―――良し、冷静に分析しよう。
雅人は感情タイプの人間だが、行動自体は理屈的……ロジックを優先している。その最大の理由は彼の後ろに有能なブレインが存在する事にあって、それをちゃんと聞き入れている所にあると思う。つまり戦闘において雅人は冷静な分析をベースに動いて来る。
映像を見る限り焦る事無く、常にペースを保ってゲームを進めている。この中心にあるのは自分への自信……ではなく、モンスターへの信頼。自分の指示に従ってくれるという信用、そしてモンスター達の主への信用。相互の信用がミスなく手を打つ事を可能にしている。
良し、頭が回って来た。
雅人は此方を分析して、此方が苦手なスタイルを構築して戦ってくる。これはまず間違いがない。
七海は此方の認知を逆手に取って普段使いに対する有利構築に対する有利……という裏を読む形で有利を取りに来た。だが雅人はそういう先入観を此方に与えられていないから、総合的に此方を分析して有利を取りに来ようとするだろう。
採用モンスターは主にチビ、フラメア、イーリュ、そしてウェルギリウス。特定状況下でのみエデが採用される。この構築を見ていると解りやすい弱点が見えて来る。
俺の構築が、根本的にロングゲームに弱い点だ。
純粋なヒーラーが俺の構築には存在しない。その役割はエデがある程度になっているが、思想的に俺はヒールで埋めるのではなく、軽減でダメージを減らす方向で考えて作っている。
というのも、最終的な環境でヒールでHP戻す事を考えているとどう足掻いても間に合わなくて盤面が崩壊するからだ。受ける側はヒールではなく100%カットや超高防御、無敵等を活用する事で被害を減らす事を考えなくてはならない。
……或いは、リレイズリザレクションのオート化による死亡からの蘇生を常習化させるというスタイルもある。こういうやり方をヒーラーではなくネクロマンサーやネクロ戦術と呼ぶのだが……今、この世界には存在しない構築か。
何にせよ、俺の構築はショートからミッドレンジ辺りで戦闘に決着をつける事を想定している。それ以上はヒール不足で割ときつくなってくる。
逆に言えば、俺に勝つならこのロングゲームでの戦いを制する必要がある。俺の構築に足りないのはヒーラー、そして高耐久アタッカーだ。これはロングゲームにおける必須パーツとも言える。それが抜けてるのだからロングゲームで挑んでくるのが有利だ。
「そろそろインターバル終わるよー。尊くん頑張ってねー、私もちょっと花火を湿気らせて来るから」
「おう、お互いに頑張ろうや」
じゃ、と別れつつスマホに少し悩んでから構築を叩き込む。大体雅人の考え方を追ってみたが……これで外れていたら俺の負けという事で。こういう前情報のない強敵を相手にするのが一番難しいんだよなぁ。
そう思いながら対戦ステージに向かえば、丁度雅人もやって来た所だった。
「よ、雅人」
「尊……」
ここ数年で落ち着きを得たのか、俺を前にしても荒ぶるような姿を雅人は見せない……やっぱり良い出会いに恵まれたような気がする。俺の見てない所でそれなりの出会いと別れと、そして修羅場を潜り抜けて来たんだろう。間違いなく強くなってきている。
「尊、俺は正直お前が羨ましい」
「俺が?」
「あぁ……今の時代、間違いなくお前が主役だからだ。お前の活躍、足跡を見れば解る。今、神様がお前のスポットライトを当ててるんだって思えた。柊剛三の伝説を今、お前が最前線で踏破する為に疾走してる。きっと、Sになったら伝説を超えて新しい歴史を作る……そんな気がする」
柊剛三は、通過点でしかない。その先にある奴を倒さないとならない。
「だからずっとお前を倒す為に力を付けて来た。お前だけを見て、倒し方を考えて来た。倒す事を……超えてその先に行く事をずっと目標にしてた」
だから。
「お前を倒して、俺はその先に行く……!」
「やってみろ」
雅人の目に、体に戦意が籠る。高ぶる闘志に合わせて選択されたモンスター達が到着する。此方側に呼び出されるのは先ほども活躍したフラメア、そしてウェルギリウスというDLC出身の基本スペックが優秀なコンビ。
それに対抗して雅人が選出したモンスターは―――予想外のものだった。
1匹目はどことなく高貴な雰囲気を持った、東洋チックな意図を持った虎のモンスターであり、その相方として並び立つのは鶴の姿をしたモンスターだった。
仙虎と仙鶴。
「仙獣!? 良く手に入れられたねそれ!?」
「清十郎兄さんに土下座したよ!!」
いや……まあ……確かに……王様なら土下座でもすれば調達してくるだろうけど……そっか……そんなルートがあったのか……まるで思いもつかなかったなそれは……。え、いや、アリなのそれ? 土下座外交ルートありなのか? ちょっと羨ましいぞ。俺も弄りたいぞ仙獣。
『厄い。厄い厄い厄い! なんだこの気配は! 死の気配が濃すぎる! 本当に人間かそいつは!? これだから死神を連れてるような奴はロクでもない!』
『かぁー、これだから肉食獣は! 良く見なさい! まどろみの奥底で目覚めを待つ蕾でしょ! かぁー! この尊さが解らないから虎はぁ!』
『かぁかぁかぁ! 煩い鳥類だのぉ!!』
「仲悪いんだね」
「うん」
じゃあ……この空気を払しょくする為にも。
「対戦、よろしくお願いします」
「対戦よろしくお願いします」
だだっと離れて、ばばっとスキルカードを取り出す。スキル調整を行うのは俺だけじゃない。此方が選出したモンスターを見て雅人側も調整する。そしてそれが終わったら―――改めて向き合い、そして勝負を始める。
ライバルの雅人が現れた!
仙虎が現れた!
仙鶴が現れた!
仙鶴は《崑崙山》を呼び覚ました!
仙人たちの秘境が今! 目覚める!
全ての存在は即座に陣法を展開出来る!
仙虎は《禁法の陣》を敵陣に敷いた!
詠唱の活用が禁止された!
仙鶴は《回生の陣》を自陣に展開した!
体力が癒えて行く!
「出たな、崑崙山」
仙人たちの秘境がフィールドとして展開される。交流戦の時は徹底的にメタって潰したが、このランクだと対処法が限られててかなりキツイ。
仙獣は陣法と呼ばれるサブフィールドを複数展開して場のイニシアチブを握りながらコントロールして行くタイプの構築だ。今の通り相手に何かを禁止する事を押し付けるのを得意としてる。
無論、展開出来る陣法には限りがある。だが設置放置で相手をメタる動きが取れるのは間違いなく強い。
たが既知の相手だ。対処法は理解してる。
フラメアは《幻想図書館》を呼び起こした!
フィールドが上書きされた!
《無詠唱》から《暴走詠唱》が呼び出された!
厄介なメインフィールドはまず上書き破壊した。これでセットアップは完了した。さあ、ここからが本番だ。
『鶴の! ゆくぞ!』
『虎の! 応ともさ!』
仙虎は《二層陣》を構えた! 陣法に陣法を重ねる!
《炎血陣》が敷かれた! 血が炎のように燃える!
仙鶴は《二層陣》を構えた!
《天命回霊の陣》を展開した!
あらゆる病や災害から逃れやすくなった!
フラメアの血が燃える! ダメージ!
フラメアは《高速詠唱》した!
ウェルギリウスの血が……あったっけ? 燃えた!
ウェルギリウスは《地崩し》を行った!
自陣に展開されたものをすべて破壊した!
《幻想図書館》が破壊された!
《炎血陣》が破壊された!
《禁法の陣》が破壊された!
ターンが回る。
仙虎は《禁法の陣》を敷いた!
仙鶴は《風化陣》を敷いた!
吹き荒ぶ風が風化を促す!
フラメアにダメージ!
フラメアは《高速詠唱》をした!
行動開始前にダメージが入る。ターン末処理ならウェルギリウスで破壊してからターン終了して乗り切れるが、流石にそこまで甘くないか。
それに必ず詠唱活用禁止の陣を入れることで上位の魔法を出す事を禁じて来てる。これはフラメアメタだな。そして陣そのものはAOE扱いだから回避不可の確定ダメージ扱いでチビメタだ。
1つの構築で此方のメインアタッカーを潰しに来てる。サブ効果でデバフ耐性も付けててやり難い。間違いなくこちらを研究して有利に戦えるように何重にも想定を重ねてる。
まずはそこを崩すか……。
ウェルギリウスに風化ダメージ!
ウェルギリウスは《幻想図書館》を展開した!
古来より続く叡智が世界を満たす!
「図書館を再展開した? 詠唱を封じられたままでいいのか? ダメソが上位魔法以外にも用意されてる……ってことか? 間違いなく何かを狙ってるな……?」
「良し、そんなにロングゲームがお望みなら此方流のやり方で付き合ってやる。読めるかどうかやってみろ」
陣による継続ダメージは大体1割ダメージ、2ターンで合計2割ずつ減ってる。これならまだまだ余裕があるな。良し、強気に行こう。
ターンが回る。
叡智が授けられる!
仙虎の《陣法励起》! 陣法の効果が即座に発動する!
フラメアにダメージ!
ウェルギリウスにダメージ!
仙鶴の《陣法励起》!
フラメアにダメージ!
ウェルギリウスにダメージ!
フラメアにダメージ!
フラメアの《ワイドヒール》! 自陣の傷が癒えた!
ウェルギリウスにダメージ!
ウェルギリウスの《マナコンダクター》!
フラメアのMP回復力が上がった!
「ヒールが使えたのか……」
「フラメアはC帯最強の魔ステ持ちでありながら、魔系最強の技幅を持ってる。専業じゃなくてもヒーラーの真似事は出来る……かなり勿体ない運用だけどな!」
フラメアというか魔女血統でヒーラーやるなんてサメに受けを任せるようなもんだよ。運用を間違えてる。とはいえ、うちの手持ちでヒールがマトモに出来るのはフラメアとエデだけで、エデはまだ出せる状態じゃないからな……。
かなりキツイが、このまま勝機が見えるまで耐え続ける……!
ターンが回る。
叡智が授けられる!
仙虎と仙鶴の《陣法励起》!
ウェルギリウスとフラメアに2割ダメージ!
フラメアにダメージ!
《高速詠唱》した!
ウェルギリウスにダメージ!
《クイック》! ウェルギリウスの速度が上がった!
痛ぇ。馬鹿痛い。2ターンで大体5割ぐらい削ってない? 《ワイドヒール》では3割から4割しか戻せないから結構ロスなんだよなぁ。回復ブースターとか強化系特性ないし。
あぁ、ヒールして命繋いでると凄い末期感ある。いや、これは俺がロングゲーム用のモンスターを備えていないのが悪いんだが。
だがこれで詠唱21か。安定するにはもうちょい欲しいな。
おぉ、ウェルギリウスの速度上げたのに反応したか。そうだ、これで上が取れる。
「ちまちま揺さぶるぞ」
「この展開……C認定の時を思い出す……耐えて、耐えて、何を求めてる……?」
叡智が授けられる! 詠唱がスタックされた!
ウェルギリウスにダメージ!
ウェルギリウスの《地崩し》!
敵陣に展開されている陣が破壊された!
《幻想図書館》が破壊された!
仙虎は《ディスペル》を放った!
ウェルギリウスのステータスが元に戻った!
仙鶴の《回生の陣》!
フラメアにダメージ!
フラメアの《ワイドヒール》! 回復した!
ディスペルを確認、と。となると見えてない札はインタラパフェキャン、後は《破陣の計》かな? 《破陣の計》は場にある全ての設置物を破壊し、その分のダメージを与えるバースト火力だ。
使えば恐らく3割から4割ぐらいの固定ダメージが出る。ということはライフがそれ以下になった瞬間ワープ合戦から先手取られて流されて負けだ。
ライフをそれ以上に維持しないと俺の負けになる。いや、1回ぐらいはどうにかなるかも知れんが、あとが続かなくなる。うーん、辛い。
チビを出して……いや、チビだと火力足りなかったな。結局の所、火力を出せるのはフラメアだけなんだ。外すとリーサルラインに届かなくなる。困ったなぁ。
ターンが回る。
仙虎の《陣法励起》! ダメージ!
仙鶴はせっせと同じ盤面を構築し直した!
フラメアダメージ処理!
フラメアは《高速詠唱》した!
ウェルギリウスダメージ処理!
ウェルギリウスは《幻想図書館》を再構築した!
ターンが回る。
叡智が授けられる!
仙虎の《ディスペル》!
フラメアのステータスが元に戻った!
仙鶴の《陣法励起》! ダメージ!
フラメアダメージ処理!
《ワイドヒール》! 味方全体を癒やした!
MP回復力を落とされた。長期戦ビルドしてない時はこれが必須なのだがついに削られてしまった。ダメージも重なってきたし相当キツイなぁ。
そう思った瞬間。
《ワイドヒール》がもう一度発動した。
「……《復唱》か!!」
「良し、漸く安定ラインまで詠唱スタックしたな。詠唱消費が封じられるならこういうやり方もあるんだぜ?」
《復唱》→《ワイドヒール》! 味方は完全回復した!
ダメージ処理! ウェルギリウスにダメージ!
ウェルギリウスの《クイック》!
フラメアの速度が上がった!
ターンが回る!
拳を握る。熱を感じる。その手綱を握りつつもそれを味わう。真っすぐ、視線を向けてくる雅人が此方の思惑を把握した。ここからはリソースの温存もないだろう。
一気にリーサルまで走る。
叡智が授けられる!
《復唱》の発動率が上がった!
フラメアにダメージ!
フラメアの《ヘイル》!
氷魂が敵陣に降り注ぐ!
仙虎にダメージ! 仙鶴にダメージ!
《復唱》! 歌うように詠唱が積み重なる!
《ヘイル》は再発動した!
仙虎にダメージ! 仙鶴にダメージ!
《ヘイル》と《ヘイル》が合体する!
《ブリザード》が吹き荒れる!!
「雅人ぉ!」
「!?」
吹雪の向こう側の雅人を指差す。
「良い事を教えてやる! 《復唱》の現在の発動率は8割前後だ! 理想は完成するまでステルスする事だったが……バレちゃあしょうがない!! これだけが俺の活路だ!!」
ででどん。
ビシッ!
「これから常に復唱チェックが入る!! お前もここからリーサル向けてリソースの温存をやめるだろう! 2ターン毎に回復を入れるが1回でも復唱チェックを外したらたぶん負けるぜ」
「!?」
ビシッとした手を両手とも中指に変えて突き立てる。
「運ゲーにようこそ!!!」
「ボケクソがぁーー!!」
おほほほほ!
他に打つ手がないのじゃよ!! じゃあ運ゲーするね……。
仙獣達にダメージ!
陣の効果で回復する!
仙虎の《破陣の計》! 土地を砕いて飲み込む!
《幻想図書館》が破壊された!
崩れ行く図書館の中から従僕が手を振ってるぞ!
仙虎はちょっと罪悪感を覚えた!
フラメア達に展開されている陣法が破壊された!
フラメアに大ダメージ!
ウェルギリウスに大ダメージ!
陣の効果で回復する!
仙鶴は《風化陣》を展開した!
ウェルギリウスにダメージ!
ウェルギリウスは《根の国》を展開した!
ギリギリ根の国ラインを踏まない程度に計算しているとはいえ、肝が冷える。
「さあ、どんどん詰めて行こう……MPが切れる前にな」
ターンが回った。
フラメアに風化のダメージ!
フラメアの《ワイドヒール》!《復唱》により再発動した!
仙獣たちが回復する!
仙虎の《禁法の陣》!
仙鶴は《陣法励起》を行った!
フラメアとウェルギリウスのダメージ!
ウェルギリウスに風化のダメージ!
ウェルギリウスの《マナコンダクター》!
フラメアのMP回復力が上がった!
ターンが回る。
風化ダメージ処理!
フラメアの《ヘイル》!
《復唱》……失敗!
仙獣たちが回復する!
仙虎と仙鶴の《陣法励起》!
フラメアとウェルギリウスにダメージ!
風化ダメージ処理!
ウェルギリウスの《クイック》! 素早い死神になった!
さて―――これであっちは大体1割削れ、こっちが5割~6割ぐらい削れてるか。安全性を考えるなら根の国を一旦破壊するかどうにかするべきなのだが……ここで日和ったらたぶん負けるな。運ゲーは長続きしないし。
いやぁ、怖い。雅人が序盤を観察に回してくれたおかげで何とか持ってるが普通に負けが見えるな。
さあ、リソースを全て吐き出してここで終わらせよう。
「俺のターン!」
「いいや、こっちから動く! 《ワープスター》!」
雅人、渾身のマスタースキルが入る。此方に先手を譲ったら根の国ラインまでHPを押し込まれると判断したのだろう。実際、《復唱》次第ではあるがリーサルは見えている。問題はここの空中戦だ。ここを何とかしのぐのが重要だ。
《ワープスター》!
閃光となって仙獣達が駆け抜ける!
仙虎の《破陣の計》!
《パーフェクトキャンセラー》!
死神の鎌が死の運命を刈り取る!
《インタラプト》! 死神の鎌を術法が阻害する!
《ロジックジャマー》が展開された!
ウェルギリウスは如何なる妨害も受け付けない!
「まだだ!」
「あぁ、まだ運ゲーは続くよ」
仙鶴の《破陣の計》!
《サクリファイス》! ウェルギリウスは自分の命を捧げた!
《輪廻》を巡りウェルギリウスは新生した!
《パーフェクトキャンセラー》を再使用した! 《破陣の計》を無効化した!
フラメアに風化ダメージ! ダメージでちょっと服が際どくない?
フラメアの《ヘイル》! 雹が降り注ぐ!
《パーフェクトキャンセラー》! フラメアの魔法が阻害される!
《インタラプト》! 死神のアシストが入る!
介入! 仙獣の《インタラプト》が行動を防いだ!
「防ぎ……切った!」
「いや、ここは運に頼らない場面なので順当に止められる」
《グローリー》! フラメアは妨害を振り払って動いた!
仙獣達にダメージ!
《復唱》……Check! 発動!
《ヘイル》は再び発動した!
仙獣達にダメージ!
魔法が合体し《ブリザード》となって襲い掛かる!
「止められ……ない!?」
「樹海で作成してきた1回限りの妨害耐性スキルだ。あんまし使いどころないんだけど……こういう場面だとピン刺しで刺さる。パフェキャン、2枚目ないだろ? 技枠的にもう余裕はないだろうし」
えーと、崑崙に陣2~3種に破陣と励起で5枠、ここにインタラ入れて6枠、ディスペルも見えてたな。これで7枠か。8枠目にパフェキャンかパッシブの速度アップ辺り入れてるな。じゃないとフラメアの頭を取れないし。まあ、大体こんな所だろ。感想戦は認定戦終わってからでいいか。
それでは―――。
「リーサルだ……!」
ウェルギリウスの《ヘイル》!
仙獣達にダメージ!
《ヘイル》がフラメアの《ヘイル》と合体する!
再びの《ブリザード》!
《ブリザード》と《ブリザード》が合体する!
《ダイアモンドダスト》! 全てが氷結し、朽ちて行く!
仙獣達は氷原の中へと沈んで消えた!
雅人との戦いに勝った!
「っしゃオラァ!!」
拳を作ってぐっと握る。《復唱》万歳! 《復唱》は神! 《復唱》こそ最強のスキル! ありがとう《復唱》! Bランクでは安定感増して帰って来てね! マジで!