【悲報】ここはStellaris世界でそのうち危機が来るらしい 作:カカルキリヤ
ここは遠い昔、まだ
旧世紀に起きた
:そういや執務室の外での配信は始めてだな
:今来た 何これ観艦式?
海上を見れば旧世紀の水上戦闘艦が何十隻も待機していて、背後には多数の対空車両とAFV、その後ろには自走砲が控えている。空を見上げればどの方向にも何かしらの軍用機が視界に入る、皇国どころかミレーシュ史上でも類を見ない程の厳戒態勢だ。
多分人類も一箇所にここまでの戦力を投入したことは無いと思う。
皇帝:提督ニキを待ってるの 提督ニキまだ?
殺戮提督:もうすぐ
:なんで人を待つだけで軍が出動するんですか?
:そりゃ来るのがXT-489から離反したユニットだからだろ
うとうとしてきた もう寝ちゃおうかな…
:皇国の兵器って人類のものとかなり似てるんだな
皇帝:まあ同じくらいの身長のヒューマノイドで惑星の環境も似てるからね
:頭がひとつ、目がふたつ、手足はふたつずつ、二足歩行です
:人間に似すぎている!
「陛下、まもなくです」
見えた。大気圏突入時の断熱圧縮で発光する5隻のコルベットが真っ直ぐとここに向かっている。
:おお 綺麗
:何がおおだよ
:これはおおだろ
それからほんの数分で地表付近に到達し、その頃には水上艦艇と同程度にまで減速していて目視でも艦のシェルエットが確認出来るようになっていた。
予定通り
多分中ではロックオンアラートが凄いことになっているのだろう。
『管制よりヨッタVI 進入コース適正 着陸シーケンスを開始せよ』
『ヨッタVI了解した 着陸まで30秒』
:無線何言ってるか分からんけどこれ聞いちゃっていいやつ?
:提督ニキもしかして皇国語話せるのか
殺戮提督:来る前に始祖ニキの所で勉強したからな 文法は日本語に近いから覚えやすいぞ
ゲーム時代には散々とは言わずともそれなりに見た鳥人の宇宙船が、今現実の物として私の前に降り立った。
『ヨッタVIの全乗組員へ 直ちに下船せよ』
着陸した船からタラップが展開され、提督ニキ(と監視のヴェティリシウス達)が船を降りていく。
それと同時に兵士たちが一斉に銃を構え、周辺の全ての兵器の照準がコルベットから提督ニキ本人へと向けられた。
何かあったら周囲を固めるヴェティリシウスごと爆殺する手筈である。何も起きないけど。
:提督ニキの姿を見るのは初めてだな ロボかっけぇ
:やっぱりXT-489って見た目はかっこいいんだよなぁ… 殺戮機械でさえなければ
:待って、横にいる綺麗な人たちは誰?あれがヴェティリシウス?
:【速報】ヴェティリシウス、ドライアドのお姉さんだった
:始祖ニキは始祖ネキだった…?
:もっと早く知りたかった
提督ニキ達は打ち合わせ通りにゆっくりと歩いてこちらに近づいてくる。
……話に聞いてはいたけどやっぱりXT-489の体は大きい。どうしても見上げる形になってしまう。
:提督ニキ背でかくね?
:いやこれは多分皇帝の背が低い…
皇帝:小さくないし!160cmあるし!
殺戮提督:目算158cmしかないぞ 靴込みで
皇帝:言わなきゃばれないのに!
:えっ皇帝そんなちっちゃいの?威厳とかどうなん?
殺戮提督:あー… 俺の視界も配信していい?
皇帝:いいよ
そういえばスレ民はまだヴェティリシウスの姿もミレーシュの姿も知らなかったのか。
どの情報はどこで共有してるのかをしっかり把握しておかないと、どこかでぼろが出そうだから気を付けないと。
:どれどれ… ウワアアアア!!ケモミミ美少女だああああ!!
:よく見たら後ろの兵士もみんなケモミミ生えてるじゃん
:【速報】ミレーシュ、ケモミミ種族だった
:皇帝は皇帝ちゃんだった…?
:もっと早く知りたかった
スレ民たちが引くほどはしゃいでるけど、まあ自分も転生当初はすごいはしゃいでたからあまり人のことは言えないな……
なんて思いつつ、私は提督ニキに声を掛けた。
「ミラーティ皇国へようこそ」
:今度はミラーティだけ聞き取れた
:そのうち皇国語教えてくれ
皇帝:そのうちね
ヴェティリシウスのポートレートはTasty Maid: Portraitsの植物種族、ミレーシュのポートレートはVoyage to Eternity: Portraits OnlyのTerranoidという設定です
Mod要素は今後も少しずつ出てくる予定なので、そのうち設定集にまとめます