ヤンキー魔法少女の陰キャ後輩命令   作:昼風蓮人

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一限目 顔合わせ

 連絡を受け、今日!この後!先輩の魔法少女と会える!

「ふんふふふ〜ん。どんな人なんだろうな〜。」

 

教会に着き、小さな講義室へと案内される。

「もう少ししたら担当の方が来るので少々お待ちください。」

「は、はい。ありがとう…ございます。」

 

それから五分程して扉が開き、入ってきたのは

金色にそまったロングヘアー、ギラギラと光る耳のピアス達、こっちを突き刺してくるような鋭い目つき、そしてなによりも目を引くのが黒いスカジャン。どこをどう見てもヤンキーである。

 

「お前が新人研修受けにきたっていう奴か。」

「は、はい。に、新田…黒音と、い…いぃますぅ。」

「チッ。」

 

舌打ちしてきたぁ〜。怖いよぉぉ。お母さん助けてぇ〜。

 

「てめぇの研修担当をする藤原茜(ふじわらあかね)だ。一応コッチも仕事だからな。受けた以上キッチリしごいてやるから覚悟しとけ。」

「お、お手柔らかにおねがいしますぅ〜。」

 

そして藤原さんによる講義が始まった。

 

「お前にまず聞いておく。アタシ達の使う魔法の事をどこまで知ってる?」

「え、え〜と…少しテレビでみた程度なのですが…。」

「別にいい。言ってみろ。」

「なんか武器出したり炎出したりするくらいしか、わかんないです。すみません。」

「はぁ、まあそうだろうな。普通のやつなら魔法をどう使ってるかなんて気にはしねぇ。お前、さっき適性検査結果の紙渡されたてんだろ。それ見てくぞ。」

「は、はぃ。」

 

初めてきた時に受けさせられた適性検査。と言っても少し採血したりなんか機械に通された程度で何か特別なことはしてないけど。

 

「ほーん。物質創造Cに現象創造Bか。新人としては破格じゃねーの。」

「え!?私ってすごいんですか!?」

「うるせぇ。いきなり声でかくなんなよ喧しい。」

「ひぃ。す、すみません。」

「おっし、じゃあ座学始めんぞ。」

 

藤原さんが黒板に何かを書き始めた。

「まず、魔法にはおおまかに3つの種類がある。一つ目が適性に関係なく使える身体強化。名前の通りに身体能力を上げる魔法だ。簡単な例を挙げると足を速くしたりとかだな。次に2つ目、こっからが適性がないと使えない魔法なんだが、物質創造だ。こいつは魔力を使って物を作る魔法だ。例としては剣とか杖とかだな。よく言われる専用武器とされてるヤツは大体がこいつで作られてる。そして最後に3つ目が現象創造だ。これが最も適性が関わる魔法だな。炎出したり氷を作ったりはこいつにあたる。ここまでで質問あるか?」

「は、はい。えっと、その…藤原さんはその3つの魔法のどれを使えるんですか?」

「あ?アタシか。全部だよ。そこも含めてオマエの指導役に選ばれたんだからな。」

 

「身体強化と現象創造はここで使うのはわかりづらいから後でやる実技の時に見せてやる。今は一番分かりやすくて危険性の低い物質創造を見せてやる。」

 

現役魔法少女による魔法の披露!武器を出すだけとはいえ流石に興奮する!

 

そうして藤原さんが出してきたのは

「これがアタシの武器。本気狩罰怒(マジカルバット)君だ。」

どこをどう見ても鉄バットだった。

 

「へ?あの、どこをどう見てもバットです、よね?」

「あ?当たり前だろ。」

「魔法少女の武器ですよね?」

「ん、まぁ、そうだな。」

「どう考えても鈍器ですよね。」

「当たり前だろ。まぁ一発くらってみろ。想像してる程痛くねぇから。」

「え、無理です。怖いです。」

「チッ、しゃあねえなぁ。」

そう言う指を鳴らした瞬間、出てきた鎖によって拘束される。

「ヒィぃぃぃ!た"す"け"て"ぇ"ぇ"。」

「黙ってくらえ!」

パァン!と大きな音がしたが衝撃も痛みもそれ程だった。

「あ、あれ?そんなに、痛く….ない?」

鎖を解かれ振り返って先には笑顔の藤原さんがいる。

「おっし、ここからは物質創造の講義に入ってくぞ。今のタネについて教えてやる。」

身をもって体感した事のタネを教えてくれると興味がすごく湧いてくる。

「よ、よろしくお願いします。」

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