遊戯王ZEXAL 知られざる八人目の七皇   作:瑞田高光

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1期
No.00 プロローグ


2014年……日本某所

 

「…………これでアニメのZEXALⅡも終わりかぁ」

 

 とある一軒家の一室で一人の青年がテレビを見ながら伸びをしていた。彼の名前は七穂氏 大輔(ななほし だいすけ)。地元の高校に通う18歳の青年で……遊戯王カードプレイヤーでもある。

 

「さてと……デッキの調整しとかねぇと…………この前新しく引き当てたNo.(ナンバーズ)が強そうだったからな。エクストラの調整しないと……」

 

 大輔はそう呟くと学生鞄の中からデッキケースを取り出して、部屋の棚からカード保管ケースを持ってきてはその中から何枚かのカードを取り出してはそれらのカードを抜いては入れを繰り返していた。(学生鞄からデッキケースが出てきたのは彼がよく学校帰りにカードショップに寄ってはカードファイトをしているからである。)

 

「……うん、やっぱりこんなもんで良いだろ! 折角だし新しいデッキを試しに出掛けようかな…………っ!?」

 

 数分後、大輔は納得がいったらしいデッキをデッキケースに戻し、学生鞄とは別の鞄に入れて立ち上がった…………かと思うと、大輔は突然その場に崩れ落ちた。

 

「う……ぐ…………な、何なんだ……これ……は…………」

 

 大輔はその場でうめきながらもがいていたが、次第にその動きは微弱なものへとなり自分でも体が動かなくなる感覚を感じた大輔は心の底から死というものを感じ……大輔の意識はそこで途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 辺り一面が真っ白な部屋の中に、一人の青年が倒れていた。

 

「…………う、うぅ……こ、ここは……? 俺は確か、デッキを組んでて…………それで……」

 

 青年……大輔は軽く頭を振って意識をハッキリさせ、辺りを見渡しながら先程やっていた事を思い出そうとしていた。

 

「…………しかし、ここは何なんだ……白しかなくて逆に不気味だな…………?」

 

 大輔が顔をしかめて呟いていると、突然自身の後ろから何かが発光しているのに気付き、後ろを振り返る……すると、そこには

 

「……誰、アンタ…………」

 

 そこには小学生程の身長の白いローブに身を包んだ男の子が立っていたのだ。すると男の子は軽く微笑みながら話し始めた。

 

「やぁ、七穂氏大輔君。僕はこの世界の異端を取り締まる……簡単に言ってしまえば神様だよ」

 

「はぁ!?」

 

 大輔は目の前に立っている男の子が自らを神様だと言っている事に驚きを隠せなかった。

 まぁ、実際にそんなことを突然言われても信じる事は出来ないのが当然だろう。事実、目の前の男の子……神様も軽く苦笑いをしながら続けた。

 

「まぁ、そんな反応は見飽きたけどね。それで……今日は君に伝えるべき事があるんだ」

 

「……伝えるべき事…………だと?」

 

 大輔の問いに神様は軽く微笑んで頷くと突然真顔になり、こう告げた。

 

「君はこの世界にとって異端な存在だ。だから、この世界から消えてもらう」

 

「な……なんで!? 俺が異端な存在って…………どういう事だよ!!」

 

 神様の発言に大輔は軽く焦りを感じ始め、問い掛けた。それほどまでに神様の発言が真実である事を感じとっていたのだろう。神様は少し哀しげな表情を浮かべて言葉を続けた。

 

「先程も自己紹介で言ったと思うけど、僕は異端な存在を取り締まる担当の神様さ。君がこの世界に来てから18年間ずっと影響が出ないか監視してたけど……影響の確認がされたからこうして君を僕の執行室へと呼ばせてもらったんだ」

 

「……で、何なんだよ…………その影響って…………」

 

 神様の言葉に大輔が恐る恐る訊ねる。すると神様が両手を前に出したかと思うと、大輔のデッキケースが突如として神様の両手の中に現れた。

 

「っ……それ、俺のデッキケース…………」

 

 神様は大輔のデッキケースの中から1枚の黒縁のカードを取り出して話を続けた。

 

「君が新しく手に入れたこのカード……No.○○だっけ? これは本来…………この世界にはないカードなんだよ」

 

「えっ……ど、どういう事だよ!?」

 

「つまり……これは君という存在が影響を及ぼしたカード……これが出回ると大変な事になってしまうんだ」

 

「……そ、そうなのか…………じゃ、俺をどうしようってんだよ…………」

 

 神様の説明に大輔は疑問を残しながらも納得をせざるを得なかった。そして、恐る恐る神様に訊ねた。すると神様は憂いを帯びた表情で返した。

 

「簡単な話さ。この世界で君が存在したという事実を消して君を君が居ても影響の出ない別の異世界へと移動させるだけだよ。そうすれば、少なくともこのカードが出回ることはない」

 

「……そ、それって俺があっちでゲットしたカードとかも消されるのか…………?」

 

 神様の言葉に少し寂しげな表情を浮かべて大輔は訊ねた。彼はデュエルを好んでいたため、つい昨日まで使っていたカードが無くなるのはやはり寂しいと感じたのだろう。すると神様は軽く微笑んでこう言った。

 

「その心配はないよ。ただ、その世界の都合上、一部使えないカードとかはあるけれど基本的には使えるから心配しないで」

 

「よ、良かった…………」

 

 大輔は神様の答えにホッと胸を撫で下ろした。

 

「それじゃあ、これを君に。それと、このNo.は僕が封印しておくから…………時が満ちれば使えるとは思うけどね」

 

 そう言って神様が取り出した黒縁のカードとデッキケースを大輔に手渡すと、黒縁のカードは絵柄や名前、更にはテキスト部分が空白になっていた。

 

「それじゃあ、君を新たな世界へと案内するよ…………グッドラック」

 

 神様が優しく大輔の体に触れると大輔の体が次第に薄れていき、数分とたたないうちに大輔は消えていった。そして、大輔を見送った神様は既に彼の消えた場所を見ながら静かにこう告げた。

 

「君を正しい世界に送り届けた。あとは君がすべてを受け入れる覚悟を持つだけだ……その為に君にある力も与えた。これの正しい使い方をしてくれると信じて…………そして、頼むよ? No.○○の精霊」




こんな感じでどーでしょうか、GMSさん!(まだプロローグだし判断材料も少ないだろうけど)
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