アルペジオ:ロスト・アンカー 霧の艦は未知の海を征く 作:おかーちゃんサーナイト
【絶望】日本海の『アレ』、なんか、小さいのも、生み出し始めたんだが… Part.21
601:紅色名無しさん
……おい。
また新しい情報が入ってきたぞ……。
602:紅色名無しさん
もう聞きたくない……。
どうせまた船が増えたとかそういう話だろ……。
603:紅色名無しさん
>>602
その通りだが、今度は少し毛色が違う。
なんか全長80mくらいのクソ小さい警備艇みたいなのを無限に生産し始めたらしい。
604:紅色名無しさん
は? 警備艇?
なんだ、ようやく技術力が落ちてきたのか?www
605:紅色名無しさん
>>604
笑い事じゃねえんだよこれが……。
うちの海軍の情報部がまた漁船を装って近づこうとしたんだが……。
そのクソ小さい警備艇に見つかって、いきなり実弾で警告射撃されたそうだ。
606:紅色名無しさん
……はぁ!?
警告射撃!? あの平和ボケした海上自衛隊が!?
607:紅色名無しさん
もう自衛隊じゃないんだよ……。
あの海域は完全に、あの、『新井木』とかいう、狂犬の支配下だ。
奴の私兵が、我が物顔でうろついてるんだ。
608:紅色名無しさん
しかもその小さい船。
深海棲艦を見つけたら躊躇なくビームで消し炭にしてるらしい。
完全にオーバーテクノロジーの戦闘艦だ。
609:紅色名無しさん
……つまり、どういうことだってばよ?
610:紅色名無しさん
>>609
要約すると、こうだ。
日本は今、自律型の高性能戦闘艦を無限に生産できるようになった。
その、無人艦は日本の領海を24時間、完璧にパトロールしている。
深海棲艦は問答無用で殲滅。
俺たちの船が近づけば、問答無用で、警告射撃。
そして、日本の領海の外で何が起ころうと、完全に無視。加勢もしなければ救助もしない。
611:紅色名無しさん
……
612:紅色名無しさん
……無敵かよ。
**613:紅色名無しさん**
クソッ! 汚いぞ日本鬼子!
自分たちの庭だけ綺麗にしやがって!
周辺海域の平和を維持する大国としての責任はどうした!
614:紅色名無しさん
>>613
その『周辺海域の平和』を乱しに行ってるのが、俺たちの国の船なんだよなぁ……。
615:紅色名無しさん
>>614
黙れ、漢奸め!
616:紅色名無しさん
だが事実だろ。
もうあの海域には手が出せない。
物理的に近づくことすら不可能になった。
あの『新井木』とかいう男、本気で現代の万里の長城を海の上に築くつもりだぞ……。
617:紅色名無しさん
……正直、羨ましい、と思ってしまった。
俺は売国奴だろうか……。
618:紅色名無しさん
>>617
……気持ちは分かる。
もし、あの艦隊が我が国のものであったなら……。
南シナ海も、台湾も、全てが我々のものに……。
619:紅色名無しさん
>>618
やめろ。
虚しくなるだけだ。
620:紅色名無しさん
……もう、いい。
日本は日本。
我々は我々だ。
もう、あの化け物たちのことは忘れよう。
見なければ存在しないのと同じだ……。
621:紅色名無しさん
そうだな……。
そうでも思わないとやってられない……。
今日の酒は、苦いな……。
±±±±±
島根沖に浮かぶ鋼鉄の番犬たち。
霧の海防艦による鉄壁の哨戒網は、日増しにその密度を高めていた。
そしてある日。
その無数の番犬たちが、一斉にその進路を変えた。
目指すは一つの小さな岩礁の島。
韓国が『独島』と呼び、不法に占拠を続ける日本の領土、竹島。
無数の海防艦がその島を、まるで獲物を取り囲む狼の群れのように、幾重にも包囲していく。
そして、その全ての主砲の砲口を、島に駐留する韓国の海洋警察の、小さな詰所へと、静かに、そして、的確に、向けたのだ。
そのあまりにも露骨で攻撃的な行動。
その引き金を引いたのは厚士の一つの判断だった。
「……うっとおしい」
タカオの艦長席で周辺海域のレーダー情報を眺めていた厚士は、心底うんざりしたように呟いた。
韓国は懲りていなかった。
正面からの侵入が不可能となると、今度はこの竹島を中継基地として利用し、小型の工作船をこそこそと送り込み続けていたのだ。
ハエのように鬱陶しい。
ならばその発生源を叩き潰すまでだ。
厚士はすぐさま二つの手を打った。
一つは、物理的な実力行使。
霧の海防艦による竹島の完全な海上封鎖。
電気、水、食料。
あらゆるライフラインを断ち切り、島を孤立させる。
そして、その無言の砲口は語っていた。
『次にここから不審な船が一隻でも出れば、この島ごと海の藻屑にする』、と。
それは、厚士の明確な意思表示だった。
お前たちが江戸時代から日本の領土であったこの島を、戦後の混迷期に紛れて、そこにいた日本人を虐殺し、奪い取った火事場泥棒であるように。
今、この深海棲艦との戦争という、新しい混迷期において。
我々が、力でこの島を実効支配し返したとしても、お前たちに文句を言う資格など微塵もないだろう?という、あまりにも苛烈なメッセージ。
そして、もう一つの手。
それは外交的な完全勝利のための布石。
海上封鎖とほぼ同時に。
日本政府を通じて国連の安全保障理事会、及び、国際司法裁判所へ、一通の最終通告とも言うべき文書が叩きつけられた。
その内容。
まず、江戸時代から現代に至るまで、竹島が日本の固有の領土であったことを証明する、完璧な歴史的公文書と古地図の証拠一式を提示。
次に、第二次世界大戦後の混迷期において、韓国がいかに非人道的な手段でこの島を不法に占拠したか。そのおぞましい虐殺の証拠と、生存者の証言を提示。
そしてそれらの事実を日本が過去何度も国際社会に訴えながらも、見て見ぬフリをし続けてきた国連そのものの責任問題について、極めて強い苦言と、遺憾の意を表明する。
その上で、結論としてこう締めくくられていた。
『そして今、韓国はこの不法に占拠した竹島を足場として、我々が進める対深海棲艦戦線の安定化を図るための重要作戦を繰り返し妨害している。これは、日本に対する敵対行為であると同時に、全人類の未来に対する、重大な背信行為であると断ぜざるを得ない。よって我々は、自衛のため、そして、全人類の利益のために、必要かつ最小限度の実力行使に踏み切ったことを、ここに強く、宣言するものである』
完璧な論理武装。
歴史的な正当性。
人道的な大義名分。
そして全人類の未来という誰も反論できない錦の御旗。
その全てのカードを完璧に揃えた上で、厚士は世界にそして韓国に突きつけたのだ。
お前たちは、もう詰んでいる、と。
その日、竹島は一発の銃弾も放たれることなく、しかし、完全にその実効支配者を変えた。
そして世界は、新井木厚士という男の、本当の恐ろしさを改めて思い知ることになった。
彼を敵に回すということは、単に軍事的な敗北を意味するのではない。
歴史も正義も、大義名分も、その全てを根こそぎ奪い去られる完全な『敗北』を意味するのだと。
±±±±±
ニューヨーク、国連本部。
安全保障理事会の緊急会合は、阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。
「……以上が、日本政府より提出された、公式文書の全容です」
議長役の事務総長補が、震える声で読み上げ終わると、議場は重い沈黙に包まれた。
各国の代表たちは皆、顔面蒼白で、手元の資料に目を落としたまま、誰一人、口を開こうとはしなかった。
そこに記されていたのは、もはや外交的な駆け引きの材料などではない。
歴史という名の動かぬ証拠。
国際法という名の、揺るがぬ正論。
そして、人道という名の、絶対的な大義名分。
あまりにも完璧で、あまりにも正しすぎる、日本の主張。
沈黙を破ったのは当然、韓国の国連大使だった。
「ば、馬鹿な! 全て日本の捏造だ! 我々の固有の領土である独島を、武力で脅かす暴挙を正当化するための詭弁に過ぎない!」
彼の悲痛な叫びが虚しく響き渡る。
だが、その言葉に同調する者は、誰もいなかった。
それどころか、今まで韓国の主張に理解を示していたはずの国々からも、冷たい視線が突き刺さる。
アメリカの大使が、やれやれ、といった顔で口を開いた。
「……捏造、と仰るが、韓国代表。ここに提示されている18世紀のヨーロッパで作成された古地図にも、この島は日本の領土として、明確に記されている。これも、日本のタイムマシンを使った捏造だと?」
ロシアの大使が面白そうに続ける。
「そしてこの戦後の住民虐殺に関する我が国の前身であるソ連の諜報機関が記録した機密文書。これも、捏造かね? 我々は事実を記録したまでだが」
中国の大使はただ黙って目を閉じている。
先日の『見殺し事件』で完全に日本の情報戦能力の前に敗北した彼らに、もはや日本に逆らう気力はなかった。
そしてイギリスの大使が、とどめを刺した。
「何よりも問題なのは最後の一点だ。韓国政府が、この竹島を中継基地として、日本の対深海棲艦作戦を妨害していたという事実。これは、我が国を含む、全世界の海上輸送路の安全を脅かす重大な背信行為と言わざるを得ない。…これについて、何か弁明は?」
ぐっ、と、韓国大使が言葉に詰まる。
完全に包囲されていた。
もはや味方は、どこにもいない。
彼は最後の望みを託して、議長席へと訴えかけた。
「こ、国連として! 国連として、この日本の一方的な武力による現状変更を認めるわけにはいかないはずだ! 平和的な解決を求めるべきだ!」
その、あまりにも虫のいい言葉に。
今まで黙っていた議長が深々と、そして、疲れ切ったようにため息をついた。
「……平和的な解決、ねぇ」
彼は手元の資料のある一文を指し示した。
それは厚士が叩きつけてきた文書の一節。
『これらの歴史的事実を、我が国が過去、何度も、貴機関に訴えながらも、有効な手立てを一切、講じてこなかった国連そのものの責任問題については、極めて強い、遺憾の意を表明する』
その一文が、議場にいる全ての人間の喉元に突き刺さる、鋭い刃となった。
そうだ。
自分たちは知っていた。
そして、見て見ぬフリをしてきた。
面倒な問題から目をそらし、先送りにしてきた、そのツケが今、最悪の形で回ってきたのだ。
議長は力なく、首を振った。
「……本件は、当事国間の問題である。国連として、これ以上の介入は差し控えるべきと判断する。…以上だ。閉会!」
それは、事実上の『日本完全勝利』宣言だった。
国連という組織が、その権威と存在意義を自ら放棄した、歴史的な瞬間。
彼らは自分たちの過去の怠慢を突きつけられ、そして、未来から来た一人の男が作り上げた完璧な『正論』という名の暴力の前に、完全に屈服したのだった。
±±±±±
国連安保理の、緊急会合。
その中継映像を、霧のイージス艦おおよどのブリッジで見ていた厚士の表情は、一切変わらなかった。
当然の結果。
計算通りの勝利。
そこに何の感慨もなかった。
「……さて、と」
彼はまるで駒を、一つ進めただけの棋士のように、静かに呟くと隣に、控える大淀へと、次の、指示を、出した。
「大淀。次のターゲットは欧州だ。ジュネーブに本部がある人権理事会と、アムネスティ・インターナショナル。あとついでに、国境なき記者団にもだ。先ほど国連に提出した資料一式をそのまま彼らにも送ってくれ」
「……人権団体、でありますか?」
大淀が少し意外そうな顔で聞き返す。
「ああ。連中は常に、『正義』の味方でありたくて仕方がない者たちだ。最高の『弾丸』をプレゼントしてやるのさ」
厚士はそこに一枚の、短い、しかし、極めて扇動的なメッセージを添付させた。
【『海の上の悲劇』に関する緊急声明と、調査要請】
欧州人権理事会、及び、関連団体の皆様へ。
我々は今、全人類の存亡を賭け、深海棲艦という未知の脅威と戦っています。
その戦いの最前線で、我々は信じがたい、そして、看過できない『人道に対する罪』を、目の当たりにしています。
添付資料は、第二次世界大戦後、韓国が日本の固有の領土である竹島において、何の罪もない日本の民間人を、いかに非道な手段で虐殺し、その島を不法に占拠したか、そのおぞましい真実の記録です。
そして、問題は過去の話ではありません。
今、この瞬間にも、韓国はこの血塗られた島を拠点として、我々が進める全人類の未来のための資源開発プロジェクトを、繰り返し妨害し続けています。
彼らは自国の歪んだ国益と、歴史認識のためだけに、全人類を勝利へと導くための我々の努力を踏みにじっているのです。
この、あまりにも利己的で、そして、非人道的な行為によって、我々の作業は日々遅延し、結果として、全人類が勝利を手にする日が、一日、また一日と、遠のいています。
正義と人道を重んじる皆様に、強く、訴えます。
この韓国の非道な行いを、どうか、その目で確かめ、そして、その罪を、全世界に問いかけてはいただけないでしょうか。
我々はこれ以上、彼らの非常識な妨害行為に苦慮し、貴重な時間を浪費することに耐えられません。
どうか、皆様の力で、我々が本来の使命である、深海棲艦との戦いに専念できる環境を取り戻させてください。
東洋方面第一巡航艦隊 司令長官 新井木 厚士
そのあまりにも巧みで、そして悪魔的な告発文。
それは欧州の『人権問題大好き』な団体にとって、まさに蜜の味だった。
『悲劇の歴史』『非人道的な虐殺』『全人類の未来への妨害』。
彼らが大好きな、キャッチーな単語がこれでもかと散りばめられている。
そして何よりも、その告発の根拠となる証拠が完璧に揃っているのだ。
このメッセージを受け取った欧州の各人権団体は、狂喜乱舞した。
すぐさま緊急の調査チームが結成され、彼らは競うように韓国政府に対する厳しい非難声明を発表し始めた。
国際的なメディアはこぞって、この新しい『正義の物語』に飛びついた。
厚士はたった一通のメールで。
自らを被害者の立場へと巧みにシフトさせ、そして国際社会における最も厄介で、そして声の大きい『正義の代弁者』たちを、完全に自分の味方へと引き込んでしまった。
もはや韓国に残された道はない。
彼らは軍事的にも、外交的にも、そして、人道的な見地からも、完全に孤立し、世界中から石を投げつけられる、絶対的な『悪』として、断罪されることになったのだ。
±±±±±
【緊急依頼】歴史板・軍事板の猛者ども、ちょっと力を貸してくれ【報酬あり】
1:青のあつこちゃん
よおお前ら。
ちょっと訳知り顔で登場させてもらう。
俺は、青のあつこちゃん。以後、お見知りおきを。
2:名無しの提督さん
誰だお前は!?
3:名無しの提督さん
コテハンは巣にお帰りください
sage
4:名無しの提督さん
まあ待て、お前ら。
なんか面白そうな匂いがするぞ。
5:青のあつこちゃん
> 話が早いやつがいて、助かる。
>
> 単刀直入に言う。
> 今、国連と、欧州の人権団体を巻き込んで、竹島問題で韓国を徹底的に追い詰めている。
> だが、俺一人の手持ちの資料だけじゃまだ火力が足りん。
>
> そこで、お前らの力を借りたい。
6:名無しの提督さん
……ほう?
竹島問題で韓国を追い詰める?
実に結構なことじゃないか。
7:名無しの提督さん
で、俺たちに何をさせたいんだ?
8:青のあつこちゃん
> 歴史板、地政学板、国際問題板の、猛者たち。
> お前らが持ってる、より詳細で、より根拠のある、竹島問題の証拠を掘り起こして、国連と韓国の連中が言い逃れできないように、徹底的に叩きつけてやってくれ。
> 江戸時代の公文書、海外の古地図、戦後のどさくさ紛れの不法占拠の証言、サンフランシスコ講和条約の解釈。何でもいい。ソース付きで頼む。送り先は国連、韓国、欧州の人権問題関連の組織、大手メディアまで軒並みバラ撒いて欲しい。
9:名無しの提督さん
……なんだこいつ。
俺たちの専門分野をよく分かってるじゃないか。
10:名無しの提督さん
面白い!
乗ってやろうじゃないか!
俺の秘蔵のラスク書簡の原文コピーを解放する時が来たようだな!
11:名無しの提督さん
よし、俺は李承晩ラインの非道さをまとめた資料をうpする!
12:名無しの提督さん
で、だ。
俺たちがそこまでやって、お前は俺たちに何をくれるんだ?
口約束だけじゃ、俺たちは動かんぞ。
13:青のあつこちゃん
> 報酬はもちろん用意してある。
> 以下の、三枚の、撮り下ろし写真で、どや?
14:名無しの提督さん
ごくり……
15:青のあつこちゃん
> 報酬1:
> 霧のイージス艦『おおよど』のブリッジにて。山のような情報を捌きながら、キリッとした表情で仕事に打ち込む、大淀さんの麗しい横顔。
>
> 報酬2:
> 工作艦の船団に指示を出す重巡タカオ。その、タカオ様を少し下のアングルから撮影したため、彼女のしなやかな黒タイツに包まれたお御足と太ももが、実にけしからん感じで、ちょこっと、見えてしまっている奇跡のワンショット。
>
> 報酬3:
> VLSからミサイルを一斉発射し、敵の深海棲艦を殲滅するその瞬間。大戦艦キリシマ様が浮かべる、恍惚としたバトルジャンキーな笑みの姿。これも横からのベストアングルだ。
>今のところはこれくらいだが、報酬に過不足はないはずだ、どうだ?やるなら連絡を待ってるぜ。
16:名無しの提督さん
……
17:名無しの提督さん
……
18:名無しの提督さん
……神は、ここに、いた。
19:名無しの提督さん
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
やる! やってやるとも!
タカオ様のお御足のためならば、我が身灰燼と化しても悔いはないッ!
20:名無しの提督さん
クソッ! 完全に俺たちのツボを理解しやがって!
いいだろう、乗ってやる!
今すぐ竹島問題に関する英語の論文全部翻訳して送りつけてやる!
21:青のあつこちゃん
> 話が早くて何よりだ。
>
> ああそれと、最後に2つ、忠告しておく。
>
> 俺のIPをぶっこ抜こうなんて下らない真似はやめておけよ。でないと、カウンタープロトコルが作動して、お前らのIPと個人情報が全世界に晒されるようにプログラムが組んであるからな。
>
> なぜ俺がこんな面倒な掲示板に、わざわざ書き込んでいるか。
> それは、俺自身も、お前らと同じしがないねらーだからだ。
> そして、お前らのその、無駄に高すぎる技術力と、特定能力を、誰よりも高く買っているからだ。
>
> 頼んだぞ、同志たち。
22:名無しの提督さん
……なんだよ、それ。
……カッコよすぎるだろ……。
23:名無しの提督さん
分かった! 分かったよ、あつこちゃん!
あんたが俺たちの新しい神だ!
24:名無しの提督さん
総員、戦闘配置!
目標、全世界の主要なニュースサイト、及び国連、韓国、欧州の人権団体!
竹島は日本の領土であるという絶対的な事実を、ありとあらゆる言語で拡散せよ!
始めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!
その日。
『青のあつこちゃん』と名乗る、謎のカリスマの下に、日本のインターネットに巣食う、最も厄介で、そして、最も頼りになる知識の怪物たちが集結した。
彼らが放った情報の津波は、あっという間に世界を駆け巡り、韓国が今まで積み上げてきた嘘と欺瞞の砂の城を、跡形もなく、押し流していくことになる。
そして、その地獄絵図を作り出した張本人が、自分たちと同じ『ねらー』であったという事実に、彼らは最高の興奮と、親近感を覚えるのだった。
±±±±±
情報の津波が世界を席巻し、韓国が国際的に完全に孤立した数日後の夜明け。
竹島の沖合に展開していた霧の海防艦の群れが動いた。
その番犬たちの後ろから現れたのは、十数隻の奇妙な舟艇。
平べったく、キャタピラが付いたその姿。
それはかつて、大日本帝国海軍が陸上への強襲上陸作戦のために開発した水陸両用戦車──『特二式内火艇』だった。
もちろん、それはただのレプリカではない。
島根沖でフル稼働を続ける4隻の3Dプリンターとは別に、厚士が2隻の工作艦をペアにさせ、秘密裏に量産させていた、霧の超技術で作られた現代版の内火艇だ。
その装甲はナノマテリアルで強化され、機銃の掃射程度では傷一つつかない。
海防艦に曳航されてきたその内火艇の群れは、竹島の海岸線へと向かって一斉に進撃を開始した。
島に駐留する韓国の海洋警察隊はパニックに陥った。
レーダーに映る無数の舟艇。
そして自分たちを取り囲む無数の霧の海防艦。
だが彼らにはもはや抵抗する気力も手段もなかった。
本国からは「絶対に日本側を刺激するな。交戦は許可しない」という厳しい命令が下っている。
彼らはただ、震えながらその異様な光景を見つめるしかできなかった。
やがて一番先頭を進んでいた一隻の内火艇が竹島の浜辺に乗り上げた。
そしてその前部ハッチが、ゆっくりと開かれる。
そこから現れたのはただ一人。
黒い軍服に身を包み、その瞳に冷たい光を宿した男。
新井木厚士、その人だった。
彼は、続いて上陸する内火艇に囲まれた防壁の内側、その浜辺に、一本の金属製のポールを力強く突き刺した。
そしてそのポールの先端に結びつけられていた、一枚の旗を解き放つ。
バサッ、と音を立てて風にはためく、赤と白の意匠。
それはかつてこの国の海軍が、その誇りとして掲げた、『旭日旗』だった。
厚士は何も言わなかった。
ただその旭日旗が、70年以上の時を経て、再びこの竹島の土に突き立てられ、そして朝日に照らされながら、堂々とはためくその光景を、静かに、見つめているだけだった。
そのあまりにも象徴的で、そして、あまりにも静かな『奪還』の儀式。
それは武力を一切使わずに、しかし、何よりも雄弁に、全世界に、そして海の向こうの隣国に告げていた。
この島は今日この瞬間から、再び日本に還ったのだ、と。
その光景を遠巻きに見ていた韓国の海洋警察隊員たちは、ただ呆然と、立ち尽くす。
そしてその中の一人がぽつりと呟いた。
「……終わった……。もう、何もかも、終わったんだ……」
それは一つの時代の終わり。
そして新しい時代の始まりを告げる、静かな、しかし、何よりも力強い夜明けだった。