「新人研修…ですか。」
私、
「はい。新しく魔法少女になる方は全員受けていただいています。」
管理教会の受付の人はそう機械的に話す。
「えっと、その内容についてそのぉ聞いてもだ、大丈夫です、か?」
「内容としては先輩のベテラン魔法少女の方をお呼びしてマンツーマンで座学と基礎的な戦い方に関する実技を教えていただくことになっています。」
先輩の魔法少女とのマンツーマンでのレッスン!!
オタクとして興奮しないはずがない!!
「え、えっと…その、教えてくださる方は決まっていんですか?」
「それについてはまだ決まっていません。魔法少女の方々にも予定がありますし新田さんの魔法適性によっても判断しますので決まりましたこちらからご連絡させていただきます。」
「は、はい!」
「アタシが新人研修だぁ?なんでそんなめんどそうなコトやんなきゃなんねーんだよ。」
「教会としても魔法適性やこれまでの功績を考えて貴女にお願いしています、"ブラットローズ"さん。」
「あん?」
「貴女がこれまでに研修で付き合った魔法少女達は皆最低でもB級中位。多くはA級中位から下位となっており、連携作戦に関しても戦場全体をよく見て支援をしているところをよくみます。それは貴女の教育の賜物ではないかと我々はみています。」
「それこそ過大評価だ。それに関してはアイツらの出来が良かっただけでアタシは何もしてねぇ。」
「そうですか。それでは仕方ありませんね。」
「案外あっさり引き下がるんだな。」
「我々としても無理強いするつもりはありません。新人研修に関しては義務ではなく任意としているので、断られたのならば他をあたるとします。あーあ、ブラットローズさんが引き受けてくれれば安心できたのですが、仕方ないですよね。あの、多くの魔法少女の新人研修を担当してきたベテランのブラットローズさんだったら我々も安心して任せられたのですが任意ですし仕方ないですよね〜。」
「くっ、わかったよ。わかったわかった。やってやるからその三文芝居止めろ。やれば良いんだろ、やれば!」
「ありがとうございます。こちらが今回の研修で担当される方のプロフィールです。それでは。」
1人残された小会議室でため息をつく。
「はぁ、また流されて受けちまった。何回このくだりやってんだよアタシは。まぁ、受けるって言っちまった以上やらないわけにもいかねぇし。だぁー、もう今回の新人めちゃくちゃしごいてやる。」