけではないのだ。

 

 

「…えっと、騎士団へ何か御用ですか?オレたち、怪しい人は通すなって言われてるんですよ。いや、お兄さんが怪しいと言っているわけじゃないんですけどね!」

「あは…身元のご提示とかできたりします…?」

「身元か…『越境』の印ではどうだ?通称を付けられた者ならば、まだ首輪を引っ張れるだろう。」

「へえ冒険者――にしては、お兄さん物々しいですね。」

「てっきり、他教の騎士が殴り込みにきたのかとおもっ…あ、いや!気を悪くしないでくださいー!」

「何を騒いでいるんだ、お前たちは…。…おお、青月殿!先日の戦いでは、ご協力ありがとうございました。」

 

 

 子どもらしく、本心が口に出やすい様子に微笑ましさを感じる。少女の一人は慌てた様子で俺へ両手を振っていたが、ドアから体を出したリシディア騎士の男性に首根っこを掴まれた。

 

 俺に挨拶し、壮年の男性は目尻を下げて笑う。あの夜、アイナの部隊は皆フルフェイスの兜を被っていたため個人の識別ができなかったが、彼も戦友であったようだ。

 俺は口元が緩むのを感じながらも、騎士の男性の空いている方の掌と握手をする。がっしりとして頼もしい、人類の盾を担う手だ。

 

 騎士見習いにとっては、越境の荒くれがリシディア騎士と手を取るなど、理解が及ばないのだろう。口を大きく開けている。眠気覚ましにはなったようだ。

 壮年の男性は少女を下ろすと、俺にこそりと言う。

 

 

「ご用件は、アイナ騎士長とのお話についてでしょう?騎士長は中にいますよ。幾らか騎士は巡回に行ってますが…呼び戻しますか。」

「その通り。人員については、アイナ殿にお任せする。俺はただの一協力者、貴方方に寄りかかるだけだ。」

「いやいや…方便は抜きで良いですよ。それにあの娘の呼び方、それでいいんですか――」

「エドせんぱーい…。待ってたっすよ…!」

 

 

 ドアから覗く顔が増える。愛らしい少女の顔であったが、膨らませた頬から圧を感じる。あの夜からアイナは、妙な感情を見え隠れさせるようになった。

 悪しきものではないのは分かるが、平時の彼女とはあまりに違い過ぎる。おそらく、俺が彼女とずっと昔に会合していたことを知らなかったのが悪いのだ。アイナは人間ができているが、それでも俺の非を言外に責めているのである。

 

 だが、アイナとアイン・エルディアは同一人物だと知って、俺は胸を撫でおろした。彼女を見る度覚えていた不安感が一気に払拭されたからだ。

 一つ大きな不確定事象は取り除かれ、後は彼女を信頼し命の危機を守るだけでいい。

 アイン・エルディアは、部下から貫かれる最期まで、騎士の鑑であった。そして死した後も、主人公の標の一つであったのだから。

 

 俺は、もう影の無い笑顔を作ったアイナへ挨拶をし、騎士団の一拠点へ入れてもらう。ここからは、化物の尻尾を出させるための作戦会議だ。

 

 

 

 

 リシディア騎士団は総括して「民を守る盾」であるが、全員が輝かしい人間性を持つわけではなく、また一枚岩でもない。善性を持った人間の集まりであることは間違いないが、それには浮き沈みがある。人間とは欲を求めるものであるからだ。

 エドと名乗る顔までも鉄に包んだ男は、司令官であるアイナへ対等以上に接している。

 エドを良く知らない騎士は疑問を呈し。反対に彼の人類への貢献を垣間見てきたか、兜の裏側が何者か知る騎士は信頼できる同輩だと心を熱くする。

 それ以外の反応として、冷えた白銀鎧の騎士が二人。一人は目先の欲に目が眩み、もう一人は。

 

 アイナは部下を疑わず、エドについて彼が明かしたくない部分は伏せ、簡単に紹介する。エドを先輩と呼ぶ理由については、広義で言えば嘘ではない文言で誤魔化した。

 

 

「これで全員っすね!では、私からエド先輩について皆さんに紹介します。彼は『青月』で知られているエドワルドさん。越境における功績の数値は高く、騎士団にも幾度もご協力いただいている方っす!昔私が騎士になる前、ご指導を受けたことがあって、それで先輩と呼ばせていただいています。」

「騎士の方々、この場を使わせていただき感謝する。今回は俺の調べた情報を共有し、そこから貴方方に作戦を考えて頂きたく、集まりをアイン・エルディア司令官に願った次第。」

 

 

 アイナはエドの兜横をじとりと見てから、頷いておく。こういった場では敬称を使うのも仕方ないと、アイナは感情を飲み込んだ。

 騎士の一人が、疑念交じりではあったがエドへ本題を問う。騎士長と他騎士から信頼を得ているならば、まずは話を聞いてみようとその女性は思ったのだ。

 

 

「ふむ『青月』か…。それで、どういった情報なのか教えてもらっても?」

「ええ。早速話させていただくと…この町付近に、黒い陽光を支持する人間が潜んでいる可能性がある。」

「なっ…!ここは学院の傍だぞ!そんなことが――」

 

 

 すぐ、騎士の女性は言葉を飲み込む。エドが周知した話が、荒唐無稽であったが、冗談では済まないことだったからだ。

 しかしほら吹きと思えない。半数以上の騎士がエドの話へ、大真面目に頷いているのを見れば。

 別の騎士が静かに言う。その男性はリシディア騎士の兜を装着しており、その奥から冷たい眼差しでエドを見据えた。

 

 

「エドワルドとやら…証拠はあるのか。まさか、言葉だけでリシディア騎士が動くとは思うまい。」

「これを。俺がこの付近の森を探索していた時、異相付きの胃袋から出てきた物品だ。」

「ほう…確かに、人皮を被った化物どものそれだ。気色が悪いレリーフだな。」

 

 

 エドは男性の言葉に同意し、大きく頷く。エドが懐の革袋から取り出したのは、獣の体液で汚れた壊れかけのレリーフであった。枯れた向日葵から黒い液体が零れだし、その下に骸骨が並べられている装飾品である。そしてその向日葵には人間の顔のパーツが大量に彫られており、正に人間が崩れていく様を表している。

 これを大事に持っている者は、破滅主義者の中でも相当な危険人物である。集ったリシディア騎士たちはそれを理解していた。

 

 

「物の具合からして、まだ日は経っていない。その間に怪しい人間を見ていないならば、まだ隠れている可能性が高いと踏んでいる。」

「…彼らが逃げ出す前に、捕えないとっすね。だからといって巡回する人数を増やし過ぎれば、警戒するかもしれないですし。それじゃあ皆さん、どんどん案を出して行くっすよー!」

 

 

 エドは悪態を吐いたその男性から目を離さないようにして、騎士たちに対策を呼び掛ける。アイナはレリーフを見た瞬間顔をしかめたが、毅然とした態度で皆の意見を聞いていった。

 

 そうしていると時間は経つ。エドはまだ明るい間に、アイナやリシディア教の各々と言葉を交わした後、最後に騎士の一人と目配せし場を去った。

 人間相手ならば、それを専門とする者たちがいる。彼らは騎士たちと比べ、仄暗い。

 

 

 

 

 夜の巡回中。白銀鎧を光らせ、場から離れる一人の騎士がいた。瘦身の男性は日中ずっと黙り込み、自身のことへ思考を巡らせていた。

 

 

「こんないい日もあるんだなあ…騎士団の司令官ともある人間が、簡単にぼろを出しやがる。この情報をあの方に売れば大儲けだぜ…。」

 

 

 得た情報を使って、更に富める者へ。やがては外部の権力を用いて、リシディア教の上層へと向かえるように。いつしか上位種との戦いに心が折れた男性は、邪なものに繋がろうと発覚せねば問題ないと思い始めていた。

 しかし民を守るリシディア騎士である以上、その心の弱さは害となる。腐った人間性がそのまま、上位種の手に堕ちる理由となるために。

 

 そして「良い取引相手」である少年の下にまで向かい、にやりと笑う。目先の欲に囚われた男性は、つけられていることにも気づけなかった。

 

 

「司祭様…。耳寄りな情報を持ってきました…。」

「おお、素晴らしいですね。では私の家にて――」

 

 

 その瞬間、長めのローブを羽織った少年と男性の間に、鋭利なナイフが飛ぶ。そしてナイフは鋭利なだけでなく、より傷口を広げられるように螺旋を描いていた。

 

 

「ベンジャミン、どこへ行くつもりだ。怠けて、子で遊ぶにはまだ早いのではないか?」

「バ、バーナード!貴様どういうつもりだ、あれが当たっていたら…!」

 

 

 兜を被ったリシディア騎士の男性が、影から現れる。バーナードと呼ばれたその騎士は、くつくつと醜態を晒す同僚を嘲笑い、再びナイフを投げた。今度は避けられず、ベンジャミンの右足に突き刺さる。

 

 

「ぐあああっー!?」

「くく…騎士まで登り詰めても、欲には抗えないかい。愚かなやつめが。…終わりだ。」

「ごぼっ…。」

 

 

 叫ぶベンジャミンの喉元を躊躇いなく搔っ切り、走り去ろうとする少年に向けて蹴りを入れる。

 そうしてバーナードは兜の頂から、黒いヴェールを被った。その黒い飾りこそが真意はどうあれ、死を与える者へ弔いの意味を込めるのだ。

 全身が土に塗れた少年は、怒りで目を血走らせ、魔力を掌から解き放つ。体系の無いただの衝撃。だが目くらましには足りる。

 黒いヴェールを被ったリシディア騎士が相手でなければ。

 

 

「…逃げるなよ、屑が。」

「ちっ…潜んでいたのか!…人殺しの汚物どもが!」

「くく、『種』を使ってこんなものか。地のまた底で、己の神を呪うがいい…!」

「ぎゃっ!」

 

 

 バーナードの短剣が、少年のように見えるそれの左足を切り裂く。月灯りに照らされたその顔は、知る者がいれば第二学舎のある教導役に瓜二つだと言うだろう。

 少年の左足からは、粘性を帯びた黒血が零れる。「種」によって変質し、そして不完全な出来となった壌土であった。

 少年は森の中にて姿を隠していた。異相付きの反応に紛れ感情を殺していれば、騎士団や学院の「感知」に引っかかろうと騙しとおせる。

 

 だがこの「黒い陽光」を信奉する司祭の少年には、都合が悪いことが起きた。半月ほど前から、延々と異相付きを狩る人間が走り回るようになったからだ。

 もう少しでソレオの苗床になれるはずであったのに、その人間から逃げなくてはならなかったのである。見つかれば死が確定すると、少年は感じ取っていたからだ。

 

 

 片足を異形と化し、少年は人類の限界を越えた速さで逃亡する。その間、後方からナイフを投げられ、全身から壌土が漏れ出る。

 そして逃げた先にいたのは、少年にとっての絶望であった。

 

 バーナードは腐った黒血の臭いを嗅ぎ、二つへ伝えることにする。

 一つは己が所属するリシディア騎士団、もう一つは真の居場所である「黒血絶ち」へ。腐った臭いをこれ以上撒き散らされぬように。

 

 

「やはり奴は血の臭いを追っているかのように、やがて化物へ辿り着く。くくく…我々に加われば、良い待遇を約束するのだがな…。」

 

 

 バーナードは黒いヴェールを外し、リシディア騎士へと戻る。黒血絶ちはどこにでも潜み、上位種に連なる者たちが放つ臭気を嗅ぎつけるのである。

 

 月が出て、リフォニアに潜む化物を照らす。最も月の光が輝く、戦いの場が近づく。

 

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