遊戯王ZEXAL 知られざる八人目の七皇   作:瑞田高光

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今回の話の途中から、一番やりたかった話に突入します!!

いやぁ、ここまで長かったですね(真顔)


1期 交流戦編
No.20 大輔の言い放つ条件 そして、交流戦予選会……?


 爆風で吹っ飛んだ遊馬の元に俺はゆっくりと歩み寄り、声をかけて手をさしのべる。

 

「大丈夫か?」

 

「あ、あぁ……にしても、相変わらず強いな」

 

「別に……俺だって前は負けることなんてザラにあったし」

 

 これは嘘ではない。OCGプレイヤー時代は結構負けることあったし……何人かの知り合いには3割しか勝てなかった事あったし。

 

「か~……すげぇな、お前の地元って…………なぁ、何処なんだ?」

 

 よりにもよって聞かれたくないことを……言っても信じてもらえそうにないと思うし、はぐらかすか。

 

「……それよりも、デュエル前に決めていた事…………忘れてないよな?」

 

「え……あっ…………」

 

 忘れてたか。まぁ、俺がアイツに言うことはこれだけだ。

 

「俺からお前に命令することは……

 

 

 

 

 

 

 

俺がNo.を使っている事を他の奴等に言うな。そして、俺にNo.関連で二度と突っかかってくるな……この2つだけだ」

 

「えっ…………え?」

 

 遊馬は俺の提案した条件に戸惑いを隠しきれてなかった。

 

「そ、それだけでいいのか?」

 

「あぁ、No.を使ってる事は隠しきれないとは思うがそれでもバレたら俺自身が話すから絶対に言うな。そしてまたNo.に関する事で突っ込んできても俺はそれに対応は一切しない……それじゃあな」

 

 俺はそれだけを伝えるとその場を立ち去った。勿論、プルートは止めていた時間を戻すことを忘れてない。時間をもとに戻すと唖然としたままの遊馬とアストラルを放置して俺の側に来て共にその場を去った。

 ちなみに、帰った後に魚エクシーズは一度封印して暫くは別のデッキを持っていく事にした俺は早速デッキづくりに励むのだった。

 

 

 

 

 

 

 翌日、俺が学校へ向かうと……掲示板に人だかりが。何があったのかとその方へと向かう……すると生徒達の声が聞こえてきた。

 

「交流戦だってよ、うちの学校は初じゃないか?」

 

「あぁ、しかもあのデュエルアカデミア本校とだってよ!」

 

「マジかよ……デュエルアカデミア本校って言えば、確かプロデュエリストを何人も輩出してるデュエリストなら一度は受けたい学校じゃん!」

 

「今年度も確か倍率がとてつもなかったんじゃないっけ……」

 

「確か今回は申し込みが3500人近くもいて……最終的に入学できたのって110人ちょっとだった筈だぞ、俺も落ちたから覚えてる……」

 

 え、何それ。倍率が約30倍!? どれだけプロデュエリストを輩出してきたんだよ……よっぽどだぞ、それだけの倍率って…………

 俺が知ってる範囲だとカイザーと十代……あとはサンダー、だよな…………? あ、そういや前に見たプロリーグの前哨戦でデュエルアカデミア本校の先生がプロ相手に善戦してたり勝ってたりしてたっけ……その時に出てたのは翔と明日香と…………あれ、誰かもう1人出てたような…………三滝大空、だったかな?

 

「参加希望受付の〆切が今日の昼休憩!? それで明日にはメンバーを決めるだって!? しかも4日後には交流戦をやるだって!? は、早すぎるだろ……」

 

「俺はパスだなぁ、今はデッキ調整ががが……」

 

「俺は参加してみたいけど……正直、アカデミア本校の生徒に勝てる自信ががが…………」

 

 それはまた急だな、仕方ない、参加しよう。授業開始までまだ時間があるのを確認した俺は生徒らが言っていた受付まで足早に向かい、申込みを済ませた。幸い、名前と所属クラスを書くだけで済んだもんだから……教室に戻り、自分の席に座ればさっそくデッキの思案に移った。

 

「何が良いかな……流石に紋章アンデを使うのは気が引けるし……かと言って魚エクシーズはな~…………あ、そうだ。アレがあるじゃねーか」

 

 そう、俺は親戚の使うカテゴリの新カードが盛り沢山で入ってるデッキの試作品が今朝届いていたのだ。送り主はペガサスさんとしゃっちょさん。何でも、しゃっちょさん曰く○○○○の血筋を少しでも引いており、自分の信頼出来る者にテスターを任せようとしたら俺が適任だったとか……ふっつーに認められてたっぽいね、うん。ちなみにそのデッキは今、鞄の中に潜ませているけど、これはまだ見せる時じゃない。

 

「後はデッキのパーツを家で物色するか……」

 

「いすけ……大輔…………大輔!」

 

「うおっ!?」

 

 突然自分を呼ぶ声が聴こえてきてビクッとなり声の主の方を見ると…………

 

「大輔、どうしたんだ? ブツブツ言って……俺の質問に答えてくれねーしさ!」

 

「あ~……すまん。思考してると、周りの声が聞こえなくなる癖があってな……すまん、優也」

 

「お前なぁ……んじゃ、もう一度聞くけどよ。交流戦の申込み、したか?」

 

 そう、優也だった。優也は呆れ顔で溜め息を吐けば、改めて質問をしてくれた。

 

「あぁ、当然だよ」

 

「やっぱりな、俺もさっきやって来た!」

 

 まぁ、当然と言うべき参加ではあるだろうな……

 

「な、俺のデッキなんだけど……」

 

 一緒に参加を目論む優也のデッキの調整を手伝いつつ、授業の開始を待った。ちなみに、遊馬は今日も遅刻をしていたのは言うまでもなく、一時間目の授業が終わるとほぼ同時に申込みをする為に駆け出して行った事を誰かに伝えておこう。

 

 

 

 そして、昼休憩……昼食を食べ終えたタイミングで教室のドアが開く…………そこにいたのは先程申込みの受付をしていた女性の事務員さん……何があったのかとそちらへと視線を向けていると…………

 

「大輔、受付の人が困ったことになったらしいぞ」

 

「ん、分かった。今行くよ」

 

 ってか、何で俺なんだろう……書類に不備とかはなかった筈だし…………?

 

 

「貴様か! デュエルで決着を付けさせてもらうぞ」

 

「いや、デュエルはお受けしますけども…………説明宜しくです……」

 

「えっと、実はですね……」

 

 なぜこの流れになったし……

 

 

 

 

 とりあえず、受付の人の話によると…………この怒っている3年生の人は御角 一(みかど はじめ)。自称『ハートランド学園トップクラスのデュエリスト』で、その性格から結構周りから鬱陶しく思われてるらしいんだけど……意外にも、一部の人間には慕われてる…………まぁ、いわゆる初期万丈目状態だ。

 そして、その万丈目状態の御角先輩(笑)はどうやら落選したらしく、それで俺にデュエルを申し込んできた……という経緯だったらしい。ちなみに選出に関しては完全にランダムらしく、俺への怒りは完全にお門違いな訳だ。

 ちなみに今回は5戦あるらしく……俺の出番が最終戦らしい…………つまり、目立ちたがりやな先輩に絡まれた訳だ。一番迷惑なパターンだよ、全く……ってか、理由がめちゃくちゃ子どもっぽいんだが…………まぁ、デュエルはするけどな。

 

「「デュエル!!」」

 

「俺のターン、ドロー!」

 

手札5→6

 

 先攻は俺……なんだけど、手札にモンスターが溜まってるなぁ……仕方ない、このターンは動くのをやめよう。

 ちなみに昨日作っていたデッキはまだ完成途中(作ってる最中に寝てしまったからまだ出来てない)なもんだから出せないから今回はいつもの【紋章アンデ】なんだけど、な…………

 

「紋章獣アバコーンウェイを召喚、カードを伏せてターンエンド」

 

大輔LP4000

手札4

紋章獣アバコーンウェイATK1800

伏せカード1枚

 

「我のターン、ドロー!」

 

手札5→6

 

 さーて、相手の出方を窺う為にちょっと動かなかった訳だが……どうだ?

 

「フフフ、この手札ならば我の勝利はほぼ貰ったも同然!」

 

 え、何言ってるの、この人……

 

「我は“ジェスター・コンフィ”を表側攻撃表示にて特殊召喚!」

 

ジェスター・コンフィATK0

 

「そしてジェスター・コンフィをリリースし……現れよ、炎帝テスタロス!」

 

炎帝テスタロスATK2400

 

 ふむ、相手のデッキは【帝コントロール】か……しかし、炎帝を出すのか…………

 

「炎帝テスタロスの効果発動だが、そこにチェーンを組ませてもらう。チェーン2に“手札断殺”発動。更にチェーン3にて“サモン・チェーン”を発動する」

 

 え、マジかよ……これ、デッキが大分完成されてるパターンじゃね?

 

「……俺は何もない」

 

「ならば逆順処理を執り行う。サモン・チェーンによりこのターンの召喚権利を2つ増やし、手札断殺により互いに2枚を捨てて2枚ドローをする。我から貴様に施しをくれてやる」

 

 …………やっばい、この先輩ぶっ潰したい。

 

大輔の捨てた手札

・紋章獣レオ

・紋章獣ツインヘッド・イーグル

 

御角の捨てたカード

・レベル・スティーラー

・サモン・チェーン

 

大輔

手札2→4

 

御角

手札0→2

 

「紋章獣レオの効果でデッキから紋章獣アバコーンウェイを手札に加える」

 

大輔

手札4→5(内1枚紋章獣アバコーンウェイ)

 

 ってか、手札総入れ換えして良いのかよ……追加した召喚権余るってことないだろーな? とりあえず、手札はシャッフルしておいた。テスタロスの効果も残ってるし……

 

「ふふ、そしてテスタロスの効果により、貴様の手札……我から見て右から3番目のカードを捨ててもらおう」

 

 いや、素直に中央って言えば済む話だろ……って…………

 

落ちたカード

・紋章獣アバコーンウェイ

 

「この効果で墓地に送ったのがモンスターカードの為、そのレベル×100のダメージを受けてもらうぞ!」

 

 いきなりサーチしたの落とされるのかよ、つら……

 

大輔LP4000→3600

 

「更に炎帝テスタロスをリリース!」

 

 …………え? レベル・スティーラー使わねーの?

 

「焔纏いし最強なる者、我が元に跪け! “爆炎帝テスタロス”をアドバンス召喚!」

 

爆炎帝テスタロスATK2800

 

 うわぁ、マジすか……

 

「まずは固定効果により1000のダメージを受けてもらうところだが、その前にテスタロスの効果により手札を見させてもらう…………ふむ、これならば答えは簡単だ。紋章獣レオを墓地に送れ」

 

 チェー、出す予定だったのにな……

 

「そして、そのレベル×200のダメージを受けてもらう! そして1000のダメージ!」

 

大輔LP3600→2800→1800

 

まぁ、ライフは800は最低でも残るし……ここから逆転行けるかな?

 

「更に! テスタロスをリリースして再び爆炎帝をアドバンス召喚!!」

 

 What? どういうことだってばよ…………断殺で引いたのがどっちも爆炎帝? これは……ある意味凄いわ、うん。

 

「再び同じ行動だから手早く済ませるぞ、先程確認した為に同じ行動は不要だ。アバコーンウェイを墓地に送ってもらおう。そして固定効果も合わせて1800のダメージだ!! これで私の勝ちだ!!」

 

 おーおー、えげつないえげつない。でも、俺の伏せカードは……これなんだよね。

 

「リバースカードオープン、“ダメージ・ダイエット”。これで受けるダメージはこのターン中は全て半分だ」

 

大輔LP1800→1400→900

 

 あぶねー、あぶねー……とりあえずこのターンで終わる事はなくなった、ね。

 

「なん……だと!? くっ……爆炎帝のレベルを1つ下げてレベル・スティーラーを攻撃表示で特殊召喚! 爆炎帝テスタロスでアバコーンウェイを攻撃し、レべルスティーラーで直接攻撃!」

 

「本来なら1600ダメージだが、このターンに受けるダメージは半分だ」

 

大輔LP900→100

 

 あぶねぇ、いやマジで。これはちょっと想定外だったわ…………

 

「だが、これで貴様のライフは残り100! 次でケリをつけてやるぞ!ターンエンド!!」

 

御角LP4000

手札0

爆炎帝テスタロスATK2800

 

 あ、これ勝てそう。フラグ建築された気がする…………




そんな訳で、ハートランド学園vsデュエルアカデミア本校の交流戦編に入ります!!

いやぁ、ようやく書けますよ(歓喜)

そんな訳で、(多分)はやく投稿できると思いますよ(多分)
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