Vtuberよりも個性ある社員 作:匿名ライダー1号
なんとか危機を乗り越えたが依然窮地にいることに変わりない。
ここで自分が気をつけることは、装備なし状態の自分の姿が見られないこと、配信などでこのことを話さないようにすることだ。
ここを離れれば問題解決のように思われるかもしれない、おそらくだが社長に頼めば部屋を変えてもらうことは出来る。
しかし、もしここで部屋を変えてしまえば待ち受けるのは今後の配信での対応の仕方。不仲説なんてものが流れてしまえばネットでの憶測による大炎上。自分が炎上し消えるならばそれで良いのだがベルさんはプチ炎上をしたばかりだ。矛先がどっちに向くのは分かりやすい。
かといってこのまま対応を先延ばしにしてしまえばいつの日かボロが出るだろう、ベルさんから。
部屋を変えず配信などでボロを出さないようにする...無理すぎん?まだバイト時代の無茶振りの方がやれたぞ。
一応、上司兼相談者の社長に相談メールを送ったがどうなるか...願わくば平和な方向へと向かって欲しいなぁ...
社長からのお言葉、『共犯者にしなさい』
それに対する俺の返答、『ハイ???』
思わず素で反応してしまったがこの返答に困惑しなかったものだけが自分に石を投げなさい。自分は喜んで石を受け入れましょう。
などとふざけている場合では無い。社長は自分の体をベルさんに見せつけろと言っているのだ。なんか変態的だな...
社長自身が人にその傷を見せるなと!言っていたのに今度は見せつけろ!だなんて二重人格を疑ってしまう。
でもよくよく考えたらベルさんはフルカラの社員の審査を潜り抜け社長直々の面接に受かったのだ。ベルさんに対して失礼な事を考えたのは自分のほうかもしれない。あの言動だが。
ベルさんもこれ以上火種を大きくするのは不本意だろう。ならば社長のアドバイスも的を得ているだろう。
ならば早速、共犯者側へと引き摺り込んでしまおう...と思ったところで時計の短針が12を指したため寝ることにした。睡眠大事。
「こんにちわー、...えーと、これからお世話になります。フルカラ所属の三期生、鳴呼詩ベルちゃんです。この度は、サイクさんの素顔を配信中に見た件について、皆様を不快な気持ちにさせてしまった事を深くお詫び申し上げます。ベルちゃんの唯我独尊な性格が原因で配信事故を起こしてしまいました。今回の件を受け、これからは配信外のプライベートで見ることに細心の注意を払って参ります。...ふぅ、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。ということで今後もベルちゃんをよろしくー」
コメント:長い長い長い
コメント:初配信の次が謝罪配信
コメント:ところどころふざけてるな
コメント:やっぱ反省してないだろコイツ
コメント:やっぱフルカラか...
「謝罪も済んだから配信始めていくよー、サイクさんとはLINEを交換したぐらい仲が良いから燃やさないでねー」
コメント:LINE!?
コメント:やばい純潔馬どもが来る...!
コメント:ウ=スイ本案件?
コメント:角付き馬「...ぺっ!」
コメント:オヤ...?角付き馬がこねェな?職務放棄かな?
「寂◯王さんは帰ってねー、いやー燃やされなくてよかったよかった」
コメント:このネタが通じる...!?こやつできる...!
コメント:男の影があるのに純潔馬が来ない...もしや!
コメント:男の娘概念は巣に帰りましょうねー
コメント:BLってコト!?
「あの後、マネッネから折檻されてねー、それはもう長い長い説教が始まったんだよー、しかもサイクさんもプチ炎上の件でめっちゃ反省しててマネッネに土下座する勢いで謝罪してきたらしいよー?」
コメント:まぁ、サイクが見せなかったら事故は無かったしな
コメント:じゃあサイクも燃やs
コメント:消された...!?
コメント:(会話はサイクに聞かれている)
コメント:(生姜焼きください)
コメント:(こいつ直接脳内に...!)
「だからベルちゃんとサイクさんとの不仲説は立証しませんでしたー、なんでベルちゃんを燃やせなかったか明日までに考えといてねー」
コメント:サイクの優しさ
コメント:マネッネの折檻
コメント:お前以外の頑張り
コメント:フルカラだから
「明日どころかすぐじゃん、それと正論で殴るのは心の健康に悪いからやめてねー、それじゃあ早速、挨拶とかみんなの呼び方決めてくよー」
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