最強以外ありえない   作:てんぞー

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ルールを守って楽しくレスバしよう! Ⅴ

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>Aランク交流戦実況版4 (879)

 

 

 

 

Aランク交流戦実況版4(879)

 

879:名無しのマスターさん

 勝ったああああああああ

 

 

880:名無しのマスターさん

 しゃあああああああおらああああ

 

 

881:名無しのマスターさん

 夜月ィ! 俺は信じてたぞ夜月ィ!!!

 

 

882:名無しのマスターさん

 良くやった!!! 良くやった!!

 

 

883:名無しのマスターさん

 この戦い日本の勝利だ!!!

 

 

884:名無しのマスターさん

 圧 勝

 伝 説

 最 強

 

 

885:名無しのマスターさん

 全試合完封勝利最強! 最強! 最強!

 うおおおお!!

 

 

886:名無しのマスターさん

 あっちこっちで鯖落ちしてる

 

 

887:名無しのマスターさん

 勢いやば

 

 

888:名無しのマスターさん

 SNS死んでて草

 

 

889:名無しのマスターさん

 最強! 最強決定!

 

 

890:名無しのマスターさん

 A最強は夜月! 誰だよブランクがあるとか言ってた奴!!

 

 

891:名無しのマスターさん

 ブランク? 知りませんねぇ……

 

 

892:名無しのマスターさん

 なんかサポーターも全試合MSお疲れさまだよ

 え、全試合最上位MSを!?

 

 

893:名無しのマスターさん

 全試合3-0強すぎてワロタ

 もう日本最強だろこれ

 

 

894:名無しのマスターさん

 AでこれならSも勝ちやな!

 ちょっと全財産賭けて来る

 

 

895:名無しのマスターさん

 海外大荒れだあああ

 

 

896:名無しのマスターさん

 来たぞ! 来たぞ流れが!!!

 

 

897:名無しのマスターさん

 間違いなく今年の日本は最強だよ

 

 

898:検証班

 また何か知らないスキル増えてる……

 

 

899:名無しのマスターさん

 良くやった夜月! 良くやった鴉羽!

 Sも頼んだぞ鴉羽! 仮面マン達損耗しないようにお前がMS使うんだ

 

 

900:名無しのマスターさん

 >>899 Cランクに負荷を押し付けるな

 

 

901:名無しのマスターさん

 >>899 鬼畜か?

 

 

902:名無しのマスターさん

 いや、でもだいぶ頭おかしい事してるよあのCランク

 流れ弾きっちり回避しながらMS使ってるし

 

 

903:名無しのマスターさん

 >>902 柊一族やぞ

 

 

904:名無しのマスターさん

 >>903 柊なら……まあ……できるか

 

 

905:名無しのマスターさん

 バグと比較するのやめーや!

 

 

906:名無しのマスターさん

 結局剛三の次は現れなかったしな

 

 

907:名無しのマスターさん

 >>906 清十郎

 

 

908:名無しのマスターさん

 夜月ィ! 俺は信じてたぞ!! 見ろ! この紙くずを!

 

 

909:名無しのマスターさん

 >>908 信じてねぇじゃん!!!

 

 

910:名無しのマスターさん

 >>908 敗北してて草

 

 

911:名無しのマスターさん

 >>908 信じろよ!!

 

 

912:名無しのマスターさん

 これで日本はSに向けてA全勝の勢いがついたか

 今年はマジで勝てるかもな

 

 

913:名無しのマスターさん

 世界5位の仮面マン!

 今登り調子の叶プロ!

 酒クズ!

 

 よし、行けるな!

 

 

914:名無しのマスターさん

 なんかおかしくねぇか?

 

 

915:名無しのマスターさん

 さ、酒クズ!

 

 

916:名無しのマスターさん

 いや、でも酒クズは悪酔いしてなければ強いし

 

 

917:名無しのマスターさん

 あのですね、いいですか?

 どうして試合前に飲んで酔いガチャする必要あるんです?

 

 

918:名無しのマスターさん

 酒クズだから……

 

 

919:名無しのマスターさん

 答えになってない!!

 

 

920:名無しのマスターさん

 勝った勝った勝った勝った〜〜〜

 

 

921:名無しのマスターさん

 知らんスキル多すぎて解説おもろかったな

 「何か使いましたね……なんだあれ?」

 

 

922:名無しのマスターさん

 実況殺しだったな

 

 

923:名無しのマスターさん

 また新しいダンジョン見つかったんじゃない?

 それとも隠してたとか

 

 

924:名無しのマスターさん

 根の国級のを?

 まあ、最近図書館とか根の国とか発見されてるしな

 他にもあるかもしれん

 

 

925:名無しのマスターさん

 日本の秘密兵器かぁ

 

 

926:名無しのマスターさん

 見てる感じ単体使用禁止って感じか?

 相手側で色々と試してたな

 

 

927:名無しのマスターさん

 Sに向けた調査やろな

 

 

928:名無しのマスターさん

 日本側もSで運用する前にAで試したいだろ

 たぶんAで実用性あるかどうかのチェック入ったと思う

 

 

929:名無しのマスターさん

 なお完封全勝

 

 

930:名無しのマスターさん

 日本の未来は明るい

 

 

931:名無しのマスターさん

 このままSいけるちゃうんか?

 

 

932:名無しのマスターさん

 新スキルのわけわからん殺しが刺さるなら

 でもアメリカとかも今の試合分析してるだろうしな

 

 

933:名無しのマスターさん

 1回戦で中国が負けてから急に見に回った感じする

 これがSで出てくるなら事前に脆弱性が見たかった感じ

 

 

934:名無しのマスターさん

 せやろな

 

 

935:名無しのマスターさん

 正直Aは前哨戦だしな

 

 

936:名無しのマスターさん

 >>935 は???? Aを舐めてんのか??

 

 

937:名無しのマスターさん

 >>936 別に舐めてないけど事実やろ

 国際的に力を持つのはS

 国の看板はS

 Aは所詮Sの予備でSになれなかった奴の居場所

 そこで1位になっても価値はない

 寧ろ手札を晒した分だけSが不利になった

 あーあ、夜月やりやがったな、という感じ

 

 

938:名無しのマスターさん

 なんだぁてめぇ?

 

 

939:名無しのマスターさん

 他国の回し者かな?

 

 

940:名無しのマスターさん

 >>937 ここアンスレじゃないですよ

 

 

941:名無しのマスターさん

 デカい釣り針だなぁ

 

 

942:名無しのマスターさん

 勝利勝利勝利!!! 

 日本最強! このままアメリカにリベンジだ!!

 

 

943:名無しのマスターさん

 Aで大勝できたのはいいけど

 AとSは別世界だからね

 この勢いを殺さずに持ち越せるかどうかだよ

 

 

「まあ、このレスが正しいかな」

 

 スマホをポチポチしながらエゴサする。日本の掲示板はどこも祭りだし、SNSはどこもサーバーが落ちまくっていて熱狂ぶりが解る。海外でも全勝した修三さんのことが話題になっていて、最強のAランカーとして評価されている。

 

 ……俺の事はあまり話題になっていない。

 

 まあ、修三さんの影に隠れた形になるか。海外のコミュニティやフォーラムでも戦況やスキルの分析が進んでてもう《暗黒樹海》の効果が割れてきてる。

 

 わけわからん殺しはもう通じないと見ていいだろう。

 

 ここからは上位互換となるスキル性能と、純粋な戦術の差で押し切る事になるだろう。

 

「尊! 何しかめっ面してるんだよ! お前もこっち来い来い!」

 

「うお、酒臭っ! こっち来んな!」

 

 試合後、ホテルでは祝勝会が行われていた。修三さんの勝利、日本の勝利、そしてその前代未聞の記録を祝うための祝勝会だ。A終わっただけなのに祝勝会していいのか? という疑問は総理自身が酒を持ち込んだ所で終焉を迎えた。

 

 日本で一番偉い人が祝うならまあ……ええか……。

 

 日本の勝利に皆沸き立っていた。アメリカへのリベンジは日本の悲願だった。たかがA、されどAだ。これは今の日本の力を見せ付けることになるだろう。

 

「良くやった尊、本当に良く頑張ったな」

 

「酒臭いんだよ酔っ払い! あっちで飲んでろ!」

 

 東吾を押し退けて他のグループへと戻す。全く、まだお前らは戦ってすらいないのにという呟きには誰も反応しない。長らく続いていたアメリカの絶対神話を崩したのだ、それが美酒として皆を酔わせていた。

 

 あの修三さんでさえ酒を片手に総理に褒められていた。

 

「本当に良くやったな、夜月」

 

「いえ、僕の力だけではどうにも。尊くんがいなければ勝てませんでした」

 

「そう言うな。指示出してたのはお前なんだろう? ほら、飲め飲め」

 

 ……相当嬉しかったのか、この中では総理が一番浮かれている。いいのかなぁ、アレ。でもSまでは1日のインターバルがあるから、二日酔いなりなんなりは明日抜けばいいか。

 

 酒臭いグループから離れてもうちょいエゴサしようかなぁ、と思っていると久遠が横にやってきた。先程までは勝利を労うために修三さんにお酌していたが、無事に仕事を達成したようだ。

 

「お疲れ様、ミコト。頑張ったな」

 

「正直そこまで強くなかったから、苦労しなかったよ。アレは多分Aを捨てに来てこっちが増やした手札を観察しに来てたんじゃないかな」

 

「観察? あの場面はわーぷすたぁを使えば良かったのではないか?」

 

 お、久遠がめっちゃ良い質問してる。

 

「そこは空中戦と地上戦の違いだね。地上戦を見ることを優先したんだろう」

 

「まあ、空中戦なんて何時ものパフェパフェインタインタ合戦だろうしな……」

 

 大人達が食いついた。しっしっと大人達を追い払ってから話を続ける。

 

「前提として修三さんの使ったタナトスナイト、そしてスキルの数々は未公開、初見が多くて対応が難しいのは解るよね?」

 

 久遠が頷く。

 

「つまり同じわからん殺しがSでも成立するんだ。これが1番怖い。だからAでなるべく手札を割りたい。何せ、汎用スキルに関してはASはそう大きな違いはないからね」

 

 AとSの大きな違いは固有スキルの性能だ。これが上と下のランクを区別する明確な強さの違いになる。

 

 ほら、見てご覧。ソルグラントとか誘いを。複数のスキルを混ぜたようなインチキ性能してるじゃろ? アレがあってのSランクなんじゃよ……。

 

「ぶっちゃけ空中戦……効果が着地する前に発生する打ち消しや無効化によるカウンター札での戦いは事実上パフェキャンが最強だから想定するならこれでいいんだよね」

 

「相変わらずイカれた性能してるよな、パフェキャン」

 

「あぁ、こいつ無しでは眠れないよ」

 

 どんな眠りだよ。枕の下にでも入れてるの? 資産価値高いしありだな……。

 

「逆に地上戦は純粋な殴り合い部分のことだな? というと内容が見えてる空中戦よりも、何をしてくるのか見えて来ない地上戦を見ることを重視してわーぷすたぁをしてこなかったのか」

 

 勿論、使えなかった、或いは反応が遅れたという可能性も十分にあり得る。シビアな世界だから予想外のカウンターに思考が反応が追い付かなかったという線はまあまあ存在するのだ。なにせ、こっちはハイブマインドに近い形式で思考を共有してズルしてるんだ。

 

 普通はこの思考速度に付いていけない。

 

「だが父はAランクだろう? 見るだけ意味あるのか? Sの想定になるのか?」

 

「少なくともどういう系統が補充されたのかは解る。ダンジョンによって出て来る習得スキルやカードは傾向が決まってるからね。見た事のないスキルの方向性を見ればどういう方向で強化が入ったかは分析ができる。つまり対策が練れるという事だ」

 

「他の国は今も明日も徹夜で分析と対策だろうなぁ! 俺達はこの勝利を祝ってゆっくり休もうな!」

 

 鬼畜か? まあ、これが勝者の特権だ。流石に他の国の連中も素材からスキルカードを作成できる施設を開放したなんて事は予想がつかないだろうなぁ。どう足掻いても対策は本番が始まって実際の戦闘を見ない限りは不可能だろう。

 

 とりあえず1回戦は確定で突破かな。

 

「成程、色々と考えているんだな」

 

「ここでの勝敗が世界のパワーバランスにそのまま影響するからな! どの国も主導権を得る為に必死って事だ嬢ちゃん! ウチは1歩リードだ! 良くやった夜月! お前は出来る奴だって解ってたぜ!」

 

「総理、服がダメになっちゃいますから。総理、総理……」

 

 総理が手刀でシャンパンの蓋を切り落としてぶちまけている。そっかぁ、総理も超人タイプだったのか……。ウチの国の偉い人って強い人多くねぇか? 物理的に。

 

 まあ……こういう光景を少し離れた所から眺めるのが個人的には好きなので、子供用に用意されたジュースを片手に、ぼーっとこの景色を眺める。

 

 人が幸せにしている景色を遠くから眺める事が、なんとなくだが好きだ。そこに自分の居場所がなくても別に良い。ただ歩いている人が、時間を過ごす人が、そこで少し幸せそうにしているのを見ると……なんか、胸の奥が暖かくなるのを感じる。

 

 東吾も仮面も楽しそうにシャンパンを開けているし、酒クズは口にボトルを詰め込んだまま床に倒れている。修三さんは総理に絡まれて大変そうにしていて、サポート班の民が楽しそうにグラスを揺らしている。まだSランク交流戦の前だというのに、もう優勝したんじゃないのかって景色に笑い声が零れる。

 

「頑張ったんだな、ミコト」

 

「俺はたいして頑張ってないよ。本当に頑張ったのはブランクを埋めた上で完璧に仕上げた修三さんの方だから」

 

 長い間大会に出てない癖に、爆速で環境に適応した上で新しいスキルやコンボの使い方を一瞬で理解し、戦闘で一切のラグを出さずに活用していた修三さんが一番怖かった。普通、そこに習熟するのにそれなりに時間が必要になるのに樹海を出てからマスターするまでほぼ時間なしに適応したよこの人。

 

 流石プロとしか言えない。

 

「それはそうだが、そこに貴様の努力もあった事を忘れてはならないぞ」

 

 それともなんだ、と久遠は呟くを身を寄せてきて、耳元に口を近づけて来た。

 

「勝ったのに、ご褒美のデートはしたくないのか? 私は貴様と出かけたいぞ」

 

 背筋がぞくそくする様な手管に久遠、何時の間にこんな事が出来るようにと思っていると少し離れた所で美代さんが口元を隠すようにくすりと笑っていた。そうですか、母親仕込みですか。これで修三さん陥落しました? 結構火力高いスキルっすね。俺にも特効ダメージ入ってるよ。凄いね。

 

「解った、俺の努力もあった事を認めよう」

 

「良し良し、それで良い。それでは明日、デートだな」

 

「そうだね」

 

 大人たちの乱痴気騒ぎを眺めつつ、明日の予定を久遠と話し合う。きっと、次のS交流戦で優勝したらこれの比じゃないぐらい暴れ回るんだろうなぁ、こいつら。そんな事を考えつつもそれにちょっと楽しみになっている自分が隠せない。

 

 うん。

 

 ……明日が楽しみだ。

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