裏切り・絶望がテーマの同人ゲー世界で、全てぶっ壊す 作:棘棘生命
リューンの町にて、夜が明けてしばらく。
俺のふらつく足取りを、何者かがぐいと引っ張る。それは頬を膨らませ目元をくしゃくしゃにした幼き少女、トリネだった。
少女の傍にはジェロムがついている。疲れ切った顔で、俺の友人である老爺はにこりと笑った。
「え、えどさん…!体、大丈夫なの…?わたし、心配で…。」
「お疲れ様。…問題ない。丸薬の使いどころも分かってきたからな。」
「そうじゃないもん…。わたし、エドさんが傷つかないように…いっぱい勉強するよぅ。サングさんの魔法も…!」
トリネは俺の腕に体をつけ、目を瞑って力強く言う。危機を乗り越えて最初に言う言葉が、この幼子の優しさを体現している。俺はこれ以上トリネを危険な目に遭わせないようにと、強く誓った。ザルディにおける事件も、起こる前に食い止めてみせると。
丸薬を続けざまに使用する方法は効果的だった。全身を激痛が走ってはいるが、出血にまでは至らなかったからだ。
手持ちの丸薬は限られているが、タイミングを間違えず使用することで、ベルーガナスのような強敵まで相討ちにならず倒せる。この戦法は有用だ。
「ジェロム、おそらく貴方は知っているだろう。あの上位種と、どのような因縁があるか。それと上位種に接敵する前についても。ゆっくりでいい、聞かせてくれ。」
「…うん。今なら、憑き物が落ちた気分の今だったら…話せそうだ。巻き込まないように思っていたけれど…助けられた。本当にありがとう、エドくん。」
そして俺はジェロムとトリネから話を聞き。傀儡人形の暴走や、猛き戦士とベルーガナスの因縁を知る。
その間座り込んでしまったが何とか立ち上がって、二人と共に戦闘に参加した知人の様子を見て回ることにした。
まず冒険者たちである。選りすぐりの冒険者でも、魔力量は魔法を研究する術師には届かない。防具と死闘を常に潜り抜けてきた経験によって、彼らは何とか命を繋いでいた。
冒険者の中に混ざっていたイワンに声をかけようとし、気づく。彼は全身を使って、筋肉隆々で巨大な女戦士を引き止めていたのだ。
「やっぱりな…ウルサ、お前だったか!森に帰らせやしないぜ…!」
「……!」
「お前は、俺とミーシュカと一緒に暮らすんだ!」
みるみるうちに「母熊」ウルサの表情が歪んでいく。怒りではなく、幼さの残る泣き顔へと。彼女は人獣の一族や、黒血絶ちの人員としてではなく、イワン達を望んでいるように見えた。
「ジェロム、イワン殿と話すのはどうだ。イワン殿が引き止めている戦士こそが、彼の侶伴。知人の伝手で戦いに参加してもらえたんだ。」
「そうなのかい…!?エドくんが運んでくれる幸運は、天井知らずだね…!…お言葉に甘えて、行って来るよ。」
ジェロムは顔をほころばせてから、杖をついてイワン達の方向へ歩いていく。
彼ら家族の問題は、すぐ解決するだろう。俺は別を探し、サングが近づいてくるのを見た。
海岸で共に戦ったはずのナタリーと彼女の弟子は既に隠れており、見つけることができなかった。誰かも分からない夜にだけ、彼らは活動するのだ。トリネに対する威圧は、珍しい不手際であったということだろう。
「主よ!われのてがらを聞いてくれ!われは、主のもとへ化物が行かぬよう、たくさん倒した!群れの一員として、がんばったぞ!」
「ありがとうサング。尖兵どもの猛攻は見えていた。あれだけの数相手に、よく戦ってくれた。怪我はないか?」
「え…も、問題ないぞ!少しかすっただけだ。」
「エドさんが言っちゃうの…?」
俺は「猛進の鎧」の装甲が大きくへしゃげているのを確認してから、サングの体に打ち身や切り傷があるのを見つける。手練れではあっても、無傷で凌ぐのは不可能だ。
トリネが受けた傷も見せてもらい、俺は即刻薬草で傷を守るべきだと判断した。治癒するための魔法が発達していないのが、「バックスタブレイブ」の世界で嫌らしいところだ。
俺は友を連れ、町へ戻る。町民とすれ違うたび、生きていることを実感しながら。
◆
大陸の南西端、リューンの町を覗く者がいる。その者は、古き時代から生き残り、越境組織を立ち上げてから今まで頂に君臨している。そして各施設に“目”を持つ、大陸全土を包み込む大いなる母そのもの。
だがその実物は、長い時を生きてきたにも拘らず、全くと言っていいほど容姿は変わらない。客観的に見れば、黄みがかる長髪を垂らした、気品ある幼子であった。
古い時代に失われた水晶型の映写機を使用し、卓へその様子を映し出していた。
人類を裏切った者によって暗さのあった町に活気が戻り、町民、冒険者、リューンの守りとなった老爺等の姿と。昨晩の血生臭い戦場の再現を。
越境組織の上層部と、場に呼び寄せたヴェール被りの長身と共に。
「ふうむ…。これほどの逸材が、うちにおったとはのう。手を焼いていた巨影を、ほぼ単騎で撃破か…。」
『…呑気に見ている場合か。貴様のところの傭兵は質が悪い。侵略種に繋がる者を、何人出した。婆の尻拭いするのは御免だ。』
「多様な者が集まる故、末端にまで目を届かせるのは難しいのです。炙り出しには貢献していると思いますが?」
『……。』
「客人に失礼じゃぞ、リリアナ。鎌鼬よ。今回もお主らに面倒をかけてしもうて、まこと済まぬな。」
幼子のような老女の呟きに、ヴェールを被った鼬面の人物、黒血絶ちという組織の長、「鎌鼬」の写しが威圧する。映写されているだけで本体ではないというのに、その人から湧き上がる不満は、黒いオーラを幻視するほどであった。
横には、老女の補佐を務める女性がぴしりと立って、きつめの口調で返した。だが「鎌鼬」は、側近には目もくれない。「越境」の名を冠する老女、モユヌエを睨みつける。
上位種に繋がる者を討つことは、どの派閥、どの国でも共通理念として持っている。上位種からの攻撃に、裏では諦めている統治者がいる中。まだトップが腐りきっていないのは、国に所属しない一部の巨大組織のみだった。
越境組織と黒血絶ちは、ある時点から協力関係を築いていた。登録すれば誰でも職に従事できる冒険者と、少数精鋭の黒血絶ちとは、真逆であるように見えても、共通項がある。
二つの派閥については元より、上位種に再び立ち向かうための布石として、実力ある人間を集めていたのだ。騎士団のように現状維持を主目的にするのではなく、大陸外へ赴き人間の世界を取り戻すために。
思うように事は運ばなかった。戦争が終わった後から、まともに上位種と戦い合える者は残っておらず。僅かな生き残りも数を減らし、今となっては心折れ、武器を振るうことの叶わない戦士だけが残ったのだ。
数が有利を作る。だからこそ、越境組織は生み育てることにした。古い血は絶やさず広げ、少しでも世界を変えられる英雄が生まれるようにと。
黒血絶ちの長である「鎌鼬」とは、襲名制である。特別な鼬面を実力で獲り、被った者こそが長を務める。この鎌鼬は過去、黒血絶ちに所属しながら、越境組織に連なる人間であった。
現「鎌鼬」は、両方の立場から分かる。
どちらの組織も荒事に慣れていて、汚い仕事を受け持つ。異相付きのような表向きの脅威は越境組織が、日陰は黒血絶ちが担えば良いと、考えをまとめていたのだ。
しかし彼もしくは彼女は、今の越境組織を見て考えを改めようとしている。「青月」エドワルドの素性は、己さえも知っていることであるのに、大陸全土を網羅しているモユヌエは知らず。そのモユヌエの傍にいる側近たちも、欲に呑まれている。
「鎌鼬」は、人とはあらゆる欲に深くあるのが普通なのだと、考えることが出来ない。長であるからこそ上位種への復讐心は最も淀んでいて、人の迷いを肯定することができないためである。
疑心を強められている当人は、興味深そうに傀儡人形を通した光景と、昨晩の再現を眺めながら、「鎌鼬」に問う。そこには術師の女性が映っていた。越境組織の施設内で、尖兵になりかけの男女へ魔法を用い、血を撒き散らした人員である。
「それで…お主のところにいる、この若者の様子はどうじゃ?血を見たときの喜悦…ただの人斬りに呑まれぬか心配でならぬ。」
『気にする必要はない…そうなる前に、同志が殺しにいく。それか、自らで命を絶つか。我らはそうして、不純物が入らないようにしてきた。』
「…覚悟を決めた者に無粋じゃったな。陰険な話は終いじゃ!お主らも見て楽しもうぞ、この男の動きを!」
沈痛な表情で「黒血絶ち」の在り方に複雑な感情を混じらせた後、小さな掌を叩いて空気を変えようとする。
モユヌエは集まる人員と共に、彼女視点で痛快な戦を見て、ころころと喉を鳴らして笑う。数時間前、古い血を守ろうと焦りを露にしていたのが嘘かの様に、彼女は童のような表情を浮かべていた。
モユヌエは、組織を通して脅威から多くを生かそうとし、個人的に同胞の名残に手心を加える。そのため、よく名が上がる人間には意識を向けるが、影に隠れた戦士は気づき得ない。夜、潜伏させた傀儡人形が、上位種に出会う確率は極めて低いのだ。
だからこそ今初めて、ジェロムとその血筋を保護したがっていた彼女の目に、しっかりと留まったのである。
幼き老女は、すぐさま調べ上げた。生まれた場所から、どのような経緯を経てきた人間なのかを。
古い猛き戦士との血縁はなく、自らの努力で「月」を獲得するに至った叩き上げの騎士。そこにモユヌエは、懐かしい面影、かつての同胞の勇姿を見た。
命を賭してでも、上位種を討とうとする姿勢。モユヌエは年甲斐もなくはしゃぎ未来を想うが、その側近は反対であった。
「は、はあ…。しかしモユヌエ様、何度見ようと『青月』に特段変わりはないかと思います…。」
「越境の人間というよりは、学院側でしょう。何をしているかも分からず、依頼を受ける頻度も低いです。」
「…お主らは『青月』の戦いぶりを知っておるのか?何故うちに伝えなかったのじゃ。」
「既に学院に囲い込まれている者は、貴女様のお耳に入れる必要がないと考えております。寧ろ危険かと。」
「むむ…これも、任せていたのが悪かったかの…。」
越境組織の上層部におけるほとんどは、苦々しい顔をしていた。越境組織という、いわば大陸の頂にまで上りつめたというのに、モユヌエに実力不足であると暗に言われたために。
この瞬間を以て、自分たちが実力を示してきた時間を、「青月」が上回ったからである。
越境への貢献は必要最低限で、帰属意識を持たない旅人。エドワルドに対する、上層部の評価は芳しくなかった。越境組織における貢献の上昇は、依頼ありきのものであるがゆえに。
力を持てばそれに溺れる。「盾狩り」エドムンドと同じ叩き上げでも、魔法についての知識を持とうとは動かない。派手な魔法を見ても、映写ごしではその威力を誤って認識する。大したことは無い、魔法を修めた自分たちならできることだと。
己の力と、人と金を動かす手段さえ知っていればいいと、上層部に加わった人間は考えていく。
人の欲とは際限なく、越境組織の上層部における大部分は、選民意識で腐敗しかけていた。
その様子を嗤いながら、鎌鼬の写しは立ち上がる。もう一つの古巣は見る影もなく。リシディア教の末端の方がまだ働いていると、仮面の裏から憐れんだ。
『ふ、ふははっ…!貴様の組織も、もう終わりだな。黒い血で腐れば、いつでも屠りに行ってやろう。欲に塗れたクズどもが…我らの仕事を妨げるなよ。』
「な、この…薄汚い鼠め…!」
「お主…!黒血絶ちへ、そのような言葉は控えよ。鎌鼬よ共有はできた。対談はこれで締めようぞ。」
上層部の冒険者の男性が汚い言葉を浴びせると、「鎌鼬」は更に憐れみを込めた視線を送る。モユヌエは鎌鼬を罵った男性を鋭く叱咤し、一同で頭を下げる。組織として対等な立場にある故に、モユヌエは遥かに年下の人物へも礼儀は尽くす。
「鎌鼬」は、直接会合したことは無くとも、同志として認識している全身鎧の男を、頭に浮かばせる。彼はモユヌエと同じく、化物たちとの戦いに終止符が打たれることを望んでいた。
組織が設立された意味は、ずっと心に刻み付けている。この世界から腐った黒い血を根絶するために、生きているのだと。
『奴、エドワルドは…巨大さだけが取り柄の組織が、囲い込めるものではない。接触するのなら、相応に調査するんだな。』
「無論じゃ。権力に靡かぬ者じゃと、この映写だけではっきり分かったからの!」
声色明るくモユヌエが返すと、鼻を鳴らしてから「鎌鼬」の写しは消える。彼はどこに居るかも分からない。隠された地にて、長としての役割を果たしている。
ならば、越境組織の長たる幼き老女はどうか。現状維持未満の状況で、擦り減り続けていた彼女は、未来の明るさに腰を上げることにした。
彼女は上層部の人間たちを一旦解散させ、中からある二人を呼び出した。
わめいていた上層部の中でも、己の責務を理解している者。一人は、エドワルドのようにすっぽりと兜を被った男性で、もう一人は背の低い、吊り目の美しい少女である。
前者は、黒ずんだ装甲に元々あったであろう意匠が潰されていて、上から越境の刻印が為されている。また後者は、金髪を高い位置で二つ結びにしており、その緑のリボンに印が付いていた。
「ヨヌア、オズ。ちょっとばかり、頼まれてくれぬか?ここから、『青月』エドワルドがどう動くのか、調べてほしいのじゃ。うちも見ていくがの、やはり冒険者同士の方が本音を引き出しやすいじゃろう?」
「…交渉事、慣れておりません。これは姉に。」
「押し付けないでっ!おばあちゃんがせっかく、元気になったんだから!オズ、あなたも一緒に行くのよ!」
「…承知。」
「うむ、若者は元気がいいのう。そう気負わずとも良い。これはお休みだと思って、ゆっくりしてくるんじゃぞ!」
二人は、モユヌエの手ほどきを受けた者の一部。彼女の施策の一つである。人類が上位種に対抗するために、近年まで多くの策を彼女は巡らせていた。
しかし多くの術師が血の海に沈んだ戦をきっかけにして、彼女は消極的になっていた。戦力を積み上げようとしても、英雄はいない。誰より未来を見て、じわじわと締め付けられる恐怖を味わっていたのである。
それでもモユヌエは、自暴自棄に至っていない。古い血はまだ残っていて、最近は塞ぎ込んでいた友も元気を取り戻してきた。まだ精神的な支柱は折れていないのである。
加えて『青月』について、書面上の功績ではなく、戦いぶりを知ったことで気分も最高潮に達する。エドワルドの与り知らぬところで、視線を向ける者がまた一人増えた。
◆
時間の流れは早く、リューンを出る日がやってきた。短い間でジェロムとトリネは親交を深め、サングの魔法を共に研究した。これからは手紙を通して、互いに研究の状況を共有するつもりらしい。
またイワンとミーシュカ、そして彼らの家族であるウルサは、ジェロムと交流を進めている。言葉を失いかけていたウルサに尋ねてみたところ、拙い言葉で「黒血絶ち」について回答が返ってきた。
もうリューンに潜伏している人員はおらず、ウルサ一人で尖兵と上位種に繋がる人間を排除しなくてはならない。通称持ちであるイワンが事情を知っているため、暗部と言えど、協力者として共に活動していけるそうだ。
俺はそれに安堵し、ジェロムと繋がる家族の今後に幸があらんことを祈った。
こんな絶望を約束された世界でも、善良な人間が生き残っていけば、法則にさえ打ち勝てる。そして上位種を完膚なきまでに屠り尽くす事だって、できるのだ。
ベルーガナスを討ったところで、ケルの成長に支障が出るわけではない。ゲーム上では、折角上がったステータスも鬱展開によるデバフで下げられるのだから、上位種を討つことには利しかない。
ルヴネトの王都にいる二人を想う。裂け目の発生は、また北上していく。奴らは円を描くように現れるためである。ならば、中心であるルヴネトで防具を修繕してもらうのが良いだろう。リィートイから受け取った足甲の具合も、彼女本人に良い報告を入れるべきだ。
俺は、ジェロムの家に集った四名に別れを告げる。人獣の一族は、身綺麗になっていて、血に錆びた鎧はトリネの荷物の一部となっていた。トリネが望み、群れを失った者たちは了承した。
「…ではまた、リューンに寄ったとき話を聞かせてくれ。大変だろうが、絆があれば困難を乗り越えられると信じている。」
「恥ずかしいこと言うな…。今度会ったときには、アタイも魔法使えるようにするぜ!そうしたら、色々教えてくれよな!」
「はは!また良い知らせを待っているよ、エドくん。」
男物の町民服を着たサングは背筋をぐっと伸ばして、俺についてくる。野生的な美貌は、もう汚れていない。女性の視線は俺だけでなく、トリネにも向けられていた。
トリネをザルディの王都に護衛し。そして王都に着いた後、サングはトリネの下でしばらく研究を手伝うことになるだろう。
鎧を受け取ったトリネは、人獣の鎧本来の性能を引き出そうと考えていた。群れの再興を目指すサングにとって、それは価値あるもの。
トリネの成長という未知と、サングたち人獣の未知が重なり。血を介する交わりは、ここから深まるのだと予感させた。
◆
その頃、ルヴネトの王都の隅にて。
煤を顔に付けた少女が、鍛冶工房における炉に熱を加えていた。そして幼子に見える灰の如き鍛冶屋が、その少女を労う。
「リィートイお姉ちゃん!火の加減はこれでいいかな?」
「ああ、ばっちりだ。ケルちゃんも、だいぶ分かってきたな!わたしが付いてるから、一緒に剣を打ってみるか?ケルちゃん用の武器も欲しいだろ?」
「え、いいの!…よーし、ぼく頑張るね!」
子どもにとって四月の時間は、見違えるほどに長い。ルヴネトに来て間もない頃は、その鍛冶屋よりも低い背丈であったのが、もう並んでいた。
心根は変わらず、善良である。その傾向は抑圧された暮らしからの解放によって、顕著に表れるようになっていた。
しかし溜まっていく情感もあった。会えないほどもどかしく、気持ちは高まっていく。幾ら手紙で話をしようと、肉の入った交流はできないために。
幼き少女、勇者見習いのケルは、時折瞳の奥を淀ませる。目を閉じれば、少女が欲した月が糸に絡まっている。